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カメラの趣味を続けていくと、レンズが欲しくなる瞬間が訪れます。
そして性能を求めると純正レンズに憧れを抱くこともカメラの趣味を続けていく上で避けては通れない道でしょう。
しかし純正レンズで性能の良いレンズを求めると値段は非常に高騰します。
そこで失望しかけたところに見えてくるのが今回ご紹介するタムロンなどの安くて質の良いサードパーティー製レンズとなります。
今回は有名サードパーティーメーカーであるタムロンのレンズに特化しておすすめのレンズをご紹介していきます。
もくじ
安くて質が良いが当たり前となったサードパーティー製レンズ
かつてタムロンやシグマの扱いは安かろう悪かろうという、純正レンズでは高すぎると感じる人が仕方なく購入するためのレンズと言われていたほどでした。
プロカメラマンも愛用するサードパーティー製レンズ
しかしタムロンやシグマなどのサードパーティーメーカーは進化を続けます。
近年ではかつてのイメージは払拭され、プロカメラマンでも好みや場面によってサードパーティー製レンズを選択するほど質の高い製品を開発する時代になりました。
もちろんブランド力やカメラに合った実力というのは純正レンズを使うことで間違いないのですが、写真で重要となる解像力などはサードパーティー製レンズが性能を上回ることも少なくありません。
カメラレンズの選び方!純正とサードパーティーの違いを比較して解説 – RentioPress
SIGMAの並ぶ有名サードパーティーレンズメーカー
Rentio PRESSでは、既に有名サードパーティーレンズメーカーとしてシグマ(SIGMA)をご紹介してきました。
シグマのおすすめレンズ6選!安さと画質から選ぶ人気カメラレンズをご紹介 – RentioPress
純正レンズより「上質」への挑戦
今回ご紹介しているタムロンもシグマに並んで一眼カメラ界における日本の二大サードパーティーレンズメーカーと呼ばれるほど、愛好家が多く、カメラの趣味において人気のレンズメーカーです。
シグマでは、近年Artシリーズという解像力などの質にこだわった純正レンズにも劣らない製品開発に力を入れていますが、タムロンでのその傾向を意識しています。
シリーズによる区別は付けていないものの、ブランドとしてレンズデザインを一新。
その他にも以前よりは高値になったものの、純正より大幅に安く、質が非常に高いレンズ開発を行っています。
高級感溢れるレンズデザイン
かつてタムロンのレンズデザインは、凸凹したレンズボディに金色の線が入ったデザインでしたが、このデザインを一新。
現在では黒1色を基調とし、シンプルながら上質なデザインへと生まれ変わり、高級感のあるレンズデザインとなりました。
TAMRONおすすめレンズ7選 (ミラーレス一眼用)
TAMRONのレンズは、ズームレンズがラインナップの中心となっており、標準ズームから望遠ズーム、高倍率ズームまでさまざまな製品が存在します。
その中からミラーレス一眼用のおすすめのレンズ7製品を詳細とともにご紹介していきます。
1. TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD
近年、カメラ市場の中でも特に注目を集めるのがミラーレス一眼の存在です。
ミラーレス一眼に対応するレンズ開発も各社で積極的に進められている印象で、タムロンでもSONY Eマウント用を中心としてレンズ開発が活発に行われています。
こちらの「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD」は、Eマウント対応のサードパーティー製レンズとして、初めて500mmの超望遠域をカバーしたレンズです。
SONY Eマウント用レンズにおいて、超望遠域をカバーしたレンズはまだ数少なく、乗り物やスポーツ、動物撮影の様に超望遠域を必要とするジャンルで活躍するレンズです。
同クラスの純正レンズにも劣らない解像力や、高速・正確なAF性能、タムロンが誇る伝統の手ブレ補正効果など、この1本から体感することのできる、性能の高さが大きな魅力です。
SONY Eマウントユーザーで超望遠レンズを検討されている方にとって、必見のレンズの誕生です。
- レンズ構成:16群25枚
- 最小絞り:F22-32
- フィルターサイズ:Φ82mm
- 最短撮影距離:0.6m(ワイド端)/1.8m(テレ端)
- 絞り羽根枚数:7枚(円形)
- 最大径×全長:φ93mm×209.6mm
- 重さ:1,725g
- 手ブレ補正効果 : 〇
- 価格帯:143,550円~
TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXDの実写レビューはこちら
2. TAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
近年タムロンでは、斬新なコンセプトを採用した望遠ズームレンズの開発も目立っています。
こちらの「TAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」も、広角側は50mmから始まり、望遠側は超望遠域となる400mmまでを採用したレンズです。
基本的に高倍率になるほど、画質面で犠牲になる傾向にありますが、タムロンの最新技術を駆使した開発で、ズーム全域で驚愕の描写力を叶えたレンズとなっています。
これだけ画角の幅を持たせながら高画質も実現し、更に携帯性についても大きすぎない手持ち撮影を十分に行えるサイズ感を叶えており、超望遠レンズジャンルにおいて、新たな光を感じられるモデルです。
- レンズ構成:18群24枚
- 最小絞り:F22-32
- フィルターサイズ:Φ67mm
- 最短撮影距離:0.25m(ワイド端)/1.5m(テレ端)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形)
- 最大径×全長:φ88.5mm×183.4mm
- 重さ:1,155g
- 手ブレ補正効果 : 〇
- 価格帯:148,500円~
TAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDの実写レビューはこちら
3. TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2
