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暑い時期のキャンプで食材や飲み物を冷やすための氷や保冷剤がクーラーボックス内でかさばって困ったことはないでしょうか?
また時間が経つと保冷効果が失われてしまい、傷みやすい食材が食べられなくなってしまうこともあります。
今回紹介するバッテリー搭載ポータブル冷蔵庫「Anker EverFrost Powered Cooler30」があれば、冷やすための氷や保冷剤が不要になり、温度管理が必要な食材を鮮度を保ちながら保管することができます。
この記事では実際に商品を使用して感じたことをまとめました。
「Anker EverFrost Powered Cooler30」の購入を検討している方や、夏のキャンプの予定を考えている方に役立つ内容です。ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
Anker EverFrost Powered Cooler 30の特徴と機能
「Anker EverFrost Powered Cooler30」はモバイルバッテリーで有名なAnkerから発売された、バッテリー搭載のポータブル冷蔵庫です。
つまり電源がなくても使える冷蔵庫なので、どこにでも持ち運んで使用することができます。アウトドア向けの冷蔵庫として注目度が高い商品です。
長時間の冷却/保冷が可能
「Anker EverFrost Powered Cooler30」は約42時間の冷蔵が可能です。(外気温25℃において庫内温度を4℃に設定した場合)
外気温の高さによって冷蔵時間は異なりますが、写真のように一日外に出して使う分には十分な性能です。 (炎天下や直射日光下など高温になる場所での使用は避けてください )
急速冷却機能を搭載
内蔵バッテリーではありますが、冷却パワーも心配ありません。
高効率のコンプレッサーにより、約30分で庫内温度を25℃から0℃まで冷却する急速冷却機能があります。
生鮮食品や冷凍食品を急いで冷やしたい場合に便利です。
複数の充電方法を用意
「Anker EverFrost Powered Cooler30」は家庭用コンセントだけではなく、車のシガーソケット、USBーCからも充電できます。
別売のソーラーパネルを用意すれば、太陽光だけで冷蔵庫が使えるようになります。電力供給がなくなったときなどの万が一の備えにも頼もしい組み合わせです。
レンティオでレンタルしている以下のソーラーパネル「Anker 625 Solar Panel」を使って給電可能です。
車載バッテリー保護機能
車のシガーソケットで給電しながら稼働させた際に車のバッテリーの電圧が設定値を下回ると車からの電源供給は遮断され、本体バッテリー経由の供給に切り替わります。
車載バッテリーを保護するための機能で、電圧が回復すると電源供給は再び車載バッテリーへと切り替わります。
保護レベルに応じてH(高)M(中)L(低)の3種類の設定が可能です。
内蔵ポータブル電源について
バッテリーは取り外しできるのでポータブル電源として単体で使用可能です。最大60W出力のUSB-Cポートや2つのUSB-Aポートを搭載し、冷蔵機能と同時に携帯やPCの充電ができます。
本体はバッテリーを取り外しても、コンセントや車のシガーソケットからの電源供給で使えるため、バッテリーを他の場所に移動させなければいけない環境でも便利です。
Ankerには様々なポータブル電源もあるので、組み合わせての利用も含めて検討しても良いと思います。
[2023]Ankerのポータブル電源9機種を比較!各製品の特長と選び方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
性能スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
サイズ | 約64.2 x 43.0 x 48.7cm |
重さ | 約22.2kg (バッテリー含む) |
バッテリー容量 | 299Wh |
容量 | 33L |
USB-C 出力 | 最大60W |
USB-A 出力 | 最大12W × 2 |
充電時間 | AC (95W) :約4.0時間 シガーソケット (95W) :約4.0時間 USB-C (60W) :約5.8時間 ソーラー充電、別売り (100W) :約3.6時間 |
設定可能温度 | -20℃~20℃ |
冷却持続時間 | 約42時間 ※外気温25°Cにおいて庫内温度を4°Cに設定した場合 |
