スマホと比較して分かる一眼カメラを使う本当のメリットとは?
更新日2019/03/23
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「スマホがあるのにみんな一眼カメラを欲しがるのはなぜ?」
一眼カメラをお持ちでない方はこんな疑問を持たれたこともあるのではないでしょうか。確かに近年ではスマートフォンのカメラの技術が大幅に進歩し、一眼カメラとの差が縮まっているように思えます。
では、なぜ今も一眼カメラが欲しがる人が多く、スマホのカメラより良いと思うのでしょうか。今回はスマホがあるのに一眼カメラを使うべき理由をご紹介していきます。
もくじ
一眼カメラがスマホよりも優れているポイント
実はスマホに搭載されているカメラが大幅な進歩を遂げていますが、今現在も一眼カメラには到底かなわない存在なのです。もちろん一眼カメラも進化し続けていますが、それ以上に大きな違いをご紹介していきます。
1. 夜景への強さ
センサーサイズで変わる
暗い場所での写りは圧倒的に差が出ます。スマホのカメラは日中時間帯ではとてもキレイな画質を実現します。しかし夜間など暗い場所になると、その能力は一気に低下します。
しかし一眼カメラでは、日中時間帯を得意とすることはもちろん、ほとんど画質を落とすことなく暗い場所での撮影も可能としています。
これはセンサーの大きさの違いが大きく影響しており、一眼レフはスマホに比べて大型のセンサーを搭載しています。
日中時間帯は光量が十分なため小さいセンサーでも十分光の情報を集めることができますが、夜間など暗くなると光量はわずかな存在となり、小さいセンサーでは光の情報を集められない傾向にあります。大きいセンサーであれば、光をより多く集めることができるため、情報量が増えます。
光の情報が多いほど暗い場所、明るい場所それぞれの情報量が増え、階調豊かな写真になります。そのため大きいセンサーを搭載した一眼カメラは暗い場所での撮影でも高画質のまま撮影することができます。
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2. レンズ交換ができる
撮影できる構図の幅が広がる
一眼カメラだからこそ可能であるレンズ交換は、スマホにない大きな特徴と言えるでしょう。
カメラボディとレンズを組み合わせないと撮影できないだけに、無駄な手間ではないかと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし一眼カメラでのレンズ交換のメリットは、豊富なラインナップから選ぶことで写真に大きな変化をもたらすことができることです。
スマホの場合、基本的に画角は固定されています。ズーム機能のようなものもありますが、スマホのズーム機能は単純に写真を拡大しているだけなので、画質は急激に悪化します。そして標準の画角から一切引くことができないです。
しかし一眼カメラでは数多くのレンズラインナップから望遠から超広角まで、自分の好きな画角をレンズ選択により、画質を落とすことなく実現することができます。特に望遠レンズは、低価格でとても遠くの被写体も大きく写すことができるレンズが存在するため、スマホでは絶対に写すことができない写真を撮ることができます。
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3. 同じ画素数でも画質面で一眼カメラが優れている
「画素数=画質が良い」ではない
よくカメラの広告では「高画質2420万画素!」などといった画素数を大きくだしているものがあります。確かに画素数が高いほど、大きく表示したときに細かい部分で違いが出てきます。
しかし「画素数=画質の良さ」という訳ではありません。結局のところ画質の良さは夜景への強さでも解説した通り、センサーサイズや映像処理能力が影響してきます。
センサーサイズの大きさだけが全てでないとはいえ、一眼カメラで最も搭載されているAPS-Cサイズ(23.6mm×15.8mm)と数多くのスマートフォンで搭載されている1/3型(4.8mm×3.6mm)ではサイズに大きな違いがあり、1画素内に取り込むことのできる光の量が大きく異なり、例え同じ画素数を保有していても一眼カメラはスマホより圧倒的に画質が良いことが証明できます。
そしてレンズにも大きな差があり、小さいレンズを搭載しているレンズと一眼カメラで取り付けるようなレンズでは大きさは大幅に異なり、口径の大きいレンズは光を受け取る面積が広い分、多くの光を取り込むことができます。小さいレンズでは画質を決める機構なども制限され、高画質を実現することが難しくなります。
