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mouse(マウス) G-Tune DG-I5G60をレビュー!王道の白いゲーミングPCはこれ

ハロニー
ハロニー

更新日2024/11/13

mouse(マウス) G-Tune DG-I5G60をレビュー!王道の白いゲーミングPCはこれ

BTOメーカーとしても名高いマウスコンピューターが展開するゲーミングPCブランド「G-Tune(ジーチューン)」。

G-TuneのゲーミングPCといえば、一般的なパソコンによくある黒いケースのモデルを想像するかと思いますが、2023年の8月から本体カラーがホワイトの白いゲーミングPCなども展開しております。

DGシリーズのほとんどのモデルで購入時にケースをカスタマイズすることができ、今回紹介する「G-Tune DG-I5G60」もホワイトカラーのケースを選択することができます。

それでは早速、ホワイトカラーモデルの「G-Tune DG-I5G60」をレビューしていきます。

 

G-Tune DG-I5G60の特徴

DG-I5G60はホワイトカラーのケースのほかに中が透けてみえるガラスの側面を採用しており、デスクの上にPCを設置しても映えるデザインになっています

また、G-Tune特有のエアフローを重視したケースデザインとなっており、優れた冷却性能も特徴的です。

スペック一覧

BTOになりますので購入時にカスタマイズは可能ですが、今回紹介するモデルのでスペックになります。

G-Tune DG-I5G60
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル(R) Core(TM) i5-13400F プロセッサー ( 10コア / 6 P-cores / 4 E-cores / 16スレッド / TB時最大4.6GHz / 20MB )
GPU NVIDIA GeForce RTX 4060 / 8GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 )
メモリ 16GB メモリ [ 8GB×2 ( DDR5-4800 ) / デュアルチャネル ]
CPUファン 【9cmFAN/ヒートパイプ式】オリジナル サイドフローCPUクーラー
無線LAN Wi-Fi 6E ( 最大2.4Gbps ) 対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 ( Windows 10はWi-Fi 6動作 )
サウンド ハイデフィニション・オーディオ
SSD 1TB NVMe SSD ( M.2 PCIe Gen4 x4 接続 )
インターフェース 前面:マイク・ヘッドホン端子、USB-A端子 ×2、HDMI端子
電源 750W 電源 ( 80PLUS(R) BRONZE )
バッテリー駆動時間 最大9時間(JEITA 2.0)
サイズ(幅×奥行×高さ) [本体]約189 × 396 × 390mm [突起物含む]約194 × 411 × 400mm
本体質量 約11.3kg

LEDが美しい白いゲーミングPC

近年はデスク上にPCをセッティングし、PC内部をLEDライトでRGBに光らせる、まさに見せるゲーミングPCが流行りつつあると思います。

冒頭でも説明しているように、今回紹介する「DG-I5G60」を含むGDシリーズ(ミニタワーモデル)は、購入時にサイドパネルを強化ガラスにしたり、ケースをホワイトカラーにカスタマイズすることが可能です。

ホワイトカラーのケースを選択すると排気部分がLEDケースファンになり、PC内部を光らせることができます。

ホワイトカラーのケースは青色とマゼンダのLEDカラーのどちらかを選択することができ、今回レビューしているものは青色のLEDはまさにホワイトカラーのケースにマッチした幻想的な色合いになっています。

筆者のようにデスクやデバイスを白色で揃えると尚、ホワイトカラーのゲーミングPCが輝きます。

GeForce RTX 4060搭載

G-Tune DG-I5G60に搭載されているグラフィックボードは「GeForce RTX 4060」となっています。

購入時によって搭載されるグラフィックボードは異なると思いますが、今回紹介するものにはASUSのグラフィックボートが使用されていました。

GeForce RTX 40シリーズは、30シリーズと比較してAI機能が向上しており、DLSS 3によりフレームレートを補完してくれたり、AV1コーデックにより高画質な動画配信を可能にしています。

