Temuのワイヤレスイヤホンはおすすめしない？購入時の注意点について解説します

先日、家電製品総合アドバイザーの筆者が試しにTemuを使ってみたのですが、購入した商品のほとんどを使うことができませんでした。そのうちの1つがワイヤレスイヤホンです。

そのワイヤレスイヤホンは不良品だったわけではないのですが、ある理由から日本で電源をいれること自体に問題があると考え、正確に言えば使わないようにしました。

本記事ではその理由とTemuでワイヤレスイヤホンを購入する注意点を解説します。

Temuには格安のワイヤレスイヤホンがたくさんある

Temuで購入したのは当時532円で販売されていたもので、Temuのベストセラーランキングにも掲載されている「PRO 60」というワイヤレスイヤホンです。

レビューも1,500件以上(うち日本のレビューは200件以上)あり、平均評価も5点中4.6の評価の高いものでした。

Temuではこのような安く、評判のよいワイヤレスイヤホンがいくつも見つけることができます。

技適マークがなかった

届いたワイヤレスイヤホンを使えなかった最大の理由が、商品外箱・本体・説明書いずれにも技適マークの表示がなかったことです。

つまり、技適マークのないワイヤレスイヤホンを国内で使うと電波法違反となってしまうため、電源を一度もいれることなく使うことを断念しました。

本体充電ケースの中やイヤホン本体も隅々まで確認したのですが、「技適マーク」を見つけることができませんでした。

技適マークとは

「技適マーク」とは電波法で定められた技術基準をクリアした無線機であることを証明するものです。上の写真はApple社のワイヤレスマウスですが、裏側の赤丸部分が「技適マーク」になります。

ワイヤレスイヤホン・ワイヤレスマウスの他に、スマホ・モバイルWi-Fi・トランシーバー・無線カメラ・ワイヤレスキーボードなど、Wi-FiやBluetoothを使う端末には、基本的に「技適マーク」が表示されています。

総務省 電波利用ホームページ｜電波監視｜技適マークのＱ＆Ａ

電波法違反は使用者に罰則がある

もし、「技適マーク」の確認をせずに今回のワイヤレスイヤホンを使っていたら、筆者は電波法を違反しておりました。つまり、法律を犯していた可能性があります。

電波法違反の場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金(公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金)となるため、気をつけなければなりません。

なぜ技適マークがない商品をTemuで買えるのか

TemuおよびTemuに出品する企業が日本企業ではなく、日本で製造・販売しているわけではありません。そのため、日本の法律である「技適マーク」の表示義務はなく、海外から個人輸入しているということになるからだろうと思います。

つまり、現状は販売側に責任はなく、購入者自身が法律違反のリスクを負ってしまう可能性が高い状態にあると言えます。

Temuでワイヤレスイヤホンを買うときの注意点

ワイヤレスイヤホンをはじめ、無線通信を使う電化製品をTemuで購入する際は「技適マーク」のある商品か事前に確認してから買う必要があります。

しかし、Temu内で「ワイヤレスイヤホン 技適」と検索しても、商品名や商品ページで技適マークの表示を確認することはかなり難易度が高いと感じました。

知らぬうちに電波法を犯さないためにも、現時点ではTemuでワイヤレスイヤホンならびに無線通信のあるデバイスは購入しないようにすることをおすすめします。

Temuへの要望

日本で購入できる以上は、Temu内で購入者に向けて電波法に関する周知をしてもらい、合わせて出品されている無線通信機器の技適マーク有無の確認ができるようにようにしてほしいと思います。

安心して使える高品質のワイヤレスイヤホンのレンタルのすすめ

レンティオには国内で販売されているワイヤレスイヤホンのレンタルを提供しています。

高頻度かつ長期間にわたって使い続けられる高品質なワイヤレスイヤホン探しのために、「買って失敗した」を減らせるのがお試しレンタルのメリットです。

レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。

ワイヤレスイヤホンのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]

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