近年ではスマートフォン用にも取り付けることができる専用レンズなども販売されていますが、画角を変えることができても、性能が大幅によくなるわけではないです。
そのためどの分野をとっても同画素数でスマホが一眼カメラを上回ることはないと言えるでしょう。「画素数だけで画質は決まらない」ということを忘れずにしましょう。
4. カメラを持つというモチベーション
終わりのないカメラの趣味
最後はカメラ自体の性能や機能という観点ではありませんが、やはり「一眼カメラ」という実物を手にすると自然と撮影にモチベーションにも繋がります。
スマホのカメラでは、日常生活で使っているスマホでそのまま写真が撮れるという感覚ですが、写真を撮っているという特別感はないでしょう。
しかし一眼カメラはまさに写真撮影用として独立したカメラ。自分で選んで、自分で買って、写真撮影のときだけに使うからこそ、手に入ったときの感情は特別なものです。私自身はじめて一眼カメラを手に入れたときのことを思い出すと、自分の一眼カメラを誇らしく思っていました。
そして写真撮影にはゴールがありません。一度夢中になるとカメラボディやレンズのステップアップ、新たな写真を求めてカメラに対する想いは強くなる一方です。
人によって合う、合わないはもちろんありますが、長く続けたい趣味として「一眼カメラで写真撮影」というのはとても良い選択になると思います。
お手軽おすすめ一眼カメラ
ここまでスマホと一眼カメラを比較した解説を行い、一眼カメラの良さを知って頂けたと思います。
ここからは数ある一眼カメラでもお手軽撮影を得意とする一眼カメラをご紹介していきます。
1. Canon EOS Kiss M
一眼カメラでは「一眼レフ」と「ミラーレス一眼」に分かれます。こちらのEOS Kiss Mは、ミラーレス一眼の分類に入る一眼カメラです。
ミラーレス一眼の特長は、小型軽量ながら高画質を実現するところです。
EOS Kiss Mは、センサーサイズも一眼カメラで幅広く採用されているAPS-Cサイズで、キヤノンがこれまで培った技術が存分に搭載された最新カメラです。
タッチパネル液晶も搭載し、画面をタッチしながら操作することもできる、まさにお手軽撮影に適したカメラです。
Canon EOS Kiss Mのレビュー記事はこちら
Canon EOS Kiss Mを実写レビュー!本当に初心者に適しているカメラなのか?徹底検証 – RentioPress
2. Canon EOS Kiss X9
こちらはEOS Kiss Mと違い、「一眼レフ」の分類に入るカメラです。ミラーレス一眼よりも大きく、重量感がありますが、手に持った時のホールド感や昔からの伝統的なデザインを好む方ならEOS Kiss X9がおすすめです。
ミラーレス一眼と比較すると大きく、重量感があるとご紹介しましたが、それでもボディの重量はわずか約453gと一眼レフの中では最軽量クラスになります。
スマホとの通信による連携も良好で、アプリ「Camera Connect」を使うことで、スマホの画面上に画面を写したり、スマホの画面をタップすることでピント合わせの位置を調整したりと、便利な機能もそろっています。
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Canon EOS Kiss X9実写レビュー!現役カメラマンが大人気カメラを使用して徹底解説 – RentioPress
3. OLYMPUS PEN E-PL9
ミラーレス一眼であるオリンパスのPEN E-PL9は、女性に寄り添ったデザイン、操作性ともに評判の良いカメラです。
フィルターなどの便利機能を多く搭載し、フォトジェニックに適したカメラです。SNSなどでは写真を撮ったまま上げずに、一度加工してから公開することが一般的です。
これまではスマホアプリでの加工編集が主流でしたが、E-PL9の多様なフィルターや特殊な撮影モードを使うことで撮影前から仕上がりを確認できるほか、撮った写真をそのままSNSに投稿してもSNS映えが狙えるフォトジェニックな作品へと仕上がります。
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OLYMPUS PEN E-PL9実写レビュー!初心者におすすめできる最新おしゃれカメラ – RentioPress
レンタルでお試しができる
一眼カメラはスマホを大きな違いがありますが、いざ一眼カメラを購入しようと思っても数万円の出費になります。使ったこともなく、自分に合うのか分からないカメラを購入するのは正直怖いですよね。そこでおすすめなのが購入前に短期間試すことができるカメラのレンタルサービスです。
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