ゲーム性能について詳しくは後述しますが、GPUの性能を測る「3DMark」を使用してスコアを検証してみました。

また、過去にレビューしたRTX 4070 TiRTX 4070を搭載したゲーミングPCのスコアも参考に記載しています。

Time Spy

RTX 4060 RTX 4070 Ti RTX 4070
9,499 18,214 14,996

Fire Strike

RTX 4060 RTX 4070 Ti RTX 4070
20,387 39,434 33,514

こちらのベンチマークをスコアを参照すると、前世代のGeForce RTX 3060とGeForce RTX 3060Tiの中間レベルの性能といえます。

インテル Core i5-13400F プロセッサー

CPUには「インテル Core i5-13400F プロセッサー」が使用されています。

CPU性能としてはミドルクラスのモデルとなっており、グラフィックボードの「GeForce RTX 4060」もミドルクラスですので、相性の良さも伺えます。

今回は「CINEBANCH R23」と2023年9月にリリースされたばかりの「Cinebench 2024」を使用して、スコアの計測をしてみました。

CINEBANCH R23

Core i5-13400F Core i7-13700K Ryzen 7 5700X
マルチ 13,264 21,479 13,532
シングル 1,741 1,198 1,514

Cinebench 2024

高効率エアフローによる優れた冷却性能

G-Tuneのケースの特徴とも言えるのが、エアフローの効率を考えた設計です。

従来のPCケースは前面から吸気し、背面から排気するのが一般的ですが、DG-I5G60のミニタワーケースは底面と側面から吸気を行うフローになっており、熱を帯びやすいグラフィックボードやCPUを効率的に冷やすことができます。

また、同様に熱を帯びやすい電源ユニットケースを上部に配置し、熱源になりやすいCPU、グラフィックボード、電源ユニットの間隔を離すことで熱がこもりにくくなっています。

実際にApex Legendsを3時間ほどプレイした際のGPUとCPU温度の上昇の様子になります。

CPUの適正温度は80℃~70℃以下が望ましいとされていますが、平均で59℃ほどで最大でも68℃でした。

GPUの適正温度は高負荷時で80℃前後と言われており、平均62℃、最大で70℃となっていました。

設置場所を考慮したインターフェース

前面上部にインターフェースが集約しており、絶妙な角度がついているのでデスク下にPCを置いてもアクセスしやすくなっています。

また、他社のゲーミングPCにはない機能として、VR向けヘッドマウントディスプレイなどを接続するHDMIポートが搭載されています。

背面にあるHDMIケーブルをグラフィックボードのHDMI端子に接続することで使用できるようになり、ヘッドマウントディスプレイの他、ペンタブやサブモニターなど頻繁に抜き差しするものを接続するのに適しています

サポートが充実している

マウスコンピューターでPCを購入するメリットとして、日本国内のPCメーカーなのでサポート内容の充実さが挙げられます。

特に凄いのが24時間365日の電話サポートに対応しており、いつでもサポートが受けられる安心感があります。

初めてゲーミングPCを購入される方であったり、PCについてあまり詳しくない方はマウスコンピューターはおすすめです。

G-Tune DG-I5G60のゲーム・動画配信、編集性能を検証

DG-I5G60の特徴を紹介してきましたが、実際のゲームプレイ時や動画配信、また動画編集時の性能を検証していきたいと思います。

GeForce RTX 40シリーズによるDLSS3に対応

GeForce RTX 40シリーズの大きな特徴でもある「DLSS 3」機能

DLSS 3 は全く新しいフレームを生成するオプティカルマルチフレーム生成に対応し、フレームレートをAIが自動的に補完することであらゆるゲームタイトルのfps値を上げてくれます

実際にDLSS 3に対応している「ホグワーツ・レガシー」をプレイしてみて、DLSS ON(バランス、ウルトラパフォーマンス)とOFFで比較してみました。

ONとOFFとではシーンによっては倍以上の結果になりました。

DLSSをオフにした状態では60fpsまで下がってしまうので、RTX40シリーズのフレーム生成機能の高さが伺えます。

ゲームプレイの検証

FPSやRPGなど、複数のタイトルをプレイした際のパフォーマンスについても検証していきます。

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)をプレイ

まずは、Apex Legendsをプレイした際の検証結果になります。

Apex Legendsの推奨環境は以下となっています。

必要動作環境 推奨動作環境
OS OS: Windows 7 64ビット版 Windows 7 64ビット版
CPU Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHz Intel i5 3570Tおよび同等品
メモリ 6GB 8GB
グラフィックボード NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
GPU RAM 1GB 8GB
ストレージ 22GB以上の空き容量 22GB以上の空き容量

