カメラレンズの選び方!純正とサードパーティーの違いを比較して解説
更新日2024/10/02
交換レンズカテゴリの人気記事
一眼カメラを使用する上で必要な機材となるカメラレンズ。
インターネットなどで検索するとカメラレンズの種類は膨大で、どれを選ぶべきか分からなくなることも多いでしょう。
そしてメーカー名を見ると、カメラを選ぶ際には見ることのなかった名前を見かけることも多いでしょう。
実はカメラレンズの選択肢は、カメラボディよりも多く、それぞれのモデルで違いが顕著であるため、初心者の方には難しいことです。
今回はカメラメーカーが販売する純正レンズと、カメラメーカー以外の名前がついたサードパーティー製レンズ、それぞれのメリットやデメリット、違いなどをご紹介していきます。
もくじ
「純正レンズ」、「サードパーティー製レンズ」とは?
そもそも純正レンズ、サードパーティー製レンズと言われても何のことか分からない方も多いでしょう。
ここからはそれぞれどのような意味があるのかを解説していきます。
純正レンズは、お持ちのカメラのメーカーが製造するレンズ
例えばキヤノンのカメラをお持ちの場合、キヤノンが製造するEFレンズ類は純正レンズと呼ばれます。
レンズにはそれぞれ対応するマウントがあり、同じく大手メーカーであるニコンのレンズをキヤノンのカメラにそのまま取り付けることはできません。
純正レンズは自社生産のカメラに合うように考えられた設計であるため、相性が良いのも特徴の一つです。
キヤノン:一眼レフカメラ/ミラーレスカメラ用交換レンズ|交換レンズ 交換レンズ一覧
サードパーティー製レンズは、マウントに対応した他社製品
一方でサードパーティー製レンズと呼ばれるものは、それぞれのカメラのマウントに合ったレンズを開発している第三者のような存在です。
サードパーティー製レンズは、レンズメーカーが製造している場合が大半で、シグマやタムロン、トキナーなどがサードパーティー製レンズとして当てはまります。
同じレンズでもキヤノンEFマウント用/ニコンFマウント用/ソニーEマウント用など、ラインナップが充実しているのも特徴です。
それぞれのメリット、デメリット
純正レンズとサードパーティー製レンズには違いが存在します。ここからはそれぞれの特徴を踏まえてメリット、デメリットをご紹介していきます。
純正レンズは高性能、高品位がメリット
純正レンズのメリットは、高性能で高品位であることです。自社のカメラに合わせた開発を行っているため、カメラとの相性が良いことはもちろん。カメラメーカーだからこその技術力が光ります。
そしてレンズのラインナップも非常に豊富で、入門用からプロフェッショナル用まで幅広いレンズラインナップから選ぶことができ、「レンズ選び」という楽しみ方も存在するくらいです。
サードパーティー製レンズは低価格、良コストパフォーマンスがメリット
一方でサードパーティー製レンズは、低価格を実現しながら高性能のレンズが多いです。
かつては「安いだけ」というイメージの強かったサードパーティー製レンズですが、解像力にこだわったサードパーティー製レンズが多く登場し、安く購入できる高性能レンズとして注目を浴びる存在です。
シグマやタムロンを筆頭に、さまざまなメーカーが純正レンズに劣らない性能を誇るレンズを続々と開発しています。
レンズクラス別純正レンズサードパーティー製レンズでの価格の違い
実際に純正レンズとサードパーティー製レンズにどのくらい価格に差があるのかをご紹介していきます。
こちらの表は通販サイトAmazonで2018年9月17日時点での価格を記載したものです。左列がサードパーティー製レンズ、右列が純正レンズとなっています。
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM |
---|---|
67,857円 | 232,499円 |
TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 | Canon EF70-200mm F2.8L IS II USM |
111,022円 | 212,800円 |
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD TS | Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM |
32,302円 | 51,429円 |
SIGMA Art 12-24mm F4 DG HSM | Canon EF11-24mm F4L USM | 145,147円 | 369,800円 |
それぞれ焦点距離や使うシーンなどが被るレンズを比較しましたが、サードパーティー製レンズは純正のレンズの半額以下である場合も多いです。
特に純正レンズで高級系レンズが多い望遠系や超広角系は値段の差が顕著です。
純正レンズは高価格がデメリット
純正レンズの最大のデメリットは価格にあるでしょう。
サードパーティー製レンズと比較すると圧倒的に高価であり、プロフェッショナル仕様のレンズでは桁違いの金額になることも多々あります。
カメラと同時にサポートを受けることができるメリットはありますが、安く済ませたい場合の選択肢は他にも沢山あります。
サードパーティー製レンズはカメラと同時にサポートを受けることができない
例えばキヤノンとシグマのレンズを使用した場合、カメラボディはキヤノンでサポートを受けることができますが、シグマのレンズはキヤノンでサポートを受けることができません。
単純に製造・開発は全く別の会社が行っているため、キヤノンでは技術的な面を含めてサードパーティー製レンズのメンテナンスおよび、修理を行っていません。
そのため、撮影時に何か不調を感じてもボディ、レンズ同時に見てもらうことは難しいです。
質で選ぶなら純正を、コスパで選ぶならサードパーティー製
更に細かい違いについてはレンズそれぞれを比較する必要がありますが、純正レンズとサードパーティー製を比較するとこれまでご紹介してきたような違いが存在します。
純正レンズは、カメラに合った最高のパフォーマンスを発揮
基本的に画質や性能などの「質」で選ぶのであれば純正レンズは間違いありません。お使いのカメラで最大限の力を引き出すのは、メーカー純正のレンズが一番です。高級レンズほど驚くべき描写力に感動することでしょう。
時代とともに質を上げているサードパーティー製レンズ
はじめてのステップアップレンズや価格を抑えたレンズを求めるのであればサードパーティー製がおすすめです。 とはいえサードパーティー製レンズは純正レンズより圧倒的に劣ることはなく、「TAMRON 70-200mm F2.8 G2」などは個人的に純正レンズよりも優れたレンズだと感じます。
どちらも一長一短があり、どちらの方が自分にとってメリットが多いかというのが判断基準になるでしょう。
おすすめのサードパーティー製レンズをメーカー別でご紹介
シグマのおすすめレンズ6選!安さと画質から選ぶ人気カメラレンズをご紹介 – RentioPress
タムロンのおすすめレンズ6選!高画質を格安で実現する人気カメラレンズを紹介 – RentioPress
トキナーのおすすめレンズ6選。コスパを重視した魅力ある広角・標準レンズの数々 – RentioPress
購入前にレンタルでお試しするのもあり
高価なレンズをいきなり購入することはリスクの高いことです。思い通りの描写でなかったり、操作性などで不満を感じることは購入後の問題として挙げられるポイントです。
そんなときにおすすめなのがカメラレンズのレンタルサービスです。家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、純正レンズからサードパーティー製レンズまで幅広いラインナップから選んでレンタルすることができます。
購入前のお試しとしてはもちろん、短期間の使用でも用途に合わせたレンズレンタルが可能なため、あらゆる場面で活躍するでしょう。
ぜひこの機会にRentioでカメラレンズのレンタルを試して自分に合ったレンズを見つけてくださいね。