タムロンがソニーEマウントにおけるフルサイズ対応標準ズームレンズとして開発したTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXDの2世代目となる「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」。
初代からお手頃かつ高性能な標準ズームレンズとして人気がありましたが、タムロンでは妥協することなく「G2」として2世代目の開発に踏み切りました。
α7Rシリーズなどの超高画素機においても、等倍拡大すればするほど息を吞む美しい解像感が魅力的で、まさに標準ズームレンズの最高峰に位置するレンズと言えるでしょう。
また、高速かつ正確で静音性にも優れたオートフォーカス機構を搭載し、0.18mまで寄ることのできる最短撮影距離も大きな魅力です。
- レンズ構成:15群17枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:Φ67mm
- 最短撮影距離:0.18m(ワイド端)/0.38m(テレ端)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形)
- 最大径×全長:φ75.8mm×117.6mm
- 重さ:540g
- 手ブレ補正効果 : –
- 価格帯:94,050円~
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の実写レビューはこちら
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2実写レビュー。画質、AF性能、機能性を大幅に向上させた「G2」モデルの誕生 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
4. TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD
こちらのTAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXDは、SONY EマウントのAPS-Cセンサー用広角レンズとして2021年6月24日に発売されました。
これまでEマウントに対応する広角レンズで、「F2.8通し」を実装したレンズは存在せず、こちらのTAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXDが待望のレンズとして注目を集めています。
特筆すべきは、開放F2.8から画像四隅まで優れた解像力を感じられる画質の良さで、「画質」と「明るさ」を両立させたレンズです。
特にSONY α6000シリーズでおすすめの広角レンズとして、風景写真や旅スナップで大活躍すること間違いなしの1本です。
- レンズ構成:10郡12枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:φ67mm
- 最短撮影距離:0.15m
- 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ73mm×86.2mm
- 重さ:約335g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約80,000円~88,000円
TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXDの実写レビューはこちら
TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD
5. TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD
APS-Cセンサー搭載のミラーレス一眼用に開発された17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDは、幅広い焦点距離を有しながらズーム全域で開放F2.8の明るさを叶えた標準ズームレンズです。
万能性の高いレンズであることから、携帯性については優れているとは言えないものの、持ち運びで負担に感じることのない携帯性は叶えており、それ以上にレンズが魅せる表現力が大きな魅力です。
ズーム全域で優れた解像力を叶えていることはもちろん、35mm換算25.5mmから105mmという幅の広い焦点距離域は、風景やスナップ撮影の他にも望遠を活用した撮影にもおすすめの1本です。
また、ズーム全域で開放F2.8の明るさを実現したことで、ボケ表現や暗い場所での撮影にも最適なレンズとして、あらゆるシーンでの活躍が期待できます。
2022年6月時点でソニーEマウント用に加えて富士フイルムXマウント用も用意されています。
- レンズ構成:12郡16枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:φ67mm
- 最短撮影距離:0.15m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ67mm×119.6mm
- 重さ:530g
- 手ブレ補正効果:〇
- 価格帯:約78,000円~85,000円
TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDの実写レビューはこちら
TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD実写レビュー。幅広い画角と高画質、開放F2.8の明るさを備える標準ズームレンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
6. TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
一眼レフ用ポートレートレンズとしてTAMRON 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSDが存在しますが、こちらのTAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXDは、同じポートレート向けのコンセプトを保有しながら、最新技術を取り入れたミラーレス一眼用のモデルとして開発されました。
