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人気のロボット掃除機「irobot ルンバ」シリーズの新商品として、水拭きと吸引を同時にできる「ルンバ コンボ j9+(プラス)」が2023年9月12日に発表されました。
ルンバ コンボ j9+は、床の素材に合わせてモップを上げ下げしながら賢く水拭きをしてくれるロボット掃除機。従来モデルの「ルンバ コンボ j7+」よりも水拭き性能が高く自動給水などの機能も追加されている、進化した2in1モデルとなっています。
今回はそんな発売前の「ルンバ コンボ j9+」を実際に使用して写真と動画でレビューしました。
同時発売となるルンバ j9シリーズ4機種の違いについても解説していますので、ぜひ購入検討の参考にしてみてください。
もくじ
ルンバ コンボ j9+の特徴
2023年9月12日に発表されたルンバ コンボ j9+は、水拭きと吸引を同時にできる2in1モデルの最新ルンバです。
さっそく発売前のルンバ コンボ j9+を実際に使用し、その特徴を実機の写真や動画とともに確認してみましょう。
解説動画はこちら
1. 賢く水拭き+パワフル吸引の2in1
ルンバ コンボ j9+ 最大の魅力が、吸引と同時に水拭きできる機能。
ルンバのパワフルな吸引力はそのままに、床の素材を認識して賢く水拭きができるようになっています。
- 角や壁際のゴミをかき集めるエッジクリーニングブラシ
- 床にぴったり密着する2本のゴム製デュアルアクションブラシ
- ルンバ iシリーズと比べて2倍のパワーリフト吸引
- モップを上げ下げしながら賢く水拭き
の進化した「4段階クリーニングシステム」を採用しています。
モップを上げ下げしながら水拭き
ルンバ コンボ j9+はパッドリフティングシステムを搭載していて、動画のように自動でモップを上げ下げしながら掃除をしてくれます。
フローリングではモップを下ろして吸引+水拭き清掃。ラグやカーペットのエリアではモップを天面に上げることで敷物を濡らさず吸引掃除のみをします。
自動で床の素材に合わせて掃除をしてくれるので、家中の掃除をすべてお任せできるというわけですね。
スマートスクラブでごしごし水拭き
ルンバ コンボ j9+では、床をごしごしこすりながら水拭きするスマートスクラブ機能を新搭載。
動画のように前後に往復しながら拭き掃除をするので、こびりついた汚れやべたつきまでしっかりと落としやすくなっています。
モップの着脱も手軽
モップパッドが天面部分に収納されることで、モップの着脱もしやすくなっています。
モップの着脱は取り付け部を持ち上げるだけで本体を裏返す必要もないので、モップのお手入れや交換が簡単です。
2. 自動ゴミ収集+自動給水
ルンバ コンボ j9+には、自動ゴミ収集に加えて自動給水機能も搭載した新しいクリーンベースを付属。従来モデルよりもお手入れの負担が軽減されています。
機能が増えた分サイズは大きめではありますが、木目調の天板にレザー調の取っ手でインテリアになじみやすいデザインとなっています。
自動ゴミ収集で毎日のゴミ捨て不要
ルンバの掃除後には、自動で本体のダストボックスからゴミを吸い上げ収集。
クリーンベース内の紙パックにゴミを溜めておけるので、毎回のゴミ捨てが不要になりお手入れの手間がグッと軽減されます。
自動給水機能も新搭載
さらに、クリーンベース内のタンクに水を入れておくと、自動で本体の水タンクに給水もしてくれます。
タンクの水は約30日間※もつそうなので、給水の手間が省けてより便利になります。
ちなみに自動給水時の様子はこんな感じ。一度クリーンベースから出て方向転換してから給水します。
※アイロボット調べ。すべての家庭環境において、期間を保証するものではありません。
