どうしても掃除をしたくないときってありますよね!
そんなときにはルンバがおすすめ。
なぜならルンバは、何もしていなくてもきれいにお掃除してくれるのです。
しかし、何も設定しないとルンバが入れるところはすべて入ってごみを取ってしまいます。
そのため必要なものまでごみとして吸い取られたり、ペットや赤ちゃんの邪魔になることもあるのです。
また、玄関に段差が無い場合は、ルンバが玄関から外に出て行ってしまうおそれも。
ルンバには、進入禁止箇所を設定することができます。
これによりルンバが入ってこない場所、またルンバが動ける範囲を決めることができ、快適かつ安全に掃除を進めることができます。
どのような機能か、詳しくみていきましょう。
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ルンバ最新16機種を一覧表でカンタン比較!5つのポイントで比較したおすすめも紹介 – RentioPress
ルンバに入ってきて欲しくない、こんな場所
自宅の中には、ルンバに入ってきてもらうと困るところがいくつかあります。
どうして困るのかという点も含めて、一つずつ説明していきましょう。
赤ちゃんがいる場合
赤ちゃんは寝ていることが多いですから、ルンバがそばに来ると泣き出すかもしれません。
また、動いているルンバを不用意に触ると、けがの原因になる可能性があります。
ペットがいる場合
ルンバはその特性上、物にぶつからざるを得ないことがあります。
ぶつかるときにはスピードを緩めていますので衝撃は少ないとはいえ、ペットの水飲み場やえさの容器にぶつかると水やえさがこぼれるかもしれません。
また、ペットの食事中にルンバが身体に当たるということも、ペットにとっては大変不快です。
このような場所は、ルンバに入ってきて欲しくない場所の一つですね。
ペットの状態や種類によっては、飼っている区画や部屋そのものに入ってきて欲しくないということもあるでしょう。
例えば、ペットのけがや病気で療養中などの場合がこれにあたります。
キッチンの場合
キッチンで揚げ物を調理しているときは油がどうしてもはねますので、ルンバを汚してしまうことがあります。
油は熱いですから、ルンバ本体を傷める可能性もあるでしょう。
このような場所では、ルンバで掃除をする前に、ブラーバなどで拭き掃除を行っておくことが必要です。
また、キッチンでは包丁などの刃物も使います。
包丁を使っているときにルンバが足に当たり、包丁を落としてけがをすることも考えられますので、なるべくなら調理中にキッチンにはルンバを入れたくないという人もいるでしょう。
大切なものを置いてある場合
大切なものには、傷もつけたくないものです。
小さな衝撃でも度重なると傷になりかねませんから、ルンバを近づけない工夫が必要。
特にガラスや陶器などには注意が必要です。
細かいものを置いてある場合
ルンバは、どれがごみでどれが大切なものか区別することができません。
したがって、吸い取れるものはなんでもごみとして吸い取ってしまいます。
ビーズやボタンなど、細かいものを床に置いている場合は注意が必要。
自宅の装飾で砂などを使っている場合、そのままにしておくと全部ルンバに吸い取られてしまうかもしれません。
特に注意が必要なのは、何か作業をしていて細かいものを床に置いたまま外出、その間にルンバが掃除を始めるという場合です。
「返ってくると妙にきれい、どうして?……あ、ルンバが材料を吸い取ってしまった!」
ということにならないよう、対策をしておく必要があります。
階段や浴室の近く
ルンバは一定以上の段差は検知する機能を持っていますが、何らかの理由でその機能が働かないと、階段から落ちてしまい、故障する可能性があります。
確実に階段から落ちないような対策が必要です。
浴室は水分が多いため、ルンバが立ち入ると故障の原因にも。
この場合もルンバが立ち入らないよう、対策が必要ですね。
自宅の玄関や勝手口の場合
自宅の玄関や勝手口に段差がある場合は、注意が必要です。
ドアを開けておいたままにしていると、ルンバが屋外へ出てしまうことがあります。
この場合、ルンバは充電の容量が少なくなるとホームベースを探そうとしますが、屋外ですので見つかりません。
したがって、屋外のどこかで止まったまま動かなくなってしまうでしょう。
ルンバは、進入禁止エリアを設定できます
ルンバは「デュアルバーチャルウォール」などのオプション品を使うことにより、進入禁止エリアを設定することができます。
このため、ルンバが入って良い場所を指定することができるのです。
入っては困る箇所に入ったことによる被害を防ぐことができます。
2種類ある、進入禁止エリアの設定方法
ルンバの進入禁止エリアには2種類あります。
赤外線の見えない壁をつくる「バーチャルウォール」と、円形で進入禁止エリアを示す「ヘイローモード」があります。
それぞれ、詳しく解説していきましょう。
バーチャルウォール
最大3メートルの壁を作り、ルンバが入ってこないように設定できます。
赤外線による壁ですので、目には見えません。
なお、直線的な壁のみつくることができます。