レンズの性能は大幅に向上しており、更に明るいレンズとして広角側開放F2、望遠側開放F2.8を実現しています。
また、AF機構についても従来の「OSD」から「VXD」へと進化しており、より高速で精度の高いピント合わせを叶えています。
手ブレ補正機構についてはこちらのTAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXDで搭載されていませんが、ソニーのα7シリーズなど、ボディ内手ブレ補正が充実していることから、削減されたものと思われます。
優れた解像力はもちろん、肌色を正確に再現してくれる発色性など、ポートレート向けの性能が充実しているおすすめの1本です。
- レンズ構成:15郡21枚
- 最小絞り:F16-22
- フィルターサイズ:82mm
- 最短撮影距離:0.33m(WIDE)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ89.2mm×158mm
- 重さ:1,165g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約180,000円~200,000円
TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXDの実写レビューはこちら
TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD実写レビュー。ポートレートを愛する全てのフォトグラファーに捧げる究極の1本 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
7. TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD
ソニーが展開するEマウントに特化した高倍率ズームレンズ「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」。
ミラーレス一眼用のサードパーティー製レンズというのはまだ数が少ないものの、ソニーEマウント用のレンズは既に多くのレンズが揃っている状況です。
こちらの28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDも、Eマウント用の高倍率ズームレンズとして発売されましたが、高倍率ズームレンズとは思えない程の解像力を実現していることで人気を集めています。
高倍率ズームレンズとしての使い勝手の良さももちろん、0.19mまで近づいたマクロ撮影も可能とした、万能レンズです。
- レンズ構成:14郡18枚
- 最小絞り:F16-32
- フィルターサイズ:67mm
- 最短撮影距離:0.19m
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最大径×全長:φ74mm×117mm
- 重さ:575g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約72,000円~85,000円
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD実写レビューはこちら
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD実写レビュー。実用性が増したEマウント用高倍率ズームレンズが誕生 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
TAMRONおすすめレンズ8選 (一眼レフ用)
ラインナップの中心はミラーレス一眼用へと移行しましたが、以前として一眼レフ用のモデルでもおすすめのレンズは多数存在します。
ここからは、キヤノンEFマウントやニコンFマウントに対応したタムロンおすすめレンズをご紹介していきます。
1. TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2
数あるタムロンのレンズでも私が一番お気に入りのレンズとしておすすめしたいのが「SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2」です。
こちらのレンズは以前Rentio PRESSでもレビュー記事として掲載しましたが、ズームレンズとしての完成度が非常に高いです。
70-200mmの焦点距離を保有し、F2.8の明るさを保有するレンズは各メーカー力を入れて開発するジャンルですが、純正レンズを含め、他社製レンズに引けを取らない完成度を誇ります。
解像力、フレア・ゴーストの抑止、手ブレ補正効果などで非常に優れた性能を発揮する大変おすすめなレンズです。
- レンズ構成:17郡23枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:77mm
- 最短撮影距離:0.95m
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最大径×全長:φ88mm×193.8mm
- 重さ:約1,500g
- 手ブレ補正効果:5段分
- 価格帯:約120,500円~140,000円
TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2の実写レビューはこちら
70-200最高峰の解像度「TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2」実写レビュー – RentioPress
2. TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD
キヤノン純正の100-400mmは王道、シグマの100-400mmはライトバズーカという愛称が付けられた軽量化が特徴的など、こちらもレンズジャンルとして活発です。
ではタムロンではどのような差別化を図っているのかというと、基本的にはシグマの100-400mmと同様の性能を保有しながら、開放絞り値や手ブレ補正効果においてシグマ製より優れていると言えます。
サードパーティー製の100-400mmレンズは、重いとされるキヤノン純正の100-400mmより携帯性を強く意識し、低価格に抑えることが目的であるため、性能面で直接的なライバルになる訳ではありません。
