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あっという間に今年も梅雨や夏がやってきつつあります。
ただでさえ外が不快な状況の中、じめっとした感じは自ずと家の中にも伝わるもの。
床がべたつくなど、家の中にも夏のイヤな感じがやってくることでしょう。
せめて自宅の中では快適に過ごしたいものです。
「家じゅう、素足で過ごしたくなる気持ちよさ」
これをキャッチフレーズとしているパナソニックの掃除機 MC-NX810KMを実際に使ってみました。
もくじ
パナソニックの掃除機 MC-NX810KMの特徴とは？
パナソニックのコードレス掃除機 MC-NX810KMは、2024年10月に発売されたセパレート型のコードレススティック掃除機です。
まずはパナソニック MC-NX810KMの特徴について、ご紹介します。
マイクロミスト噴霧機能搭載！
パナソニック MC-NX810KMの最大の特徴が、業界初※のマイクロミストを噴霧する機能。
約10μmのマイクロミストが、床のくぼみや隙間に潜むハウスダストに吸着し、細かいダストまでしっかり除去する仕組みです。
さらに床のざらつきやべたつきもミストによって吸い込みやすくし、清潔・快適な空間へと変えていく役割を果たします。
※国内の家庭用掃除機において。2024年10月25日現在
充電台にダスト自動収集機能も搭載！ 都度ごみ捨ての必要もなし
パナソニック MC-NX810KMの充電台である「クリーンドック」には紙パックが内蔵されており、掃除機内のゴミを吸引して集めておくことができます。
掃除後に都度掃除機のダスト容器を開ける必要がないので、ホコリが飛び散る心配はありません。
また、掃除機本体にダストを溜め込まないことで吸引力が持続しやすく、常に高出力で使用できる点も特徴に挙げられます。
クリーンドック内はナノイーXで除菌※1＊・脱臭※2＊されるほか、紙パックの交換も約3.5か月に1回ペースと少なめ。
ちなみに、もちろん掃除機本体のダスト容器も取り外すことができ、ゴミを捨てたり水洗いしたりすることができます。
掃除機側面のボタンを押して取り外せる構造です。
※1［紙パック内の除菌効果］試験方法：紙パック内において布に付着させた菌数を測定 抑制の方法：ナノイーを放出 対象：付着した菌 試験結果：6時間で99 ％以上抑制 試験成績書発行年月日：2023年8月7日 試験成績書発行番号：第23068945001-0101号 試験機関：（一財）日本食品分析センター
※2［排気のゴミ臭の脱臭効果］試験方法：250 LのBOX内において排気をにおい袋に捕集して6段階臭気強度表示法により検証 脱臭の方法：ナノイーを放出 対象：生ごみ臭（家庭じんあい・ペット毛）試験結果：3日目の臭気強度1.0低減 試験成績書発行年月日：2023年9月21日 試験成績書発行番号：H23HM032 試験機関：パナソニックホールディングス（株）プロダクト解析センター
＊効果の発現時間は、実使用での試験結果ではありません。
いざ開梱！ 外観や中身をチェック
ここまで特徴をあげてきましたが、いざ開封して使用してみます。
掃除機ということもあって、箱の時点から大きさはある程度感じられます。
開けてみるとこんな感じ。
- 本体(パイプ・床用ノズル)
- クリーンドック
- ふとん清潔ノズル
- ブラシ付きすき間ノズル
- 紙パック（AMC-U2）×1枚
- 取扱説明書
部品は紙パック・取扱説明書を除くと3点だけにまとまりシンプル。組み立ても容易に可能です。
この商品の最大の特徴、ミストを放出させるには床用ヘッドのタンクに水を補充します。
この通り、ヘッド部分から外せる部分があり、これが水タンクにあたります。
25mlほどとそれほど多く入らないものの、約16～約28分ほど噴霧可能。
容量に対して、かなり長くミスト機能を使用できそうです。
隙間ノズルはこういう形状です。床用ヘッドでは届かないスペースを掃除するのに活用できます。
布団ノズルも付属。取り換えれば布団の掃除にも使用できます。
実際にパナソニック MC-NX810KMを使用して使用感をチェック！
それでは実際にパナソニック MC-NX810KMを使っていきたいと思います。
動かしてみた感触は？ どのように動く？
掃除機自体の質量が1.9kgほどとあり、持った感覚は少し重いです。
ただいざ清掃させると、ヘッドが自走式であり思いのほか軽く動かしやすかったです。
電源を入れるとヘッド部分にランプがつきます。電気がない、暗いエリアでも明るく照らしてくれます。
そしてパナソニック MC-NX810KMの特徴として、ヨゴレ具合をクリーンセンサー部分の色で識別可能。
清潔な状態だと青いランプが点灯しますが・・・
汚れが目立つと赤いランプに変わり、さらに汚れが多いエリアに差し掛かると赤く点滅します。
一見きれいに見える床面でも、ランプが赤く点滅しはじめ、掃除機がうなりを上げてハイパワーで吸引するエリアに何度も遭遇し、自宅のヨゴレっぷりを思い知らされました。
気になる動作音！ 動画とともに音をチェック
まずは掃除機本体を稼働させた際の音から。
電源を入れると、AUTOモードで掃除開始します。
モード切り替えボタンを押すと、AUTOモード（2秒・17秒頃～）→吸引力高めのHIGHモード（9秒・23秒頃～）→より長く稼働させられるLONGモード（13秒・27秒頃～）の順に切り替わります。
おおよそ59dB～64dBで動作音が発され、甲高い音が特徴的に思えながら、HIGHモードでもそれほどうるさくは感じませんでした。
クリーンドックでゴミを自動収集する際の音はどうでしょうか。
