デロンギ「プリマドンナ クラス」を実機レビュー!最上位全自動コーヒーマシンの実力を徹 底検証
公開日2024/12/06
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デロンギの「プリマドンナ クラス」は、家でもおいしいコーヒーが飲みたい&ミルクメニューが飲みたい!というわがままな人におすすめ!
エスプレッソはもちろん、カフェでいただくようなふわふわミルクたっぷりのカプチーノも楽しめちゃいます。
今回は「プリマドンナ クラス」を実際に使ってみたリアルなレビューをお届けします。
お手入れについてや実際使用して気になるポイントなどについても解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
もくじ
デロンギ プリマドンナ クラスの特徴
「プリマドンナ クラス」は、エスプレッソマシンで有名なデロンギの最高峰フラグシップモデル
ボタンひとつで豆の計量から抽出、内部洗浄まで可能な全自動コーヒーマシンです。
また、デロンギ独自の自動ミルク泡たて技術「ラテクレマ システム」を備え、本格カプチーノが楽しめます。
豊富な抽出メニュー
「プリマドンナ クラス」には、画像の赤丸部分(コントロールパネル)のイラストをワンタッチで抽出できるメニューが6種類あります。
さらに液晶の左上のボタンで選ぶことが出来るドリンクメニューもあります。
「ドリンクメニュー」からはドッピオ+など、コーヒーやミルクメニューが7種類あり、最適なお湯の温度で楽しめる「お茶メニュー」もいれられます。
また、スチームで牛乳をお好みで泡立てや、アプリからオリジナルメニューを作ることもできます。
「プリマドンナ クラス」で作れるメニュー一覧
コントロールパネルからワンタッチ抽出 | ドリンクメニューから抽出 | |
---|---|---|
コーヒーメニュー | ・エスプレッソ ・スペシャルティ ・カフェ・ジャポーネ |
・ドッピオ+ ・アメリカーノ |
ミルクメニュー | ・カプチーノ ・ラテマキアート ・ミルク |
・カフェラテ ・フラットホワイト ・カプチーノ+ ・カプチーノ MIX ・エスプレッソマキアート |
お茶メニュー | ・白茶 75℃ ・緑茶 80℃ ・烏龍茶 85℃ ・紅茶 90℃ |
本体サイズはかなり大きい
デロンギ プリマドンナ クラスの本体サイズは幅260mm×奥行460mm×高さ360mm。
実際に物を目の前にすると、かなり大きいです。
キッチンに置くにはかなり存在感があり、上部にもスペースが必要なため我が家ではダイニングテーブルに置きました。
設置スペースには規定があり、製品サイズにプラスして空間を取る必要があります。
すべて含めて考えると、下記の設置スペースの確保が必要になるようです。
- 幅:本体26cm+空間25cm=51cm
- 奥行:本体46cm+空間15cm=61cm
- 高さ:本体36cm+空間20cm=56cm
コーヒーメーカーはなんとなくキッチンボードに置きたい!という気持ちもありましたが、奥行が610mm必要な時点でかなり難しそう・・・
ダイニングテーブルへ置くか、カウンターテーブルなどに置くというのが現実的なようでした。
付属品
- 計量スプーン
- クリーニングブラシ
- コーヒー用徐石灰材
- 簡易マニュアル
簡易マニュアルでどんなコーヒーなのか確認しながら入れることができ、コーヒー初心者でも横文字と格闘しなくて済み助かりました。
スペック
商品名 | デロンギ プリマドンナ クラス ECAM55085MS |
---|---|
外形寸法(mm) | 幅260×奥行460×高さ360 |
本体質量(kg) | 12.5 |
ポンプ圧(最大気圧) | 19 |
豆ホッパー容量(g) | 370 |
水タンク容量(L) | 2 | カス受け容量(回分) | 14 |
コーヒー抽出口最大高さ(mm) | 142 |
消費電力(W) | 1450 |
電圧/周波数 | AC100V/50-60Hz |
デロンギ プリマドンナ クラスの使用方法
それでは取り扱い説明書の手順に沿って、実際にデロンギ プリマドンナ クラスを使いながら使用方法をご紹介していきます。
電源を付ける
電源を付けると毎回内部洗浄が入り衛生的!
また、1杯以上抽出した場合には電源を切るときにも内部洗浄が行われます。
ただ電源入れた直後に内部洗浄後のお湯が出てくるので、受け皿としてマグカップは用意しておいた方が良いです。
機械上がマグカップ置きになってますので、ここにセットしとくとよさそうです!
水タンクに水を入れてセットする
水タンクの水が少ない場合は、「水タンクに水を入れる」といった表示がされます。
水タンクが下の画像ぐらいでも水が少ないといった警告がされるようなので、「途中で抽出できなくなっちゃった・・・!」ということはなさそうです。
(若干結露で見づらいですが、指でさしているところが水位です。)
ミルクは不足の表示が出ないので、ミルクメニューをするときは気持ち多めに入れるようにした方がいいと思います。
コーヒー豆を入れる
上部にコーヒー豆を入れるだけです。
左上のメモリで豆の挽き方の粗さが設定できますが、豆の挽き具合は、豆が挽かれているとき(グラインダーが作動中のとき)のみ、設定可能です。
グラインダーが作動していない時にいじると故障の原因になるので気を付けましょう。
豆の入れ口の下にある小さな入口は、パウダー投入口です。粉末で淹れるときはこちらを使います。
カップをセットする
抽出口は上下に移動できます。カップと近づけてセットします。
メニューを選択し抽出
あとはディスプレイ操作でメニューを選択し抽出すればOKです!
