Anker「MACH (マッハ) V1 Ultra」使用レビュー。スチーム・水拭き・吸引の1台3役を こなす最新“コードレス水拭き掃除機”の実力を検証

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充電機器やロボット掃除機などで有名なAnker(アンカー)が発表した新発想の掃除家電が、「MACH (マッハ) V1 Ultra」。
従来のスティック掃除機、電動モップ、スチームクリーナーの機能を1台に集約した新しいジャンルの“コードレス水拭き掃除機”です。
先行販売の段階ですでに予約が殺到している大注目の「マッハ V1 Ultra」。今回発売前にお借りして試すことができたので、その実力を詳しくレビューしていきたいと思います。
もくじ
Anker「MACH (マッハ) V1 Ultra」の特徴
2023年1月、Anker(アンカー)が発表した新しい掃除家電ブランドが「MACH (マッハ)」シリーズ。
「マッハ V1 Ultra」は、スチーム・水拭き・吸引の1台3役をこなすだけでなく、ブラシの自動洗浄・乾燥まで可能なオールインワンの掃除家電です。
まずは、そんなマッハ V1 Ultraの特徴から詳しくご紹介しましょう。
スチーム&オゾン水で床を除菌
「マッハ V1 Ultra」の1つ目の特徴が、目に見えない床の汚れまでキレイにできるスチーム&オゾン水清掃。
独自のコードレスSteamWave™テクノロジーによって約20秒で110℃のスチーム※1を発生させ、床面に噴射することでこびりついた汚れまで浮かせて除去してくれます。
スチームに加えて、Eco-Clean Ozone™テクノロジーでオゾン水を生成。床の除菌※2までできるので、小さなお子さんがいるお家も安心です。
※1 ボイラーのスチーム出口付近の温度。
※2 テュフ ラインランドの試験結果に基づく。表面の硬い床を掃除した場合。実際の結果は掃除環境によって異なる可能性があり、全ての菌を除菌できるわけではありません。
吸引と水拭きが同時にできる
「マッハ V1 Ultra」2つ目の特徴が、吸引と水拭きを同時にできるスマートモードです。
16,800Paのパワフルな吸引力で、大きなゴミから微細なホコリまでしっかり吸引。水拭き中は常に清潔な水でブラシの汚れを洗いながら、キレイな状態で拭き掃除ができます。
また水拭きと同時に床の送風乾燥もしてくれるので、水分残りが少なく乾拭きも不要です。
ホコリや髪の毛、床にこぼした液体、油汚れまで、一度で一気に掃除できてしまうなんてありがたいですね。
自動洗浄・乾燥で衛生的
「マッハ V1 Ultra」は、掃除後にボタンを押すだけで自動洗浄・乾燥ができるセルフクリーニング機能も搭載しています。
自動で専用洗剤を投入しながらモップを洗ってくれるので、水拭き後は汚水タンクに溜まった水を捨てるだけでOK。
さらに乾燥も温風でしっかり乾かせるので、 気になる生乾き臭の心配もありません。
「マッハ V1 Ultra」と「マッハ V1」の違い
「MACH (マッハ)」シリーズには、今回使用する「マッハ V1 Ultra」のほかに「マッハ V1」もラインナップされています。
マッハ V1は、スチームと急速床乾燥機能を省くことで約1kg軽量化したモデル。吸引・水拭き・自動洗浄機能は共通なので、スチーム機能が不要な方はこちらを選ぶのも良いでしょう。
機能比較表
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マッハ V1 Ultra | マッハ V1 | |
スチーム | ○ | × |
水拭き・吸引 | ○ | ○ |
モップ自動洗浄・乾燥 | ○ | ○ |
急速床乾燥 | ○ | × |
サイズ (高さ×幅×奥行) | 約117.8×27.8×25.4cm | 約117.8×27.8×24.0cm |
重量 | 約5.7kg | 約4.8kg |
連続稼働時間 | 最大82分 | 最大40分 |
バッテリー容量 | 7400mAh | 3800mAh |
販売予定価格 (税込) | ¥119,900 | ¥79,990 |
※2023年2月時点の価格
Anker「マッハ V1 Ultra」を実際に使って検証
それでは実際に「マッハ V1 Ultra」を使って掃除をしながら、清掃力や操作感、稼働音について検証していきましょう。
浄水タンクに水を入れ、付属のフロアクリーナーをタンクに投入したら、準備完了です。
◎ スチーム掃除で想像以上の汚れが…!
