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ROG Phone 7 Ultimateをレビュー!遊び心を感じることのできるゲーミングスマホ

ハロニー
ハロニー

更新日2024/11/26

ROG Phone 7 Ultimateをレビュー!遊び心を感じることのできるゲーミングスマホ

ASUSのゲーミングブランド「ROG(アールオージー)」が展開しているゲーミングスマホ「ROG Phone」。

そんな「ROG Phone」から新たにROG PHONE 7シリーズが発売されました

SoCにはSnapdragon 8 Gen 2を搭載し、バッテリーは6,000mAhの超大容量となっています。

また、6.78インチの大画面ディスプレイに165Hzのリフレッシュレートとなっており、付属の外付けクーラーユニットのAeroActive Cooler 7を使用することで冷却性能を格段に上げることも可能です。

今回はROG PHONE 7シリーズの中でも最上機種である「ROG Phone 7 Ultimate」を詳しくレビューしていきます。

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ROG Phone 7 Ultimateの特徴

ROG Phone 7 Ultimateは、超音波タッチセンサー(AirTrigger)やバイパス充電などゲームを快適にプレイできるゲーミングスマホとなっています。

ROG Phone 7 Ultimateの特徴

  • 近未来的なデザイン
  • 6.78インチの大画面に165Hzのリフレッシュレート
  • Snapdragon 8 Gen 2を搭載
  • 超音波タッチセンサー(AirTrigger)
  • バイパス充電対応
  • 優れた冷却性能
  • ソフトウェアでカスタマイズ可能
  • 2.1chの高サウンド
  • 6,000mAhの大容量バッテリー

スペック一覧

ROG Phone 7 Ultimate
ディスプレイ 6.78型 ワイドAMOLEDディスプレイ/Corning® Gorilla® Glass Victus™
最大リフレッシュレート:165 Hz
最大タッチサンプリングレート:720Hz
解像度 2,448×1,080ドット (フルHD+)
カメラ
  • 背面

5,000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9)
1,300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.5mm相当/F値2.2)
500万画素 マクロカメラ (35mm換算:23.6mm相当/F値2.0)

  • フロントカメラ
    3,200万画素カメラ (35mm換算:29.4mm相当/F値2.4)
動画 8K@24fps, 4K@30/60fps, 1080p@30/60/120/240fps, 720p@480fps
プロセッサ Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 2 (オクタコアCPU)
動作周波数:3.2GHz
RAM(メモリ) 16GB
バッテリー容量 6,000mAh
65W高速充電
※バイパス充電が可能
防水性能 IP54
生体認証 ディスプレイ内指紋認証
ワイヤレス充電
冷却システム GameCool 7
┗大型のベイパーチャンバー
┗高熱伝導のグラファイトシート
┗AeroActive Cooler 7
本体カラー ストームホワイト
ストレージ容量 512GB (UFS 4.0)
高さ/幅/厚み(mm) 173mm×77mm×10.3mm
重量 246g
価格(2023年7月現在) 179,800円

同梱品一覧

  • ユーザーマニュアル(兼製品保証書)
  • SIMイジェクトピン
  • AeroActive Cooler 7
  • Aero case
  • サイバーフライトパネル
  • トラベルポーチ
  • USB ACアダプターセット

近未来的なデザイン

ROG Phone 7 Ultimateは、ゲーミングスマホらしい近未来的なデザインが特徴的です。

背面はすりガラスのような内部が透けて見えるデザインになっており、SF映画に出てくる宇宙船を彷彿とさせます。

背面の素材はサラサラとしており指紋が目立ちにくいのもポイントです。

また、ROG Phone 7シリーズの中でもROG Phone 7 Ultimateならでは特徴とも言えるのが、「ROG Vision」です。

ROG Visionは2インチの小型のディスプレイに充電状況や着信時にアニメーションを表示させることができます

6.78インチの大画面ディスプレイに165Hzのリフレッシュレート

ゲームへの没入感を高めてくれるのが、6.78インチの大画面ディスプレイです。

従来のスマートフォンと比較して縦に長いディスプレイとなっており、より多くの情報を表示することが可能です。

リフレッシュレートは165Hz、タッチサンプリングレートは720Hzとなっており、FPSのような瞬時の操作性を求められるようなゲームでも快適に遊ぶことができます。

また、最大輝度が1,500ニトと屋外でもゲームプレイに影響が出ないほど明るいです。

Snapdragon 8 Gen 2を搭載

ROG Phone 7 Ultimateは、Android製スマホの中でも最強クラスのSoC「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載しています。

