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「ミラーレス一眼」と「一眼レフ」の違いを3つの重要ポイントで徹底比較。初心者はどちらを選ぶべき?

ライター

レンティオ編集部 カメラ担当

更新日2025/11/06

「スマホのカメラよりも綺麗な写真で、かけがえのない瞬間を残したい」と考えたとき、多くの方が「ミラーレス一眼」と「一眼レフ」のどちらを選ぶべきか、最初の壁にぶつかります。

高価な買い物だからこそ、絶対に失敗したくない。

そんな方のためにカメラ初心者の方でも迷わないよう、ミラーレス一眼と一眼レフの違いを比較し解説します

初めての一眼カメラにおすすめの機種も紹介しますので、ぜひカメラ選びの参考にしてください。

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ミラーレス一眼と一眼レフを比較!初心者はどちらを選ぶべき?

ミラーレスと一眼レフを比較1

スマホより綺麗な写真を残したいと考えたとき、多くの方が「ミラーレス一眼」と「一眼レフ」のどちらを選ぶべきか悩みます。

見た目は似ていますが、中身の構造が全く異なり、それが使い勝手や写真の撮りやすさに大きく影響するのです。

ここでは、カメラ初心者の方向けにミラーレスと一眼レフの比較をしながら、それぞれの強みと弱点を徹底解説します。

今から始めるならミラーレス一眼がおすすめ

カメラをこれから始める初心者の方、特にお子さんの撮影を考えているなら、ミラーレス一眼カメラが断然おすすめです。

ミラーレスがおすすめな理由は主に以下の4つです。

  • 小型・軽量で持ち運びやすい:公園や旅行など、家族でのお出かけは荷物が多くなりがちです。ミラーレスは構造的に小さく軽く作れるため、カバンに入れても邪魔にならず、気軽に持ち出せます。
  • オートフォーカスが賢く速い:予測不能な動きをする子供の顔や瞳をカメラが自動で追い続けてピントを合わせてくれます。シャッターチャンスを逃しにくく、初心者でもピントの合った綺麗な写真が撮りやすいのが最大のメリットです。
  • 撮れる写真を確認しながら撮影できる:ファインダーや液晶モニターに映る映像が、そのまま写真の仕上がり(明るさや色合い)になり、イメージ通りの写真を撮影できます。
  • 最新技術が豊富に搭載されている:現在、各カメラメーカーが最も力を入れて開発しているのがミラーレスです。そのため、AIを活用した被写体認識など、最新の便利な機能が次々と搭載され、より簡単に綺麗な写真が撮れるようになっています。

構造でわかる根本的な違い

ミラーレスと一眼レフを比較1

ミラーレス一眼と一眼レフ、この二つのカメラを分ける最も大きな違いは「ミラー(鏡)」がボディ内部にあるかないかです。

この構造の違いが、サイズや重さ、撮影のしやすさなど、あらゆる面に影響を与えています。

一眼レフカメラは、レンズから入ってきた光をボディ内部のミラーで反射させ、光学ファインダー(覗き窓)に届けます。撮影者は光を直接見ているため、タイムラグなく自然な景色を捉えられます。シャッターボタンを押す瞬間にこのミラーが跳ね上がり、光がイメージセンサーに届いて写真が記録される仕組みです。

ミラーレスカメラにはこのミラーがありません。レンズを通った光は直接イメージセンサーに当たり、その映像が電子ビューファインダー(EVF)や背面の液晶モニターに映し出されます。つまり、撮影者はセンサーが捉えたデジタル映像を見ながら撮影するのです。

このミラーをなくしたことで、ボディの大幅な小型・軽量化が実現しました。

ミラーレス一眼の強みと注意点

ミラーレスカメラは、特に初心者にとって、撮影を強力にサポートしてくれる機能が満載

一方で知っておくべき注意点も存在します。両方を理解することで、より自分に合ったカメラ選びができます。

  • ◎小型・軽量で機動力に優れる:ミラーやペンタプリズムといった部品がないため、ボディを小さく軽く設計できます。扱いやすく、日常的に持ち出すハードルが下がります。
  • ◎高精度なオートフォーカス:イメージセンサー上でピントを合わせるため、画面の隅々まで高精度なAFが可能です。特に「瞳AF」機能は、人物の瞳を自動で検出しピントを合わせ続けるため、動き回るお子さんの表情も捉えられます。
  • ◎サイレント撮影が可能:ミラーが上下する機械的な作動音がないため、電子シャッターを使えばほぼ無音で撮影が可能です。お子さんの寝顔やピアノの発表会など、静かな場面でシャッター音を気にせず撮影に集中できます。
  • ◎仕上がりを撮影前に確認:明るさや色の設定(ホワイトバランス)を変更すると、その結果がリアルタイムでファインダーやモニターに反映されます。初心者でも狙い通りの一枚を撮りやすいのが大きな利点です。
  • △バッテリーの消耗が早い傾向:常にイメージセンサーと電子ファインダー(または液晶モニター)を駆動させているため、一眼レフに比べてバッテリーの消費が早い傾向があります。長時間の撮影が予想される日は、予備バッテリーを1つ持っておくと安心です。