ちなみに6人分のカスタマイズ方法を保存できます!
※どのプロフィールを使用するかは、液晶右下のボタンで選べます。
ミルクメニューの作り方
ミルクメニューを作る際は、給湯ノズルを付けている場合は取り外してミルクコンテナを接続します。
ミルクメニュー抽出後、「フロス調節つまみを(CLEAN)の位置に合わせる」といった画面が出たら、ミルクメニューを抽出したグラスはどけた方がよいです!
何も考えず画面の指示通りCLEANの位置に調整つまみを合わせると、洗浄用のお湯が出てきてしまうので折角入れたドリンクが台無しになってしまいます。
洗浄用お湯は下の水受けに落ちるようにはなってますが、1日の最後の清掃を楽にするためにも受け子となるようなマグカップを設置した方がよいと思います。
デロンギ プリマドンナ クラスで実際に淹れたメニュー
実際にデロンギ プリマドンナ クラスでコーヒーを淹れて飲んでみました!
コーヒーメニュー
エスプレッソ
エスプレッソは、イタリア発祥の加圧抽出で入れたコーヒー。
一般的なドリップコーヒーと違い、濃厚でよりコーヒーの味を楽しめます。
表面には「クレマ」と呼ばれる泡が浮いているのが特徴。
メニュー右側の一番上のイラストから抽出可能です。
なおエスプレッソは2個だしも可能です。
※エスプレッソの2個だしは左上のドリンクメニューからできます。
スペシャルティ
スペシャルティは、豆の特徴を最大限に表現し、最初の蒸らし工程を省くことですっきりとした味わいになります。
香りがよく、味の深みを感じました。
メニュー右側の真ん中のイラストから抽出可能です。
カフェ・ジャポーネ
カフェ・ジャポーネは日本限定のメニュー。
苦味がかなり少なく、いっつも飲んでるコーヒーはこの味な気がする!!
日本人がなじみ深いドリップコーヒーを再現し抽出されています。香りがよく、苦味が少なく飲みやすい味です。
メニュー右側の一番下のイラストから抽出可能です。
ドッピオ+
ドッピオはイタリア語で「二重」もしくは「倍」という意味。エスプレッソの2倍量が抽出されます。
「ドリンクメニューから抽出」から抽出可能です。
ミルクメニュー
カプチーノ
”イタリアの僧侶の頭巾 ”という意味から名付けられたカプチーノ。
エスプレッソにフロスミルクをたっぷり加えて作ります。
カフェで出されたもののようでかなりおいしかったです!
泡もたっぷりで、スプーンですくってもコーヒー部分が見えない・・!
冷めても泡はまったくへたらずでした!すごい!
メニュー左側の真ん中のイラストから抽出可能です。
ラテマキアート
マキアートはイタリア語で「染み」という意味。エスプレッソにフロスミルクを注いで作ります。
カプチーノとはエスプレッソの量が異なるらしいですが、かなり似てる・・・
(「カプチーノ」はエスプレッソの割合が1/3と多く、「ラテマキアート」はエスプレッソの割合が1割程度だそう)
初心者では目利き不可能でした。どっちもおいしい。
ラテマキアートはメニュー左側の一番上のイラストから抽出可能です。
ちなみに、ラテマキアートとカプチーノを抽出した後、ミルクのメモリは2個ちょっと分くらい消費しました。
ミルクメニュー1杯につき、ものにもよりますがジャスト1メモリだと若干足りなくて、1メモリちょっと消費するようなイメージでした。
カフェラテ
カフェラテは、エスプレッソにたっぷりのスチームミルクを加え、仕上げに少量のフロスミルクを表面に浮かび上がるように注いで作ります。
カプチーノとの違いが全然分かってませんでしたが、見た目全然違いますね。
他ミルクメニューに比べてフロスミルクがかなり少ないのが特徴でした。
「ドリンクメニューから抽出」から抽出可能です。
フラットホワイト
フラットホワイトは、多めのエスプレッソにフロスミルクを注いで作る、オーストラリアやニュージーランドで人気のメニュー。コーヒーの味が強いのが特徴です。
フロスミルクがかなり多いのでミルク感強めかな?と思いましたが、エスプレッソの味がかなり強かったです。
「ドリンクメニューから抽出」から抽出可能です。
番外編
ソイカプチーノ
牛乳だけでなく豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクの使用も可能です。
ソイカプチーノを作ってみました。
泡がちゃんと立っているソイカプチーノが出来ました!
お茶メニュー
4種類の用途に合わせて、温度指定をしつつお湯が出せます。(白茶 75℃ / 緑茶 80℃ / 烏龍茶 85℃ / 紅茶 90℃)
ルイボスティーを飲みました!すぐにお湯が入れられるのはめっちゃ便利です!