気軽に400mmの望遠域を楽しみたいという方にはおすすめのレンズとなります。
- レンズ構成:11郡17枚
- 最小絞り:F32-45
- フィルターサイズ:67mm
- 最短撮影距離:1.5m
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最大径×全長:φ86.2mm×199mm
- 重さ:約1,135g
- 手ブレ補正効果:4段分
- 価格帯:約62,000円~77,000円
3. TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2
レンズのラインナップがシグマと被ることが多々ありますが、こちらも150-600mmという焦点距離でまさにシグマのライバルとなるモデルです。
こちらのSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2は、モデルチェンジが重なって完成したモデルであるため、タムロンのこれまでの技術力や最新性能が搭載されたモデルとなり、描写力や手ブレ補正などで優れた性能を発揮します。
600mmの望遠域を実現する超望遠レンズとしてはシグマ同様に非常に安く購入できることもメリットの一つで、遠くの被写体を撮影される方におすすめのモデルです。
- レンズ構成:13郡21枚
- 最小絞り:F32-40
- フィルターサイズ:95mm
- 最短撮影距離:2.2m
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最大径×全長:φ108.4mm×260.2mm
- 重さ:約2,010g
- 手ブレ補正効果:4.5段分
- 価格帯:約105,000円~140,000円
こちらの記事でシグマ製150-600mmとの比較を掲載しています
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM実写レビュー!コスパ最高の超望遠ズームレンズを徹底解説 – RentioPress
4. TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
これまでは主に望遠レンズを中心にご紹介してきましたが、こちらはタムロンから2018年9月に発売されたばかりのフルサイズ対応の広角ズームレンズです。
広角域を保有するズームレンズは、大型化しやすい傾向にありますが、こちらのレンズは非常に小型で軽量化を実現した携帯性に優れた使いやすいレンズです。
小型ながら最新技術を投入したことで良好な描写力を実現しています。
また、絞り開放値がF2.8を実現していることもこのレンズの大きなメリットと言えるでしょう。
- レンズ構成:10郡15枚
- 最小絞り:F16-22
- フィルターサイズ:77mm
- 最短撮影距離:0.28m
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最大径×全長:φ83.6mm×92.5mm
- 重さ:約460g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約66,000円~79,000円
TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDの実写レビューはこちら
TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD実写レビュー。フルサイズ対応としてクラス最小・最軽量を実現した広角レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
5. TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2
フルサイズ対応の広角レンズとなるTAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2。
TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDと比較して、焦点距離域において更に広角側をカバーし、ズーム全域でF2.8を実現している特徴があります。
また、こちらのTAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2は、タムロンが高級シリーズとして展開する「G2」に属するレンズとして、広角レンズの中でも最高クラスの描写を実現しています。
その分大きさや重さは増加する仕様となっていますが、より広角側を求める方や、クオリティにこだわった作品を撮影される方におすすめのモデルです。
- レンズ構成:13郡18枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:装着不可
- 最短撮影距離:0.28m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ98.4mm×145mm(キヤノン用)
- 重さ:約1,110g(キヤノン用)
- 手ブレ補正効果:4.5段
- 価格帯:約120,000円~130,000円
TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2実写レビューはこちら
TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2
6. TAMRON 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD
ミラーレス一眼用でご紹介したTAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXDの元となったのが、「TAMRON 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD」です。
ジャンルとしては中望遠ズームレンズとなり、広角レンズと望遠レンズの中間を担うレンズとなります。
適度な距離感を意識することができることから、ポートレートズームの愛称でも親しまれており、ボケ味を活かしたポートレート撮影に最適なレンズとされています。
