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Galaxy Watch4を使用レビュー!Androidスマホにおすすめのスマートウォッチなのか、特長や使用感から考察してみた

まーしー/家電製品総合アドバイザー
まーしー/家電製品総合アドバイザー

更新日2024/11/26

Galaxy Watch4を使用レビュー!Androidスマホにおすすめのスマートウォッチなのか、特長や使用感から考察してみた

Apple Watch Series 7よりもひと足早く、2021年9月22日に発売された「Galaxy Watch4/」

GoogleのWear OSをベースにした「Wear OS Powered by Samsung」を搭載した初めてのスマートウォッチであり、Galaxy以外のAndroidユーザーも気になっている方は多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では「Galaxy Watch4」の特長と実機レビューをまとめました。実際使用したことで分かったメリット・デメリットも紹介するので、Android向けのスマートウォッチを探している方の参考になれば幸いです。


Galaxy Watch4の特長

Galaxy Watch4の特長

「Galaxy Watch4」の特長はフィットネス・ウェルネス系に重点を置いていることです。自身の健康やセルフマネジメントを行いたい方にとっては適したスマートウォッチと言えるでしょう。

他の大きなトピックとしては、従来機種からOSを刷新しGoogleのWear OSをベースにしたことです。それにより、一部のGoogleサービスをシームレスに使えるようになったことで利便性が向上しました。

主な特長
  • 装着しても違和感の少ない軽さとシンプルなデザイン
  • 直感的なタッチ操作
  • 体組成測定機能をはじめとしたウェルネス機能が充実
  • 豊富なワークアウトメニューを搭載
  • 最高クラスの防塵防水性能

製品スペック一覧表

項目 スペック詳細
ディスプレイ (解像度)
40mm:396px × 396px
44mm:450px × 450px
(共通)
Super AMOLED(有機EL)
タッチスクリーン 対応
GPS 内蔵
モニタリング種類 体組成計
血中酸素
ストレス
心拍数
睡眠 etc.
NFC 搭載(Samsung Pay)
※日本国内では使用不可
通信規格 Wi-Fi:802.11 a/b/g/n 2.4+5GHz
Bluetooth:5.0
GPS + Cellular:4G(FDD-LTE),3G(WCDMA)
防塵防水性能 防塵:IP6X等級
防水:5ATM(5気圧, 水深50m)
バッテリー性能 最大40時間の連続使用(361mAh)
内蔵マイク 搭載
物理ボタン ホームキー
戻るキー
内蔵ストレージ(ROM) 16GB
対応OS Android 6.0以降を搭載したAndroid端末
素材 本体:アーマーアルミニウム
ベルト:シリコン
カラーバリエーション 40mm:ブラック/ピンクゴールド/シルバー
44m:ブラック/グリーン/シルバー
サイズ※ベルト除く
(幅×奥行き×高さ)
40mm:約40.4mm×9.8mm×39.3mm
44mm:約44.4mm×9.8mm×43.3mmm
重さ※ベルト除く 40mm:25.9g
44mm:30.3g
Amazon税込価格
(2021年11月15日現在)
40mm:30,609円
44mm:36,000円

Galaxy Watch4の実機レビュー

Galaxy Watch4の実機レビュー

44mmサイズ、ブラックカラーのGPSモデル「Galaxy Watch4」を用意しましたので、実際に触りながら外観や主な機能を紹介します。

パット見は以前レビューした「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」に似ているのですが、GoogleのWear OSベース使えることから高い汎用性を求めるなら「Galaxy Watch4」のほうが良いでしょう。

セット内容

Galaxy Watch4のセット内容

「Galaxy Watch4」のセット内容はご覧のとおりです。

USB Type-Aの電源アダプタは別途用意しましょう。

セット内容
  • Galaxy Watch4(本体)
  • バンド
  • ワイヤレス充電ドック
  • クイックスタートガイド

カジュアル過ぎないシックなデザイン

「Galaxy Watch4」のデザインはカジュアルすぎず、かといってチープさも感じさせない、スタイリッシュなデザインです。本体にはアーマーアルミニウム素材、ベルトにはシリコン素材がそれぞれ採用されています。