一眼レフならではの魅力と弱点

ミラーレス一眼が主流となった現在でも、一眼レフには根強い人気があり、プロカメラマンにも愛用者がいます。

その魅力と弱点を把握しておきましょう。

  • ◎光学ファインダーの見え方:レンズを通した光を直接見る光学ファインダーは、クリアで遅延が一切ありません。被写体のありのままの姿をリアルタイムで捉えられるため、「写真を撮っている」という感覚を強く味わえます。動きの速い被写体を追いかける際にも有利です。
  • ◎バッテリー持ちの良さ:液晶モニターを使わず光学ファインダーだけで撮影する場合、電力消費を大幅に抑えられます。一日中撮影してもバッテリーが持つことも珍しくなく、充電を気にせず撮影に没頭できるのは大きなメリットです。
  • ◎優れた堅牢性とホールド感:ボディが大きく重い分、堅牢性が高く、大きな望遠レンズを装着した際のバランスが良いという利点があります。しっかりとカメラを構えられるため、手ブレを抑えやすいと感じる人もいます。
  • △大きく重く、持ち運びが大変:ミラーボックスを内蔵するため、どうしてもボディが大きく重くなります。家族旅行や普段のお出かけに気軽に持ち出すには、少し気合が必要です。
  • △ライブビュー撮影時のAF速度:背面の液晶モニターを見ながら撮影する「ライブビュー撮影」ではAF速度が遅くなる機種が多く、快適な撮影が難しい場合があります。

写真の仕上がりを左右する3つの重要ポイントで徹底比較

ミラーレスと一眼レフを比較2

カメラの使いやすさや撮影の成功率に直結する重要な違い「サイズと重さ」「オートフォーカス性能」「ファインダーの見え方」について、ミラーレスと一眼レフの特徴を徹底解説します。

あなたの撮影スタイルに最適なカメラがどちらなのか、判断基準の参考にしてください。

持ち運びやすさを決める本体サイズと重量

撮影に出かける際には、カメラのサイズと重さが撮影を楽しむための重要な要素になります。

持ち運びやすさを最優先するならミラーレスカメラが圧倒的に有利です。

ミラーレス一眼は、内部のミラーボックスという部品がないため、一眼レフに比べてボディを大幅に小型・軽量化できます。

カバンにすっと収まるサイズ感は、カメラを持ち出す心理的なハードルを下げ、日常の何気ない瞬間も記録に残すきっかけを増やしてくれます。

レンズを装着するとさらに差は開く傾向にあり、一日中首から下げていても疲れにくいのは大きなメリットです。

動き回る子供も逃さないオートフォーカス性能

元気に走り回るお子さんの最高の笑顔、その一瞬を捉えるにはオートフォーカス(AF)性能が鍵を握ります。

この点において、近年のミラーレスカメラは一眼レフに優るほどの進化を遂げています。

その理由は、ピント合わせの仕組みの違いにあります。ミラーレスは、写真を作り出すイメージセンサーそのものを使ってピントを合わせるため、画面の広範囲で高速かつ正確なAFが可能です。

特に、被写体の瞳を自動で検出してピントを合わせ続ける「瞳AF」は、子供の撮影で絶大な効果を発揮します。一度ピントを合わせれば、お子さんがフレーム内を動き回ってもカメラが粘り強く追従してくれるため、あなたは構図やシャッターチャンスに集中できます。

  • 画面の広範囲でピントが合う:画面の端にいる子供にもしっかりピントを合わせられます。
  • 高精度な「瞳AF」:子供の目にピントが合った、生き生きとした表情の写真を撮影できます。
  • AIによる被写体認識:人物だけでなく、動物や乗り物などをカメラが自動で認識し、最適なピント合わせを行います。
  • 動画撮影でも滑らかに追従:動画撮影中もピントがスムーズに追従するため、ビデオ撮影でも活躍します。

一方、一眼レフは専用のAFセンサーでピントを合わせるため、測距点が画面中央に集中しがちです。高性能なモデルもありますが、初心者向けモデルでは、ミラーレスのAF性能の進化がより大きなメリットとなります。

