ROG Phone 8 Proをレビュー!防水もおサイフケータイもワイヤレス充電も全部盛りのゲーミングスマホ
更新日2024/11/13
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ゲーミングスマホと聞くとゲーム性能に特化して日常的には使用しづらい印象を受けるかもしれません。
かく言う筆者も、これまでいくつかゲーミングスマホをレビューしてきましたが、おサイフケータイが使用できなかったり、ワイヤレス充電に対応していなかったりと日常的に使用しづらいことをデメリットとして考えていました。
そんな中でASUSが展開するゲーミングブランドから新た発売された「ROG Phone 8/ROG Phone 8 Pro」は、なんとおサイフケータイやワイヤレス充電に対応しています。
今回はROG Phone 8 Proを詳しくレビューしていきたいと思います。
もくじ
ROG Phone 8 Proの特徴
スペック一覧
ROG Phone 8 Pro | |
---|---|
ディスプレイ | 6.78 型 LTPO AMOLED ディスプレイ (1~120Hz、最大 165Hz) Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2 |
解像度 | 2,400×1,080 ドット (フル HD+) |
カメラ |
|
動画 | 8K@24fps, 4K@30/60fps, 1080p@30/60/120/240fps, 720p@480fps |
プロセッサ | Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3 (オクタコアCPU) |
RAM(メモリ) | 16GB |
バッテリー容量 | 5,500mAh |
防水性能 | IP65/IP68 |
生体認証 | ディスプレイ内指紋認証 顔認証 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
冷却システム | 360°SoC Cooling System Gen 2 -グラファイトシート -急速冷却コンダクター -窒化ホウ素 -ベイパーチャンバー -グラファイトシート |
本体カラー | ファントムブラック |
ストレージ容量 | 512GB (UFS 4.0) |
高さ/幅/厚み(mm) | 163.8mm×76.8mm×8.9mm |
重量 | 225g |
コンパクトかつ軽量になったボディ
ROG Phone 8 Proは前モデルのROG Phone 7 Ultimateと比較して17%コンパクトかつ15%スリムになり、9%の軽量化を実現しています。
実際に重量もROG Phone 7 Ultimateが246gだったのに対し、ROG Phone 8 Proは225gと20g以上の軽量化をしています。
ゲーミングスマホは重量が重たいイメージがありますが、Galaxy S24 Ultraが約232g、iPhone 15 Pro Maxが221gですので、大画面のスマホの中では重量が重たすぎるということはありません。
背面はサラサラとしたマット調のデザインとなっており、ゲームをプレイしていて多少の熱を感じても不快感が少なくなっています。
また、341個のプログラム可能なミニLEDを搭載しており、様々なアニメーションを表示することが可能です。
ゲームプレイ以外にも遊び心がある演出が、ROG Phoneの魅力でもあります。
6.78インチかつ165Hzのディスプレイ
ゲームプレイを快適にするには大画面のディスプレイは欠かせません。
ROG Phone 8 Proは6.78インチのディプレイを採用しており、バトロワからRPGなどのゲームまで幅広く快適に遊ぶことが可能です。
また、最大165Hzのリフレッシュレートに対応しているため、高リフレッシュレートに対応したゲームも快適に遊べます。
最大輝度も2,500nitsになっているため、屋外のゲームプレイも快適にプレイすることが可能です。
快適なゲーム性能
ROG Phone 8 Proは他のスマホにはないゲームを快適のプレイできる性能が沢山あります。
それぞれの性能を詳しく紹介していきます。
超音波タッチセンサー(AirTrigger)
ROG Phoneお馴染みのAirTriggerにより、コントローラーのようにスマホゲームをプレイすることができます。
仮想のボタンを画面内に配置することにより、側面のAirTriggerを押すことで画面をタップしたことと同じ操作を割り当てることができます。
また、内側と外側で別の操作を割り当てたり、押すと離す動作で別の操作を割り当てることも可能です。
バックグラウンドモード
オートバトルなど放置したままでもゲームを進められるゲームで便利なのがバックグラウンドモードです。
