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せっかく高額なルンバを手に入れても、バッテリーの寿命ですぐに使えなくなってしまっては悲しいですよね。
ルンバを購入する前に知っておきたいのが、2種類のバッテリーの違いと、電池を長持ちさせる方法。
バッテリ-の違いは、ルンバ選びのポイントともなりますので、必ずチェックしておきましょう!
もくじ
ルンバで使用されている2種類のバッテリー
ルンバの電池は充電式で、電池が切れそうになったら自動で充電台に戻って充電を開始してくれます。
ルンバで使用されているバッテリーは大きく2種類。機種によってどちらの電池を使っているかが異なります。
- リチウムイオン電池(iRobot リチウムイオンバッテリー)
- ニッケル水素電池(iRobot XLifeバッテリー)
それぞれのバッテリーの対応機種については、公式ストアにて確認可能。リチウムイオン電池は機種によって数種類あります。
ルンバのバッテリー「リチウムイオン電池」「ニッケル水素電池」の違いとは?
ルンバの2種類のバッテリー「リチウムイオン電池」と「ニッケル水素電池」を比較すると、リチウムイオン電池の方が劣化しづらい長寿命のバッテリー。
ニッケル水素電池には、残量が十分な状態で充電すると通常より電圧が低くなってしまう「メモリー効果」と、電池を使用せずに放置しておくと電池容量が減る「自己放電」という弱点があり、劣化しやすいバッテリーなのです。
最近発売された新しいルンバはリチウムイオン電池が採用されていますが、古いルンバにはニッケル水素電池が使用されていることがあります。
ルンバ リチウムイオン電池 VS ニッケル水素電池 比較表
リチウムイオン電池 | ニッケル水素電池 | |
---|---|---|
メモリー効果 | なし | あり |
自己放電 | しにくい | しやすい |
価格 | 高い | 安い |
お手入れ | 手間がかからない | 手間がかかる |
それぞれのバッテリーの特徴とそれに合わせた寿命を長持ちさせるコツを詳しく見ていきましょう!
リチウムイオン電池の特徴とバッテリー長持ちのコツ
新しいモデルのルンバに使用されているのが、リチウムイオン電池です。
リチウムイオン電池の特徴
リチウムイオン電池は、現在スマートフォンやノートパソコンの電池として広く普及している、ニッケル水素電池の弱点を克服したハイスペックな電池です。
ニッケル水素電池と比べると長寿命となっていますが、ルンバの使い方によってはバッテリーの劣化が早まってしまうことがあるので気をつけましょう。
メモリー効果・自己放電はほとんどない
リチウムイオン電池の場合、ニッケル水素電池の弱点でもある「メモリー効果」と「自己放電」の影響はほとんど受けません。
リチウムイオン電池でも多少はメモリー効果がおきますが、その影響は僅かなのでそれほど神経質になる必要はありません。
また、自己放電もニッケル水素電池と比べるとはるかに少ない優れた電池です。
価格は高い
ニッケル水素電池の弱点を克服したリチウムイオン電池は、そのぶん高額なのがデメリットとなります。
リチウムイオン電池のバッテリー寿命を長持ちさせるコツ
ルンバの動作特性とリチウムイオン電池の特徴に合わせた、バッテリーの寿命を長持ちさせるコツがこちら!
過充電・過放電を避ける
リチウムイオン電池では、充電が100%なのにさらに追加で充電しようとする「過充電」と、充電が0%の状態で放置する「過放電」はNG。
バッテリーに負荷がかかって劣化が進んでしまいます。
ルンバの場合は、フル充電になったら充電器が感知してスタンバイモードに変わるので、過充電の心配は不要です。
基本的には充電器につないでおけば自動で制御してくれます。
ただし、過放電については注意が必要。
何らかの原因でルンバが帰還できず途中で充電が切れてしまった場合、そのまま充電切れの状態で放置し続けると過放電になってしまいます。
早めに助けて充電器まで連れていってあげてください。
最適な湿度・温度
リチウムイオン電池は、高温・多湿の環境で劣化しやすくなります。
ルンバの充電・保管をする場所は、直射日光が当たらず湿気のない涼しい場所に設置しましょう。
ニッケル水素電池の特徴とバッテリー長持ちのコツ
比較的古いモデルのルンバに使用されているのが、ニッケル水素電池です。
ニッケル水素電池の特徴
ニッケル水素電池は、じつは非常に厄介な特徴をもつ取り扱い注意な電池なのです。
使い方によっては、バッテリーの寿命が非常に短くなってしまうこともあるので要注意です。
メモリー効果がある
ニッケル水素電池の厄介な特徴の一つ目が、「メモリー効果」です。
電池容量が十分残った状態で継ぎ足して充電をし続けると、本来よりも少ない容量を最大として記憶して通常より電圧が低くなってしまう現象です。
実際にはバッテリー容量が減っているわけではないのですが、パワーを100%使えない状態に制限されているイメージです。
メモリー効果が起きてしまったバッテリーは、一度電池をすべて使い切ってから充電する「リフレッシュ充電」をすることで復活します。
自己放電しやすい
ニッケル水素電池の厄介な特徴の二つ目が、「自己放電(自然放電)」です。
自己放電とは、バッテリーを使用せずに放置しておくと化学反応が進んで、少しずつ電池容量が減っていってしまう現象です。
これはすべての電池で多少起こる現象なのですが、ニッケル水素電池はとくに自己放電しやすい電池なので気を付けなければなりません。
価格が安い
厄介な特徴をもつニッケル水素電池ですが、価格が安いことが最大のメリットとなります。
電気自動車などでは、安いモデルはニッケル水素電池・高いモデルはリチウムイオン電池という分け方をすることもあるようなので、ルンバでもそうなる可能性はあるかもしれませんね。
ニッケル水素電池のバッテリー寿命を長持ちさせるコツ
ルンバの動作特性とニッケル水素電池の特徴に合わせた、寿命を長持ちさせるコツは主に3つです!
