パナソニックのセパレート型コードレス掃除機 MC-NS10Kをレビュー!清潔&快適に使いたい人に最適な一台
公開日2023/02/27
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グッドデザイン賞や推し家電大賞など、数々の賞を受賞しているパナソニックのコードレススティック掃除機MC-NS10K。
従来の商品と大きく違うのは、掃除機本体ではなく充電ドックに吸い取ったごみを溜めておけるという点。
それも本体からドックへのごみの移動は自動でやってくれるというのです!
はたしてその機能がどれほど便利なのか―――?
充電のもちや吸引力など、コードレススティックを選ぶときに重視したい基本的なところもしっかりチェックしつつ、その使用感をレポートします。
もくじ
パナソニックのコードレススティック掃除機MC-NS10Kの特徴
「清潔」「快適」「ラク」を実現する機能が満載のMC-NS10K。
まずは主な機能と特徴を見てみましょう。
充電しながらゴミを自動で収集するクリーンドック
MC-NS10Kの充電ドックは、画像のようにスティック本体を立てて収納するタイプ。
掃除後、ドックに収納するとスティック内のごみを自動で収集し、ドック内の紙パックに蓄積していきます。
紙パックの交換はだいたい50日に1度が目安。
頻繁にごみ捨てをしなくていいので、ほこりや花粉に敏感な方は特には快適に使えそうです。
ナノイーXで除菌・脱臭。気になるにおいを抑える
ドック内の紙パックにたまったごみは、毎回ナノイーXで除菌、脱臭※。
頻繁にごみを捨てなくても気になるにおいを抑え、清潔に保ちます。
※ 紙パック内において、除菌は約4時間後の効果、脱臭は約3日後の効果。
※ [紙パック内の除菌効果]試験機関:(株)テクノサイエンス 試験方法:紙パック内において布に付着させた菌数を測定 抑制の方法:ナノイーを放出 対象:付着した菌 試験結果:4時間で99 %以上抑制 試験成績書発行年月日:2021年7月5日 試験成績書発行番号:21070134-002
※ [排気のゴミ臭の脱臭効果]試験機関:パナソニック(株)プロダクト解析センター 試験方法:250 LのBOX内において排気をにおい袋に捕集して6段階臭気強度表示法により検証 脱臭の方法:ナノイーを放出 対象:生ごみ臭(家庭じんあい・ペット毛) 試験結果:臭気強度1.0低減 試験成績書発行年月日:2021年7月26日 試験成績書発行番号:R21HM005。
ダストボックスを無くし、スリム&軽量化を実現
スティック本体にダストボックスがないので、1本の棒のようにスリムで軽いのも特徴。
スティッククリーナー全体の重さは1.5kgですが、重心が低く、手元部分の重量は0.45kg。
軽くて取り回しがしやすい設計になっています。
髪の毛がからまりにくい「からまないブラシ」搭載
掃除機にまつわる大きな悩みは、ノズルのブラシにからみついた髪の毛やペットの毛のお手入れ。
MC-NS10Kは、「からまないブラシ」というパナソニック独自のブラシを搭載。
従来の製品に比べて99%以上※からみつかないという優れものです。
さらにブラシ部分だけじゃなく、ローラー部分もからみにくい特殊加工を施されており、お手入れの負担が軽減されています。
※ Panasonic調べ【試験方法】人毛(長さ20cmと40~45cm)を1サイクル0.25gとし、3畳のフローリングにまき「強」「自動」運転で掃除機をかける。これを10サイクル行う。【試験結果】1サイクル後の回転部のブラシへの絡みつく毛量が1%以下 ●毛の太さや長さ、ペットの種類によってからむ場合があります。
パナソニックのコードレススティック掃除機 MC-NS10Kの外観とパーツ
通常、本体のスティック部分についているダストボックスを充電ドックに備えつけることで、シンプルでスリムな外観と軽さを実現したMC-NS10K。
各パーツの構造をチェックしてみましょう。
クリーンドック
こちらがクリーンドックと呼ばれる充電台。
大きさは134×282×417mmです。
スティッククリーナーをセットするのも、持ち上げたりする必要はなく、すべらせるようにノズル部分を戻して立てかければ固定されます。
ドックの上部が開閉するので、ここから紙パックをセットします。
最大0.8リットル分のごみが収集できます。
掃除機本体
ハンドル、本体、ノズルと3つのパーツに分かれます。
大きさはすべて組み立てた状態で幅213×奥行130×長さ1030mm。
ハンドル部分を外し、本体とノズルだけにするとハンディクリーナーに。