耐荷重 | 約100kg (天面を椅子やテーブルとして使用可能) |
パッケージ内容 | Anker EverFrost Powered Cooler 30 Anker Detachable Battery For Powered Cooler 収納バスケット AC充電ケーブル XT-60ケーブル シガーソケット充電ケーブル |
EverFrost Powered Cooler 30を海岸沿いのキャンプ場で使用してみた
ポータブル冷蔵庫の機能を検証するため、気温が高くて日差しが強い海岸沿いのキャンプ場での使用レビューを紹介します。
冷却機能を確かめるために、キャンプでは鮮度を保つのが難しいお刺身を購入してキャンプ場で食べてみました。
実際に使ってみて感じた点についても解説していきます。
鮮魚店で鮮魚の保冷温度についてアドバイスを受ける
今回お刺身を購入した千葉県の鮮魚店である「麻布舘山 極上 鮮魚」の方に、商品の説明や経緯を説明して保冷温度について質問してみました。
丸魚より鮮度が落ちやすいお刺身の場合、凍らない程度の温度(2℃くらい)がおすすめです。
と教えていただきました。
またテイクアウトをする場合、食事までの時間で鮮度が落ちないか気にされる方が多いと思いますが、
EverFrost Powered Cooler30のような製品があるのであれば、ぜひキャンプ場でお刺身を試してもらいたい。
と太鼓判を押してもらったので、2℃前後を保つことができれば、キャンプでもおいしくお刺身が楽しめそうです。
キャンプ場でお刺身を食べる
購入後、「Anker EverFrost Powered Cooler30」に入れて4時間ほど経ったイサキのお刺身を食べてみました。
しっかりと冷えていて、捌きたての鮮度がキープできているのが切り身のツヤを見て判断できます。
実際の味もとてもおいしく、普段なら諦めている地物の鮮魚をキャンプ場で景色とともに楽しむことができたのはうれしかったです。夜に食べた伊勢海老も新鮮なままで焼くと脚が動くほどでした。
フル充電で-2℃~2℃設定で1日稼働した時のバッテリー残量
使用時は0℃付近をキープできるように-2℃~2℃の幅で気温に合わせて設定を変えていました。
25℃前後の日差しが強い場所で22時間給電せずに稼働した際のバッテリー残量は約20%でした。
シガーソケットのコネクタースイッチが便利
シガーソケットで充電しながら帰宅しましたが、コネクター部分にスイッチがあるため手元でオンオフできます。
運転しながら給電したい場合に、いちいちコネクターを抜き差しして動かすのは面倒なので、手元で切り替えられるのは便利でした。
帰宅時に再度鮮魚店に寄ってお土産を買う予定だったので、車内のシガーソケットに繋いで充電しながらお店に寄って帰路につきました。
椅子やテーブルとしても使える耐荷重
バッテリーやコンプレッサーが搭載されているので、本体の重さはあるものの風の強い海岸ではイスやテーブルとして使えるでの助かりました。
キャンプ用のイスやテーブルは携帯するため軽量の物が多く、強い風が吹くとひっくり返ってしまうことがあります。
今回のキャンプ場は海岸沿いで風が強い場所でしたが、備え付けのテーブルが風の影響を全く受けなかったので、安定して食事を取れるのも嬉しいポイントです。
耐荷重100kgなので、このように天板部分に座ってふと景色をながめるのにも使うことができます。
充分な容量がある
350ml缶なら40本、2Lペットボトルなら6本保管できる収納力があります。
今回は1人で使用しましたが、食材と飲み物をスペースが余ってしまうほど、余裕をもって収納できました。
お刺身やお肉のパックも傾けずに置ける幅や、750mlのお酒の瓶も縦置きできる深さがあったのは収納を考えずに食材の買い出しができるので楽ちんです。
1〜2人なら飲み物、食材すべてを収納できると思いますし、大人数の場合は飲み物のみにしたり、生鮮食品専用にするなど種類を絞って収納する工夫をすればさまざまなシーンで利用できる容量でした。
キャスターで移動してみて
移動手段する時はテーブル部分をハンドルとして持ち、キャスターをスライドして移動できます。
砂利道でもスムーズに動いてくれたので、砂利道や少しの段差なら問題なく移動可能です。
Bluetoothでスマホと接続
Ankerのアプリ(※「Anker Japan 公式アプリ」ではなく、グローバルで提供されているAnkerアプリ)と接続すると冷蔵庫内の温度が確認できたり、温度設定も行えます。
移動時の車内でも開けずに庫内の温度が確認できて便利です。
ボタン操作が簡単!
