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AirPods Pro(第2世代)をレビュー!AirPods Pro(第1世代)との比較、違いや進化したポイントなどを徹底解説

ハロニー
ハロニー

更新日2024/07/29

AirPods Pro(第2世代)をレビュー!AirPods Pro(第1世代)との比較、違いや進化したポイントなどを徹底解説

アクティブノイズキャンセリングイヤホンのパイオニアとも言える「AirPods Pro」。

発売当初はあまりの人気ぶりで、数ヶ月の間入手困難となりました。

そんなAirPods Pro(第1世代)の販売から3年、「AirPods Pro(第2世代)」が発売されました。

AirPods Pro(第1世代)ですらかなり強力だったノイズキャンセリング性能が最大で2倍になり、まさに魔法のような静けさを生み出します。

また、「H2チップ」にパワーアップし、自身がいる環境に合わせてノイズを除去しながら外音を取り込めるようになり、これまで以上に自然に周囲の音を取り込むことが可能になりました。

まさに最強となった「AirPods Pro(第2世代)」を詳しくレビューしていきます。

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ノイズキャンセリング性能がAirPods Pro(第1世代)の2倍に

AirPods Pro(第2世代) ノイズキャンセリング性能がAirPods Pro(第1世代)の2倍に

AirPods Pro(第2世代)のノイズキャンセリング性能は、AirPods Pro(第1世代)のなんと2倍の性能にパワーアップし、超強力なノイズキャンセリングとなっています。

AirPods Pro(第2世代)を耳に装着した瞬間に、まるで耳栓をしているかのような音の静けさに襲われます

それは、電車に乗っていても、街中でも、一瞬で静寂を生み出します。

最近は音楽だけでなく動画コンテンツを電車などの大きめな騒音の中で視聴することもあるかと思います。

そんな時、走行音がうるさくて肝心のセリフを聞き逃してしまったりなんてことはないでしょうか?

僕もAirPods Pro(第1世代)の時は、そんな経験が多々ありました。

しかし、AirPods Pro(第2世代)は電車の中でも一言一句逃さないほどノイズキャンセリング性能が高く、AirPods Pro(第1世代)のノイズキャンセリング時が、まるでノイズキャンセリングしていない状態に聞こえるほど、第2世代のノイズキャンセリングは強力です。

H2チップに進化し音質が向上

AirPods Pro(第2世代) H2チップに進化し音質が向上

Appleのオーディオ製品に組み込まれている「Hシリーズ」のチップ。

AirPods Pro(第2世代)には、最新の「H2チップ」が搭載されています。

そのH2チップに合わせて、AirPods Pro(第2世代)ではドライバとアンプが再設計されました。

AirPods Pro(第1世代)の音質は原音に近いサウンドを再現しているため、他社のイヤホンに比べて音質に特徴がなくあまり評価されることがありませんでした。

しかし、普段からAirPods Pro(第1世代)を使用している筆者は、AirPods Pro(第2世代)のサウンドを聴いた瞬間にこれまで聞こえてこなかった音が聞こえるようになり驚きました

低音域と高音域、そのどちらも解像感が上がり、音に包まれている感覚がAirPods Pro(第1世代)よりもあります

また、ドライバが変わったことにより音圧も上がったように感じます。

実際に、AirPods Pro(第1世代)とAirPods Pro(第2世代)を同じ端末に接続し聴き比べた時に、端末側の音量は同じなのに音が大きく感じます。

普段からAirPods Pro(第1世代)を使用している方であれば、音質のアップグレードを感じることができると思います

外音取り込みは適応型環境音除去に進化

AirPods Pro(第2世代) 外音取り込みは適応型環境音除去に進化

H2チップのもう一つの機能として、外音取り込み機能がパワーアップしました。

AirPods Pro(第1世代)の外音取り込み機能は外の音をそのまま集音し耳に届けるものでしたが、AirPods Pro(第2世代)は毎秒48,000回のノイズ除去を行うことで、工事現場の音やサイレンなどの非日常的なノイズを低減したまま外の音を取り込む「適応型環境音除去」機能が追加されました。

