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今や現代の三種の神器とも呼ばれるロボット掃除機。
ロボット掃除機の普及率も高まっているなか、そろそろ導入しようと思っているお家も多いのではないでしょうか。
そんなときに気になるのがロボット掃除機の口コミですよね。
とくに「意外と吸わない」「角や隅の掃除残しが気になる」「うるさい」「お手入れが大変」など、ロボット掃除機購入で後悔した方のマイナス口コミは気になるものだと思います。
そういったロボット掃除機のマイナス面やデメリットは、内容によっては機種選びやお家の環境を整えることで対策できるので、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
そこで今回は、上位モデルのロボット掃除機「DEEBOT X1 OMNI」とエントリーモデルの「DEEBOT N10」の2機種を実際に使って、ロボット掃除機のマイナス口コミで多いデメリットは事実なのか?を実機検証してみました。
検証でわかった対策や機種選びのポイントについても解説しますので、ロボット掃除機購入を検討中の方は参考にしてみてください。
もくじ
「買って後悔…」ロボット掃除機の気になるマイナス口コミ
ロボット掃除機を実際に購入した方の口コミを調べてみると、「もっと早く購入すればよかった」「ロボット掃除機最高!」といった絶賛の口コミが多い一方で、「意外と使えない…」「買って損した」という低評価の口コミも数多く見られます。
とくに格安で販売されているマイナーなメーカーのロボット掃除機やエントリーモデルのロボット掃除機では、悪い口コミも多い印象。実際にあったのが、こちらのような内容です。
★☆☆☆☆ 1.0
3LDKですが、日によって掃除してくれない部屋があったり、同じところばかり掃除して終了したりで使えませんでした。
上の機種にした方がいいですね
(Rentio レビューより)
★☆☆☆☆ 1.0
全然掃除してくれず勝手に終了し、都度大きい音で吸引するのがとてもストレスだった
(Rentio レビューより)
★★☆☆☆ 2.0
基本的にガンガンぶつかるので床に物を置いとくことができない
椅子など全て移動させないといけないので思いの外面倒でした
(Rentio レビューより)
★☆☆☆☆ 1.0
最初に届いた商品は不良品で動かないし、2台目は掃除の度に絨毯の端をゲバ立たせて羽根が絡まって止まる。さらにマンションの低い玄関框を落下するし、巾木の角になったところを破壊してめくって行く。
ウチを破壊されながら1年も使用することは出来ないので2ヶ月目に返却。あまりに安価な物は怖いということを学んだ。
(Rentio レビューより)
…こんな内容の口コミを見てしまうと、ロボット掃除機導入には慎重になってしまいますよね。
こういったロボット掃除機のデメリットは解決が難しいものもありますが、中には機種選びで避けられるものや環境を整えることで対策できるものもあります。
ロボット掃除機で後悔しないためにも、事前にデメリットを知って必要に応じて対策しておくことが大切です。
ロボット掃除機の口コミで多いデメリットを実際に検証!
それでは、ロボット掃除機の口コミの中でとくに多い気になるデメリットについて、実機を使って検証していきたいと思います。
今回検証にご協力頂いたのは、2023年3月に25周年を迎えたロボット掃除機のグローバルブランドECOVACS(エコバックス)社です。
口コミ検証機の紹介
エコバックスのロボット掃除機DEEBOT(ディーボット)シリーズの中で、今回検証機として使用させて頂くのは、最上位モデルの「DEEBOT X1 OMNI」とエントリーモデルの「DEEBOT N10」です。
それぞれの特徴について、かんたんにご紹介します。
最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
※取扱店舗:家電量販店、エコバックス公式楽天市場、エコバックス公式Yahooショッピング、エコバックス公式Amazon、エコバックス公式ストア
「DEEBOT X1 OMNI」は、吸引と水拭きの同時清掃が可能なだけでなく、ゴミの収集からモップの洗浄・乾燥まですべて自動の高機能モデルです。
- 全自動クリーニングステーション
- 5000Paの吸引と加圧回転式のパワフルな水拭き清掃
- 障害物回避システム「AIVI 3D」
- 最先端マッピング技術「TrueMapping2.0」
- AI音声アシスタント「YIKO」
- デザイン性と機能性を兼ね備えたおしゃれな外観
エントリーモデル「DEEBOT N10」
※取扱店舗:家電量販店、エコバックス公式楽天市場、エコバックス公式Yahooショッピング、エコバックス公式ストア
「DEEBOT N10」は、2023年3月20日に発売された最新のエントリーモデルです。エントリーモデルとはいえ、吸引・水拭きの同時清掃や最上位モデルと同様のマッピングシステムなど妥協のない性能が魅力です。
- 最先端マッピング技術「TrueMapping2.0」
- 高性能な吸引+水拭き清掃
- 最大300分の長時間連続稼働
- 抗菌フィルター搭載
それでは、実際に2機種を使ってロボット掃除機の口コミを実機検証していきましょう!