撮影体験を左右するファインダーの見え方

ファインダーは、カメラを構えて被写体を確認するための「のぞき窓」です。ここでの見え方の違いが、撮影のしやすさや写真の仕上がりに大きく影響します。

一眼レフはレンズが捉えた光を鏡で反射させて直接見る「光学ファインダー(OVF)」、ミラーレスは映像を小型の電子モニターで見る「電子ビューファインダー(EVF)」を搭載しています。

一眼レフのOVFは、タイムラグがなく、ありのままの光景をクリアに見られるのが最大の魅力。バッテリーの消費が少ないというメリットもあります。しかし、絞りやシャッタースピードといった設定を変えても、ファインダーの見え方は変わらないため、撮影後にモニターで確認して「思ったより暗く写ってしまった」という失敗が起こることがあります。

ミラーレスのEVFは、明るさや色合いといった設定の変更がリアルタイムで映像に反映されます。つまり、「撮れる写真」を撮影前に確認できるので「撮ってみたら失敗」というケースを減らせます。また、暗い場所でも映像を明るく表示して被写体を確認しやすかったり、撮影した写真をファインダー内で再生できたりと、電子式ならではの利便性も持ち合わせています。

予算15万円で選ぶ!初めての一眼カメラセット

カメラは本体(ボディ)だけでは撮影できず、レンズと組み合わせて初めてその性能を発揮します。

初めてカメラを購入する場合、予算15万円は性能と価格のバランスに優れたモデルが揃う、非常に魅力的な価格帯です。

この予算なら、最新のエントリークラスから人気のミドルクラスのミラーレス一眼を、便利なズームレンズとのセットで手に入れることができます。
とくに「ダブルズームレンズキット」は、普段使いに便利な標準ズームと、運動会などで活躍する望遠ズームの2本が付属するため、非常にコストパフォーマンスが高いセットです。

ここでは、初心者でも扱いやすいおすすめの一眼カメラセットを4つ厳選してご紹介します。

ソニー α6400 ダブルズームレンズキット

世界最速クラスの高速AFと高性能な瞳AFが魅力。小型軽量で持ち運びやすく、子供を追いかけながらの撮影にぴったりです。

実写レビューはこちら

SONY α6400実写レビュー。上級機に匹敵するAF性能や新機能を実際に使って徹底解剖 – Rentio PRESS [レンティオプレス]

キヤノン EOS R50 ダブルズームレンズキット

スマホのような直感的な操作性が初心者向き。小型ボディながら被写体検出AFが優秀で、子供や動物を自動で追尾してくれます。

実写レビューはこちら

Canon EOS R50実写レビュー。大人気EOS Kissの伝統と最新技術が融合した初心者におすすめの1台 – Rentio PRESS [レンティオプレス]

ニコン Z 50 ダブルズームレンズキット

深く握りやすいグリップで安定した撮影が可能。高画質と自然な色再現性に定評があり、本格的な写真表現が楽しめます。

実写レビューはこちら

Nikon Z50実写レビュー。Zシリーズにおいて初めてDXフォーマットを搭載したミラーレス一眼の誕生 – Rentio PRESS [レンティオプレス]

富士フイルム X-T30 II 標準ズームレンズキット

フィルムメーカーならではの美しい色再現「フィルムシミュレーション」が人気。クラシカルなデザインも所有欲を満たしてくれます。

前モデルの実写レビューはこちら

FUJIFILM X-T30実写レビュー。携帯性そのままに上位モデルの性能を体感できる最新ミラーレス一眼 – Rentio PRESS [レンティオプレス]

最高の瞬間を撮り逃さない!後悔しないカメラ選び

ミラーレスと一眼レフを比較4

今回は、特に動き回るお子様の貴重な一瞬を綺麗に残したい初心者の方には、小型・軽量でオートフォーカス性能に優れたミラーレスがおすすめであること、そして一眼レフとの具体的な違いをご紹介しました。

候補に挙がったカメラを、ぜひ一度家電量販店やレンタルなどで実際にお試ししてみてください。カタログスペックだけではわからない重さやグリップ感、シャッター音などを体感することが、後悔しないための重要なチェックポイントです。

あなたにとって最高のカメラを見つけて、かけがえのない思い出をたくさん記録していきましょう。

ミラーレス一眼はレンタルできる

実際に試してから購入したい方や、使う機会が限られている場合は、レンタルするのもおすすめです。

使用感や必要な性能など、実際に使ってみなければ分かりません。

カメラレンタルサービスのRentio(レンティオ)では、様々なミラーレスカメラのレンタルが可能です。気に入ったらそのまま購入もできます。

ぜひこの機会にレンタルで試してみてくださいね。

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