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一眼カメラにおいてカメラボディの選択も重要ですが、同じくらい大切なのが「レンズ選び」になります。
カメラボディと同じようにレンズでも様々なグレードが存在するだけでなく、メーカーによってはブランド分けが行われています。
数あるレンズのブランドの中でも、長い歴史を誇るキヤノンの「Lレンズ」は、常にカメラユーザーにとって憧れの的として知られています。
一体Lレンズとはどんな存在なのか、使う理由などを今回の記事では徹底解説していきます。
もくじ
憧れの「Lレンズ」
キヤノンが展開されるレンズの中でも高級レンズとして区分されており、憧れの存在として知られる「Lレンズ」。
「Luxury」の頭文字が由来になっており、高品位のレンズモデルだけ名乗ることのできるレンズです。
描写力だけでなくデザイン性などにおいても差別化が図られたまさに特別な存在として親しまれています。
キヤノンユーザーでは、このLレンズを持つことが一つの目標になるほどの存在で、プロフェッショナルの現場でも欠かせない存在となっています。
Lレンズの基準について
キヤノンでは普通のレンズとLレンズで分類されていますが、いったいどのレンズがLレンズに該当するのか、Lレンズの基準についてご紹介していきます。
商品名に「L」の文字が入る
Lレンズと呼ばれるモデルには明確な基準も定められており、その一つがモデル名に「L」の文字が含まれていることです。
例えばRF100-500mm F4.5-6.3L IS USMの場合は、絞り値の後ろに「L」の文字が入れられており、これがLレンズである証となります。
他のレンズにおいても開放絞り値が明記されている直後に「L」の文字が入っているため、レンズ名を見るだけでLレンズかどうかを確認することができるようになっています。
望遠系は白基調のデザイン
Lレンズは、別の愛称として「白レンズ」と呼ばれることもあります。
Lレンズの中でも望遠系のレンズについては、レンズボディにおいて白を基調としたデザインが採用されており、黒をベースとしたデザインが多いレンズにおいて、特異の存在となります。
白レンズも昔からの伝統的なLレンズの特徴となりますが、スタイリッシュなデザイン性は特に人気があり、性能面だけでなく持っているだけで満足感を得られる存在として人気があります。
それ以外もレンズ口径付近に赤線
白を基調としたデザインが採用されているのは望遠系のレンズに限られますが、その他の広角や標準のレンズにおいても、Lレンズ独自のデザインが採用されています。
レンズ口径付近には必ず赤色の線が入れられており、これもLレンズである証となります。
標準や広角レンズは、黒を基調としたデザインではありますが、この赤線が目立つ存在となっており、一目見ただけでもLレンズと分かるようになっている秀逸なデザインなのです。
Lレンズを使うことによるメリット
Lレンズは、ラインナップの中でも差別化されたモデルだとお分かりいただけたかと思います。
しかし、いったいLレンズを使うことでどんなメリットが存在するのか気になる方も少なくないと思います。
ここからは、Lレンズを使うことによるメリットご紹介していきます。
最高クラスの性能
Lレンズを使うことによる最大のメリットは、何よりもレンズにおける最高クラスの性能を体感できることでしょう。
Lレンズはまさにキヤノンが誇る最高品位のレンズが揃えられており、Lレンズを選ぶことで最も質の高い描写を得ることができることに繋がります。
一方で最高クラスだからこそ価格も他のレンズよりも高く販売されており、だからこそ気軽に手に入れることのできない憧れの存在になっていると言えるでしょう。
保有するだけで撮影のモチベーション
もう一つ、Lレンズを使うメリットを挙げるとすれば、独自のデザイン性を有していることから保有しているだけで撮影のモチベーションに繋がることです。
特に白レンズは、デザイン面で他のレンズと大きな違いがあり、白レンズを使うことが一つの目標として考えることも珍しくないため、Lレンズを持っていることでより撮影意欲を高めてくれると言えます。
実際に私自身もはじめてLレンズを手にしたのはEF100-400mm F4-5.6L IS USMでしたが、購入した瞬間から特別感が感じられ、それ以降の撮影においてもモチベーション高く撮影に臨むことができました。
おすすめLレンズ
キヤノンのレンズラインナップの中でもLレンズは多くのモデルが存在します。
ここからは筆者がおすすめするLレンズを厳選してご紹介していきます。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