この状態で長さは540mmくらいです。
本体内部には吸い取ったごみを一次的に集めるフィルターケースがあり、容量は0.05Lほど。
ここに集められたごみは、充電時にクリーンドックに吸引されます。
ハンドル部分は持ち手やグリップなどはなく、リレーのバトンのような太さのシンプルな棒です。
引っ掛かりがないので持ち上げたりするには片手だと力がいります。
すべらせるように使う時は、バッテリーなど重い部分は下に集まっていて手元の重さはほとんどなく、軽い使い心地です。
ノズル
ノズルは床用ノズルと隙間用ノズルの2種類。ブラシノズルやふとんノズルなどはありません。
床用ノズルの大きさは、横21cm×縦8cm×高さ5cm。わりと厚みがあります。
隙間用ノズルは15.5cm×2.5cm。先端の幅は1cmです。
パナソニックコードレススティック掃除機 MC-NS10Kの基本操作
シンプルな外観ですが、機能は充実。基本的な操作を一通りチェックしてみましょう。
取り出しから充電まで片手でサッと
スティック上部にはボタンが2つ。
電源ボタンと吸い込む強さを切り替えるボタンです。
電源を入れた時の状態はAUTOモードなので、強い吸込力で掃除したいときは電源下のスイッチでAUTOからHIGHに切り替えます。
掃除が終わったらそのままドックへ戻すと、自動的に集塵と充電が始まります。
この集塵時の音はそこそこ大きく、HIGHモードで掃除をしている時より大きい音がします。
集塵は20秒ほど続くので、夜間など大きな音を出したくないときは、ドックの集塵口下にあるボタンを3秒以上押すと自動集塵機能を一時的に止めることができます。
目に見えないゴミをお知らせするクリーンセンサー
ゴミを検知するとランプが赤く点滅し、きれいになると青ランプが点灯します。
目に見えるゴミだけじゃなく、花粉など微細なハウスダストまで検知してくれるので安心。
クリーンセンサーの感度は3段階で設定でき、点灯がわずらわしい時は感度を下げ、念入りに掃除したい方は感度を上げる、といった使い分けができます。
一回の充電でどのくらい連続使用できる?
フル充電での連続使用時間は、床用ノズル使用時でAUTO運転で10分~15分、HIGH運転で約6分です。
充電に3時間かかることを考えると、運転時間がちょっと短いかなという気がします。
一人暮らしなどコンパクトな住宅や、サブ機としての使用に適した一台です。
ハンディクリーナーとして
ハンディクリーナーとして使うときは、スティック上部のハンドルを取り外すだけ。
この状態では吸込力の切り替えができず、HIGH運転のみになるので、連続使用時間は6分程度になります。
車内の掃除などをするにはちょっと短いかもしれません。
パナソニック MC-NS10Kを実際に使ってみた
2週間ほど、毎日の掃除でMC-NS10Kを使ってみました。
日頃からコードレススティック派でこれまで4機種使ってきたので、リアルユーザーとしての細かいポイントもしっかりチェックします。
肝心の吸引力は?
コードありの掃除機に比べるとやはりパワーでは劣りがちなコードレススティック掃除機。
とはいえ、髪の毛やほこり程度の軽いごみなら問題なく吸えるものがほとんどです。
MC-NS10Kで吸い取ったごみの量を見る感じでは、ほこりや髪の毛などはいつも使っているスティック掃除機(国内メーカーのサイクロン式)と同じくらいでしたので、吸引力は平均的なところかなと思います。
一方、砂や砂糖といった重さのある粉末は、コードレススティック掃除機のパワーだと吸い残しが起こりがちです。
そこで重曹をまいて吸い残しがどのくらいあるのか、試してみました。
やはり吸い残しが多く、何度かノズルを往復させてようやく吸い込むといった感じです。
そしていったんは吸い込んだのですが、スイッチを切るとノズルから吸い取った重曹がパラパラとこぼれてきました。
ごみを一時的にためておく場所が筒状なので、逆流を防ぐ弁のようなものはあるものの、細かくて重さのあるごみは隙間から落ちてきてしまうようです。
吸い取るパワーは一定程度あるようですが、ごみが逆流しやすい構造なのは難点。
屋外のスポーツをやっていて泥や砂を持ち込みやすい家庭にはパワー不足かもしれません。
壁際の吸い残しはないか
隙間用ノズルではなく普通の床用ノズルで、壁際まで吸い残しなくきちんと吸い取ってくれるのかも気になるポイント。
MC-NS10Kはノズルの前方が薄く、ブラシが壁際ギリギリまで届く構造になっているので、隅まできちんとごみを吸ってくれました。
ノズルの可動域は?
