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三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10を炊飯レビュー!手頃で高品質なIH炊飯器

まーしー/家電製品総合アドバイザー
まーしー/家電製品総合アドバイザー

更新日2023/01/31

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10を炊飯レビュー!手頃で高品質なIH炊飯器

かまどや土鍋での炊飯工程が理想とされ、それを炊飯器で実現しようと各メーカーが製品開発を進めて久しいですが、三菱電機は少し違ったアプローチを取っています。

ほとんどのメーカーがフラッグシップ機に圧力IHを採用しているのに対し、三菱電気は圧力を使わずにかまどご飯の再現にチャレンジしています。

そこで、この記事では三菱電機のフラッグシップモデル「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」のレビューを紹介します。

これでま圧力IH炊飯器のフラッグシップモデルをいくつか使ってきた筆者の視点から、「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」を使ってみた感想も率直にお伝えしようと思いますので、参考になれば幸いです。

本炭釜 KAMADO NJ-AWB10の特長

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10の特長

「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」の特長は圧力を使わずに炊き上げる大火力かまど構造と純度99.9%の炭素材料削り出しの内釜にあります。

圧力IHと比較して劣らない火力を持ちつつ、圧力IH炊飯器と比べてコンパクトで軽量なサイズ感に収まっています。

主な特長
  • 圧力をかけずに炊き上げるIH炊飯機
  • 内釜は純度99.9%の炭素材料削り出し
  • 最大消費電力1,400Wの大火力かまど構造
  • 全国50銘柄別の炊飯モードを搭載
  • 15通りの食感に炊き分け可能
  • 日々のお手入れが簡単な構造

製品スペック一覧表

項目 スペック詳細
炊飯容量 5.5合(0.09L~1.0L)
加熱方式 連続沸騰+八重全面加熱
内釜 本炭釜
内釜洗米 可能
保温時間 24時間
たべごろ保温は12時間
白米の炊飯メニュー ・炊分け名人(14通りの炊き分け)
・銘柄芳潤炊き(全国50銘柄)
・エコ炊飯
・まとめ冷凍用
・うま早/お急ぎ
・無洗米
・おこげ
・炊き込み
・おかゆ
・中華粥
・麦飯芳醇
・麦飯
その他の炊飯メニュー ・発芽米
・分づき米
・玄米
・長粒米
消費電力
(炊飯時)
1400W
保温時は500W
コードの長さ 約1.0m
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約285mm×320mm×249mm
※ふた開け時高さ478mm
重さ 約5.8kg
Amazon税込価格
(2021年2月1日現在)
53,333円

本炭釜 KAMADO NJ-AWB10の実機レビュー

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10の実機レビュー

三菱電機の「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」の実機を手にとって、ネットやカタログでは分かりにくいサイズ感や操作性などを確認していきます。

自宅の環境で使ってみて食べてみて合うかどうか、お試しレンタルの利用も検討してみてください。

[レンタル] 三菱 本炭釜 KAMADO NJ-AWB10-B [黒曜] 5.5合炊き IHジャー炊飯器 – Rentio[レンティオ]

利便性の高いセット内容

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10の便利な同梱物

付属品のしゃもじは自立式で、計量カップは1合(180)と半合(90)の使い分けができる仕様です。

米びつに残った中途半端なお米も半合ごとに計量できるので、使い勝手が良いです。

セット内容
  • KAMADO NJ-AWB10(本体)
  • しゃもじ
  • 計量カップ
  • 取扱説明書/メニュー集

コンパクトなサイズ感

フラッグシップモデルの炊飯器には重厚さを感じるデザイン/設計をよく見かけますが、「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」は“おひつ”をイメージしたかのような丸みを帯びたデザインが可愛らしいです。

他メーカーはフラッグシップモデル炊飯器に圧力IHを採用していますが、「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」は圧力機構を搭載していないため、サイズは幅285mm×奥行320mm×高さ249mm、重さは約5.8kgと比較的小型です。

操作内容が分かりやすい大画面液晶を搭載

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10の液晶ディスプレイ

本体上面にはバックライトを搭載した液晶ディスプレイが備わっています。

ボタン表示とディスプレイ内のフォントサイズも大きいので、見やすく確認しやすいです。

表示内容も分かりやすいので、説明書を読まなくてもある程度の操作方法/設定方法は把握できると思います。

純度99.9%の炭素材をから削り出した本炭釜

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB1

「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」の一番のストロングポイントとなるのが、純度99.9%の炭素材をから削り出した羽釜形状の本炭釜です。

