AfterShokzのAEROPEX実機レビュー!長時間利用も快適なワイヤレスの骨伝導イヤホン
更新日2022/12/20
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耳を塞ぐことなく、頭蓋骨を振動させることで音を伝える骨伝導イヤホン。数ある骨伝導イヤホンメーカーの中で、2020年の骨伝導型マイク付きヘッドホン(ヘッドセット)ジャンル(日本国内)において売上台数1位、販売台数シェア81.2%を誇るのが「AfterShokz(アフターショックス)」です。
昨今ではリモートワークの普及により、デスクワーク用のヘッドセットとして利用を検討している方も少なくないと思います。
そこで、この記事ではAfterShokzで最も人気のある「AEROPEX(エアロペクス)」の特長と実機レビューを紹介します。
もくじ
AfterShokz AEROPEXの特長
「AfterShokz AEROPEX」は2019年度のグッドデザイン賞、オーディオビジュアルアワードVGPの金賞を2年連続(2020,2021)で受賞した耳を塞がないオープンイヤーデザインの骨伝導イヤホンです。
見た目のデザイン、イヤホン性能、それらを1つの製品にまとめたプロダクトとしての完成度が非常に高い製品だと言えるでしょう。
「AfterShokz AEROPEX」のスペックも確認しながら、その特長を確認してみましょう。
ワイヤレスの骨伝導イヤホン
「AfterShokz AEROPEX」はワイヤレスタイプの骨伝導イヤホンです。ワイヤレスレンジ約10mの範囲内であれば、スマホやPCにBluetooth接続したまま移動することもできます。
Bluetoothのバージョンは5.0、対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPという仕様で音楽だけでなくハンズフリーの通話機能にも対応しています。
ケーブルが絡みつくこともありませんので、かばんから取り出すときもスムーズです。
小型で計量
「AfterShokz AEROPEX」の重さは約26gしかありません。完全ワイヤレスイヤホンと比べれば少々重いかもしれませんが、バックバンドタイプのヘッドホンのような形状からすれば非常に軽く感じます。
耳を塞がない開放感と耳の負担に感じない軽さで、長時間利用でも快適に使用することができます。
最長8時間のバッテリー稼働
軽くコンパクトながら、「AfterShokz AEROPEX」は最長8時間の連続再生ができるバッテリーを搭載しています。
使わずに置いておくだけなら、待機時間はおよそ10日間まで持ちます。
充電時間も約2時間と短時間でフル充電できますので、外出時に携帯するイヤホンとしてもおすすめです。
デュアルデバイス同時接続に対応
「AfterShokz AEROPEX」は「マルチポイントペアリング」の機能、つまりデュアルデバイス同時接続ができるイヤホンです。業務中に利用する際は、ぜひとも活用したい機能と言えます。
予めスマホとPCとそれぞれ接続しておけば、着信やオンライン会議する際にスムーズな切り替えができるようになります。
IP67の防塵防水性能
「AfterShokz AEROPEX」にはIP67相当の防塵防水性能がありますので、室内だけでなくスポーツや野外活動時でも問題なく使うことができます。
ただし、長時間浸水させたり、直接噴流に強い耐性があるわけではありませんので、水泳での利用やシャワー時の利用にはあまりおすすめできません。あくまでも精密機械ですので、使用環境には十分気をつけて取り扱ってください。
- IP6X:完全な防塵構造(防塵性能で最高等級)
- IPX7:水面下15㎝〜1mに30分間没しても水が浸入しない
製品スペック一覧表
「AfterShokz AEROPEX」の製品スペックを一覧表にまとめました。
仕様項目 | スペック |
---|---|
ワイヤレスレンジ | 約10m |
通話機能 | あり |
バッテリー容量 | 145mAh 連続使用時間:最大8時間 連続待機時間:約10日間 |
通信規格 | Bluetooth 5.0 |
防塵防水性能 | IP67 |
対応コーデック | SBC |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約13.5cmx16.9cmx9.36cm |
重さ | 約26g |
カラーバリエーション | コズミックブラック ブルーエクリプス ルナグレー ソーラーレッド |
公式税込価格 | 19,998円 |
AfterShokz AEROPEXの実機レビュー
実際に「AfterShokz AEROPEX」を使って感じた装着感や操作性、音質などを紹介します。
筆者にっとえ初めての骨伝導オーディオ体験でしたが、その使い心地は非常に良いものでした。一度は開放感のある骨伝導イヤホンを試すことをおすすめします。
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セット内容
「AfterShokz AEROPEX」に同梱されるセット内容は以下のとおりです。
どうしても外音を遮断したい場合は、付属するイヤープラグ(耳栓)を使うとノイズキャンセリングのような遮音効果を得られます。
- AfterShokz AEROPEX 本体
- マグネット充電ケーブル×2
- シリコンバッグ
- イヤープラグ(耳栓)
- ユーザーガイド
快適な装着感
筆者はイヤホン(カナル型/インナーイヤー型)やヘッドホンを使うと耳の中が湿り痒くなってしまうので1時間以上つけっぱなしにすることが出来ない体質なのですが、「AfterShokz AEROPEX」はその悩みを見事に解消してくれました。
こめかみの圧迫感もなく製品の重さもほとんど感じないため、作業に集中していると付けていることを忘れてしまうくらいの快適さがありました。(人によっては少し側圧が気になるかも)