モデルディティール以外の設定を全て「低」設定にし、解像度を「フルHD」と「WQHD」の両方で検証しました。

フルHD

最小値は177fps、最大は300fpsとなり、平均値は251fpsでした。

WQHD

最小値は123fps、最大は248fpsとなり、平均値は174fpsでした。

フルHD、WQHDどちらも高フレームレートでゲームをプレイすることができたので、フルHDなら240Hz、WQHDなら144Hzのゲーミングモニターでも充分性能を発揮することができます。

Valorant(ヴァロラント)をプレイ

続いて、Valorantをプレイしてみました。

Valorantの推奨環境はこちらになります。

最低スペック(30fps) 推奨スペック(60fps) ハイエンドスペック(144fps以上)
OS Windows 7/8/10 64-bit Windows 7/8/10 64-bit Windows 7/8/10 64-bit
CPU  Intel Core 2 Duo E8400、Athlon 200GE Intel Core i3-4150、Ryzen 3 1200 Intel Core i5-9400F 2.90GHz、Ryzen 5 2600X
メモリ 4GB RAM 4GB RAM 4GB RAM
グラフィックボード Intel HD 4000、Radeon R5 200 Geforce GT 730、Radeon R7 240 Geforce GTX 1050 Ti、Radeon R7 370
GPU RAM 1GB VRAM 1GB VRAM 1GB VRAM

ValorantはAPEXと同じFPSゲームですが、比較的負荷が軽いゲームになります。

実際にValorantでデスマッチをプレイした際のfpsの変動になりますが、高いfpsを維持できているのが分かると思います

最小値は214fps、最大値は357fps、そして平均値は285fpsとなりました。

ホグワーツ・レガシーをプレイ

最後に、ホグワーツ・レガシーをプレイしました。

ホグワーツ・レガシーの推奨環境はこちらになります。

最低仕様 推奨/高品質仕様 ULTRA仕様 4K ULTRA仕様
OS Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット)
CPU Intel Core i5-6600 (3.3GHz)、またはAMD Ryzen 5 1400 (3.2GHz) Intel i7-8700 (3.2GHz)、またはAMD Ryzen 5 3600 (3.6GHz) Intel Core i7-10700K (3.80GHz)、またはAMD Ryzen 7 5800X (3.80GHz) Intel Core i7-10700K (3.80GHz)、またはAMD Ryzen 7 5800X (3.80GHz)
メモリ 16GB 16GB 32GB 32GB
グラフィックボード NVIDIA GeForce GTX 960 4GB、またはAMD Radeon RX 470 4GB VIDIA GeForce RTX 1080 Ti、AMD Radeon RX 5700 XT、またはINTEL Arc A770 NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti、またはAMD Radeon RX 6800 XT NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti、またはAMD Radeon RX 7900 XT
ストレージ 85GB HDD 85GB SSD 85GB SSD 85GB SSD
備考 SSD (推奨)、HDD (要対応)、720p/30fps、低画質設定 SSD、1080p/60fps、高画質設定 SSD、1440p/60fps、ウルトラ画質設定 SSD、2160p/60fps、ウルトラ画質設定

ホグワーツ・レガシーは他のゲームと比較して重ためのゲームになり、最低仕様でもRAMが16GB、推奨仕様でCore i7のCPUが必要と、スペックの求められるゲームになります。

そんなホグワーツ・レガシーですが、ゲーム内ベンチマークによる推奨設定であれば平均して100〜150fpsでプレイすることができますが、最高画質設定では戦闘シーンなどで途中で落ちてしまうことがありました。

これまでRTX 4070 TiRTX 4070を搭載したゲーミングPCをレビューしてきましたが、最高画質で落ちてしまうということはなかったので、RTX 4060ですとホグワーツ・レガシーの高いグラフィックに耐えられない場面も出てきそうです。