それ以外の撮影ジャンルにおいては、中途半端な焦点距離に見えますが、スナップ撮影や風景写真など、個人的には非常に使い勝手の良いレンズだと感じました。
開放F値がF2.8-4であることも、写真撮影において表現の幅を大きく広げてくれる魅力的な性能の一つです。
- レンズ構成:14郡19枚
- 最小絞り:F16-22
- フィルターサイズ:77mm
- 最短撮影距離:0.45m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ84mm×126.8mm
- 重さ:約796g
- 手ブレ補正効果:5段分
- 価格帯:約80,000円~95,000円
TAMRON 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSDの実写レビューはこちら
TAMRON 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD実写レビュー。ポートレート以外でも様々なシーンで活躍する中望遠レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
7. TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD
昔からタムロンでは高倍率ズームレンズの開発を得意としてきました。
近年では、高倍率に限らずさまざまなズームレンズを開発していますが、高倍率ズームレンズのジャンルでも伝統の技術を活かした製品開発が行われています。
こちらの18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLDでは、高倍率としても圧倒的な焦点距離の幅を保有する18mmから400mmまでの焦点距離を保有しています。
これまでも18mmから300mmまでを対応するレンズは存在しましたが、400mmという超望遠域を保有するレンズはこれまで存在せず、タムロンによって新たに開拓された焦点距離域になります。
高倍率ということもあり、描写性は素晴らしいと評価できるほどではありませんが、一度に広角側から望遠側までレンズ交換をすることなく使用できるという利便性を考えると、非常に質の高いレンズになっていると感じます。
旅行など、レンズ交換を避けて、なるべく身軽な撮影に臨みたい方にもおすすめできる高倍率ズームレンズです。
- レンズ構成:11郡16枚
- 最小絞り:F22-40
- フィルターサイズ:72mm
- 最短撮影距離:0.45m
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最大径×全長:φ79mm×123.9mm
- 重さ:約710g
- 手ブレ補正効果:2.5段分
- 価格帯:約62,000円~72,000円
TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD実写レビューはこちら
TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD実写レビュー。世界初の撮影範囲を実現した万能レンズを紹介 – RentioPress
8. TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD
最後にご紹介するレンズは、今回のラインナップの中でも唯一の単焦点レンズです。
あまり単焦点レンズのラインナップが豊富でないタムロンですが、こちらのSP 85mm F/1.8 Di VC USDは、単焦点レンズとしての描写力はもちろん、AF精度などピントにシビアな単焦点レンズで圧倒的な実力を発揮します。
また85mmは、ポートレート撮影でよく使われる焦点距離であり、優れた描写能力やピッタリ合焦するAF性能などは、ポートレート撮影のおいて非常に大きな役目を果たしてくれるでしょう。
価格も7万円程度で購入できることから、はじめての単焦点レンズとしても大変おすすめできるレンズです。
- レンズ構成:9郡13枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:67mm
- 最短撮影距離:0.8m
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最大径×全長:φ84.8mm×91.3mm
- 重さ:約700g
- 手ブレ補正効果:3.5段分
- 価格帯:約73,000円~90,000円
時代とともに質が向上するタムロンのレンズ
冒頭でもご紹介した通り、以前は安かろう悪かろうという印象が強いレンズメーカーでしたが、近年開発されているラインナップは、非常に高い性能を誇るレンズとなっています。
特に最初にご紹介したTAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2は、数あるレンズの中でも私が特にお気に入りのレンズとしておすすめできるモデルで、画質、手ブレ補正、フレア・ゴースト対策などどれをとっても非常に優秀で質の高い作品へと仕上げてくれます。
カメラレンズ界の競争激化
高い質を保ちながら伝統的にリーズナブルな価格を提供し続けることができるのはとても素晴らしいことで、「安いレンズ=悪い」というイメージは完全に払拭されました。
今後も更に技術力を高め、シグマや純正との競争を繰り広げていくことが予想されますが、カメラ界にとって良い刺激になるような成長を期待したいところです。
TAMRONのレンズをレンタル
今回ご紹介してきたタムロンのレンズは、お得にレンタルすることができます。
レンズというのは実際に撮影してみないと分からないことも沢山あります。
個人によって解像力へのこだわりや、シャープネスのかかり具合、色乗りなどで好みが異なるので、一度購入前にレンタルサービスで使用されることがおすすめです。
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、私が一番おすすめするTAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2をはじめ、タムロン製レンズを選んでレンタルすることが可能です。
ぜひこの機会にRentioでタムロンのレンズを試して、今後の写真ライフに活かしてくださいね。
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