最大クロック数は3.2 GHzとなっており、3Dグラフィックが多用されているようなゲームでも快適に遊ぶことができます。

SoCの性能を測る、Geekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのソフトを使用してスコアを出してみました。

Geekbench

ROG Phone 7 Ultimate REDMAGIC 8 Pro Galaxy S23 Ultra iPhone 14 Pro
Single 2,047 1,370 1,893 1,760
Multi 5,681 5,068 4,885 4,809
SoC Snapdragon 8 Gen 2 Snapdragon 8 Gen 2 Snapdragon 8 Gen 2 A16 Bionicチップ

シングル、マルチともにこれまでレビューしてきたハイエンドスマホの中で1番の結果になりました。

AnTuTu Benchmark

これまで数多くのスマートフォンをレビューしてきましたが、AnTuTu Benchmarkで160万点を超えるスコアは初めてみました

それだけROG Phone 7 Ultimateのゲーム性能の高さを伺えます。

3DMark

3DMarkでは20回同じ計測を繰り返す「Wild Life Extreme Stress Test」で計測してみました。

測定を始めた頃を高水準を保てているのですが、発熱が高くなるにつれてスコアは落ちていきました。

一方で、後述するAeroActive Cooler 7を使用することで冷却性能が上がり、20回計測を行ったうち全てで3,000後半のスコアとなりました

また、実際にスマホゲームの中では高負荷な「原神」をプレイしてみました。

推奨設定は「中」ですが、グラフィックの設定を最高設定に30分ほどプレイしてみましたがコマ落ちなどはなく快適にプレイすることができました。

超音波タッチセンサー(AirTrigger)

本体側面には超音波タッチセンサーが搭載されており、任意のタッチ操作を割り当てることができます。

FPSのようなゲームでは例えばLボタンをエイム、Rボタンを射撃などに設定することで移動や視点移動をしながら射撃を行うことも可能です。

また、ジャイロに対応しているゲームならより操作性が向上し、ジャイロでエイムをすることができます

ジャイロの他にもモーションコントロールといって、スマートフォンを傾けたり上下左右に振ったりすることに対して操作を割り当てることも可能です。

レーシングゲームなどで車を直感的に操作する際に活躍する機能です。

バイパス充電可能

長時間のゲームプレイを可能にしてくれるのが、バイパス充電になります。

スマホで長時間ゲームをしているとみるみるバッテリーがなくなっていきます。

しかし、充電しながらですと本体が熱を持ったりバッテリーへの負荷が気になります。

ROG Phone 7 Ultimateはバイパス充電に対応しているので、バッテリーを介さず直接給電することが可能です。

これにより、長時間のゲームプレイを実現しています。

充電ポートが2つ

また、バイパス充電時にケーブルが邪魔にならないような配慮も徹底しています。

ROG Phone 7 Ultimateはなんと充電ポートが2つあり、縦持ち横持ちどちらの向きで持っても充電を下から行うことができます。

これによりバイパス充電時もケーブルが邪魔にならずゲームプレイに集中できます

優れた冷却性能

ROG Phone 7 Ultimateは、ベイパーチャンバーとグラファイトシートにより前モデルのROG Phone 6よりも10%冷却性能を向上させました

さらには、AeroActive Cooler 7でさらに冷却することが可能です。

3DMarkの計測で前述した通り、AeroActive Cooler 7を使用することで冷却性能を上げることができ、長時間負荷のかかるゲームをプレイしても安定して性能を発揮することができます。

ソフトウェアでカスタマイズ可能

専用のアプリ「Armoury Crate」を使用することで、ゲームプレイにおける様々な設定が可能です。

CPUやGPU温度を確認したり、超音波センサーやモーションコントロールの設定をしたりすることができます。

また、「Game Genie」はゲームプレイ中に左上から画面をスワイプすることで起動でき、ゲームの妨げになる着信拒否の設定や画面録画などをワンタッチで行えます

2.1chの高サウンド

ROG Phone 7 Ultimateに搭載されているスピーカーはスマートフォンとは思えないほど迫力のあるスピーカーとなっています。

従来のスマートフォンのスピーカーよりも50%音量が増加しており、低音域の出力も20%向上しています

これにより、大迫力の音楽空間を生み出すことができます。

また、付属のAeroActive Cooler 7には サブウーファーが搭載されており、さらに低音域の出力を最大で77%向上することができます

有線接続も可能

3.5mmミニジャックが搭載されているので、有線イヤホンを接続することも可能です。

音ゲーなどする方は、ちょっとした音ズレも気になるところかと思いますのでポイント高いです。

また、Bluetoothでの接続でもQualcomm aptXとaptX Lossless、さらにはハイレゾにも対応しているので高音質で音楽を楽しむことができます。