口コミ1「掃除に時間がかかる」
とくに格安ロボット掃除機だと「同じ場所をウロウロして効率が悪い」「掃除に時間がかかりすぎる」という悪い口コミが多く出てきます。
こういった口コミのほとんどが、ランダム走行タイプのロボット掃除機。壁に当たると方向転換をして部屋の中をさまざまな角度から掃除をするので、掃除に時間がかかります。
短時間で掃除を済ませてほしいなら、おすすめは直進走行タイプ。直線的な動きで部屋の中を折り返しながら効率的に掃除することができます。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
今回使用する「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」はどちらも直進走行タイプのロボット掃除機。
5㎡程の1部屋を掃除するのにどのくらいの時間がかかるのか?掃除中の走行ルートとともに検証していきます。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIは、5㎡程の1部屋を約5分で掃除完了しました。
動画では実際の掃除の様子とアプリのマップを並べて走行ルートを検証しているのですが、まず壁際をぐるりと一周掃除したあと真ん中部分を折り返しながら効率的に清掃できていることがわかります。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10のほうが少し早く、5㎡程の1部屋を約4分40秒で掃除完了しました。
こちらも壁際を一周掃除したあとに真ん中部分を折り返しながら走行していて、効率的に清掃できています。
【検証結果】直進走行タイプなら短時間で効率的に清掃可能
直進走行タイプの「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」は、どちらも1㎡1分程で掃除できることがわかりました。
間取りや家具の多さにもよりますが、家具の少ない部屋であればそこまで時間はかからずに掃除できそうです。
なるべく短時間で効率的に掃除を終わらせたいなら、直進走行タイプのロボット掃除機を選ぶのがおすすめです。
口コミ2「細かい場所の掃除残しがある」
ロボット掃除機だと細かい場所の掃除残しがあるといった内容も、よくデメリットとして挙げられます。
たしかにロボット掃除機は走行した場所だけを掃除するものなので、ロボットが入れない狭い隙間や低い家具の下まで掃除できるわけではありません。また、丸い形状のロボット掃除機の場合だと部屋の隅など苦手なエリアもあります。
どうしても掃除しきれない細かい場所は自分で掃除する必要があるということは理解しておきましょう。
とはいえ、実際の環境でどのくらい掃除ができるのかは気になるところ。ロボット掃除機が苦手と言われるエリアの清掃テストをしてみました。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
今回はこちらの5か所に疑似ゴミ(コーヒー粉)を設置して、「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で清掃テストをしてみました。
ロボット掃除機が苦手とするこれらのエリアをどのくらいキレイに掃除することができるのでしょうか?