アプリとの連動について
「DeʼLonghi Coffee Link アプリ」を使用すれば、さまざまな機能をリモートで操作できます。
ちなみに初期設定の時、アカウント登録の表示が出ましたがアカウントの作成をせずとも通常使用は出来そうでした。
↓「ここで保存せず続ける」を押すと、アカウント作成をスキップ出来ます。
アカウントにログインしなくても、アプリ上での抽出指示・カスタマイズドリンクの作成は可能でした!
接続の際に求められる製品のPINコードについては、デロンギ本体の歯車マーク→Bluetoothから確認可能です。
アプリでのカスタマイズメニューの作成方法
アプリでは自分好みの配分でコーヒーの作成などが行えます。
ドリンクメニューに設定したメニューが出てくるようになりました!(アプリ上でも一覧内に出てきます)
お手入れについて
日々のお手入れについては下記の通り。
- カス受けにたまったカスを捨てる
- 給湯ノズル、スチーム管の汚れを取る
- ミルクコンテナの汚れを取る
- トレイ、カップ受け、カス受け、水滴受けを洗う
給湯ノズルのお手入れ
スチームでミルクを温めた後は特にすぐ清掃した方がいいです。
トレイ、カップ受け、カス受け、水滴受け
ミルクコンテナ
冷蔵庫に一旦入れたりすると牛乳がこびりつきやすいので注意!
なお、電源を入れる時や、ミルクメニューの直後、電源を切る間際に都度内部洗浄が行われるので清潔に使用出来ます。
※1杯も抽出せず電源を切る時には内部洗浄はされません。
もし汚れが気になる場合は、設定から手動でも内部洗浄が可能です。
内部洗浄時にはお湯が出てきますので、受け皿としてのマグカップは近くに常備しておくのが良いかも。
ただ、万が一内部洗浄時にマグカップなくても、下に水受けはあるので大丈夫です。
ちなみに水受け部分は赤い部分が水位計になっており、水が溜まっていくと上に持ち上がります。
デロンギ プリマドンナ クラスを使用してみた感想
デロンギ プリマドンナ クラスを実際に使ってみて感じた良かった点と気になった点についてご紹介します。
◎メニューが多くてたくさん楽しめる
ミルクとコーヒー豆をセットするだけで、とにかくたくさんのメニューを楽しめるのが魅力でした!
アプリを利用することでさらにレシピの幅が広がります!
また、ミルクメニューが本当においしい!
カプチーノの泡が冷めてもふわふわだったのは感動でした。
◎全自動でらくちん!
豆を入れてボタンを押して待っているだけでできるのはすごい・・!
ミルク抽出時には、フロス調整のつまみの指示が液晶上でされるので完全放置はできませんが、ほぼ見てるだけでおいしいコーヒーが完成していきます!
◎水タンク・コーヒーカスの容器が大容量
水タンクは2リットル、カス受け容量は14回分あります。
大容量なので、1日の終わりのお手入れと一緒にカス受けを捨てたり、水タンクの清掃入れ替えをすれば大丈夫で、途中で水が足りなくなる!というストレスはほぼありませんでした。
○大きい液晶で選びやすい
デロンギ プリマドンナ クラスには3.5インチ カラー液晶パネルがついており、タッチセンサー式のため、ポチポチと感覚的に操作が出来ました。
△とにかく大きい
電源を入れるたびに内部洗浄をするため、水場に近い方がスムーズですが、キッチンに置こうとするとかなり場所を取られるサイズ感だと思います。
設置場所の見極めが肝心そうです。
また、日々のお手入れ自体は水ですすぐだけなど比較的簡単ですが、大きいので乾かす場所を取られます。
△抽出音がうるさい
豆を挽いている時の音がかなりうるさい・・!
掃除機をかけている時くらいの音の大きさがあります。
カプチーノの抽出音を撮影しましたので、よろしければご確認ください。
△ミルクコンテナなど、お手入れがちょっと面倒
ミルクコンテナ自体には冷却の機能はないので、夏場は特に注意が必要。
ミルクを使用してその日中に使用する場合は、本体からミルクコンテナを外して一度冷蔵庫に入れておくなどひと手間必要そうです。
また、1日の最後には必ずお手入れが必要。部品が多いのでちょっとめんどくさいのが難点です・・・
在宅で1日に何杯もコーヒーを飲むよ!という方は気にならないかもしれないですが、通勤仕事の方が朝に1杯だけしか飲まない場合には、1杯ごとにお手入れをしなければいけないのはちょっとめんどくさいかな・・・と感じました。
△かなり高額
デロンギの最上位機種ということもあり、メーカー公式で318,000円とかなりの高額!(※2024/11/27時点)
気軽に買えない金額ではあると思います・・・・
デロンギのエスプレッソマシンはレンタルで体験できる
デロンギのエスプレッソマシンは、安くないお買い物だからこそ、レンタルが便利です!
実際飲んでみたり使ってみたりしないと使用感って分からない!
高級コーヒーメーカ―の飲み心地も、レンタルでお試しいただけます。
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