ですが、実際に工事現場の近くでAirPods Pro(第2世代)の外音取り込み機能を使用してみましたが、適応型環境音除去を感じることは難しかったです。

一方で、外音取り込み機能自体は確実に進化しています

AirPods Pro(第1世代)の時から外音取り込みは他社のイヤホンと比較しても群を抜いて素晴らしかったのですが、さらにその技術は上がり、より自然に聞こえるようになりました。

こういった意味でも、適応型環境音除去は気づかないところで機能しているかもしれません。

上下スワイプで音量の調節が可能に

AirPods Pro(第1世代)では感圧センサーと呼ばれる特殊なセンサーがイヤホンの先に搭載されており、長押しすることでノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替え、1回押し込むことで再生/停止、2回押すことで曲送り、3回押すことで曲戻しができます。

しかし、日常的に多く使用する音量の調整がAirPods Pro(第1世代)ではできませんでした

AirPods Pro(第2世代)ではタッチセンサーが新たに搭載され、感圧センサー部分を上下にスワイプすることで音量の調節が可能になりました。

AirPods Pro(第2世代) 上下スワイプで音量の調節が可能に

精度はかなり高く、一度も操作ミスすることなく音量の調節が可能です。

MagSafe充電、Apple Watchの充電器にも対応

AirPods(第3世代)の際にMagSafe充電対応のケースを選択できるようになりましたが、AirPods Pro(第2世代)の充電ケースもMagSafe充電に対応しました。

さらには、Apple Watchの充電器でもワイヤレス充電できるようになりました。

これにより旅行や出張時の充電類を減らすことができるようになりました。

充電ケースにストラップ穴とスピーカーが搭載

AirPods Pro(第1世代)と比較して大きさなど見た目に大きな変化はありませんが、側面と底面に変化があります。

これまでは、カラビナ付きのカバーなどを使用することでリュックやポケットにAirPods Proを取り付けることができましたが、AirPods Pro(第2世代)の側面にストラップを通す穴ができました。

AirPods Pro(第2世代) 側面にストラップを通す穴

これにより、AirPods Pro(第2世代)単体でも鞄などに取り付けられるようになりました。

また、本体底面にはスピーカーが搭載されました。

AirPods Pro(第2世代) スピーカーが搭載

充電時に「ピンッ」という音が鳴るので、ワイヤレス充電時なども充電されていることを確認することができます。

ケースにU1チップ搭載で探すアプリで正確に探すことが可能

ケースに「U1チップ」が組み込まれたことにより、iPhoneなどの「探す」アプリで正確な場所を把握できるようになりました

AirPods Pro(第2世代) ケースにU1チップ搭載で探すアプリで正確に探すことが可能

「探す」アプリからAirPods Pro(第2世代)を選択することでサウンドをならすことができるので、部屋の中でAirPods Pro(第2世代)が見当たらなくても、音を鳴らすことで見つけることが可能になります

ノイキャンONでも6時間、ケース込みで30時間

AirPods Pro(第2世代) ノイキャンONでも6時間、ケース込みで30時間

AirPods Pro(第1世代)の連続再生時間は1 回の充電で最大 4.5 時間の音楽再生と、他社のイヤホンと比較して劣っている部分がありました。

しかもこの数値は新品時の数値であり、2019年の発売直後に購入した筆者のAirPods Pro(第1世代)は2時間ほど使用していると電池がなくなってしまうなんてこともありました。

AirPods Pro(第2世代)では、 1 回の充電の連続音楽再生時間が最大6時間に伸び、ケース込みだと最大30時間になりました。

長時間の音楽鑑賞や動画の視聴であっても耐えられるバッテリーです。

XSサイズのイヤーチップが追加

AirPods Pro(第1世代)のイヤーチップの種類は、S、M、Lでしたが、AirPods Pro(第2世代)にはXSサイズが加わり、全4種類のイヤーチップのサイズ展開となりました。

