ASUS Zenbook DUO UX8406MA 使用レビュー!ハイスペックで実用的、作業効率抜群の2画面ノートパソコン
更新日2024/11/13
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パソコンを使う際、モニターを2つ同時に使うことで2画面で効率よく作業できるデュアルディスプレイ。
モバイルディスプレイの普及により、オフィスではもちろん、カフェなどの出先でもノートパソコンとディスプレイをつないで2画面で作業する人も珍しくありません。
今回ご紹介するのはノートパソコン単体でデュアルディスプレイを実現できるインパクト抜群の2画面ノートPC「ASUS Zenbook DUO UX8406MA」。
作業効率アップまちがいなしのハイスペックノートPCを実機を用いて徹底レビューします。
もくじ
ASUS Zenbook DUOのポイント
「ASUS Zenbook DUO UX8406MA」の一番の特徴はインパクト抜群のデュアルディスプレイスクリーン。
2つの14インチフルサイズ有機ELタッチディスプレイがまったく新しいPC体験を提供してくれます。
分離可能なBluetoothキーボードと付属タッチペンを活用することで、通常のノートPCスタイルからデュアルディスプレイ、タブレットのようなスタイルまで、様々な使用方法が可能。
メモリは32GB、CPUにはノートPC向けの最上位モデル「Core Ultra 9」を搭載し、スペック面でも最上級のパフォーマンスを提供してくれます。
業務効率抜群の、ビジネスマンには最適なモデルです。
ASUS Zenbook DUOのスペック
今回レビューに使用したのは以下のモデルです。
製品名 | ASUS Zenbook DUO UX8406MA |
型番 | UX8406MA-U9321WS |
本体カラー | インクウェルグレー |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU名 | インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H |
メインメモリ | 32GB |
メインディスプレイ | 14インチOLED(タッチパネル搭載) |
メインディスプレイ解像度 | 2,880×1,800 |
セカンドディスプレイ | 14インチOLED(タッチパネル搭載) |
セカンドディスプレイ解像度 | 2,880×1,800 |
記憶装置 | SSD:1TB |
Webカメラ | 207万画素Webカメラ内蔵 |
無線LAN | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
バッテリー駆動時間 | 約16.6時間 |
インターフェイス | HDMI×1 Thunderbolt 4 (Type-C) ×2 USB3.2 (Type-A/Gen1) ×1 |
サイズ (幅×奥行×高さ) | 313.5×217.9×14.6mm |
重量 | 約1.65kg |
参考市場価格 | 349,800円 |
ASUS Zenbook DUO実機レビュー
それでは早速実機を見ていきましょう!
スマートでシンプルな外見
まず、キーボードを装着した状態での外見は通常のノートPCとほとんど変わりありません。
最新のモバイルPCと比べるとキーボード部分にやや厚みを感じるものの、言われなければ気づかないレベルです。
天板にはASUSのロゴが大きくあしらわれていますが、デザイン的にはかなり控えめ。
全体的にシンプルで抑えめのデザインとなっています。
キーボードを装着した状態での重量は実測で約1.7kgでした。
必要十分なインターフェース
ポート類はHDMI、USB Type-A端子(USB3.2)に加え、Thunderbolt 4対応 USB Type-C端子を2つ搭載。
シンプルながら汎用性が高く、様々な機器との接続が可能です。
中でもThunderbolt 4対応端子は、高速データ転送や高画質の映像出力に対応しており、外部ディスプレイとの接続にもとても便利。
ポート類は必要十分といった感じで、不足する場面はほとんどなさそうです。
タッチ対応の2画面有機ELディスプレイ
先述の通り、ディスプレイは14インチの有機ELディスプレイ2画面を搭載。
解像度は2,880×1,800の高画質で、2画面ともタッチ対応となっています。
有機ELは他のASUS製品同様、色鮮やかでとても美麗な仕上がりです。
角度調整可能で便利な背面キックスタンド
本体背面には無段階調整可能なキックスタンドを搭載。
自由にディスプレイ角度を変更できるため、自分にとって最適な角度で作業することが可能です。
スタンドはかなりしっかりした造りで、安定感抜群だと感じました。
取り外し可能なBluetooth対応キーボード
本機のギミックの鍵となるのが分離可能なBluetooth対応キーボード。
このキーボードを脱着することで、通常のノートPCモードとデュアルディスプレイモードを自由に切り替えることが可能です。
キーボードとディスプレイはこちらの端子で物理的に接続する形式です。
キーボードをディスプレイに物理接続すれば、自動的に本体がキーボードを認識、給電もする仕様となっています。
キー配列はこんな感じで、Backspace横のキーがやや小さい以外は標準的な配列です。
キーボード側面にはBluetoothのOn/Offボタンとキーボード用の充電ポートが配置されています。