ノズルの可動域は家具と家具の隙間や、家具の足回りの掃除のしやすさを左右します。
モーターがハンドル部分に近いタイプはノズルまわりがすっきりしていて可動域が広いですが、モーターが下についているタイプはやはりノズルまわりが太くなり、可動域も狭め。
MC-NS10Kのノズルも可動域はあまり広くなく、最大で左右45度くらいまでといったところ。
ノズルの後方には支えのためのパーツがついていて、狭いすきまに入っていきづらい形状になっています。
また家具の下の隙間などの掃除では、スティックを寝かせるとノズルが浮きやすく、吸い込みが甘くなります。
ハンドルをしっかりねじるようにするとノズルが床に密着します。
音の大きさは?
モーターの動作音は一般的な掃除機の範疇かなという印象ですが、床用ノズルのブラシの回転音が大きいのがやや気になりました。
お手入れのしやすさは?
紙パックの交換は50日に1度とのことなので、ごみ捨ての頻度は低いです。
ただ、吸引力をキープするにはフィルターケースのお手入れが重要。
2週間毎日使ったあとのフィルターケースは、すでにこんな状態です。
細い筒状のところにほこりがびっしりついているので、細い棒のようなものでかき出すか、水洗いして落とす必要があります。
紙パックの交換よりも、こちらのお手入れのほうが頻度も高く、大変そうだなと感じました。
ただ、ノズルのブラシに髪の毛がからまないのは感動的で、2週間使っても髪の毛はまったくからみついておらず、この通りきれいな状態。
ブラシのお手入れはけっこうやっかいなので、これはうれしいポイントです。
パナソニックのコードレススティック掃除機 MC-NS10K 総評
自動集塵など、ほかのコードレススティック掃除機にはないユニークな機能を持つMC-NS10K。
使ってみて良かった点、イマイチだった点をまとめます。
自分に合った掃除機選びの参考にしてみてください。
◎とにかく気軽に掃除機がかけられる
充電ドックから取り出して掃除をして充電ドックへ戻す、という一連の動作がとてもスムーズ。
面倒くささが一切ないので、掃除機をかけることへの気持ち的なハードルがぐんと下がります。
しっかり時間をかけて掃除する使い方より、気になるたびにちょこちょこ頻繁に掃除する使い方に向いています。
手元も軽く、力の弱いご高齢の方にも最適。
〇ごみを頻繁に捨てなくていい
ダストボックス式はごみを捨てるときにほこりが舞いやすく、花粉やほこりに敏感な方にはかなりのストレスです。
MC-NS10Kは紙パック式なので捨てるときにほこりが立ちにくく、紙パックの交換頻度も低いので、ごみを捨てるのがストレスという方にはおすすめ。
〇シンプルですっきりした見た目
充電ドックはある程度の大きさはありますが、白一色のシンプルなシルエットで、部屋の中に置いておいても悪目立ちせず、部屋の雰囲気になじみやすいデザインです。
掃除機の収納スペースが取れない方や、出し入れが面倒なので部屋の中に据え置きしたい方には、このすっきりした見た目も嬉しいですね。
△充電ドックの集塵音が大きい
充電ドックがごみを吸引するときの音はかなり大きく、20秒ほど続きます。
気軽に頻繁に使えるタイプの掃除機だからこそ、充電ドックに戻すたびにこの騒音が響くのはやや難点かもしれません。
あまり気になる場合は集塵を一時的に止めるスイッチもありますが、毎回それを押してから掃除機をドックに戻すことになるので、それはそれで手間が増えます。
△純正紙パックの購入が必要
紙パック式なので当たり前ですが、純正の紙パックの購入が必要になります。
純正の紙パックAMC-U2は、10枚入りで税込み620円~(2023年2月現在)。
交換目安は50日ということなので、10枚あれば1年半はもちます。
コスト的にはあまり気になる額ではなさそうです。
パナソニックのコードレス掃除機はお試しレンタルできる
コードレス掃除機は、重さ、集塵方法、吸引力、連続使用時間など、様々な要素の掛け合わせで自分にとって最適な一台は変わるもの。
買ってから「ちょっと違うな」となるのは避けたいですよね。
そんな方におすすめしたいのがお試しレンタルです。
家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、 様々なメーカーのコードレススティック掃除機をレンタルできます。
レンタル期間中に気に入った製品があればそのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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