コーヒーメーカーカテゴリの人気記事
皆さんには、「以前から買おう買おうと思っているけど、なかなか手が出せない家電」はありますか?
上位機種のカメラやPCなど、憧れの家電は人それぞれですが、筆者の場合はこちらです。
コーヒーマシン。
それもできればエスプレッソが淹れられて、フロスミルクも作れるモデル……!
かなり以前から検討していているのですが、たびたび家電量販店のキッチンコーナーを右往左往しては、「悩むのに疲れて、もういらない気がしてきちゃうやつ」をやっています。
なかなかいいお値段なのも悩ましいポイントなのですが、「大きなお店で見るからコンパクトに見えるのであって、自宅に置いたら巨大すぎるのでは?」とか、「工事現場くらいうるさかったらどうしよう?」とか、実際に使ってみないとどんなものかが全くわからないというのが、購入に踏み切れない理由でした。
そこで今回は、レンティオの家電レンタルサービスを利用して、憧れの「コーヒーマシンがある生活」を体験してみることにしました!
デロンギの「マグニフィカ イーヴォ」をレンタルしてみた
さて、今回レンタルしたのは「デロンギ マグニフィカ イーヴォ( ECAM29064B)」。
エスプレッソやカプチーノなど、4つのメニューを1タッチで作れるのが魅力のエントリーモデルです。
レンティオのスタッフさんに伺ったところ、コーヒーマシンの中では特に人気の機種なのだとか……。
14泊15日のワンタイムプランを選択し、お届け日を選んだら、あとは置き場所を作って待つだけ。
週末、さっそく大きな箱でデロンギ マグニフィカ イーヴォが届きました。
外箱あり&緩衝材がしっかり入っている上、とても分かりやすい「ご利用ガイド」の冊子付き。
家電のレンタルは初めてで、「もし我が家で破壊してしまったらどうなるんだろう」という心配から夜しか眠れない日々を過ごしていたのですが、過失による破損でも賠償費用は2,000円が上限と記載があって安心しました(※修理が不可能な場合等は例外あり)。
箱から取り出したイヴォ太郎(勝手につけた名前)がこちら。想像よりも大きい!
新しい家電を買った時って、家に置いてみたら「なんか、空間が狭くなったな……」と変な落ち込み方をしてしまうことがあるので、レンタルしてシミュレーションができるのはとてもありがたいです。
さっそく電源を入れてみましょう。
まずはふつうにコーヒーを淹れてみる。カフェ・ジャポーネ
同梱の使用説明書を読みながら空気抜きなどの操作をしたら、コーヒー豆を投入します。
エスプレッソ用の豆や、深煎りの豆がおすすめと記載があったため、市販の深煎りコーヒー豆を購入しました。
デロンギ マグニフィカ イーヴォには、豆の挽き具合が調整するグラインダーノブがあり、同じ豆でも濃さを変えて抽出できます。
メニューはごくシンプルなタッチパネル式。下段のメニューは、左から
- マイラテ(牛乳の量を好みで調整できるカフェラテ)
- カプチーノ
- エスプレッソ
- カフェ・ジャポーネ(いわゆる普通のドリップコーヒー)
- 給湯
です。
ノズルにお湯を通す自動洗浄機能があり、1杯あたりのコーヒー豆の量や、抽出するコーヒーの量、さらには給湯温度なども調整することができます。
エントリーモデルと言いつつハイテクすぎでは?
まずはスタンダードなコーヒーであろう、「カフェ・ジャポーネ」を淹れてみましょう。
コーヒー豆アイコンを押して、豆の量を選択したら、取っ手付きのマグのアイコンをタッチするだけ。
ボタン1つでコーヒーが出た!(当たり前なのですが不思議と感心してしまいました)
しばらく豆を挽く音が響いた後、熱いコーヒーがカップに注がれます。給湯機能を使い、お湯でカップを温めておくこともできたのですが、常温からでもじゅうぶん熱いコーヒーが入りました。
見入っていたらなみなみに注いでしまいましたが、ご覧ください。なんて綺麗な泡立ち……。
カフェ・ジャポーネは、ハンドドリップのように豆を蒸らしながら抽出しているそうで、「エスプレッソの旨味とドリップのすっきりした後味が融合した日本人好みのメニュー」とのこと。たしかに大手コーヒーチェーンのドリップコーヒーは、カフェ・ジャポーネに近い味わいな気がします。
筆者は毎朝勘でコーヒーを淹れていますが、イヴォ太郎さえいれば「今日は麦茶みたいに薄いな~」なんて失敗はなくなるというわけです。
飲んでみたら、カフェで出てくるコーヒーそのもの!深煎りの豆を使用しているため、苦味はやや強めですが、後味はすっきりしていて心地よく楽しめます。
家族に飲んでみてもらっても「お店で飲むコーヒーの味だね、家で淹れるコーヒーと全然ちがう!」と好評。カフェ気分が盛り上がり、パンケーキまで焼いてくれました。
バターを切り分ける間に熱々のコーヒーが入っている、こんな素敵なことってある!?
