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2022年のiPhone 14シリーズでminiシリーズが廃止され、片手で操作できるハイエンドなスマートフォンはめっきり減ってしまいました。
Galaxy Flipのような折りたたみスマホもありますが、開いてしまえば大画面のスマホと変わらず、片手で操作するのは中々難しいです。
そんな中でASUSの「Zenfone シリーズ」は近年、小型のスマートフォンを販売しており、Zenfone 8以降では5.9 インチのディスプレイサイズとなりました。
最新の「Zenfone 10」は、5.9インチのコンパクトサイズながらSnapdragon 8 Gen 2を搭載し、コンパクトなのにパワフルなハイエンドスマホとなっています。
今回は「Zenfone 10」を詳しくレビューしていきます。
もくじ
Zenfone 10の特徴
Zenfone 10は、コンパクトで軽量なボディと、Snapdragon 8 Gen 2とパワフルさが特徴的です。
カメラの手ぶれ補正が強化されていたり、独自の機能により日常的にも使いやすいスマートフォンになっています。
スペック一覧
項目 | Zenfone 10 |
---|---|
ディスプレイ | 5.9型ワイド AMOLEDディスプレイ Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2,400×1,080ドット (フルHD+) (144Hz) |
静止画 |
|
動画 |
|
OS | Android™ 13 (ZenUI) |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 2 (オクタコアCPU) |
メモリ(RAM) | 16GB/8GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 512GB (UFS 4.0)/256GB (UFS4.0)/128GB (UFS4.0) |
SIMカード | デュアル SIM(nanoSIM x 2) |
通信規格 | 5G |
Bluetooth | 5.3 |
NFC | おサイフケータイ対応 |
バッテリー容量 | 4,300mAh |
充電規格 | ・USB-C PD:最大30W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大15W |
生体認証 | 電源ボタンの指紋認証センサーによる指紋認証 顔認証 |
防塵防水性能 | IP65/IP68 |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
約146.5mm×約68.1mm×約9.4mm |
重さ | 約172g |
カラーバリエーション | ミッドナイトブラック/スターリーブルー/ オーロラグリーン/エクリプスレッド/コメットホワイト |
ポップで可愛らしいデザイン
Zenfone 10は、片手サイズのコンパクトさが可愛らしいですが、ポップなカラバリも魅力的です。
今回紹介しているミッドナイトブラックの他に、オーロラグリーン、エクリプスレッド、コメットホワイト、スターリーブルーの合計で5色展開となっています。
背面はサラサラとした加工がされており、指紋がつきにくい素材になっています。
画面サイズは5.9インチとなっており、筆者は一般的な成人男性よりも手が小さめですが、横幅が68.1mmですので片手での操作が楽に行えます。
一方で、表示できる情報は従来のスマートフォンと遜色なく、スクロールの回数が増えてしまうということもありません。
また、近年のスマートフォンには珍しくイヤホンジャックが搭載されているので、音楽系のゲームでも遅延を気にすることなく遊ぶことができます。
片手操作に適したZenTouch 2.0
スマートフォンのサイズ感も去ることながら、本体右側に搭載されているZenTouchボタン(電源ボタン)を使用することでさらに片手操作の快適性が増します。
操作方法は電源ボタンをダブルタップすることと上下にスワイプする2通りあります。
例えば電源ボタンを2回タップすることで任意のアプリを立ち上げることができたり、上下にスワイプすることで再生中の動画を早送りしたり巻き戻ししたりできます。
ダブルタップ
- Googleアシスタントを開く
- 音声入力する
- カスタマイズ(任意のアプリを開く、Wi-FiのON/OFFなど様々な設定を割り当てる)
スワイプ
- 通知の確認
- Webページの更新
- 前/次のWebページに移動
- Webページの先頭/最後に移動
- ストリーミング動画の早送り/巻き戻し
- メディアファイルの前後移動
- メディアファイルの再生/一時停止
また、エッジツールといって画面右端にある鉤括弧のようなボタンをスワイプすることで、よく使用するアプリや設定を呼び出すことができます。
ホーム画面だけでなくアプリ使用時にもうっすら表示されているのでアプリ間もスムーズに移動することができます。
Snapdragon 8 Gen 2を搭載
片手サイズのコンパクトなサイズ感ながらも、ハイエンドスマホやゲーミングスマホに搭載されているSoCであるSnapdragon 8 Gen 2を搭載しています。
ベンチマークスコアは他社のSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているスマートフォンと比較しても優秀なスコアになっていました。
一方で、ベンチマークなど高負荷な処理をしている際は本体が非常に熱くなっているのを感じたので、小さいボディが故か熱処理能力は低めになっています。
SoCの性能を測る、Geekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのソフトを使用してスコアを出してみました。
Geekbench
Zenfone 10 | Galaxy Z Flip5 | Galaxy S23 | razr 40 ultra | |
---|---|---|---|---|
Single | 2,021 | 1,969 | 1,860 | 1,819 |