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIでは、部屋の隅や壁際など若干の掃除残しがあったものの、大部分を掃除することができました。
残ったゴミも次回の掃除でキレイに掃除できたので、毎日スケジュール設定していれば掃除残しはほとんど気にならないでしょう。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10では、部屋の隅や家具の脚周りに若干の掃除残しがありましたが、こちらもほぼすべてのゴミを掃除することができました。
掃除能力が低いと思われがちなエントリーモデルですが、十分満足できるレベルと言えそうです。
【検証結果】多少の掃除残しはあるが大部分を清掃可能
今回の検証では、ロボット掃除機が苦手とするエリアでも大部分の掃除が可能ということがわかりました。
実際の環境で2機種を毎日使っていても、狭い場所で立ち往生することもほとんどなく隅々までしっかり掃除してくれていました。
使用した「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」がどちらも直進走行タイプのロボット掃除機で、ランダム走行タイプと比べると掃除残しが少ないことも要因かもしれませんね。
なお、隅々までちゃんと掃除できたか心配な方には、アプリの掃除結果マップでどこからどこまで掃除できたか確認できるマッピング機能搭載のロボット掃除機もおすすめです。
口コミ3「床に物があると掃除できない」
一般的なロボット掃除機のデメリットとして多く挙げられるのが、床に落ちている物を吸い込んでしまうので掃除前に自分で床を片付けなきゃいけないのが面倒といった内容。
実際の口コミでも「床に落ちている布を吸い込んで止まってしまう」「吸い込んだコードを引きずったまま進んで断線させてしまった」なんて声がありました。
とくに格安ロボット掃除機でこの吸い込み問題が多い印象ですが、障害物回避機能搭載のロボット掃除機なら床の物を避けて賢く掃除することができます。実機でテストしてみましょう。
障害物回避機能搭載の「DEEBOT X1 OMNI」で検証
障害物回避機能搭載の「DEEBOT X1 OMNI」で検証するのは、こちらの5種類。
- 白いコード
- 黒いコード
- ハンカチ
- 靴下
- Tシャツ
いずれもロボット掃除機が吸い込んだり引きずったりしやすいものです。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
動画を見ると障害物を避ける賢い動きに驚くのではないでしょうか?
DEEBOT X1 OMNIは障害物回避機能を搭載しているため、上手に床の物を避けながら走行できています。
【検証結果】障害物回避機能搭載のロボット掃除機がおすすめ
実際に検証してみた結果、障害物回避機能のある「DEEBOT X1 OMNI」なら床に落ちている物を避けて掃除できることがわかりました。
床に物が多いお家やコードの巻き込みが心配な方は、障害物回避機能を搭載したロボット掃除機を選ぶといいでしょう。
口コミ4「段差を登れない」
ロボット掃除機で階段の掃除ができないことは当然なのですが、少しの段差で行き来できなくなるのは不便ですよね。
一般に1~2cm程度の段差であれば問題なく乗り越えられるロボット掃除機が多いのですが、格安ロボット掃除機だと「ちょっとした段差に引っかかって止まる」といった口コミも。
段差の乗り越え性能は機種によって違いますが、実際にどのくらいの段差であれば乗り越えられるのか検証してみました。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
木の板を重ねて約1.0cm・1.6cm・1.9cm・2.5cmの段差を作り、乗り越えられるかどうかを検証しました。
なお、今回はモップを取り付けず吸引清掃のみでテストしました。水拭き清掃時は乗り越えられる段差が低くなりますのでご注意ください。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIでは約1.9cmまでの段差は問題なくクリアできましたが、2.5cmになると乗り越えられませんでした。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10も同様で、約1.9cmまでの段差を乗り越えることができました。
【検証結果】多少の段差なら問題なし・高めの段差はスロープを作る方法も
検証の結果、1~2cm程度のちょっとした段差なら「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」どちらも問題なく走行できることがわかりました。
2cmくらいの段差がクリアできれば、厚手のカーペットやジョイントマットへの乗り上げ、部屋間の移動などは問題なさそうですね。
部屋の間に高めの段差がある場合は、スロープを作る方法もあります。
スロープの角度によっては乗り越えられないこともあるので調整が必要になりますが、DIYが得意な方でしたら試してみるのもおすすめです。
口コミ5「カーペットの素材によっては掃除できない」
カーペットやラグを敷いているお家だと、ロボット掃除機で掃除できない場合があるといった口コミも多く挙げられていました。
毛足の長いラグやモコモコのカーペットを吸い込んで止まったり、薄手のマットをめくって引っかかってしまったり、素材によって苦手な敷物があるようです。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
今回は、こちらの2種類の素材の敷物を用意して検証してみました。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIでは、素材の違う厚手の敷物にうまく乗り上げて掃除することができました。