超望遠ズームレンズの中でも定番のレンズとなるのがこちらのRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMです。
乗り物や動物、スポーツの撮影には欠かせない存在でLレンズの中でも愛用者が多い傾向にあります。
私自身、旅客機をメインの被写体としていますが、キヤノンユーザーであれば絶対抑えておきたいレンズの1つになります。
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RF24-105mm F4 L IS USM
標準レンズの中で定番の存在となるのがこちらのRF24-105mm F4L IS USMです。
日常的に使用機会の多い標準レンズだからこそ、こちらのレンズをはじめてのLレンズとして導入することもおすすめです。
Lレンズの中では価格も比較的低めであることも購入しやすいポイントの一つでしょう。
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RF70-200mm F2.8 L IS USM
「F2.8通し」である大三元レンズは、レンズの中でもハイレベルであることから、Lレンズで展開されることも多くなっています。
望遠レンズにおける大三元レンズの70-200mm F2.8もLレンズで展開されており、こちらのRF70-200mm F2.8L IS USMが該当します。
望遠の大三元レンズながらも伸縮式を採用したことで、非常にコンパクトなサイズ感を実現しました。
画質はいうまでもなく最高クラスで、開放F2.8通しの明るさはボケ表現に優れている他、夜間など暗い撮影環境下でも能力を発揮します。
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RF15-35mm F2.8 L IS USM
広角の大三元レンズとしては、こちらのRF15-35mm F2.8L IS USMが該当します。
一眼レフ用EFマウント時代では、このクラスのレンズは、16mm始まりが展開されていましたが、RFマウント用として誕生したこちらのレンズは、15mm始まりと、広角側が強化されました。
広角のジャンルにおいて1mmの差は画角に大きな影響をもたらし、画面の四隅までの解像が難しいとされる広角レンズにおいても、Lレンズらしく隅々までしっかりと解像する性能もRF15-35mm F2.8L IS USMの魅力です。
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RF50mm F1.2 L USM
Lレンズは、単焦点レンズのおいてももちろん展開されています。
焦点距離別に展開されていますが、王道である50mmにおいては、開放F1.2の明るさを誇るRF50mm F1.2L USMがおすすめです。
Lレンズらしい優れた解像力はもちろん、F1.2の明るさを有していることから、ズームレンズでは出すことのできないボケ感など、表現力に長けたレンズとしておすすめです。
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Canon(キヤノン)ユーザーの憧れ
今回ご紹介してきたキヤノンが展開する高級ブランド「Lレンズ」ですが、まさにキヤノンユーザーであれば憧れの存在であることは間違いありません。
私自身もコンパクトカメラを使っていた少年時代からキヤノンを愛用するユーザーの一人ですが、一眼カメラを持つようになってからはLレンズの存在は常に憧れでした。
いざ自分が持ったときの高揚感は、カメラ人生においても大きなもので、今でも使うレンズはLレンズで揃えたいと思うほどです。
もちろん撮影のモチベーション面だけでなく、写真としての仕上がりもLレンズだからこその安心感と信頼があるため、ここぞという撮影には、Lレンズを使用することを強くおすすめします。
Lレンズはレンタルでお試しも
今回ご紹介してきたキヤノンのLレンズですが、高品位なだけに価格も一般的なレンズと比べると非常に高価になる傾向があります。
それだけに欲しいと思えるレンズがあっても気軽に購入するには難易度が高くなってしまいます。
そして果たしてそのレンズが本当に自分に合っているのかどうかも心配になるポイントかと思いますが、そんなときは一度カメラのレンタルサービスを利用してお試ししてみることがおすすめです。
Rentioでは、今回ご紹介してきたLレンズなど、豊富なラインナップから自由に選ぶことができ、最短3泊4日から気軽にレンタルすることができます。
是非この機会にRentioで気になるレンズをレンタルして、後悔しないレンズ選びに役立ててみてはいかがでしょうか。