「炭」はIHと瞬時に反応する素材のようで、炭」がまるごと発熱体となり、内釜全体が一気に発熱します。

大熱量と炭ならではの遠赤効果によってお米全体を包み込み、お米の芯までしっかり火を通すことによって少量でも炊きムラをおさえて、一粒一粒ふっくら炊き上がる構造のようです。

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB1の構造

釜底は中央部に厚みを持たせた凹凸形状で中央部から気泡がより多く発生します。

それによって熱対流が起こしお米を踊らせることで、一粒一粒をよりふっくら炊き上げます。

三菱電機ではこれを「泡昇り釜底」としています。

注意点
公式サイトでは「従来の金属と異なる素材を使用しているため、強い衝撃が加わると破損する場合があります。耐衝撃性は、一般の陶器や土鍋と同程度です。素材の特徴ですので、大事にお取り扱いください。」と記載があります。
購入時に付帯する3年保証も内釜内面コート(フッ素加工)が対象となるため、割れやヒビが入らないように取り扱いに注意しましょう。

シンプルな構造でお手入れ簡単

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10のお手入れのしやすさ

圧力機構がないことで、構造のシンプルさ・お手入れのしやすさは「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」の魅力の一つです。

二重の内ぶたもワンタッチで簡単に取り外し可能で、一つ一つは薄いので洗いやすく手入れが楽です。

本炭釜 KAMADO NJ-AWB10で白米を炊飯してみた

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10で炊いてみた

「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」で新潟県のブランド米である「進ノ介」を炊いてみましたので、使用感や炊きあがりのご飯を味わってみました。

内釜洗米ができて楽

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB1は内釜洗米できる

純度99.9%の炭素材で作られた特別な内釜とはいえ、内釜でそのまま洗米できるので助かります。

本炭釜の内側表面は構造的にコーティングが剥がれにくいため、三菱電機調べによると“白米2合を500回研ぐ毎に米と水を取替え、100万回洗米”しても大丈夫な耐久性を有するようです。

炊飯時間は平均ぐらい

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10の液晶ディスプレイ

「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」の炊飯時間は特別早いわけでも遅いわけでもなく平均的です。

「進ノ介」の銘柄選択をした上で炊きあがりをかために指定した炊飯時間で49分です。

蒸気レスで使いやすい

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB10の実機レビュー

大火力の炊飯の割に、本体から出てくる蒸気は少ないです。

天井のあるカップボードやキッチンボードに置いて炊飯する場合でも、蒸気が少ないので周辺手入れも楽になります。

連続沸騰による炊きあがりを実食!

炊きあがりのご飯を見ると、一粒一粒がふっくらと立っています。

ご飯をほぐす際に底面の米の状態も見てみましたが、圧力IH炊飯器でしばしば見るような煮崩れは確認できませんでした。お米への火のとおりとしては適切で、完成度の高い仕上がりに感じました。

ただ、実際食べてみるとお米の甘さや旨さを十分感じられましたが、かためで炊いた割には若干やわらかめ(水分多め)だったかもしれません。

そのせいか冷えたご飯はちょうどよい食感で、美味しく感じました。お弁当用やおにぎりにおすすめです。

扱いやすいハイスペック炊飯器

三菱電機の本炭釜 KAMADO NJ-AWB1実機レビュー

「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」はコンパクトなサイズ感、大きな液晶画面、豊富な炊飯メニュー、本炭釜による高度な炊飯システムと非常にバランスが良い製品です。

まさに、手軽さと高い質を兼ね備えた扱いやすいフラッグシップ炊飯器と言えるでしょう。

価格面も他社のフラッグシップモデルと比べると手頃なため、ぜひ一度自宅でお試ししてみることをおすすめします。

高級炊飯機は試してから購入できる

「高い買い物だったのにお米の美味しさが期待以下だった」
「購入前に置き場所や使い勝手が合っているか知りたい」
など炊飯器の購入/買い替えは慎重に判断したいところ。

カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、炊飯機のレンタルも提供しています。

レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。

[レンタル] 炊飯器 一覧 – Rentio[レンティオ]

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