6,000mAhの大容量バッテリー

ROG Phone 7 Ultimateは、6,000mAhの大容量バッテリーとなっています。

「原神」を30分プレイしても、バッテリーは6%しか減りませんでした

また、65Wの急速充電に対応しており付属の充電器を使用すれば最短44分で100%まで充電することが可能です。

実際に付属の充電器を使用して0%から100%まで充電してみましたが、ほぼ公表値通り1時間以内で満充電することができました

 充電時間 バッテリー残量
 30分 61%
 40分 81%
 50分 96%
 55分 100%

ゲーミングスマホなのに一切妥協のないカメラ性能

ROG Phone 7 Ultimateは、ゲーミングスマホにも関わらず広角、超広角、マクロカメラの3眼構成となっています。

広角カメラにはソニー製のセンサーを搭載した5,000万画素の高解像度カメラが使用されており、RAW撮影にも対応しています。

ROG Phone 7 Ultimateで撮影できる写真はコントラストが高く、空の青や草木の緑がはっきりと映し出されます。

超広角カメラも1,300万画素ではありますが、画質の劣化はあまり感じられず綺麗に撮影することができます。

また、ライトトレイルといって光の軌跡や人の流れを撮影することのできるモードもあり、SNS映えしそうな写真の撮影が可能です。

今回は「トラフィックライト」モードを使用して、車のヘッドライトの軌跡を撮影してみました。

撮影できるモード

  • トラフィックライト:車通りの多い通りで、光と影の流れるような効果を撮影するのに適しているモード
  • ライトグラフティ:暗闇の中の光と影で、美しい画を描くのに適しているモード
  • 滝:絹のように流れる水と、霧状雲を撮影するのに適しているモード
  • 人の往来:歩行者が多い通りで被写体のみにフォーカスをすることができモード
  • スタートレイル:夜空に輝く星の軌跡を撮影するのに適しているモード

ROG Phone 7 Ultimateの気になるポイント

ROG Phone 7 Ultimateをしばらく使用していて気になるポイントがあったので紹介します。

おサイフケータイは非対応

ROG Phone 7 Ultimateはおサイフケータイ非対応のスマホになります。

近年はバーコード決済などおサイフケータイ以外の支払い方法も多数ありますが、電車などに乗る際にモバイルSuicaを利用されている方も多くいるのではないでしょうか。

おサイフケータイ非対応ということは、モバイルSuicaも使用できないので現在モバイルSuicaを使用されている方は注意が必要です

モバイルSuica対応のスマートウォッチが販売されていますので、どうしてもモバイルSuicaを使用したい場合はスマートウォッチで代用することをおすすめします。

Android対応スマートウォッチおすすめ18選!比較ポイントや特徴など解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

重量がおもい

大容量のバッテリーや冷却システムなどを搭載しているので仕方ないことかもしれませんが、246gとゲーミングスマホの中では重ための部類です。

ゲームを長時間プレイしていると腕が疲れてきてしまいますし、冷却性を優先して付属の「AeroActive Cooler 7」を装着するとさらに重量が増します。

機能面ももちろんですが、もう少しゲームプレイ時の快適性が欲しかったところです。

ROG Phone 7 Ultimateはワクワクを感じさせてくれるゲーミングスマホ

ROG Phone 7 Ultimateが届いて、まず最初にパッケージに驚きました。

その後、初期セットアップ時にゲーム操作のチュートリアルがあるのですが、その際も遊び心のある演出でスマートフォンを操作する前からワクワクさせてくれます。

ROG Phone 7 Ultimateはゲーミングスマホという立ち位置なので、ゲーム利用目的で購入するユーザーがほとんどだと思います。

そのゲーム好きのユーザーをワクワクさせるような演出はまさにROG製品ならではと思いました。

機能面ももちろんですが、こういった演出があるからこそ一ファンとしてROG製品を購入する嬉しさがあると筆者は思います。

スマートフォンはレンタルできる

機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。

家電レンタルのRentio(レンティオ)では14泊15日〜の短期レンタルや月額レンタルで借りられるスマホを用意しています。

製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。 スマートフォン_バナー

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