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上海や北京など人気の観光地が多い中国。広い国土には主要都市以外にも壮大な世界遺産が多数あり、そちらも旅行先として人気です。
ただ、中国旅行を計画しているものの、ビザの存在がネックになっているという方も多いのではないでしょうか。
中国本土への渡航の際、日本国籍者は2020年3月までビザが免除されていましたが、コロナ禍を契機にビザ免除措置が停止。2024年8月現在も、日本国籍者が中国へ入国するにはビザが必要となっています。
そこで、この記事では中国へ渡航する際に必要な手続きやビザの申請のほか、知っておくと便利なトランジットビザ免除についても解説します。
なお、この記事の内容は記事執筆時点(2024年8月)の情報に基づいています。
最新情報はビザ申請センターや中国大使館等の公式ページでチェックし、疑問点がある場合は公的機関またはご利用の旅行会社・航空会社へのお問い合わせをお願いします。
速報!2024年11月30日よりビザ免除措置が再開
2024年11月30日よりビザ免除措置が再開されることが正式発表されました。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
[2024最新]中国のビザ免除再開はいつから?滞在可能期間は?中国入国に必要なものやWi-Fi事情、キャッシュレス事情まで解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もくじ
中国入国に必要な手続き・書類
まずは2024年現在の中国への入国方法を確認していきましょう。
2020年以降中国入国にはビザが必要!ビザの種類と申請方法は?
中国へ入国するには、後述のトランジットビザ免除が適用されるケースなどをのぞいて、原則としてビザの取得が必要です。
たとえ旅行や出張などの一時的な滞在であっても、目的に沿ったビザ(査証)を取得しなければなりません。
中国の主要なビザの種類は以下の通り。
ビザの種類 | 主な目的 | 詳細・発給対象 |
L | 観光 | 個人旅行・ 団体旅行 |
F | 交流、訪問、その他の関連活動 | 学術交流・文化交流・ボランティア活動など |
M | ビジネス | 商業貿易・大会参加など |
Z | 就労 | 中国国内での就労など |
G | トランジット | 中国経由の乗り継ぎ |
観光で訪れる場合はL(観光)ビザ、仕事の出張などで訪れる場合はM(ビジネス)ビザが必要です。
なお、詳細は中国ビザ申請センターのサイトもご確認ください。
ビザの申請は東京にある「中国ビザ申請センター」などで行うことができます。
観光ビザ(Lビザ)の申請には以下のような書類が必要です。
- パスポート
- 写真1枚
- 記入済みの中華人民共和国ビザ申請表
- 往復航空券
- ホテルの予約表
ビザの申請は出発日の1ヶ月前には余裕をもって行っておくとスムーズです。
ただし、ビザの種類によっては有効期限が短いものもあるので、その場合は申請する日を調整しましょう。
乗り継ぎの場合は「トランジットビザ免除」を適用できる
上記の通り、中国への渡航には原則としてはビザが必要です。
ですが、ビザなしで中国へ渡航するために利用できる制度があります。
それが「トランジットビザ免除(乗り継ぎ時の査証免除措置)」です。
これは飛行機の乗り継ぎ(トランジット)の際に中国へ立ち寄る場合は72時間または144時間以内の滞在であればビザの取得が免除されるという制度。
54の国と地域がこの制度の対象で、日本も対象に含まれています。
地域によりますが、ビザなしで72時間(3日間)または144時間(6日間)滞在できるので、短期旅行の場合はこちらを活用すると便利です。
トランジットビザ免除の対象地域と免除時間
トランジットビザ免除の主要な対象地域と免除される時間は以下の通り。
都市 | 空港/駅/港 | 滞在可能時間 | 滞在可能範囲 |
北京市 | 北京首都国際空港 北京大興国際空港 北京西駅 |
144時間 | 北京市 天津市 河北省 |
天津市 | 天津浜海国際航空 天津国際クルーズ母港 |
144時間 | 北京市 天津市 河北省 |
上海市 | 上海浦東国際空港 上海虹橋国際空港 上海港 上海駅 |
144時間 | 上海市 江蘇省 浙江省 |
杭州市 | 杭州蕭山国際空港 | 144時間 | 上海市 江蘇省 浙江省 |
広州市 | 広州白雲国際空港 | 144時間 | 広東省 |
大連市 | 大連周水子国際空港 | 144時間 | 遼寧省 |
青島市 | 青島膠東国際空港 青島港 |
144時間 | 山東省 |
成都市 | 成都双流国際空港 | 144時間 | 成都市など |
上記の通り、上海や北京といった人気の都市を含む主要な観光都市が対象になっているうえ、ほとんどが144時間(6日間)滞在可能となっています。
滞在可能範囲なども細かく決まっているので、自由に中国内を動くことはできませんが、短期旅行者や出張で中国を訪問される方にはぴったりの制度です。
トランジットビザ免除のルールと注意したいこと
トランジットビザ免除が適用される条件を改めて確認しておきましょう。
- 免除対象国(日本を含む54か国・地域)の国民であること
- 有効期限3カ月以上のパスポートを保有していて、中国を経由して第三国・地域へ入境すること
- 72時間もしくは144時間以内の搭乗日と座席が確定された第三国・地域への乗り継ぎ航空券(または関連証明書類)を所持していること
この中でも重要なルールは「第三国・地域への乗り継ぎ航空券(または関連証明書類)を所持していること」です。
この制度はあくまで乗り継ぎ(トランジット)が対象のため、日本と中国の往復航空券を持っているだけでは対象になりません。
日本から中国に行きたい場合は韓国など別の国をどこかで必ず経由する必要があります。
日本→韓国→中国→日本または日本→中国→韓国→日本のようなルートであればこの制度の対象となり、中国に72時間または144時間滞在が可能です。
「臨時外国人入国カード」の記入も忘れずに
トランジットビザ免除の具体的な手続きとしては「臨時外国人入国カード」を入国審査ブースに提出する必要があります。
対象の空港に「臨時外国人入国カード」(临时入境外国人入境卡)が設置されているので、そちらに必要事項を記入しましょう。
入国審査ブースでカードを提出し、申請が完了したら、「臨時入国許可証明」をもらうことができます。
制度を正しく理解し中国旅行や出張へ役立てよう
以前までのビザ免除措置が停止されてしまったため、中国本土への旅行は難しくなったと感じる方も多いのではないでしょうか。
ですが、制度を正しく理解して申請すれば、そこまで複雑ではありません。
中国旅行の計画の際に参考にしてみてください。
なお、今後の国際情勢によっては制度が急に変更されたり、ビザ免除措置が復活する可能性もあります。
本記事とあわせて、ジェトロ(日本貿易振興機構)等の公的機関の最新情報をチェックしていただくようお願いします。
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