DEEBOT X1 OMNIにはカーペット上で自動で吸引力をアップする機能も搭載されているので、厚手のカーペットの掃除にはぴったり。繊維の間に数粒のゴミが残ったものの、ほとんどを吸引することができました。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10も同様で、厚手の敷物に乗り上げて掃除可能でした。
こちらもカーペットで吸引力をアップする機能を搭載していて大部分を掃除できましたが、DEEBOT X1 OMNIに比べるとやや掃除残しが多かった印象です。
【検証結果】敷物は素材によって掃除可否が異なる
今回の検証では、2種類の敷物を上手に掃除することができました。
ただし、敷物の素材やロボット掃除機の機種によっても異なるので、実際にお家で使ってみないとわからない部分になりそうです。
もしお家の敷物に乗り上げられなかった場合は、カーペット用のテープなどで床に固定することで対策が可能。
もしくはアプリのマップから進入禁止設定ができる機種なら、最初から敷物のエリアを進入禁止にしておく方法もあります。
口コミ6「水拭きでカーペットや畳を濡らしてしまう」
最近人気なのが吸引と同時に水拭きができるロボット掃除機。ですが、水拭きできるのはフローリングのみという点には注意が必要です。
床の素材を検知してカーペットや畳を自動で回避する機能を搭載しているロボット掃除機もありますが、機種によってはそのまま乗り上げてカーペットを濡らしてしまうことも。
お家にフローリング以外のエリアがある場合は、慎重に機種選びをしたほうが良さそうです。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」は、どちらもカーペット自動回避機能がついていて水拭き時にはカーペットや畳を自動回避できるロボット掃除機です。
実際の水拭き時の動きを動画で検証してみました。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIには本体後方に2つの回転モップがついていますが、半分くらい乗り上げたら自動で後退してカーペットを回避するため、モップがカーペットを濡らしてしまうことはありません。
アプリのマップから水拭き禁止エリアの設定もできるので、万が一ロボットが自動で回避できない素材だったとしても安心して使えますね。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10も後方にモップパッドがついていますが、こちらもカーペットのエリアを検知すると自動で後退して避けてくれます。
アプリのマップから水拭き禁止エリアの設定もできますので、心配な方は事前にマップの設定をしておくと安心です。
【検証結果】カーペットや畳を自動回避できるロボット掃除機がおすすめ
検証の結果、「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」はどちらもカーペットを濡らさずにフローリングだけを上手に水拭きできました。
床の素材が全面フローリングのお家はそれほど気にする必要はありませんが、フローリングだけでなくカーペット・畳などがあるお家では水拭き時のカーペット自動回避機能つきのロボット掃除機を選ぶのがおすすめです。
アプリのマップから水拭き禁止エリアを設定できるマッピング機能も搭載しているとさらに安心ですよ。
口コミ7「掃除音がうるさい」
在宅時間が長い方の場合、掃除中の音がうるさいといったデメリットも多く耳にします。
掃除中はテレビの音が聞こえづらくなったり、寝ている間に掃除設定したら音で目が覚めてしまったりと、使用時間が難しいですよね。
気になる掃除音はどのくらいなのか?動画と騒音計で検証してみます。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」は、吸引力を静音・標準・最大・最大+の4段階で調整できます。
すべてのモードの稼働音を検証しましたので、実際の動画でご確認ください。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIの静音・標準モードは想像以上に静かで、同じ部屋にいてもそこまで気になるほどではありませんでした。
吸引力の高い最大・最大+モードだとやはり音が大きいため、外出時に使うのが良さそうに感じました。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10も同様で、静音・標準モードまでは在宅時でも使えそうなレベル・最大・最大+モードだと在宅時には少し厳しそうかな…といった感じでした。
【検証結果】静音モード搭載のロボット掃除機がおすすめ
検証の結果、吸引力やモードによっては掃除音はそこまで気にならないことがわかりました。
ロボット掃除機によっては吸引力の調整ができないものもありますので、音が気になる方は静音モード搭載のロボット掃除機を選ぶのがおすすめです。
ただし、最近人気の自動ゴミ収集機能はどの機種も収集時の音が大きいので、使用時間帯には注意が必要です。
自動ゴミ収集機能はスマホアプリからON/OFFの設定ができるので、ライフスタイルに合わせて設定しておくといいでしょう。
口コミ8「家具にガンガンぶつかる」
とくに衝突防止センサーがない格安ロボット掃除機で起こりやすいトラブルですが、「大切な家具や壁にぶつかって傷がついた」「観葉植物の鉢植えを倒してしまった」という口コミもありました。
衝突防止機能のあるロボット掃除機でも、搭載されているセンサーの種類や家具の形状・色によっては認識しづらいこともあるようです。
そこで今回は複数種類の家具を用意し、どんな動きをするのかを検証してみました。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証するのは、こちらの5種類。
色や種類の違う家具でも、強い衝突を避けることはできるのでしょうか?