ヘイローモード
機器を置いた場所から半径60cm、円形の立入禁止エリアを設定できます。
こちらも赤外線による設定ですので、目には見えません。
なお、円の形を大きくしたり、小さくしたりすることもできません。
ただし機器を壁際や隅に置くなどの工夫により、立ち入り禁止エリアを半円形や扇形にすることはできます。
それぞれのルンバシリーズで設定できる進入禁止エリアと、必要なオプション品
ルンバでどのような進入禁止エリアを設定できるかについては、ルンバのシリーズ、また、お持ちのオプション品によって異なります。
詳しく説明していきましょう。
ルンバ600シリーズ、800シリーズの場合
バーチャルウォール機能に加えてヘイローモード機能も使える「デュアルバーチャルウォール」が使用できます。
ルンバ876には、デュアルバーチャルウォールが2個同梱されています。
製品発売時に「バーチャルウォール」に対応していたルンバについては、バーチャルウォール製品も使用できますよ。
バーチャルウォール製品の中にはルンバ500・600シリーズのみ対応など、対応製品が限られているものもありますので注意が必要です。
なお、ルンバ885、880で「お部屋ナビ」製品をお持ちの場合は、その機器で「バーチャルウォール」機能も使用できます。
ルンバ900シリーズの場合
「デュアルバーチャルウォール」が使用できます。
ルンバ980は2個、ルンバ960は1個が、それぞれ製品に同梱されています。
このため、ルンバ900シリーズではバーチャルウォール機能、ヘイローモード機能いずれも使用できます。
なお、オプション品の「お部屋ナビ」は使用できません。
オプション品はどこで購入できる?
アイロボットストアやアマゾンなどの通販サイト、また家電量販店などで購入できます。
なお、アイロボットストアでは、バーチャルウォールの取扱いがありません。
ルンバで進入禁止機能を使う上での注意点とは?ポイントを解説します
ここまでで見てきたとおり、進入禁止機能はルンバを使う上で便利、かつしばしば欠かせない機能ともいえます。
しかし、この機能を使う上では、いくつかの注意点があるのです。
そのポイントを解説していきましょう。
オプション品は、必要な分だけを購入しましょう
製品によってはルンバ900シリーズのように、はじめから「デュアルバーチャルウォール」などのオプション品を同梱している場合があります。
デュアルバーチャルウォールはアイロボットストア価格で8100円(税込)と高価なため、必要な箇所をよく見極め、同梱されている数とあわせて無駄の出ないよう、必要な分だけを購入しましょう。
なお、「バーチャルウォール」製品はアイロボットストアでは販売していませんが、アマゾンなどのネット通販では販売されています。
ただし、購入の際にはお持ちのルンバに対応しているかどうか、確認が必要です。
「デュアルバーチャルウォール」製品の場合
バーチャルウォールモード、ヘイローモードどちらの場合も、1ヶ所につき1台設置してください。
立ち入り禁止エリアの端と端に1台ずつ設置する必要はありません。
そのかわり、バーチャルウォールの場合は直線の壁を、ヘイローモードの場合は半径60センチメートルの円形の立ち入り禁止エリアを設定することとなります。
そのため、折れ曲がった形や波形などの壁は設定できません。
また、動作にあたり電池が必要なほか、デュアルバーチャルウォールの電源を入れ忘れると動作しませんので注意が必要です。
「バーチャルウォール」製品の場合
バーチャルウォール製品の場合は、直線の壁状の立ち入り禁止エリアのみ設定することができます。
それ以外の形の立ち入り禁止エリアは設定できません。
「お部屋ナビ」製品の場合
「お部屋ナビ」製品は、対応するルンバが以下のとおりと少なくなっています。対応機種を確認の上、購入してください。
また、「お部屋ナビ」はデュアルバーチャルウォールよりも高価な他、ヘイローモードには対応していません。
ルンバ600シリーズ以上の製品をお使いの場合は、ライトハウス機能を使いたいという場合以外はデュアルバーチャルウォールの利用がおすすめですよ。
進入禁止エリアをうまく設定し、効率よい掃除につなげましょう
まとめると、以下のとおりとなります。
・ルンバを使用する際には、進入禁止エリアを設定する必要があるケースがいろいろ。
特に階段や水気のある場所、玄関などでは故障を防ぐために必要です。
・ルンバの進入禁止エリアは、バーチャルウォールとヘイローモードの2種類が設定できる
・バーチャルウォールは、壁状の赤外線による進入禁止エリアを設定できる
高さ3メートルまで設定可能です
・ヘイローモードは、半径60センチメートル、円形の進入禁止エリアを設定できる
・ルンバの製品によっては、あらかじめデュアルバーチャルウォールが同梱されているものがある
・オプション品購入の際には、お持ちのルンバに対応するか確認してから、必要な分だけ購入しよう
進入禁止エリアをうまく設定することで、さまざまな事故や被害を防ぐことができます。
高価なオプション品ですから配置を工夫し、効率よく気持ちよい掃除ができるように心がけましょう。