AirPods Pro(第2世代) XSサイズのイヤーチップが追加

イヤーチップのサイズが合っていないと音質にも影響されるので、耳が小さい方などは嬉しいですよね。

せっかくなら、XLもあったらよかったかもしれないですね。

AirPods Pro(第1世代)のカバーやイヤーチップを使用できるのか

AirPods Pro(第1世代)を既に所持している方は、同じカバーやサードパーティ製のイヤーチップが使用できるか気になりますよね。

カバーについてですが、サイズが同じなのでAirPods Pro(第1世代)ものはそのまま使用できます

スピーカー部分は塞がれてしまいますが、サウンドには全く影響は出ませんでした

しかし、カバーに入れてしまうと一部のMagSafe充電器では充電できなくなってしまうので注意が必要です。

また筆者はAirPods Pro(第1世代)の時に、AirPods Proに付属されているイヤーチップは薄く密着度が低いので遮音性がそこまでないので、「AZLA SednaEarfit Crystal for AirPods Pro」を使用していました。

こちらのイヤーチップも問題なく使用でき、付属のイヤーチップより密着度が上がるのでより音質も向上し遮音性も高くなりました。

AirPods Pro(第2世代) AirPods Pro(第1世代)と同じイヤーチップは使用可能

AirPods Pro(第2世代)とAirPods Pro(第1世代)との違いまとめ

AirPods Pro(第2世代)とAirPods Pro(第1世代)との違いまとめ

ここまで、AirPods Pro(第2世代)の特徴を中心に紹介してきました。

前述している内容でもいくつかAirPods Pro(第1世代)との違いを紹介してきましたが、詳細部分をまとめて紹介します。

項目 AirPods Pro(第2世代) AirPods Pro(第1世代)
搭載チップ H2チップ
U1チップ(ケース)
H1チップ
イヤホンタイプ カナル型の完全ワイヤレス(左右分離型) カナル型の完全ワイヤレス(左右分離型)
ノイズキャンセリング アクティブノイズキャンセリング
外部音取り込みモード
適応型環境音除去
アクティブノイズキャンセリング
外部音取り込みモード
マイク デュアルビームフォーミングマイク
+内向きのマイク
デュアルビームフォーミングマイク
+内向きのマイク
空間オーディオ パーソナライズされた空間オーディオと、ダイナミックヘッドトラッキング 対応
アダプティブイコライゼーション 対応 対応
連続使用時間
(音楽再生時)
・イヤホン単体:最大6時間
・充電ケース込:30時間
・イヤホン単体:最大4.5時間
・充電ケース込:24時間以上
充電方法 ・USB-C to Lightningケーブル
・MagSafe充電器、Apple Watchの充電器、Qi規格の充電器
・USB-C to Lightningケーブル
・MagSafe充電もしくはQi規格のワイヤレス充電
操作方法 感圧センサーをつまんで操作
タッチコントロールで音量調節も可能
感圧センサーをつまんで操作
ドライバー 専用の高偏位Appleドライバ 専用の高偏位Appleドライバ
接続方式 Bluetooth 5.3 Bluetooth 5.0
対応コーデック SBC
AAC
SBC
AAC
防水性能 耐汗耐水性能(IPX4):AirPods Proと充電ケース IPX4(充電ケース除く)
カラーバリエーション ホワイト ホワイト
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
イヤホン:約21.8mm×24.0mm×30.9mm
充電ケース:約60.6mm×21.7mm×45.2mm
イヤホン:約21.8mm×24.0mm×30.9mm
充電ケース:約60.6mm×21.7mm×45.2mm
重さ イヤホン:約5.3g(イヤーチップ込)×2
充電ケース:約50.8g
イヤホン:約5.4g(イヤーチップ込)×2
充電ケース:約45.6g
公式税込価格
(2022年9月現在)
39,800円(税込)

ここで注目すべきは、Bluetoothの規格が「Bluetooth 5.3」に対応している点です。

「Bluetooth 5.3」は、遅延も少なく接続も安定している規格になります。

また、Bluetooth 5.3は「LE Audio」規格に対応しており、より低遅延で高音質なオーディオの提供が可能になります。

最新のiPhone 14シリーズも同様に「Bluetooth 5.3」に対応しているので、AirPods Pro(第2世代)で新たな音楽体験が得られるかもしれないです