運転音は27dB～69dBと、数値としては掃除機を動かす音とほとんど変わらないのですが、クリーンドックの方がより音が大きめの印象を受けました。しかも2回吸引する仕様のようです。
個人的には昔ながらの？掃除機らしい音に感じられました。
ミスト設定をONに動かした際の動作音がこちら。
ミスト噴霧自体の音は大きくないようで、最初の動画の掃除機がけの稼働音とそれほど変わらなさそうです。
クリーンドックでの自動収集前後を比較！
AUTOモードで、バッテリー残量がほとんどなくなるまで稼働させたところ、本体ダスト容器内にはこの程度のゴミがたまりました。
クリーンドックで自動ゴミ収集した後がこちら。
ほぼ0といっていいですね。しっかり吸引され、掃除機本体からダストがほとんどなくなっている状況をご確認いただけると思います。
ミスト清掃してみた！床面に変化は
ミスト機能使用時は洗剤不要。タンクに水のみを入れ、ヘッド部分のスイッチをONにすると使用可能です。
極めて微細なミストが噴出されるので、過度に濡れない特徴もあるものの果たして・・・？
上が稼働前のフローリング
下は稼働後の状態です。ミスト清掃前後で状況に変わりはないといってよいでしょう。
歩いても濡れている感覚は全くありませんでした。それでいながら微細なダスト等を吸着して床面をキレイにしているから驚きです。
実際に使って感じたメリット！
パナソニック MC-NX810KMを実際に使ってみて感じた魅力についてご紹介します。
ヨゴレ度を判別し自動的にパワー調整してくれる
ほとんどAUTOモードで使っていましたが、クリーンセンサーの色・状態によって自動で吸引力が変わるので、自分でモードをいちいち切り替える必要がないのは非常に便利。
赤く点灯・点滅する箇所を重点的に清掃すればよさそうです。
ほぼどんな床でもミスト清掃OK！ 気兼ねなく水を使った掃除ができる
マイクロミストは極微細なミストのため、床が過度に濡れません。
水拭きできなかったり抵抗があったりするゾーンにも使えます。
畳でも使えるというので、おそるおそる畳でもミスト清掃してみましたが・・・
上が稼働前。
下が稼働直後です。歩いた感じも含め、清掃前後でほぼ全く変わらない状況でした。
ただ、白木や耐水性でない床面では床材を傷める恐れがあるようで、ミスト清掃には注意が必要なエリアもあります。
とはいえ気になったところも・・・
続いてパナソニック MC-NX810KMを実際に使ってみて、気になった点についてご紹介します。
やはりクリーンドックからの音が気になる
クリーンドックでの自動ゴミ収集は2回吸引される仕様のようです。ちょっとしつこい感じがしました。
掃除機をセットした時点でダスト吸引が始まるため、自動ゴミ収集をさせたくない場合には設定をOFFにした方がよさそうです。
クリーンドックのパイプ部分付近に吸引停止させるスイッチがあり、これ1つで調整可能です。
稼働時間がちょっと物足りなく感じる
HIGHモードで10分、LONGモードでもミストを噴霧できる床面ノズルを取り付けて稼働させると35分ほどに限られます。
その一方で基本的に3時間充電が必要と、充電時間に対しあまり長く稼働させられない点もちょっと気になりました。
より長い時間動かしたいなら別機種やロボット掃除機を選んだほうが良いかもしれません。
ミスト機能は水拭き機能とは違うもの
パナソニック MC-NX810KMのマイクロミストでは、床面に付着したダストや皮脂を効果的に除去できるものの水や液体には使用できません。
液体のヨゴレを吸引したい場合には別の水拭き掃除機が必要になります。
仕様表
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| サイズ（幅×奥行×高さ） | スティック：220 × 202 × 1,127mm クリーンドック：220 × 331 × 782mm |
| 重さ | スティック時：1.9kg 、クリーンドック：3.8kg |
| 集じん方式 | スティック：フィルターレスサイクロン式 、クリーンドック：紙パック式 |
| 電源方式 | コードレス式 |
| 集じん容積 | スティック：0.15L 、クリーンドック：0.9L |
| 使用時間の目安 | HIGH：約10分(床用ノズル使用時)、 AUTO：約16～28分
LONG：約35分(床用ノズル使用時)/約70分(隙間ノズル・布団ノズル使用時) |
| 運転音 | スティック：64～約59dB 、クリーンドック：約69～約27dB |
| マイクロミスト | 噴霧時間：約16～約28分(※詳細は公式ページをご確認ください。) |
| サイズ（幅×奥行×高さ） | （突起部含まず）幅228mm× 奥行き236mm× 高さ176mm
（突起部含む）幅228mm× 奥行き260mm× 高さ200mm |
| 使用電池 | リチウムイオン電池 |
| 許容周囲温度 | 5 ℃ ～ 35 ℃ |
| 内蔵バッテリー | リチウムイオン電池 |
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普通のコード式のサイクロン式掃除機しか使ってこなかった我が家。
筆者だけでなく家族にも使ってもらったところ、軽くて掃除しやすく便利と好評でした。
コードレス掃除機の中には、多彩なノズルをそろえてどのような場所にでも対応できることを特徴としている機種・メーカーもありますが、パナソニック MC-NX810KMは付属品がそれほど多くなく、シンプルめな印象でした。
真剣に乗り換えを考えている我が家ですが、この商品が適しているかは人それぞれ。この商品も決して安くないので、買ってからの後悔は避けたいところです。
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