バックグラウンドモードを有効にするとゲームを最小化してもゲームが途中で止まることなく進行し続けます。
そのため、別の作業をしながらキャラクターの育成などをおこなうことが可能です。
X Sence
X Senceはゲーム内のあらゆる操作を自動化してくれる機能です。
RPG系のゲームではキャラクターを前に進めるには前方向に入力し続ける必要がありますが、X Sence内の機能を使用すれば自動で前に入力し続けてくれます。
また、自動ピックアップをONにすれば、ゲーム内に落ちているアイテムを自動で入手してくれます。
まだベータ版の機能ではあるのものの「原神」ではしっかりと機能し、自動でキャラクターを動かしたり、アイテムを回収してくれました。
ゲームプレイに支障をきたさない充電ポート位置
ROG Phone 8 Proには「バイパス充電」機能があり、バッテリーを介さずに直接電源供給できる機能があります。
これによりバッテリーに負荷をかけることなく、長時間のゲームプレイを可能にしています。
一方で充電しながらですとスマホ操作の邪魔になることも考えられますが、ROG Phone 8 Proの充電ポートは本体下部と側面の2箇所に充電ポートを搭載しています。
これにより、縦持ちでも横持ちでもスマホ操作の邪魔になることなく、電源の共有が可能になっています。
Snapdragon 8 Gen 3モバイルプラットフォームを搭載
ROG Phone 8 Proは、Snapdragon 8 Gen 3モバイルプラットフォームを搭載しています。
オクタコアのCPUとなっており、最大周波数は3.3GHzを実現し、3Dグラフィックが多用されている高負荷なゲームも快適にプレイすることが可能です。
SoCの性能を測ることができる、Geekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのソフトを使用してスコアを出してみました。
Geekbench
ROG Phone 8 Pro | ROG Phone 7 Ultimate | REDMAGIC 9 Pro | Galaxy S24 Ultra | |
---|---|---|---|---|
Single | 2,270 | 2,047 | 2,293 | 2,310 |
Multi | 7,016 | 5,681 | 7,237 | 7,157 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy |
AnTuTu Benchmark
連続して3回ベンチマークを回してみましたが、3回目でもほとんどスコアが落ちることはなかったです。
3DMark
同じSnapdragon 8 Gen 3搭載したGalaxy S23 Ultraでは最低スコアが3,400近くまで落ちてしまいましたが、ROG Phone 8 Proでは高スコアを維持することができました。
AnTuTu Benchmarkや3DMarkのスコアから高負荷なゲームを長時間プレイしても、性能を維持できることがわかります。
aptX Adaptive/aptX Losslessに対応し低遅延でゲームが可能
ROG Phone 8 Proは低遅延コーデックでもあるaptX AdaptiveおよびaptX Losslessに対応しています。
aptX Adaptiveのレイテンシは50~80msが目安とされており、aptX LLは40ms未満を目安に設計されているため対応しているワイヤレスイヤホンではゲームプレイ時でも遅延をほとんど感じません。
また、LDACや空間オーディオにも対応しており、ゲームだけでなく映画や音楽も楽しむことができます。
一方で本体のスピーカーが軽量化に伴いROG Phone 7 Ultimateに採用されていたデュアルフロントスピーカーが廃止され、従来の内蔵型のデュアルスピーカーに変更となりました。
確かに音楽鑑賞時は音がこもったような印象を受けますが、動画鑑賞やゲームプレイで音質が悪いと思うことはなかったです。
音質を気にするのであればイヤホンをすることをおすすめします。
5,500mAhの大容量バッテリー
バッテリー容量は5,500mAhと大容量になっており、日常利用では1日は余裕で過ごすことができます。
実際に午前中から夜の24時まで1日ROG Phone 8 Proを使用してみましたが、バッテリー残量は43%ありました。
この日は作例の撮影で写真を50枚近く撮影したり、外出中にはYouTubeの視聴やストリーミングで音楽鑑賞をしていたため、いつもよりも長時間使用していたにも関わらずバッテリー残量には余裕がありました。
「原神」も40分ほどプレイしていましたが、もう少し長くプレイすることができそうです。