3. 前面カメラで床の障害物を回避
ルンバ コンボ j9+には、前面カメラによるPrecisionVision(プレシジョンビジョン)ナビゲーションによって障害物を自動で回避することも可能です。
床に落ちている洋服やケーブル、ペットの排泄物※など10種類以上の障害物を認識して回避できるので、散らかった床でもそのままルンバを動かすことができます。
このように、ケーブルを見つけてしっかり認識して回避してくれています。
※犬または猫の固形の糞のみ。毛玉や吐しゃ物、液体は対象外になります。
4. マッピング&環境学習
ルンバ コンボ j9+は、一度の走行で間取りをマッピング。
最大10パターンのマップを記憶し、アプリから細かくエリアや清掃モードの指定ができます。
さらに、アプリでは日々の清掃状況から自動で最適化した掃除方法を提案してくれます。細かな設定が苦手な方でも、よりお家に合った効率的な掃除がしやすくなっています。
ルンバ コンボ j9+の使い方と初期設定
それでは「ルンバ コンボ j9+」の実機を使って、初期設定と使い方の確認をしていきましょう。
- ルンバ本体(バッテリー内蔵)
- クリーンベース・クリーンベース用電源コード
- 交換用紙パック×1(クリーンベース内に保管)
- 交換用フィルター×1
- 交換用エッジクリーニングブラシ×1
- マイクロファイバーモップパッド×2
- 取扱説明書
クリーンベースの準備
クリーンベースは前面1.2m・左右各0.5m・上部0.3m以上のスぺースがある場所に設置します。
背面の差し込み口に電源コードを挿して電源につないだら、最初に稼働させる前にルンバを満充電しておきましょう。
スマホアプリとの連携
ルンバを充電しながら、スマホアプリとの連携を済ませておきましょう。
「iRobot Home アプリ」をダウンロードしたら、アプリ画面の指示にしたがって初期設定を進めます。
初期設定はアプリのアニメーションに沿って操作するだけで、わずか数分でスムーズに設定が終わりました。
設定が終わったら最初に部屋をなるべく片付けた状態でマッピングランをしておくことで、フロア全体を効率よく掃除してくれます。
※詳しいアプリ設定の手順や注意点はこちらの記事をご覧ください。
スマホ接続からアプリの使い方まで「ルンバ」の初期設定とできることを解説! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
水拭きの準備
水拭き掃除をする場合は、本体にモップを取り付けます。
モップは天面から取り付けが可能で、専用モップパッドの水色部分を差し込み口にセットすると自動で水拭きモードに切り替わります。
クリーンベースの水タンクに給水すれば、水拭きの準備は完了です。
水拭き後は毎回モップを取り外し、手洗いもしくは洗濯機(※乾燥機不可)でモップをお手入れしてくださいね。
ルンバ コンボ j9+を実際に使ってレビュー
ここからは、実際に「ルンバ コンボ j9+」を使って詳しくレビューしていきたいと思います。
気になる掃除性能や障害物回避、稼働音、マッピング性能まで、すべて実際に使って検証します。
水拭き+吸引の自動清掃の様子
まずはフロア全体を自動清掃してみました。
ルンバ コンボ j9+では、すでにマップが完成しているフロアでフローリングとカーペットが両方ある部屋を掃除する場合は、カーペット→フローリングの順に効率よく清掃してくれます。
初めにモップを上げた状態でカーペットのエリアを吸引清掃し、終わったらフローリングに移動してモップを下ろし水拭き+吸引清掃をするので、カーペットを濡らすことはありません。
水拭き後のフローリングは、床がびちゃびちゃになりすぎず、すぐに乾く程度のちょうどいい濡れ具合でした。
水拭きして乾いた後のサラサラした床は、やっぱり気持ちいいですね!
