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前回の記事では、ダイソンの新モデル、V6シリーズのハンディタイプについてそれぞれのモデルの違いを検証する記事を書きました。
ダイソンハンディ掃除機 V6シリーズとDCシリーズとの違いとは | Rentioまとめ
今回は、同V6シリーズのスティックタイプのクリーナーについてそれぞれのラインナップについてまとめてみたいと思います。
基本性能の高さに加えて、上手なプロモーションの成果もあって高額ながら常にランキング上位に位置するダイソンのクリーナー。そのラインナップはどれも既に十分に優れた製品でしたが、今回のモデルチェンジによりどのような機能の向上が見られたのでしょうか。
新しいモデルの機能を紹介しながら、それぞれの製品がどのような特長を持つのかご紹介させていただきます。
なお、ダイソンの最新情報についてはこちらの記事をご覧ください。
最新のダイソン全機種比較とおすすめはこちら
[最新]ダイソンコードレス掃除機全19機種を一覧表で比較!おすすめや選び方を紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もくじ
ダイソンV6シリーズとは
V6シリーズは、2015年に発売されたダイソンです。これまでの製品と大きく違う点は「ポストモーターフィルタ」の存在と運転音の低減に代表されます。
ポストモーターフィルターは、空気清浄機にも用いられる高性能なフィルターを排気口に取り付けることで非常にキレイな排気を実現するシステムのことを言います。V6シリーズのキャッチコピー「部屋の空気よりもきれいな空気を排出します」からもその性能が伺えますね。
スペックで言いますと、0.3ミクロンのチリを99.97%除去するとあります。PM2.5のチリの細かさが2.5ミクロンという点を鑑みてもそのフィルターが非常に高性能だということがわかります。
モーターや基本的な構造こそ変わっていないものの、圧倒的にキレイな排気と掃除機にはつきものの運転音の低減という2つを実現したのがV6シリーズです。
ラインナップについて
ダイソンV6シリーズのラインナップは全部で6機種です。
少々わかりにくい構図となってしまっているのですが、この6機種は3系統の製品に分類することができます。「Dyson V6 Fluffy」「Dyson V6 Motorhead」の2タイプです。
「Dyson V6 Fluffy」「Dyson V6 Motorhead」は2015年にリニューアルされたモデルで、上に書いたポストモーターフィルタをはじめ基本性能がバージョンアップされた製品です。この2つの違いはクリーナーヘッドにあります。
従来からのモーターヘッドを搭載した「Dyson V6 Motorhead」に対して、「Dyson V6 Fluffy」はローラー式のクリーナーヘッドを搭載、優れた吸塵力を持つとしています。
これは私の印象ですが、V6 Fluffy、本当に良く吸うらしいですね。ネットでの口コミも上々です。詳しい仕組みはダイソンの公式ウェブサイトをご覧ください。
Dyson V6 Slim(2017年5月登場)
2017年5月、V7シリーズの影に隠れてこっそり登場したのがDyson V6 Slimです。イエローのカラーリングが目を引きますね。
なおこちらの製品は「Dyson V6 Motorhead」のシリーズに分類される製品です。
V6シリーズ 系統別仕様表
ここまでで書いた3種の系統ごとにその仕様と一覧表にすると下記のようになります。
V6 Fluffy | V6 Motorhead | DC62(廃版) | |
---|---|---|---|
ヘッド | ソフトローラー | カーボンファイバーブラシ | カーボンファイバーブラシ |
ポストモーターフィルタ | ◯ | ◯ | – |
モーター | デジタルモーターV6 | デジタルモーターV6 | デジタルモーターV6 |
運転音 | 低減モデル | 低減モデル | – |
収納用ブラケット | ◯ | ◯ | – |
本体質量 | 2.34kg | 2.10kg | 2.04kg |
充電時間 | 3.5時間 | 3.5時間 | 3.5時間 |
収納時の製品サイズ | 250 x 1211 x 208 | 211 x 1184 x 208 | 211 x 1180 x 208 |
使用時間 | 最大約20分 | 最大約20分 | 最大約20分 |
ゴミ捨て | ワンタッチ排出 | ワンタッチ排出 | ワンタッチ排出 |
強モード | ◯ | ◯ | ◯ |
メーカー保証 | 2年 | 2年 | 2年 |
付属パーツ一覧
さて、ここまでで「Dyson V6 Fluffy」「Dyson V6 Motorhead」「DC62」の三系統の本体スペックがわかりました。
ここからは、現行モデル6機種のご紹介となります。先にも書いた通り、現行モデル6機種はこの3系統に全て分類することができます。
そして、それぞれの系統内ではカラーこそ異なるものの、本体のスペックに違いはありません。同梱されている付属品が異なるだけとなります。まずは一覧表をご覧ください。
V6 Fluffypro | V6 Fluffy+ | V6 Fluffy | V6 Motorhead+ | V6 Motorhead | V6 Slim | DC62(廃版) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ミニモーターヘッド | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | – | – |
収納用ブラケット | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | – |
ハードブラシ | ◯ | ◯ | – | ◯ | – | – | – |
フトンツール | ◯ | ◯ | – | ◯ | – | – | – |
延長ホース | ◯ | ◯ | – | ◯ | – | – | – |
コンビネーションノズル | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
隙間ノズル | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
違いがあるのはハードブラシ、フトンツール、延長ホースです。
ハードブラシとは頑固な汚れを落とすのに便利なブラシで、ふとんツールについてはふとんやマットレスをキレイにするのに特化したヘッドです。
つまりヘッドをこれに付け替えることでレイコップのようなふとんクリーナーとして使用できるようになるというわけです。わざわざ掃除機と別にふとん専用のクリーナーを購入しなくて良いのはありがたいですね。
V6 FluffyproとV6 Fluffy+の違い
さて、こうして見てみると「V6 Fluffypro」「V6 Fluffy+」の2つが全く同じに見えます。実際にこの記事を書くのに際して色々調べたのですが、FLUFFYPROが直販限定モデルといった点と本体カラー以外の違いは見つかりませんでした。
なぜこのようなラインナップにしたのか、ダイソンの本当の意図を知る術はありませんが、おそらく限定でしか購入できないモデルを作ることで、公式オンラインストアで利益と売上を作りたかったのではないかと思います。
国内メーカーでも似たようなことをやっているメーカーはあり、会社によっては家電量販店専門モデルみたいなものも作ってネットでの価格と比較しづらいようにしている場合もあるようです。価格が崩れてしまうのはメーカーにとっても家電量販店にとっても苦しいのはわかりますが、エンドユーザーにとってわかりにくくなってしまうのはちょっと困りますよね。
まとめ
従来のモデルでも優れた吸引力と使いやすさを兼ね備えていたダイソンのスティッククリーナーですが、今回のモデルチェンジで更に使い勝手が向上したようです。特にFluffyのソフトローラーヘッドはとにかくよく吸うと評判の製品のようですね。
掃除機を選ぶ際に基準となるのは「吸込仕事率」という数字がこれまでは参考とされており、その数字だけを見るとダイソンのスティッククリーナーは特別秀でた数値ではないのですが構造が工夫されているのか、吸引力が弱いといったレビューはほぼ見当たりません。
代わりに国内メーカーでもスティッククリーナーを使うと全然吸わなくて困っているという声はちらほら聞きますね。
高価ながらもしっかりと期待に応えてくれるダイソンのスティッククリーナー。買い替えの際は一度検討してみてはいかがでしょうか?
ダイソンはレンタルもできる
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