形状はHUAWEI WATCH GT 2 Proにそっくりですが、サイドボタンがフラットに近く、手首周りがスッキリ見えます。

プライベートやフィットネス時だけでなく、ビジネスシーンでも違和感なく使えるでしょう。

多種多様な文字盤デザインを用意

Galaxy Watch4のウォッチフェイス

スマートウォッチの醍醐味の1つである文字盤の着せ替えですが、「Galaxy Watch4」にも多種多様なデザインテンプレートが用意されています。HUAWEIのスマートウォッチやApple Watchと比べると、シンプルめのデザインが多いように思います。

より多くのデザインを探したい方は、Google Playから文字盤デザインのアプリをインストールすることも可能です。このような汎用性の高さも、「Wear OS Powered by Samsung」を搭載したメリットの1つです。

Google Playから直接インストール可能

Galaxy Watch4はGoogleサービスも使える

GoogleのWear OSをベースにした「Wear OS Powered by Samsung」を搭載したこともあり、Google Mapはじめとしたのサービスをシームレスに使えます。Google Playから直接「Galaxy Watch4」にアプリをインストールすることも可能です。

ただ連携用の「Galaxy Wear」、計測/記録用の「S Health」が必要となりますので、Galaxy以外のAndroid端末で使う場合はまず2つのアプリインストールから始めましょう。

注意点
「Galaxy Watch4」はiOSでは使えません。

体組成計含む健康管理に役立つ機能が充実

心拍数・血中酸素濃度・ストレスチェックなどのヘルス&ウェルネス機能も充実しています。これだけなら昨今のスマートウォッチでも搭載されていたりしますが、「Galaxy Watch4」がユニークなのは体組成計の測定もできることです。

精度がどれほどか調べる術は分かりませんが、骨格筋・体脂肪量・体脂肪率・体内の水分・BMIまで詳細が分かるため、トレーニングの推移と合わせて記録するのに役立ちます。

バッテリー容量は最大40時間の連続使用、急速充電にも対応

Galaxy Watch4の充電方法

「Galaxy Watch4」は最大40時間の連続使用ができるバッテリー容量を積んでいます。実際に使ってみた感じでも、あまり特殊な使い方をしない限りは、2日に1回充電しておけば問題ないでしょう。

もし残バッテリーに不安を抱える場面になっても、30分で10時間分のバッテリーを得られる急速充電に対応しているので、モバイルバッテリーを携帯していれば長旅でも心配いらないでしょう。

なおワイヤレス充電器にはUSB Type-Aの電源アダプタが必要です。「Galaxy Watch4」には付属していませんので、お持ちでない方は以下のような商品を別途購入して準備しておきましょう。

最高クラスの防塵防水性能

Galaxy Watch4の防水性能

「Galaxy Watch4」は防塵性能としては最高等級のIP6X、5ATM(水深50m)に耐えられる防水性能を有します。試しに近くのスポーツジムで「Galaxy Watch4」を着けたまま泳いできましたが、タッチスクリーンを無効にするウォーターロック機能もありますので、誤動作も生じず快適です。

潮の満ち引き、日の出日の入りも「Galaxy Watch4」で確認できますので、海での利用もばっちりです。

注意点
ダイビングやウォータースポーツ、急流での移動などを行う場合、本製品の使用は控えてください。本製品は、プールや海における通常の水泳などによる使用を想定して設計されています。

Galaxy Watch4を使ってみた感想

Galaxy Watch4を使ってみた感想

数日間「Galaxy Watch4」を使い続けてみて分かった使用感を紹介します。

ここまで紹介してきた以外にも、キーボード・画像データのギャラリー機能・メディアコントローラー・ボイスレコーダーなど豊富な機能を搭載していますので、使う人によってその使用感はまちまちかもしれません。

ここでは主に日常使いおよびフィットネス/ウェルネスの記録を習慣づける人が使った場合の感想として参考にしていただければと思います。

直感的なタッチベゼル操作が快適だった

「Galaxy Watch4」には一般的なスワイプ操作だけでなく、タッチベゼルという操作方法があります。

ベゼル周辺をなぞることで素早くメニュー切り替えたり、画面のスクロールがでます。特にメッセージ確認するときやGoogle Playからアプリを選ぶ時は、スワイプ操作よりも早く移動できるのが利点です。