期待に胸を膨らますエスプレッソ機能
では、特に楽しみにしていたエスプレッソ機能を使ってみます。
エスプレッソは「ダブル」の量も選べます。
ふだんは家でエスプレッソなんて飲めない弊害(?)として、デミタスカップなんてものはなかったのでビーカーで。
なにかの実験っぽくはなってしまいましたが、ぼんやり眺めているだけで綺麗な泡立ちのエスプレッソができるというのは大変に素晴らしい体験です。
牛乳を入れて、氷を詰めたグラスにそっと注いだら、2層のアイスカフェラテが完成。
いつものカフェオレでは到底楽しめない、濃いコーヒーと際立つミルクのコクがとても美味しい1杯になりました。
もはや家がカフェだ。イヴォ太郎さえいればもうカフェに行かなくてもいいのかもしれない。
雲のようにふわっふわのミルク。カプチーノ機能
カプチーノ機能にも目を見張るものがあります。
独自の自動ミルク泡立て技術「ラテクレマ™システム」により、ミルクが最も甘くなる60-65℃の抽出温度が保たれ、ふわふわの美味しいミルクが出来上がるのだそう。
付属のミルクコンテナに牛乳を入れます。メモリにメニューごとの目安がついていたので、量を迷わず済みました。
本体にセットしてカプチーノのボタンを押したら、ノズルから繊細な泡立ちのミルクが。
カップに落ちる様子からして、ふわふわ&なめらか質感なのがよくわかり、早く飲んでみたい! と待ちきれない気持ちになります。
大雪が降った翌日の校庭?
雲のようにふわふわで、均一な泡の口当たりはとても気持ちよく、ミルクの甘さがコーヒーの苦味を引き立てます。
この写真のように、ちょっとカップの上部の余白が気になるなあというときは、「マイラテ」機能がおすすめ。
ミルクコンテナの牛乳を使い切って、すべてフロスミルクとして抽出してくれるので、カップの容量に併せたラテを淹れられます。
ミルクコンテナに牛乳が残りづらいのは地味に嬉しいポイント……。あとミルクノズルもお湯で自動洗浄してくれるから衛生的……!
エスプレッソといえばあのスイーツ
家にコーヒーマシンを導入したら、一度やってみたいことがありました。
それがこれ。好きなだけアイスクリームを盛った「カフェ・アフォガート」。
お気に入りのメーカーのバニラアイスをこれでもかと盛って、熱いエスプレッソを回しかけます。
エスプレッソに触れたそばからゆるやかに溶けるアイスクリームをすくい取り、さらに追いエスプレッソをひと回し。
飲み物とアイスクリームのちょうど中間、熱さと冷たさ、苦さと甘さを交互に楽しめる、なんとも贅沢なスイーツになりました。
大人の方はここにコーヒーリキュールを追加するのもおすすめ……。
このあたりで「さてはコーヒーマシンが家にあると、飲み物だけじゃなくスイーツづくりも捗るな?」と気づき始めます。
混ぜて注いで冷やすだけ。レトロでかわいいコーヒーゼリー
ということで、コーヒースイーツ定番の「コーヒーゼリー」を作りましょう。
作り方はとても簡単。まず、耐熱容器に下記の材料を入れておきます。
- てんさい糖…10g
- 粉ゼラチン…6g
そこにカフェ・ジャポーネを1杯淹れたら、
熱いうちによくかき混ぜて、ゼラチンと砂糖を溶かします。
そこにさらにカフェ・ジャポーネをもう1杯。1杯あたり約180ccなので、360ccほどのゼリー液が出来上がります。
あとはお好みの容器(耐熱容器がおすすめ)に流し入れて、冷蔵庫に入れ固まるのを待つだけ。
固めに泡立てたホイップクリームと、缶詰のチェリーを飾ったら、喫茶店風コーヒーゼリーの完成です。
しっかり食感のゼリーと、固めのホイップクリームがよく合う!