Multi | 5,431 | 5,237 | 4,776 | 4,474 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy | Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 Mobile Platform |
AnTuTu Benchmark
3DMark
前述していますが、20回同じ計測を繰り返す「Wild Life Extreme Stress Test」では、後半になるにつれて温度の上昇とともにスコアが減少していました。
コンパクトなのに大容量バッテリー
Zenfone 10はコンパクトですが、4,300mAhと大容量バッテリーとなっており外出時でもモバイルバッテリーがいらないほどの電池持ちです。
バッテリー計測アプリPC Mark for Androidを使用して、擬似的にZenfone 10を長時間使用し続けての充電残量が100%から20%になるまでを計測したところ、17時間5分でした。
また、バッテリーの設定が高性能、ダイナミック、省電力、超省電力の4つから選択でき、リフレッシュレートを制限したりしてバッテリーの消費を節約することも可能です。
最大で30Wの急速充電にも対応しており、短時間で充電することができます。
その他の便利機能
前述した機能に加えて、Zenfone 10の便利な機能を紹介したいと思います。
「ツインアプリ」機能を搭載
XやInstagramなど、複数のアカウントを使用している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
Zenfone 10は「ツインアプリ」に対応しており、主要のSNSやゲームなどを別のアカウントでログインした状態を保持したままにすることができます。
「ロングスクリーンショット」機能を搭載
「ロングスクリーンショット」機能により、Webページ全体をスクリーンショットして保存することも可能です。
好きな範囲をスクショすることも可能ですし、設定しておけば自動でWebページ全体のスクショも可能です。
「Game Genie」機能を搭載
ゲーミングスマホによくある、ゲームプレイに特化した「Game Genie」も搭載しています。
ASUSはZenfoneの他にゲーミングスマホであるROG Phoneを販売しており、ROG Phonと同じ機能をZenfoneでも使用することができます。
また、「Game Genie」では最大で144Hzまでリフレッシュレートを設定することができるので、FPSゲームなどでも快適に遊ぶことができます。
「手袋モード」機能を搭載
ちょっとした面白機能ですが、手袋を装着したまま使用することができる「手袋モード」機能も搭載しています。
実際に厚手のゴム製の軍手を使用して操作してみましたが、問題なく使用することができました。
冬の寒い時期だけでなくても、グローブをよくして作業をする方は重宝する機能でないでしょうか。
Zenfone 10のカメラ性能を作例を交えて紹介
Zenfone 10は、5,000万画素の広角カメラと1,300万画素の超広角カメラの2眼構成となっています。
設定画面より通常画質と5,000万画素の切り替えができるので、5,000万画素で撮影した写真は容量も2倍以上になるのでここぞという時に高画質で撮影するのがおすすめです。
実際、通常画質と5,000万画素で撮影した写真を比べてみても違いはあまりなく、コントラストが少し高く映る印象です。
一方で、拡大してみる細部まできちんと描かれているのは5,000万画素ですので、後から切り抜いたりしても綺麗な画質を保ているのは便利です。
その他の作例は以下になります。
「アダプティブ EIS」機能を搭載
6軸スタビライザーが2.0に進化し、よりブレの少ない撮影が可能になりました。
新機能として「アダプティブ EIS」機能を搭載することで、補正によりクロップされる範囲をブレ幅によってAIが自動で最適な画角を決めるので、従来よりもクロップの範囲が広くなりました。
実際にZenfone 10を使用して簡単なVlogの撮影をしてみました。
確かに「Adaptive」手ブレ補正時は手ブレを抑えつつも、従来の動画と同じ画角で撮影できています。
Zenfone 10の気になるポイント
Zenfone 10をしばらく使用していて気になるポイントがいくつかあったので紹介したいと思います。
発熱とバッテリー持ち
連続してカメラアプリを使用していたり、高負荷なゲームをプレイしている時に発熱が気になりました。
SoCの性能計測の章でも触れていますが、高負荷な作業が続くと温度が上昇し性能もガクッと落ちる印象です。
日常使いなら問題ないのですが、外出先でもがっつりゲームをプレイしたいという方は、モバイルバッテリーを所持するなどした方が安心です。
50MPの撮影が面倒
Zenfone 10は5,000万画素のカメラを搭載しており高画質な写真の撮影が可能ですが、通常画質との切り替えが面倒に感じました。
これまでレビューしてきたスマートフォンは、カメラアプリ上でワンタップで切り替え可能なものが多くありましたが、Zenfone 10はカメラアプリ内の設定画面から解像度を選択し切り替えることができます。
普段から5,000万画素の高画質しか使用しないのであれば問題ないのですが、容量も大きくなってしまうので切り替えながら使用することを想定とすると面倒に感じます。
Zenfone 10はコンパクトなサイズだけでなくUIも非常に使いやすいスマホ
筆者は今回初めて「Zenfone」を使用しました。そこで驚いたのが、「Zen UI」の使いやすさです。
他社の独自のUIほどカスタマイズがされておらず、ピュアアンドロイドに近く、それでいて「ZenTouch」などの痒いところに手の届くようなカスタマイズがされています。
正直、一番使いやすいAndroidスマホだと感じました。
手のひらサイズのハイエンドスマホをお探しの方に、間違いなくおすすめできる一台です。
スマートフォンはレンタルできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では14泊15日〜の短期レンタルや月額レンタルで借りられるスマホを用意しています。
製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
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