シンプルな操作ボタンで直感的に操作ができて使いやすかったです。
電源ボタンと設定ボタン、上下の矢印ボタンの4つしかないので、電源ボタンで電源ONした後は、設定ボタンと矢印ボタンで温度設定するだけで冷蔵できるので操作はシンプルです。
動作音について
動作音を騒音計アプリで測定したところ、海岸の波の音が64㏈(デシベル)でコンプレッサー部分の動作音は70㏈ということから、ほぼ気になる動作音がなかったことが分かるかと思います。
動作音をわかりやすく伝えるために、動画を撮影してみたので参考にしてみてください。
実際の感想としては、使用時に動作音を感じたことは一度もありませんでした。
波の音がない自宅で使用しても同様で「動作音はほぼ気にならない」と言えます。仮に寝る時に動作音がどうしても気になって電源を落としても、クーラーボックスとしての断熱性は備わっているため、ある程度保冷することが可能です。
庫内のライトが便利!
夜間にクーラーボックスの中を探すと、暗くて見つからず下の方からひっくり返してぐちゃぐちゃになることがあります。
「Anker EverFrost Powered Cooler30」には庫内を照らすライトが付いているので、夜でもスムーズに物を取り出せました。
何気ない機能ですが快適性を高める機能であり、夜間の冷蔵庫の開閉時間を短縮できるので間接的に消費電力の削減にもつながるはずです。
Anker EverFrost Powered Cooler30の注意点
「Anker EverFrost Powered Cooler30」を使ってみて気になったことも含めて、注意事項をいくつか紹介します。
大きいため運搬が大変
横64.2 x 縦43.0 x 高さ48.7cmあるため本体は大きいです。車載時に幅を取るので荷物の調整を行う必要があります。軽自動車で運搬しましたが、1人分の荷物で車内はいっぱいになりました。
また重さが約22kgあるので持ち上げるのにある程度の力が必要です。食材を含めた状態だと大変かなと思いましたが、持ってみるとあまり違いはありませんでした。
キャンプに行く前に問題なく運搬できるか確かめておきましょう。
急な雨や直射日光に注意
「Anker EverFrost Powered Cooler30」は、火気の近く、炎天下の車内、トランク、荷台や直射日光下など高温になる場所で使用、保管はしてはいけません。
炎天下にさらし続けたり、雨に濡れないようにして本体に負担がかからないようにしましょう。
今回は撮影のため日の当たる場所に置いていますが、日差しが当たり続けると黒い天板部分が熱くなっていたりと製品に負荷がかかっていることも体感しました。
防水機能も備わっていないので、天候に関わらずタープやテント内で使用、保管するようにしてください。
傾斜がある場所では使用できない
30度以上の傾斜がある場所に設置すると動作しなくなります。水平に移動させると5分で通常の動作が再開されます。
使用時や保管時は平らな場所に置いてください。
庫内に直接水や氷を入れない
感電や火災のおそれがあるため、直接水や氷を入れてはいけません。
庫内は防水ですが、万が一防水ではない部分に水分が入り込んだ場合に危険があります。
帰宅したらお手入れをしよう
使用後は本体の外装および庫内を石けん水に浸した布をよく絞ってから拭いてください。
その後水を含ませた布で拭き取り、乾いた布でよく拭き取って乾燥させましょう。
庫内に水がたまった場合は、水抜き穴の蓋を外して抜くことができます。
Anker EverFrost Powered Cooler 30があれば新たな体験ができる
使用してみたところ、キャンパーとして非常に魅力的な商品であると感じました。
いつもあきらめていた地物の魚介類がキャンプで楽しめたり帰宅時にお土産まで買えたのは、新しい体験であり、旅としての価値を上げてくれました。
さらに風に飛ばされないテーブルとイスとしての機能が非常に役立ちました。キャンプをする際に強風に苦労させられることが多いため、隠れた便利機能です。
ぜひ夏に向けてキャンプを計画している方は、この記事を参考に「Anker EverFrost Powered Cooler30」を利用して快適なキャンプを楽しんでください。
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「頻繁に行くわけじゃないけれど、せっかく行くならキャンプらしいことをしたい」
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キャンプ・アウトドア用品のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
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