4種類の疑似ゴミで吸引清掃テスト
続いて、ルンバ コンボ j9+の吸引力について、4種類の擬似ゴミを用意し清掃テストを行いました。
- 髪の毛(エクステを切ったもの)
- 綿(手芸用わた)
- 粉末(中細挽きのコーヒー粉)
- 砂利(1cm以下の砂利)
清掃テストの様子
清掃の様子はこちらの動画で確認できます。
動画は途中早送りをしていますが、だいたい10分程で約5畳の部屋全体の掃除が完了しました。
髪の毛や綿などの軽いゴミは、一度の走行でほぼ完璧に吸引。コーヒー粉と砂利も、複数回行き来しながらすべてキレイにすることができました。
ビフォーアフター写真
ビフォーアフターを見比べても、このように完璧な仕上がり。枠外にもゴミは残っていませんでした。
パワフルな吸引力というのは本当のようですね!
清掃時・自動ゴミ収集時の稼働音を騒音計で検証
気になるルンバの稼働音についても、騒音計を使って検証しました。
ルンバ コンボ j9+では吸引力を3段階で設定できるようになっているので、それぞれの稼働音を測定しています。
なお、数値だけではイメージしづらいと思いますので、ぜひ動画で実際の音をご確認ください。
清掃時の稼働音
清掃時の稼働音はいずれのモードでも約60~67dB程度で数値上はさほど差がありませんでした。
ただ、吸引力:低モードでは耳障りな高音が抑えられているので、体感としてはかなり静かな印象を受けました。
同じ部屋で動かすのはちょっと厳しいかもしれませんが、別の部屋にいれば在宅時でも十分に使えそうなレベルでした。
自動ゴミ収集時の稼働音
ゴミ収集時の稼働音は清掃時よりもかなり大きく、約67~71dBの音が約10秒間続きます。
かなり大きめの音ではあるのですが、従来のクリーンベースと比べると収集時間が短縮され、音も抑えられているように感じました。
とはいえ、時間によっては音が気になると思いますので、深夜・早朝などの時間帯は避けて稼働させたほうが良さそうです。
マッピング性能を検証
最後に、ルンバ コンボ j9+が作成したマップと実際の間取り(グレー部分は障害物があるエリア)を比較してみました。
家具や障害物が多い部屋は少し形が崩れてしまっていますが、概ね実際の間取りに近いマップができあがっています。
マッピングの性能も十分に実用的なレベルと言えそうです。
ルンバ j9シリーズ(コンボ j9+ / コンボ j9+ SD / j9+ / j9)の違いを比較
今回発売された「ルンバ コンボ j9+」には、同じシリーズモデルとして「ルンバ コンボ j9+ SD」「ルンバ j9+」「ルンバ j9」が発売予定です。
主な違いは、水拭き機能の有無とクリーンベースの機能、そして価格です。
名前がよく似た4機種ですが、それぞれ搭載されている機能が違うので選ぶ際には注意しましょう。
ルンバ j9シリーズ 比較表
コンボ j9+ | コンボ j9+ SD | j9+ | j9 | |
---|---|---|---|---|
水拭き | ○ | ○ | – | – |
自動ゴミ収集 | ○ | ○ | ○ | – |
自動給水 | ○ | – | – | – |
アイロボット公式ストア税込価格 | 199,800円 | 169,800円 | 139,800円 | 109,800円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトにてご確認ください。)
「ルンバ コンボ j9+」は家中の掃除をおまかせできるロボット掃除機
床の素材を見極めて、自動で家中の床掃除をしてくれるルンバ コンボ j9+。
より賢くパワフルに進化した2in1モデルは、フローリングとカーペットが両方あるお家におすすめのルンバです。
これからルンバを導入する予定の方は、ぜひ最新のルンバ コンボ j9+を検討してみてはいかがでしょうか?
ルンバはレンタルで試せる
ルンバ選びで迷っている方は、ルンバの公式レンタルサービスで実際に使って試してみるのもおすすめです。
まずは1ヶ月のお試しレンタルでルンバとの生活を体験したり、月額レンタルで初期費用を抑えながら始めたり、自分に合った方法でルンバをレンタルすることができます。
アイロボット ルンバ シリーズのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
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