まずはスチームモードを使ってみます。
スチーム準備中はこのようにヘッドの赤いライトが徐々に点灯していきます。
トリガーを引くとスチームが連続噴射されます。スチームは約15分連続使用できるので、フロア全体を十分に掃除可能です。
毎日ロボット掃除機で掃除をしているフロアを、スチームで掃除してみると…
こんなに汚い水が…!
それなりにキレイだろうと思っていたので、掃除後の水の汚さに衝撃を受けました。
マッハ V1 Ultraで家中掃除をしてみると自分が想像していた以上に汚れた水が取れるので、ぜひ一度お試しあれ。
◎ 吸引&水拭きでどんな汚れも一回で掃除可能
続いて、吸引&水拭きのスマートモードを検証。
あえて床にゴミ(コーヒー粉)と液体(ケチャップ)を撒いた状態で掃除をしてみます。
ゴミも液体も一発でキレイに!
最初は「床がケチャップまみれになったらどうしよう…」と少し不安でしたが、通過した瞬間にキレイになっているのを見て本当に驚きました。
他にもいろいろな種類のゴミでも試してみましたが、問題なく掃除成功!
ゴミの種類を問わずなんでも気にせず吸わせていいのは楽ですね。
なお、乾燥してこびりついた液体汚れだけはスマートモードでは落としづらかったので、スチームモードがおすすめです。
◎ お手入れは自動洗浄・乾燥で楽ちん
掃除後はボタンを押すだけで自動洗浄・乾燥してくれるので、本当に手間なく楽に使えました。
実際の洗浄の様子はこんな感じです。
汚水タンクもまるごと水洗いできるので、楽にお手入れできました。
ちなみに、先ほどのスマートモード検証のときはブラシからケチャップの香りが漂ってきたのですぐに自動洗浄しました。自動なので気軽にブラシを洗えるのはありがたいですね!
※なお、あまりに臭いの強いものや色の濃いものだと自動洗浄で落としきれない場合もあるそうです。よほどの場合は取り外して手で洗うようにしましょう。
○ 稼働音は意外にも普通
吸引力がパワフルで水も使うので、音もかなりうるさいのでは…?と思いきや、意外にも稼働音は普通のコードレス掃除機と同じくらいに感じました。
トリガーを押してターボモードにするとやはり少しうるさくはなりますが、そこまで気になるほどではありませんでした。
常識的な使用環境であれば、まったく問題にならない程度の稼働音かと思います。
○ 操作感は自走式でスムーズ
ブラシが回転する自走式のため、掃除中は軽く押すだけで本体が前に進みます。
引くときや方向転換のときには少し力がいるのですが、広い場所を掃除しているぶんにはスムーズに操作ができました。
また、手元操作もボタンが少ないので「なんとなく」で操作することができます。日本語の音声案内もわかりやすいですね。
△ 大きく重い…細かい動きや持ち運びには不向き
マッハ V1 Ultraを使って感じた最大のデメリットが、大きさと重さ。
家具の下や階段など細かい場所を掃除するのは至難の業で、実際にやってみるとこんな状態に…。
さらに、マッハ V1 Ultraは約5.7kg(マッハ V1でも約4.8kg)とただでさえ重いのに、浄水タンク820mlぶんの水の重さも加わるので、1階から2階への持ち運びはとても大変でした。
使用環境によって向き不向きがありそうで、2階建て以上の戸建てよりはマンションや平屋にお住まいの方におすすめの掃除機だと感じました。
「マッハ V1 Ultra」で掃除をアップデート
スチーム・水拭き・吸引の1台3役をこなす「マッハ V1 Ultra」。
今回実際に試してみて、1台あればどんな汚れもまるごとキレイにできて、自動洗浄・乾燥でお手入れの手間もないのは快適な掃除体験でした。
オゾンやスチームのライトの演出など細かい部分まで作りこまれていて、最新家電好きの人にもたまらない一台に仕上がっています。
ぜひ注目の最新掃除家電「マッハ V1 Ultra」を手に入れて、あなたのお家の掃除もアップデートしてみては?