タッチペン「ASUS Pen 2.0」も付属
本機にはタッチペンも標準で付属。
タッチペンを使って折りたたみ式タブレットのようなスタイルでの使用も可能です。
上下2画面ともタッチディスプレイに対応しているため、メモ書きや簡単なイラスト作成にも便利そうです。
コンパクトな充電器
付属の65W充電器は独特の形状ながら、コンパクトで持ち運びにとても便利。
ケーブルとの分離も可能で、使いやすい仕様となっています。
CPUに「Core Ultra 9」搭載でスペックも超ハイスペック
本機はCPUに「Core Ultra 9 185H」を採用。
インテル第14世代ノートPC向けCPUの最上位モデルに位置づけられるCPUを搭載しているため、スペックも超ハイスペックです。
さらに、メモリ32GB、内蔵ストレージも1TBと、ビジネス向けのモデルとして必要なスペックは完全に満たしています。
ベンチマークソフト「PC MARK 10」でも高いスコアを記録。
ゲームにはあまり向かないものの、オフィス用途のノートパソコンとしては最上位クラスのスペックです。
5つのモードを実際に使ってみる
ここからは2画面を生かした5つのモードを実際に使用してみましょう。
ノートPCモード
まずは通常のノートPCモード。
先述の通り、ノートPCとしてなんの違和感もなく使えます。
ノートPCモード+バーチャルキーボード
続いて、キーボードを外した状態でバーチャルキーボードで操作してみます。
6本指や3本指でのタッチなど、ジェスチャー操作により仮想キーボードとトラックパッドを呼び出すことができ、物理キーボードなしでも問題なく操作が可能となっています。
デュアルディスプレイモード
そして目玉となるデュアルディスプレイモード。ほとんどの人はこの状態で操作することになると思います。
画面上の作業スペースが縦に広く、思った以上に快適に作業が可能です。
2つのウィンドウを常時開いておくのはもちろん、1つのウィンドウを縦長に使うこともできるため、作業効率はかなり高いと感じました。
キーボード操作での画面上下切り替えにも対応しているので、ワンタッチで画面を切り替えることもできました。
デスクトップモード
さらに、ディスプレイの向きを変えてデスクトップモードにすることもできます。
縦画面×2で使えるので、縦画面でプログラミングなどをしたい方にはピッタリ。
惜しいのは本体背面のスタンドがデスクトップモード使用時は使えないこと。そのため角度調整もできませんし、やや不安定に感じてしまいました。
共有モード
本機のヒンジは180°展開できるフルフラットヒンジのため、開いた状態でテーブル上に置くことができます。
2画面を生かして、紙の資料のようにデザイン案などを複数人で検討する用途にも使えそうです。
「ASUS ZenBook DUO」を実際に使って分かったメリット
ここからは本機を実際に使って分かったメリットをご紹介します。
デュアルディスプレイモードは実用性抜群
一番の目玉機能であるデュアルディスプレイモードは実際に使用してみて、とても便利だと感じました。
これまでもデュアルディスプレイを搭載したノートPCはありましたが、値段が高価すぎるものや、セカンドディスプレイが小さすぎるものなど、実験的なモデルがほとんどであまり実用的ではありませんでした。
それに比べると本機はかなり実用的で、日常的にも問題なく使える仕上がりとなっています。
その反面、その他のモードは個人的にはあまり使わなそうかな…とも感じました。
ハイスペックで業務効率化には最適
本機はビジネス向けノートPCとしてはとてもハイスペックなため、あらゆる業務を快適にこなすことが可能です。
便利なデュアルディスプレイと高いスペックの相乗効果により、仕事のスピードを極限まで高めてくれそうだと感じました。
「ASUS ZenBook DUO」を実際に使って分かったデメリット・気になる点
便利な本機ですが、使っていて気になるポイントもありました。
キーボードを分離した状態でのタイピングは少しやりづらい
分離可能なキーボードですが、取り外した状態で操作すると、キーボードそのものがかなり薄型のため、やや安定感にかけると感じました。
キーボードそのものに傾斜もついていないため、タイピングがしづらかった印象です。
また、キーボードを分離しても自動的に接続するわけではないため、初回はBluetooth接続の設定が必要となります。
もちろん一度設定してしまえば問題はないのですが、キーボードを分離状態にすると電源は供給されず、Bluetooth接続も必要なため、人によってはその点が不便に感じるかもしれません。
ハイスペック・多機能な分価格もやや高価
本製品の一番のネックになりそうなのが価格面。
公式ストアでの販売価格が約35万円(記事執筆時点)とやや高価になっています。
もちろん値段相応のスペック・機能を備えているとは思いますが、なかなか手の出しづらい価格帯というのが正直なところです。
業務効率化に最適!どこでもデュアルディスプレイが展開できる実用的な2画面ノートPC
価格面がややネックではあるものの、ご紹介してきた通り、ビジネス用のノートPCとしては最高クラスの性能だと感じました。
何よりもデュアルディスプレイが便利で、使ってみたら手放せなくなる方も多いのではないでしょうか。
出張の多いビジネスマンや業務効率を求めるプログラマーの方などにおすすめのモデルです。
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