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USBの2.0と3.0の違いとは?通信速度を下げないための接続方法についても解説

田中 一馬
田中 一馬

公開日2025/01/09

USBの2.0と3.0の違いとは?通信速度を下げないための接続方法についても解説

USBメモリやコネクタ類における「USB2.0」や「USB3.0」という表記はUSBの規格を表しています。

USBの規格を理解していなくても大きな支障はないですが、理解すればデバイスのパフォーマンスを最大限引き出すことができるようになります。

今回は「USB2.0」と「USB3.0」の概要やそれぞれの違いについて解説していきます。

コネクタやメモリを購入しようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

USBの「2.0」と「3.0」の違い

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USB2.0とUSB3.0は、USB Type-Aの規格であり、USB2.0の後継として生まれたのがUSB3.0で性能をアップさせたものになっています。

2つの違いを以下にまとめました。

USB2.0とUSB3.0の違い
  • 通信速度
  • 電力供給量

それぞれについて解説していくので、見ていきましょう。

通信速度

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USB2.0の通信速度は最大480Mbpsであるのに対しUSB3.0は最大5000Mbpsと、理論上では速度に10倍以上の差があることになります。

仮に2つを使ってUSBメモリへのデータ転送を行った場合、USB2.0に比べて3.0は2~3倍ほど早く実行できるといわれています。

USBメモリだけではなくUSBケーブルでも通信速度が違ってくるので、デバイスの操作感や遅延の少なさに違いが現れるのではないでしょうか。

電力供給量

通信速度とほぼ同様のことですが、USB2.0とUSB3.0のコネクタを使用して充電をした場合でも3.0のほうが充電完了までの時間が早くなります

給電能力でもUSB3.0のほうが上回っている点はUSB3.0の強みと言えるでしょう。

USB2.0とUSB3.0の見分け方・確認方法

USB2.0とUSB3.0の見分け方・確認方法

両者の見分け方はUSBコネクタの内側を確認して、青色のパーツがついていれば3.0となっているのが一般的です。
他にもUSB 3.0対応のケーブルには、樹脂部分のUSBのマークに「SS」という文字が入っている点も違いとなります。

いずれも推奨仕様ではあるものの多くのメーカーが準拠しているため、見た目で違いを見分ける場合はコネクタの色で判断してほぼ問題ないと言えそうです。

内部の金属接点の数も違う

また、金属接点の数にも違いがあり、USB3.0のコネクタ内部をよく見ると手前部分にUSB2.0と共通の4つの接点があり、奥側に3.0用の5つの接点が追加されて合計9本の接点が設けられていることがわかります。

これは下位互換性を保つための設計なのですが、USB3.0のコネクタの差し込みスピードが遅いと2.0として認識されるトラブルの原因にもなっています。USB3.0を使用する際には素早く差し込むことを心がけましょう。

USB2.0のポートにUSB3.0のケーブルは使える?

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USB2.0のポートにUSB3.0のケーブルやメモリを接続、またはその逆を行った場合でも、USB3.0は下位互換性が保たれているので基本的に問題なく使えます

ただ一部の製品では接続できないトラブルもあるようなので、同じ規格の物同士でつないだ方がトラブルは少ないといえます。

USB3.0と2.0を混在させるとUSB2.0の通信速度になるので注意

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USB3.0と2.0を接続した場合、通信速度はUSB2.0の設定になってしまうので注意が必要です。

USB3.0のスピードで通信を行いたい場合は、接続するすべての機器をUSB3.0に統一する必要があるということです。

とくにデスクトップPCのUSBポートで2.0と3.0の両方が設けられている場合、誤って2.0のポートに差し込んでしまうといったミスが起こりがちです。
せっかくのUSB3.0の性能を最大限引き出せなくなってしまうので、接続を間違えないように注意しましょう。

USBの規格は見過ごしてしまいがちだが実は重要なポイント

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USB2.0と3.0には10倍以上の通信速度の差がありますが、その仕様を理解しておかないと本来の性能を享受できない場合があります。

本記事で説明したようにUSB3.0の機器同士を接続してパフォーマンスの向上を実現しましょう。

USBコネクタを利用した機器を購入する方は、本記事を参考にデバイス環境を整えてみてください。

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