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写真を上達させたいけど何をすれば良いのかわからない…。
写真の趣味を進めていくうちにこんな悩みも出てくるかと思います。
写真を上達するためには、1つだけの要素だけでなく、少しずつテクニックの向上に努めていく必要がありますが、ちょっとしたことで写真に大きな変化が生まれることもあります。
その1つが「構図」で、写真の印象を最も大きく左右する要素と言えるほどの存在です。
今回は、初心者でもすぐ分かるシリーズの実践編として「写真の構図」に着目してテクニックをご紹介していきます。
もくじ
構図を変えるだけで写真は良くなる
写真の上達に思い悩んだとき、改善策としたすぐに実践できるのが「構図」の変化です。
同じ状況でも、どこにカメラを向けるか、どこを切り取るかによって写真の印象は大きく変わるため、構図に変化を加えることが上達への近道とも言えます。
撮影設定など、一眼カメラを使う上では覚えるておくと良いことが沢山ありますが、今回ご紹介していく写真の構図は、目に見える形ですぐ写真の上達を感じられる部分であるため、今回ご紹介したいくテクニックを参考にして、撮影に活かして頂ければと思います。
すぐ使える写真の構図術
構図の良いところは、特別専門的な知識を必要とせず、すぐに実践できるところです。
早速、ここからはすぐ使える写真の構図術をいくつかご紹介していきます。
構図の基本は隙間をなくす
写真の構図の基本は、なるべく無駄な隙間を無くすことです。
視界の中には様々なオブジェクトが入ってくると思いますが、カメラを向けた際にそれらのオブジェクトをいかにバランス良く配置するかが肝となります。
オブジェクトが沢山存在するのに、オブジェクトがない場所が画角内の面積を大きく占めてしまっている場合などは、バランスが悪く感じられることが多く、意識したいポイントです。
一方で被写体が青空や草原など、シンプルな場合にはこの限りではありません。
この様に空の部分に大きな余白があっても広大さを表現でき、印象的で美しい色であることからインパクトを残すことができます。
被写体を左下、右上など隅に寄せる
初心者のうちちやってしまいがちなのが、「被写体を中央に寄せてしまう」ことです。
もちろん被写体によっては、中央に寄せることが最適解な場面も存在しますが、被写体を中心からズラしてみることが、上達への近道となります。
このように写真を6分割したときに赤点の部分に被写体を配置することで、印象が良くなる王道の法則があります。
また、被写体の向きにも注意してみましょう。
基本的に被写体が向いている方向にスペースを作るようにして被写体を配置してみることがおすすめです。
被写体を対角に配置する
見上げる被写体が存在する場合は、被写体を画角内で対角に配置することもおすすめの手法の一つです。
写真の印象的になるべく余白は無くすと先ほどご紹介しましたが、余白がある場合でも、余白を分散させることで印象を変えることができます。
例えば橋の下に入り込んだ場合などには、橋を画角の横方向に配置するのではなく、対角に配置することで余白は端に分散するため、あまり余白に対するバランスの悪さを感じにくくなります。
道路や川など直線に伸びる被写体は三角を意識
一直線に伸びる道路や川を被写体とするときは、手前側と奥側で太さが異なると思います。
この現象を利用して手前から奥にかけて三角形が生成されるような構図を意識してみましょう。
この三角形を意識することで、カメラを向ける高さを適切に調整することができ、写真全体のバランスが良くなります。
適切な角度でない場合は道路が全体的に細く見えてしまったり、奥側の道路が見えなくなる手前で画角から消えてしまうなど、写真の良さを低減させてしまうポイントが見えてきます。
写真の傾きも重要な要素
構図テクニックとは少し異なる話にはなりますが、写真において「傾き」も印象を左右する大きな要素となります。
撮影シーンによって写真の傾きによって不利になることや、逆に傾きによって良い雰囲気を作り出すことができることもあるため、しっかりと状況を見極められるようにしましょう。
風景写真は水平を意識
風景写真を撮影するときは基本的に水平を意識するようにしましょう。
水平線や地平線が見えているときほど水平には特に気をつけることがおすすめで、少しでも傾いているとマイナスの印象を受けやすくなります。
どこで水平を取るべきかは見失いやすくなるため、一点を見つめることなく、構図全体のバランスを確かめながら水平を確認することがおすすめです。
ポートレートなどでは傾きも活用できる
人物撮影におけるポートレート撮影では、必ずしも水平を意識した撮影が、ベストな選択肢になるとは限りません。
ポートレート撮影や、ライブ撮影では、わざと画角を傾かせることも表現法の一つで、水平と平行の写真よりも躍動感をつけることに優れています。
一般的に動かない風景やスナップ撮影よりも、動きがあることで個性あふれる人物撮影の方が、カメラ自体にも動きをつけることがおすすめで、必ずしも写真は水平だけにこだわる必要もないと言えるでしょう。
撮影シーンに合った構図をマスター
どの様な撮影シーンにおいても、確実に写真の印象を良くしてくれる王道は存在します。
その王道の構図の存在を知っておくことで良い写真への近道になるだけでなく、基本を抑えておくことで応用への道筋になるとも言えるでしょう。
写真の構図は、まさに機材やレタッチ以前に写真を決定付ける非常に重要な要素であることから、テクニックとして身につけておくことは非常におすすめです。
使ってみたいカメラやレンズはお試しできる
今回ご紹介してきたのは構図のテクニックと、どの機材を使用した場合にも応用できるものでしたが、機材選びもカメラの趣味における楽しみな要素かと思います。
様々な特徴を有するカメラやレンズが続々と誕生するからこそ、自分に合った機材を見つける難しさが存在することも間違いありません。
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