通信環境がなくてもワークアウトができるので身軽

Galaxy Watch4は通信環境がなくてもフィットネス利用が可能

今回使用したのはGPSモデルの「Galaxy Watch4」ですが、ランニングをはじめワークアウト中は単独で記録が取れるので、携帯物を最小限にして集中することができます。

常にスマホとペアリングしておいたり、Wi-Fiと接続する必要はありません。記録は後からスマホとペアリングすれば同期されるので安心してください。

もし、ワークアウト中にもメッセージの受信やYouTube Musicなどのアプリを使いたいという方であれば、セルラーモデルを検討してください。

睡眠測定と血中酸素濃度の連携が興味深かった

Galaxy Watch4の睡眠トラッカー

iPhone 3GS時代から「Sleep Cycle」という目覚ましアプリがあるのですが、そのアプリにあるいびき検出機能が「S Health」に採用されています。(ちなみに本家の「Sleep Cycle」では寝言も記録できます)

それによって睡眠中は「Galaxy Watch4」で血中酸素濃度の計測と睡眠スコアを計測しながら、「S Health」がインストールされたスマホではいびき検出も行い、より深い睡眠トラッキングを行えるようになっています。

ホームキーと戻るキーの位置を逆にして欲しかった

Galaxy Watch4のボタン位置

至極個人的な意見になりますが、1つ前に戻る役割を上部のホームキーに割り当ててほしかったです。というのも親指よりも人差し指での操作のほうがしやすく、写真のような指の配置に慣れているからです。

Apple Watchは上部のボタンに1回押しでホーム、2回押しで1つ戻る、と同じボタンに複数の機能を割り当てているので、「Galaxy Watch4」も同様に1つのボタンに複数の操作/機能の割り当てがあればよかったなぁと感じました。

繰り返しとなりますが、あくまでも個人的な意見ですので、筆者と同様の方のみ参考にしていただければと思います。

Google PayやSuicaは欲しい

Galaxy Watch4とGoogle Pay

「Galaxy Watch4」にはNFCが搭載されているのですが、Felicaは非搭載なためSuicaなどの電子マネーは使えません。

またGoogle Payはアプリ自体はインストールできるもののクレジットカードの設定ができません。2021年11月現在、日本がWear OSのGoogle Pay開放の対象国ではないのがその理由だと思いますが、もし日本でも使えるようになったとしても「Wear OS Powered by Samsung」がGoogle Payに対応するかは分かりません。

無ければないで不自由はしないものの、「Galaxy Watch4」にも決済機能があればスマートウォッチとしてより完璧に近い存在になったかもしれません。

Android向けのスマートウォッチとしてはもう一歩欲しいかも

Galaxy Watch4の実機レビュー

「Galaxy Watch4」は比較的フィットネス/ウェルネスに特化されており、Apple WatchのAndroid版スマートウォッチを探している方にとっては少し物足りないかもしれません。加えて、フィットネス/ウェルネス特化のスマートウォッチを探している方にとっては、HUAWEI WATCH FITのような高コスパ製品も存在するだけに、「Galaxy Watch4」だと割高に感じるかもしれません。

しかし、GoogleのWear OSをベースにした「Wear OS Powered by Samsung」を搭載しているからこそ、今後のソフトウェアアップデート次第ではAndroid向けスマートウォッチの最有力候補に躍り出るポテンシャルを持っています。(特にGoogle Payの対応)

現状はGalaxy端末ユーザー、スポーツバンドらしくない洒落たスマートウォッチを探している方におすすめのスマートウォッチだと思います。

スマートウォッチは試してから購入できる

「実生活に本当に必要なものなのか確認したい」
「つけ心地や機能・性能がどんなものなのか試してみたい」
そんな方にはスマートウォッチのお試しレンタルがおすすめです。

カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、スマートウォッチのレンタルも提供しています。

レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。

[レンタル] ウェアラブル端末 一覧 – Rentio[レンティオ]

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