メモリー効果対策
ルンバは、お掃除を完了したら自動で充電を開始してくれます。
その特性ゆえに、充電時のバッテリー残量をコントロールできず、メモリー効果対策は難しいのです。
メモリー効果対策としてできることは、「メモリー効果が起こったバッテリーに対するリフレッシュ充電」です。
ルンバの場合は、バッテリーのパワー低下を感知すると自動でこのリフレッシュ充電を行うシステムになっています。手動で行うことはできません。
リフレッシュ充電を開始した場合には、絶対に途中で中断しないでください。
機種によっては充電開始後にランプが消灯しますが、充電は続いているので充電器から離さず放置してください。
自己放電対策
ルンバのニッケル水素電池の長持ちでもっとも重要なポイントは、この自己放電対策です。
自己放電対策としてできることは、こちら。
- ルンバを定期的に使用する
- 使用しない時も常に充電器につないでおく
- 数週間以上使用しないときはフル充電したバッテリーを外して保管
- 半年に1回はバッテリーを満充電
定期的に使用する場合には、自己放電対策はとくに必要ありません。
ルンバが帰還できず途中で力尽きていたときだけ、早めに助けてあげて充電器につないでください。
ポイントは、長時間使わないときの保管方法。
バッテリーは外して保管したほうが劣化しにくいのでおすすめ。ただし、外しておいた場合でも多少は自己放電してしまいます。
1年以上の長期で使わない場合でも、バッテリーの性能を維持するため半年に1回の頻度でフル充電するようにしましょう。
最適な湿度・温度
ニッケル水素電池は、高温・多湿の環境では劣化しやすくなります。
ルンバの充電・保管をする場所は、必ず湿気のない涼しい場所にするようにしましょう。
直射日光が当たる窓の側や、洗面所や加湿器の近くなど高温・多湿になりやすい場所に、ルンバの充電器を設置するのは避けてくださいね。
ルンバのバッテリー交換時期の目安
ルンバのバッテリーの寿命が来た場合、公式ストアでバッテリーを購入してプラスドライバー1本あれば自分で交換することができます。
では、いつ頃バッテリー交換をしたらいいのでしょうか?
バッテリー交換時期の目安は、ルンバの動作異常によってわかります。
ただし、ルンバの動作異常はバッテリーの寿命以外の原因でも起こりうるので、あくまで一つの可能性としてバッテリーの寿命を疑いましょう。
ルンバが途中で息絶えている
通常ですと、ルンバは充電が切れると自動的にホームに戻って充電します。
それまできちんと帰還できていたルンバが、掃除の途中で充電器の場所まで戻れずに途中で行き倒れていることが多くなったときは、バッテリーの寿命かもしれません。
ホームの近くにルンバの邪魔になるものがある、ルンバで掃除するエリアを広げた、など他の理由が考えられない場合には、バッテリーの交換時期がきたと考えてもいいかもしれません。
ルンバの吸引力が落ちた
ルンバのダストボックスのゴミ捨て時にも、バッテリー交換の目安が見られます。
定期的にルンバを動かしているのに普段よりも取れるゴミの量が少なくなったら、もしかしたら吸引力が落ちているのかも。
部屋自体がキレイになっている可能性や、本体の汚れによる吸引力の低下の可能性もありますが、バッテリーの交換を検討してみてもいいかもしれません。
ルンバの稼働時間が短くなった
ルンバの最大稼働時間はベーシックモデルでも60分。
通常なら数十分かかる掃除を極端に短時間で終えてしまう場合も、バッテリーの寿命の可能性があります。
本体故障の場合もありますが、バッテリーを交換することで直るケースもあります。
ルンバの交換バッテリーは純正?互換品?
ルンバの純正バッテリーは、1万円近くと高額。
公式では「純正品以外使わないでください」と言っていても、つい安価な互換品のバッテリーに手を出したくなってしまいますよね。
互換品のバッテリーの品質はばらつきが大きく、当たりはずれがあると思っておいた方が良さそうです。
同じ互換バッテリーの口コミを見ても、「純正より安くて長持ちした」「一度も充電できなかった」などと評価が二極化しています。
はずれを引く覚悟で安い互換品を購入するか、安定した品質の純正品を買うか…個人的には公式サポートつきの純正品がおすすめです。
まとめ:ルンバのバッテリーはリチウムイオン電池がおすすめ
ルンバを選ぶ際には、お手入れにもそれほど手間がかからず長寿命なリチウムイオン電池対応の機種がおすすめです。
初期費用は高くなりますが、バッテリーの寿命が長いルンバを大切に使う方が結果的にコスパが良くなりますよ。
ニッケル水素電池対応のルンバを購入する場合には、バッテリーのお手入れに気を付けて、なるべく長生きするよう大事に使ってあげてくださいね。
ルンバ最新全機種の比較とおすすめはこちら
ルンバ最新16機種を一覧表でカンタン比較!5つのポイントで比較したおすすめも紹介 – RentioPress
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