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIは、家具への当たり方が非常にソフト。
車の自動運転技術にも使われるD-ToF距離測定センサーと障害物検知用のカメラを搭載していて、家具を認識してギリギリまでゆっくりと走行。家具にぶつかったときもバンパーセンサーで検知しすぐに後退する動きをしています。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10にもD-ToF距離測定センサーとバンパーセンサーが搭載されています。
動画を見ると、家具を検知すると減速しながら近づいてソフトに当たっている様子がわかりますね。
【検証結果】衝突防止センサーや実際の動作の様子は要チェック
「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」では、どちらも家具の当たり方がソフトでガンガンぶつかる様子はありませんでした。
衝突防止センサーの有無はもちろんですが、実際の掃除の様子を動画などで確認しておくと安心ですね。
口コミ9「お手入れがめんどくさい」
ロボット掃除機自体のお手入れが意外と面倒というデメリットもよく挙げられています。
たしかに毎回のダストボックスのゴミ捨てや定期的なブラシのお手入れは面倒ですよね。
また水拭きができるロボット掃除機だと、水の入れ替えやモップ洗浄などお手入れの手間も増えてしまいます。
最近では、自動でゴミ捨てやモップ洗浄を済ませてくれる機種も人気を集めています。お手入れの手間を省きたい人におすすめの機能です。
「DEEBOT X1 OMNI」で検証
DEEBOT X1 OMNIは、自動ゴミ収集・自動モップ洗浄&乾燥機能搭載のロボット掃除機です。
どのくらいお手入れの手間が軽減されるのか、実際のお手入れの様子を検証しました。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIで吸引・水拭き清掃をした後のお手入れは、汚水タンクに溜まった水を捨てて軽く洗うだけでOK。ゴミに触れることも手が濡れることもなく、とても楽にお手入れができました。
ちなみに自動ゴミ収集機がついていないDEEBOT N10の場合、吸引+水拭き清掃後のお手入れはダストボックスのゴミ捨てとモップの水洗い。実際にやってみると数分程度のお手入れでした。
DEEBOT X1 OMNIに比べると少し手間は増えますが、モップも簡単に水洗いできます。手洗いが負担という方は、別売りの使い捨てモップを使うのもおすすめです。
【検証結果】お手入れ楽ちんな自動ゴミ収集・モップ洗浄がおすすめ
実際にやってみると、自動ゴミ収集・モップ洗浄機能搭載の「DEEBOT X1 OMNI」のお手入れは圧倒的に楽でした。
今回ご紹介した以外にも定期的なメンテナンスが必要な箇所はありますが、頻度の高いお手入れの負担が減るだけでもかなり楽になるので、面倒くさがりの方はぜひ自動ゴミ収集・モップ洗浄機能搭載のロボット掃除機を検討してみてください。
口コミ10「迷子になってホームに帰れない」
「ロボット掃除機が迷子になってしまう」と聞くとかわいらしいイメージですが、毎回持ち上げてホームに連れて帰るのはストレスですよね。
こういった迷子現象は、間取りを学習するマッピング機能が搭載されていないロボット掃除機で起こりがち。
とくに複数の部屋があるお家や家具や障害物が多く複雑な間取りのお家の場合は、マッピング機能搭載のロボット掃除機を選んだほうがいいかもしれません。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」はどちらもマッピング機能搭載のロボット掃除機。
通常の使用では迷子になることは一度もありませんでしたが、今回検証のため掃除開始位置や充電ステーションの位置をわざと変更してテストしてみました。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIは、開始位置やステーションの位置を変更しても迷子になることはなくスムーズに帰還できました。
ステーション位置を変更したときは一瞬戸惑っている様子でしたが、同じ部屋の中を探して無ければ隣の部屋に移動して探す賢い動きを見せてくれました。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10も同じくスムーズに帰還成功!