また、バッテリー計測アプリPC Mark for Androidを使用して、擬似的にROG Phone 8 Proを長時間使用し続けての充電残量が100%から20%になるまでを計測したところ、11時間41分となりました。
ワイヤレス充電にも対応
ゲーミングスマホはワイヤレス充電に非対応なことも多くありますが、最大15Wのワイヤレス充電に対応しています。
また付属充電器を使用すれば最大65Wで充電することができ、わずか40分ほどで満充電にすることが可能です。
実際に付属している充電器と充電ケーブルを使用し0%から100%なるまで充電してみましたが、ほぼ公表値通りの47分で100%まで充電することができました。
充電時間 | バッテリー残量 |
---|---|
10分 | 29% |
20分 | 52% |
30分 | 70% |
40分 | 95% |
47分 | 100% |
IP65/IP68の防水・防塵性能
ゲーミングスマホは冷却性能を優先する上で、排気口などを搭載する都合上、防水・防塵性能はそこまで優れているモデルが少ないの現状です。
そんな中でもROG Phone 8 Proは優れた冷却性能を実現しつつも、IP65/IP68の防水・防塵性能となっています。
非推奨ではありますが、お風呂に浸かりながらゲームを楽しむということもスペック上はできます。
おサイフケータイも使用可能
ゲーミングスマホに置いて一番のデメリットがおサイフケータイに対応していないことでした。
前モデルのROG Phone 7 Ultimateもおサイフケータイには対応しておらず、筆者もレビュー時にデメリットとして挙げていました。
そんな待望のおサイフケータイがROG Phone 8/ROG Phone 8 Proに搭載されました。
これによりいつでもどこでもスマートフォン一つ持って快適にゲームが遊べるようになります。
ROG Phone 8 Proのカメラ性能を作例とともに紹介
スマートフォンでアプリ使用以外で日常的に一番使用する機能がカメラ機能ではないでしょうか。
ROG Phone 8 Proはゲーミングスマホなのに5,000万画素のカメラ搭載し、さらには3,200万画素の望遠カメラと1,300万画素の超広角カメラの3眼構成になっています。
そんな、ROG Phone 8 Proのカメラ性能を作例とともに紹介していきます。
望遠カメラを搭載していることで様々な画角で撮影することができ、純粋に撮影することを楽しめました。
また、高画質モードでは約5,000万画素で高解像で撮影することができます。
容量が大きくなってしまいますので、後からトリミングしたい時や高画質で保存したい時に設定すると良いです。
ポートレートモードも非常に優秀で、綺麗に撮影することができます。
また、望遠レンズを搭載していることもあり10倍くらいまでは非常に画質良く撮影することが可能です。さすがに30倍ですと画質の劣化を感じます。
夜景モードも搭載していますが、光などはぼやけてしまいあまり実用的ではなさそうです。
さらには、クイックショット機能をONにすることで、音量ボタンを素早く3回押すだけで3枚の写真を撮影することも可能です。
子供のふとした瞬間などに、瞬時にシャッターを切ることができます。
高負荷時はかなり熱くなるのが気になるポイント
従来のスマートフォンはSoCに高負荷がかかり続けると性能を落として熱を冷まそうとしますが、ROG Phone 8 Proは性能と引き換えに高熱になりやすいです。
高負荷な作業を繰り返し20回行う3DMarkでは、最終的に温度が50℃を超えスマートフォンが持てないほど熱くなってしまいました。
もちろんこれはSoCに負荷のかかるベンチマークソフトを使用した際ですので、ゲームプレイでは熱くて持てないということはなかったです。
別売りの「AeroActive Cooler X」を使用することで冷却性能を高められるので、熱が気になるという方はこちらを購入してもても良いかもしれないです。
ROG Phone 8 Proは全部盛りのゲーミングスマホ
6.78インチかつ165HzのディスプレイにSnapdragon 8 Gen 3と申し分ないゲーミング性能に加え、防塵防水にもおサイフケータイにも対応と、スマートフォンに必要な機能を全て搭載しています。
快適にゲームをプレイしたい、でも日常的にも便利に使用したいという方にROG Phone 8 Proはおすすめです。
スマートフォンはレンタルできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。
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製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
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