AirPods Pro(第2世代)の気になるポイント:ハイレゾに対応していない

AirPods Pro(第2世代)の気になるポイント:ハイレゾに対応していない

AirPods Pro(第2世代)の気になるポイントとして、ハイレゾ音源に対応していない点です。

H2チップやドライバの進化により確実に高音質になりましたが、ハイレゾには対応していません。

Apple Musicはハイレゾ音源に対応している曲も増えてきている中で、AirPods Pro(第2世代)で対応してこなかったのは疑問が残ります。

前述しているように、AirPods Pro(第2世代)はBluetooth 5.3となっているため、もしかすると空間オーディオのようなアップデートがあるもしれません。

ノイキャン最高クラスのBose QuietComfort Earbuds IIとの比較

AirPods Pro(第2世代)の購入検討をしている方の中には、ノイズキャンセリング性能が高いと言われているBose QuietComfort Earbuds IIも候補としてお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでAirPods Pro(第2世代)とBose QuietComfort Earbuds IIの両機を徹底比較してみました。

詳しくはこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

AirPods Pro(第2世代) Bose QuietComfort Earbuds II
ノイズキャンセリング性能 Lose Win
音質 Lose Win
外音取り込み Win Lose
操作性 Draw
バッテリー持ち Win Lose
装着感 Draw
カスタマイズ性能 Lose Win
サイズ感 Win Lose
マイク性能 Win Lose
デバイス切り替え Win Lose
遅延 Draw
公式税込価格
(2022年12月現在)
Lose (39,800円) Win (36,300円)

どちらも5勝5敗3分けの引き分けという結果になりました。

ノイズキャンセリング性能や音質に注目すればBOSE QuietComfort Earbuds IIですが、iPhoneユーザーの方や日常使いに便利なのはAirPods Pro(第2世代)だったりします。

AirPods Pro(第2世代) vs BOSE QuietComfort Earbuds II!ノイキャン最強2機種を徹底比較 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

AirPods Pro(第2世代)は買いなのか

AirPods Pro(第2世代)は買いなのか

AirPods Pro(第2世代)の特徴やアップデート内容を中心に紹介してきました。

そこで気になるのが、AirPods Pro(第2世代)買いなのか?、またAirPods Pro(第1世代)から乗り換えるメリットとはあるのか?というところです。

あくまでも筆者の考えですが、初めてAirPods Proを購入するのであればAirPods Pro(第2世代)は間違いなく買いです

ノイズキャンセリング性能は群を抜いて高いですし、外音取り込み機能はまるでイヤホンをしていないかのような自然な聴き心地です。

iPhoneをはじめ、Apple製品との連携は非常に快適で、Apple製品を複数台所持している場合はAirPods Proを購入するメリットは大いにあります。

iPhone SEから始まる便利なエコシステム

また、AirPods Pro(第1世代)からの乗り換えですが、こちらも乗り換えを検討しても良いと考えます

筆者は毎日のようにAirPods Pro(第1世代)を使用してきましたが、AirPods Proの癖のない音色は長時間音楽鑑賞していても疲れにくく、非常に好みでした。

AirPods Pro(第2世代)になってもバランスの良い音はそのままで、解像感が上がっているのでよりAirPods Proの音質が好きになりました

AirPods Pro(第1世代)発売から3年経った今、バッテリーの持ちも悪くなってきている方もいると思われます。

発売当初に購入した方は、AirPods Pro(第2世代)への乗り換えを検討してみても良いと思います。

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オーディオ製品はお試しレンタルがおすすめ

実際の付け心地や音質を知ってから検討したい方にはワイヤレスイヤホンのレンタルをおすすめします。

家電レンタルのRentio(レンティオ)では、ヘッドホンイヤホンをレンタルでお試しでき、借りた製品が気に入った場合そのまま購入することもできます。

多数のメーカーおよび製品を取り扱っておりますので、まずはレンタルで試してみてから購入判断をしてはいかがでしょうか。 イヤホン・ヘッドホン_バナー

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