マッピング機能を搭載しているロボット掃除機であれば、多少の環境の変化にはすぐに対応できそうですね。
【検証結果】マッピング機能搭載なら迷子になりづらい
「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」での検証の結果、どちらも迷子にはならず帰還できました。
最近ではエントリーモデルでもマッピング機能を搭載しているロボット掃除機が増えてきています。
一部屋のみのシンプルな間取りで使うならマッピング機能は不要ですが、複数の部屋がある広めのお家ならマッピング機能搭載のロボット掃除機を選ぶことをおすすめします。
口コミ11「アプリでWi-Fiに接続できない」
最近のほとんどのロボット掃除機では、スマホアプリとの連携が可能になってきています。
外出先から掃除を開始できたり、スケジュール設定ができたりと便利な機能ではあるものの、初期設定ができないという口コミも多く見られます。
それなりに有名なメーカーのロボット掃除機であればアプリの初期設定はそれほど難しくないはずですが、お家のWi-Fi環境の問題やスマホの設定ミスなどでつまづくケースも多いようです。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」の実際のスマホアプリ接続の様子を動画で撮影しました。
・エントリーモデル「DEEBOT N10」
DEEBOT N10でのアプリ初期設定の様子がこちら。基本的に画面の指示に従って進めればいいので、それほど難しくはありませんでした。
アプリの初期設定で注意したいポイントとしては、2.4GHz帯のWi-Fiネットワークを使用することとアプリの位置情報使用を許可することです。ここでつまづく人が多いので、気を付けましょう。
・最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」
DEEBOT X1 OMNIは、先ほどダウンロードしたアプリに機種を追加するところからスタート。こちらもスムーズにいった場合は数分程度で設定完了しました。
ただし、途中でつまづいてしまった場合は原因解明に時間がかかってしまいます。
実際にDEEBOT X1 OMNIでの設定中にこちらのようなエラーが出てしまいました。
私の場合は思い当たる原因があったためすぐに解決しましたが、原因がわからない場合はエラーメッセージの詳細とともにメーカーのカスタマーサポートに問い合わせるのがいいでしょう。
また、原因によっては以下の対応をすると接続できる可能性があるので、一度試してみるのもおすすめです。
- スマホのWi-Fiを一旦オフにして2.4GHz帯のWi-Fiネットワークに接続し直す
- スマホの5GHz帯のWi-Fiネットワーク設定を一時的に削除する
- スマホのBluetoothを一旦オフにしてオンにし直す
- 他に接続中のWi-Fi・Bluetooth機器がある場合は一時的に接続を切る
- Wi-Fiルーターに近い場所に本体とステーションを移動する
- Wi-Fiルーターを再起動する
- ロボット掃除機本体を再起動する
- アプリを一度アンインストールして再度インストールし直す
- スマホのOSを最新版にアップデートする
- スマホを再起動する
【検証結果】初期設定は簡単!トラブルはサポートに問い合わせを
「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」でのスマホアプリの初期設定を試してみて、とくにトラブルが無ければ10分程度で完了することがわかりました。
トラブルがあった場合、時間はかかってしまいますが一つ一つ原因となりそうな内容をチェックしていけば解決することが多いので、エラー内容をサポートに問い合わせて焦らず最初からやり直してみてくださいね。
初期設定さえ乗り越えてしまえばアプリの操作は直感的にできるものが多いので、使い方に困ることは少なそうです。
↓実際のDEEBOTのアプリ操作画面
口コミ12「サポート対応が悪い・受けられない」
ロボット掃除機メーカーのサポート対応が悪いという内容も、マイナス口コミには多数見られました。
例えば「初期不良で連絡したら返信がない」「片言の日本語で話が通じない」「正規販売店で購入しなかったためメーカーサポートが受けられない」等、なかなか辛い内容ばかり…。
サポート対応に関しては、実際に故障などが起きないと使用する機会がないので、購入前にはわかりづらい部分だと思います。
万が一のトラブルを避けるためにも、必ず正規の販売店で購入することや、日本拠点がある日本語サポート対応のメーカーを選ぶことは意識しておくといいかもしれません。
「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」で検証
DEEBOT X1 OMNIのスマホアプリの初期設定の際に出たエラーメッセージに関して、実際にエコバックスのサポートに問い合わせしてみました。
添付したのはこちらの写真。
問い合わせメールを送信すると、すぐに自動返信メールが来ました。
約2時間後…
なんと、当日中にサポートから返信が来ました!