下記の動画はWQHDの推奨設定、WQHDの高画質設定でプレイした際のfpsの値になります。

DLSS設定はオートにしてあります。

推奨設定では80fps前後となり、高画質設定でも60fps以上の数値となりました。

RTX 4060でホグワーツ・レガシーを快適にプレイしたい場合は画質をフルHDに落としDLSSの設定を画質を上げてくれる「クオリティモード」にするなど工夫が必要そうです。

予算に余裕がある場合は、RTX 4060 TiやRTX 4070に変更した方が良さそうです。

ホグワーツ・レガシーをプレイするのにおすすめのゲーミングPCはどれ?推奨スペックは?RTX40シリーズで検証してみた – Rentio PRESS[レンティオプレス]

動画配信の検証

GeForce RTX 40シリーズから新たな動画エンコード規格である「AV1エンコード」に対応しました

AV1エンコードは従来のH264と比較して高画質で配信を行えることが特徴的です。

下記の動画はAV1とH264で配信した動画の比較になります。

H264では終始映像が乱れてしまっていますが、AV1ではほとんど映像に乱れを感じません。

プラットフォームによってはビットレートの上限が決まっていますが、AV1でなら低ビットレートで高画質な配信を行うことができます。

動画編集の検証

動画編集時についても検証を行いました。

動画編集においてスペックに左右される動作は大きく分けて、高画質素材のタイムラインでのスムーズさ、倍速再生時のカクツキ、書き出し速度になります。

下記の動画は4K/30pで撮影した素材を、Premiere Pro 2023で編集している様子になります。

タイムライン上や倍速再生時のカクツキは全くありませんでした。

また、5分51秒の動画の書き出し速度を過去にレビューしたRTX 4070 TiRTX 4070を搭載したゲーミングPCと比較してみました。(使用しているCPUが異なりますので単純比較ではありません)

RTX 4060 RTX 4070 Ti RTX 4070
1分53秒 1分38秒 1分55秒

RTX 4070を搭載したゲーミングPCでは、そこまでの差が生じませんでした。

G-Tune DG-I5G60の気になるポイント

DG-I5G60をしばらく使用していて気になるポイントがいくつかあったので紹介したいと思います。

排熱音が気になる

DG-I5G60のCPUクーラーは標準構成では空冷のクーラーになっており、PCに負荷がかかるゲームなどをしているとファンの音が50dBほどまで上昇します。

FPSなどの音を重視するゲームプレイ時はヘッドセットなどをしているのであまり気になりませんが、RPGなどオープンワールド系のゲームをプレイしている際はファンの音が気になることがありました。

以前レビューしたG-Tune DG-A7G70は240mmの水冷クーラーが搭載されておりゲームプレイ時でも45dB近辺となっていたので、ゲームプレイ時の騒音を考慮するのであれば購入時にカスタマイズすることをおすすめします。

LEDの色が変更できない

青色のLEDファンがとても魅力的ですが、LEDの色の変更や消灯をすることができない仕様となっています。

光らせることができる多くのゲーミングPCは、色や明るさの制御をソフトウェアでできますがDG-I5G60はそれができません。

LEDケースファンの購入を検討している方は、色や明るさの変更ができないことだけ注意しておきましょう。

G-Tune DG-I5G60は王道の白いゲーミングPC

白いゲーミングPCを販売しているメーカーは少なく、自作するかBTOメーカーなどケースを選択できるようなメーカーでしか白くておしゃれなゲーミングPCを購入することが難しいです。

そんな中でG-TuneDG-I5G60はBTOメーカーならではの購入時にケースを選択でき、グラフィックボードやCPUなど自分好みのパーツを選択しつつも白いゲーミングPCを手に入れることができます

真っ白いケースは白デスクで映えますし、LEDのライティングも非常に綺麗です。

白いゲーミングPCを探している方は、DG-I5G60を試してみてはいかがでしょうか。

ゲーミングPCはレンタルできる

ゲーミングPCは決して安い製品ではありませんので、できれば買ってから後悔はしたくないものです。

そのためにもゲーミングPCのお試しレンタルをおすすめします。

家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、ゲーミングPCゲーミングノートPCをはじめゲーミングモニターゲーミングキーボードなどのレンタルを提供しています。

製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。

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