パーカーを着るとフードに引っかかる感じがありますので、服装には少し気をつけたほうがストレスフリーで使えると思います。
「AfterShokz AEROPEX」を付けて30分くらいジョギングもしましたが、外れたりズレる心配は全くありません。多少ズレても音楽は聞こえてきますので、あまり気にすることがありませんでした。
防水性能もしっかりしているので、汗をかいても軽く水洗いできるのも評価できるポイントです。
ペアリングは簡単だが、操作性は改善点あり
「AfterShokz AEROPEX」は3つの物理ボタンを使って操作します。音声案内やビープ音で設定内容を確認することができますが、慣れるまでユーザーガイドは手放せないでしょう。
ペアリングは「音量+ボタン」を5秒間長押しするだけで簡単です。iPhone、Android、MacBookいずれでも試しましたが、デバイス接続はスムーズに行うことができました。
単純に音楽を聞くだけなら非常にシンプルに使える製品ですが、イコライザーの切り替えや通話機能などの活用も考えている方もいることを考えると、簡易な作りでも専用アプリを用意してくれたほうが便利なように思いました。
以下表に操作方法と機能を一覧にしましたので参考にしてください。
ボタン | 操作 | 機能 |
---|---|---|
マルチボタン | 1回押し | ・再生/一時停止 ・電話を受ける/切る |
2回押し | ・(音楽再生時)次の曲にスキップ ・(音楽停止時)最後に発信した番号にリダイヤル |
|
3回押し | ・(音楽再生時)前の曲にスキップ | |
2秒間長押し | ・(通話時)割り込み着信に応答 ・(着信時)着信拒否 ・音声ダイヤル |
|
音量+ボタン | 2秒間長押し | ・電源オン |
3秒間長押し | ・電源オフ | |
5秒間長押し | ・ペアリングモード | |
音量+/-ボタン | いずれか1回押し | ・(音楽再生時)音量調整 ・(音楽静止時)バッテリー残量チェック |
同時に2秒間長押し | ・(通話時)ミュート | |
同時に3秒間長押し | ・イコライザーの切り替え | |
音量+/マルチボタン | 同時に3秒長押し | デュアルデバイス同時接続に対応 ①同時に3秒間長押し ②1つ目の端末とペアリング ③電源をオフにする ④音量+ボタンを5秒間長押ししてペアリングモードにする ⑤2つ目の端末とペアリング ⑥電源をオフにして完了 |
音質はクリアで良好
ヒップホップ、ロック、クラシック、ポップス、ジャズ、SONYのお試し用ハイレゾ音源など色々聴きましたが、想像以上にクリアな音質でした。
より深みのある低音と、より少ない振動の両立を可能にした「PREMIMPITCH 2.0+」と呼ばれる振動ユニットが搭載されているようですが、低音よりも中音域から高音域のレンジが良かったです。
ジャズのウッドベースやドラム、ヒップホップのビートのような低音域(重低音)が強めの音楽だと、振動が目立ち少しこそばゆくなります。気分によってはあえてビートの強い音楽にして、振動と一緒に楽しむこともできるのでおすすめです。
イコライザーの切り替え(音量+/-ボタンを同時に3秒長押し)はデフォルトと切り替えの2段階になっており、切り替えすると演奏のボリュームが小さくなり、ボーカル部分がクリアになりました。より静かな環境だとイコライザー切り替えをしたほうが、心地よく音楽を聴けると思います。
音漏れや騒音エリアでの利用について
骨伝導イヤホンで気になる音漏れですが、「AfterShokz AEROPEX」を使った限りではインナーイヤー型のイヤホン(AirPods etc.)と変わらない程度なので、節度ある音量にしておけば店内や車内での利用も問題ないでしょう。
一方で騒音の大きいエリアだと音が聞こえにくくなりました。騒音75dB前後の大通りで「AfterShokz AEROPEX」を付けながら歩いたり走ったりしたのですが、耳が開放されている分、車のエンジン音や排気音もバンバン入ってくる感じです。
とはいえ、音量調整をすればほとんどの場所で問題なく利用できますので安心してください。
充電方法
「AfterShokz AEROPEX」は専用のマグネット充電ケーブルを使って充電します。
音楽停止状態で音量ボタンを押すと残バッテリーを4段階(充電されています/およそ半分です/残りわずかです/充電してください)で知ることができますので、残バッテリーが少なくなったらUSB-Aタイプの電源アダプタもしくはパソコンのUSBポートに差し込んで充電してください。
充電時間は約2時間程度になります。
快適なオーディオ体験が魅力のワイヤレス骨伝導イヤホン
「AfterShokz AEROPEX」は耳も頭も開放されているのにイヤホンを付けているように音楽を楽しむことができるので、装着感の良さから得られる快適なオーディオ体験に魅力がある製品です。
防塵防水性能とチタンフレームによって頑丈な作りになっているので、バックパックのフックやサイドポケットに乱雑に入れて持ち歩きやすいのも個人的に嬉しいポイントでした。
スピーカーで開放的に聴きたいけど周囲の環境によってイヤホン/ヘッドホンで我慢している方、長時間のイヤホン利用が苦手な方は、ぜひ一度ワイヤレス骨伝導イヤホン「AfterShokz AEROPEX」を利用を検討してみるべきだと思います。
骨伝導イヤホンはお試しレンタルがおすすめ
実際の付け心地や音質、音漏れ具合などを調べてから検討したい方には骨伝導イヤホンのレンタルをおすすめします。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、骨伝導イヤホンのレンタルを提供しており、他にもレンタルできるヘッドホン・イヤホンも拡充しております。
借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできますので、まずは自宅で試してから購入判断をしてはいかがでしょうか。
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