このスピーディーな対応には感動!2~3日くらいで返信が来ればいいかなと思っていたのですが、まさか2時間で返信が来るとは想像を遥かに超えるスピード感でした。
内容も妥当な回答で、丁寧な日本語だったのでとても安心感がありました。
【検証結果】日本拠点のメーカー・正規販売店のロボット掃除機を選ぶと安心
今回検証したエコバックスは、日本に拠点があり日本語サポート対応のメーカー。問い合わせはメールのほか、フリーダイヤルの電話窓口も用意されています。
カタログに「最短3日で修理」との記載もあり、アフターサービスに力を入れていることがわかるので安心ですね。
少しでも安いロボット掃除機を探すのもいいですが、万が一のトラブルを考えると多少価格は高くなっても安心できるメーカー・正規販売店のロボット掃除機を選ぶのがおすすめですよ。
まとめ:ロボット掃除機のデメリットは事前に知って対策しよう
ロボット掃除機の口コミで多く見られるデメリットについて、「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」を使用して検証してきました。
ロボット掃除機のデメリットは、機種選びと環境を整えることである程度は解決します。
今回ご紹介したロボット掃除機のデメリットと対策を参考に、ぜひこれから購入するロボット掃除機をじっくり選んでみてくださいね。
- 掃除に時間がかかる
→直進走行タイプを選ぶ - 細かい場所の掃除残しがある
→直進走行タイプやマッピング機能つきを選ぶ - 床に物があると掃除できない
→障害物回避機能搭載のロボット掃除機を選ぶ - 段差を登れない
→多少の段差なら問題なし・高めの段差はスロープを作る - カーペットの素材によっては掃除できない
→敷物を床に固定するかマッピング機能で進入禁止設定する - 掃除音がうるさい
→静音モード搭載のロボット掃除機を選ぶ - 家具にガンガンぶつかる
→衝突防止センサーの有無や実際の動作の様子をチェック - お手入れがめんどくさい
→自動ゴミ収集・自動モップ洗浄機能つきを選ぶ - 迷子になってホームに帰れない
→マッピング機能つきを選ぶ - Wi-Fiに接続できない
→エラー内容をサポートに問い合わせて一つ一つ原因解明する - サポート対応が悪い・受けられない
→日本拠点のメーカー・正規販売店を選ぶ
「DEEBOT X1 OMNI」「DEEBOT N10」はどちらもおすすめ
今回使用したエコバックスのロボット掃除機「DEEBOT X1 OMNI」と「DEEBOT N10」は、どちらも一般的によく言われるようなデメリットが少なくおすすめできる機種でした。
最上位モデル「DEEBOT X1 OMNI」は高級ですが非常に高性能。
床に落ちている物を回避できたり自動ゴミ収集・自動モップ洗浄&乾燥でお手入れが楽だったりと、手間をなるべく省いて掃除を自動化したい人におすすめです。
エントリーモデルの「DEEBOT N10」は、多少の手間はかかりますが十分な掃除性能とマッピング機能を搭載していてコスパの良さが魅力のロボット掃除機です。
どちらを選んでも間違いない一台なので、求める機能や予算に合うものを選んでみてはいかがでしょうか?
エコバックスのコンセプトムービー公開中
「本物とは何か?」をテーマに、エコバックスと日本の伝統職人達が出逢い、両者に共通する精神性を紐解くコンセプトムービー『ECOVACS Meets Japanese Craftsmen』を公開中!
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