今回はゼラチンで作りましたが、量を少し減らしたり、アガーに変更することで、ぷるぷる食感のゼリーにアレンジすることもできます。
ゼリーを柔らかく作る場合は、ホイップクリームでなく生クリームを泡立てて乗せると、上品かつ贅沢な味わいになりますよ。
ちょっと変わり種、エスプレッソトニック風
「エスプレッソトニック」という飲み物をご存じでしょうか。
その名の通り、エスプレッソをトニックウォーターで割ったコールドドリンクなのですが、コーヒーに合うトニックウォーター風ドリンクのレシピを作成したのでご紹介します。
用意する材料はこちら。
- 水…360cc
- オレンジ果汁…1個分
- レモン果汁…1/2個分
- セイロンシナモン…1本(約2.5g)
- クローブ…2g
- ブラックペッパー…3g
- オールスパイス…2g
- てんさい糖…60g
- 炭酸水…適量
まずセイロンシナモン、クローブ、ブラックペッパー、オールスパイスを合わせてグラインダーで軽く破砕します。
グラインダーやミルがない場合は、乳鉢と乳棒で砕くこともできるのですが、なかなか力仕事なので機械の力を借りるのがおすすめ。
あらかじめパウダー状になっているスパイスを使うこともできますが、香りの面ではやや砕きたてのスパイスに劣ります。
ティーバッグに砕いたスパイスを入れ、てんさい糖と浄水を入れた小鍋を火にかけます。
ふつふつしてきたら弱火にし、ティーバッグを入れて蓋をして10分。
10分経ったらティーバッグを取り出して、耐熱性の保存容器に移し、数時間放置して常温まで冷まします。
最後に果汁を加えたら、トニック風シロップの完成。
エスプレッソとシロップを1:2程度で混ぜたら、氷をグラスに詰めて、炭酸水を注ぎます。
スプーンで1混ぜしたら、エスプレッソトニック風ドリンクができました。
コーヒーの苦さとオレンジ果汁のジューシーさがマッチして、スパイシーな香りとピリッとした刺激が食欲をそそります。スパイスをふんだんに使うことで、クラフトコーラを思わせる複雑な風味が印象的。
ちょっと材料が多いですが、スパイスさえ揃えればお料理だけでなく、こういったドリンクにも使えるので、ぜひ試してみてください。
洋酒を入れて大人の味わい。コーヒーカクテル
返却日が迫りつつありますが、最後はコーヒーを使ったカクテルをご紹介。
「アイリッシュコーヒー」という名前で、本来はホットで楽しむものですが、今は夏場ということでアイスver.を作ります。
氷を詰めたグラスに、アイリッシュウイスキーを30cc注ぎます。
あらかじめ冷蔵庫で冷やしておいたカフェ・ジャポーネを満たし、スプーンなどで軽く混ぜます。
ゆるく泡立てた生クリームをスプーンでそっと浮かべたら完成。
最初に口に触れる冷たい生クリーム、しっかりと苦いアイスコーヒー、そして奥深い香りのウイスキー。生クリームは砂糖控えめか砂糖なし、コーヒーは濃い目がおすすめです。
深煎りの豆だからこそできる絶妙なバランスの、大人のためのコーヒードリンク。生クリームが少々手間ですが、簡単に美味しく作れるのでぜひお試しを。
レンティオのサービスは返却時まですごい +もう数日美味しいコーヒーを楽しむ裏技
さて、コーヒーにスイーツにカクテルに……と心ゆくまで楽しんでいたら、あっという間に返却日当日。
とっても名残惜しいですが、イヴォ太郎(まだこの名前で呼んでいる)とはお別れのときです。
「返却時の掃除って、どこまで綺麗にしたらいいんだろう……」と不安に思っていたのですが(筆者は引っ越し時に退去する家の掃除をギリギリに始めるタイプです)、利用ガイドを読んだら「明らかな汚れ・水分を簡単に拭き取ったり、製品内のゴミを廃棄いただければ結構です。」とあり一安心。
本格的な清掃やメンテナンスは、返却後にレンティオの専門スタッフさんが行ってくださるそうです。
返却時も追加費用なしで、注文履歴から表示できるバーコードを使って送り返すだけ。返却日の当日中に手元を離れていればいいので、夕方になってからゆっくり荷造りすることができました。
それどころか、自宅に梱包用テープがない場合に備えて、段ボールに封をするためのテープまでもが同梱されています。至れり尽くせりすぎる!
憧れのコーヒーマシンがある生活を2週間ほど楽しんでみましたが、いつでもすぐに美味しいコーヒーが楽しめるメリットはもちろん、意外と場所を取ることや、豆を挽く際の音が大きいことなど、実際に活用してみないとわからないデメリットも実感できました。
筆者のように、購入前の検討段階でレンタルしてみるのはもちろん、「夏休み中だけコーヒーマシンのある暮らしをしてみよう」といった使い方もすごくおすすめ。
14日間という期間もちょうどよかったので、是非いちどはレンタルしてみていただきたいです。
ちなみに……
イヴォ太郎のお掃除をする前に、余ったコーヒー豆から多めにエスプレッソを抽出しておきました。
ちょっと時間はかかりますが、人間はボタンをポチポチ押すだけなので楽なものです。
抽出したエスプレッソはこのように、シリコン型の製氷皿に注ぎ、冷凍庫で保存しておけば……
いつでも美味しいアイスカフェラテが作れる、エスプレッソキューブになります。
写真のように冷たい牛乳にポンと1つ入れるだけでもいいですし、解凍して通常のエスプレッソのように使うこともできます。
返却前のひと手間で、さらに数日美味しいコーヒーが楽しめるようになるので、レンタルされる際はぜひ試してみてくださいね!
[レンタル] デロンギ マグニフィカ イーヴォ ECAM29064B 全自動コーヒーマシン|中古・点検済み・保証付き – Rentio[レンティオ]
コーヒーメーカー・エスプレッソマシンのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]