TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD実写レビュー。フルサイズ対応クラス最小・最軽量を実現した広角レンズの実力
更新日2024/07/17
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何気ないシーンを切り取るとき、広角レンズというのは撮影において大きな効果をもたらしてくれます。
TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDは、タムロンが最新技術を駆使して開発したフルサイズ対応の広角レンズで、携帯性に優れながら高画質を実現するレンズとして人気を集めています。
今回はそんなTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDを使って撮影した夏の東京の作例を基に、レンズの実力をレビューしていきます。
もくじ
コンパクトな超広角レンズ「17-35mm F/2.8-4 Di OSD」
今回ご紹介しているTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDは、サードパーティーレンズメーカー「タムロン」から2018年9月に発売されたフルサイズ対応の広角レンズです。
フルサイズ対応ということで35mm換算17mmから35mmの焦点距離をカバーする広角レンズとして、人の目線よりも広い画角で違いを魅せたいときに効果的なレンズです。
広角レンズの魅力
旅行や街歩きの際、私は必ず広角レンズを持参するようにしています。
広角レンズは、キットレンズで付属されているような標準レンズよりも広い画角を写すことができるため、芸術性に優れた作品を撮影することができます。
壮大な景色、ビルに囲まれた景色など、広角レンズは風景写真において欠かせない存在と言えるでしょう。
その他のおすすめ広角レンズはこちらでご紹介
[2020最新]一眼カメラにおすすめの広角レンズ10選。写真撮影の幅を大きく広げる広角の魅力を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
外観レビュー
コンパクトなサイズ感が特徴的なTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDですが、実際のサイズ感などを実機の写真とともにご紹介していきます。
フルサイズ対応超広角レンズとして非常にコンパクト
コンパクトな広角レンズ自体はこれまでも数多くの製品が存在しましたが、フルサイズ対応に絞ると、ほとんど皆無に近い存在だったと言えるでしょう。
フルサイズ対応の広角レンズのどれもが画質を優先した設計であることから、レンズ本体のサイズは非常に大きくなり、持ち運びには大きく重い存在でした。
しかしTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDは、片手持ち運べるほどの携帯性や重さ460gの軽量化を実現したことで、気軽に持ち出したくなるフルサイズ対応広角レンズなのです。
カメラに装着しても携帯性抜群
大口径レンズが一般的な広角レンズですが、小型・軽量化を実現しているTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDは、カメラに装着したときもレンズが極端に大きくなることなく、バランスの取れた携帯性も魅力的です。
広角レンズとしてのサイズ感はクラス最小・最軽量で、旅行や街歩きでのスナップにも最適です。
性能レビュー
小型・軽量化を実現したTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDですが、コンパクトな設計が採用されただけに写りにどのような影響があるのか気になるところだと思います。
ここからは8月真夏の東京・昭和記念公園にて撮影した作例を基に、画質や発色など、レンズとしての性能面をレビューしていきます。
コンパクトな設計ながら妥協のない高画質
先ほどからTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDは、携帯性に優れたレンズとご紹介していますが、画質に関しても高いクオリティを実現しています。
近年では、タムロンやシグマなどのサードパーティー製レンズによる描写力の高さが注目されており、タムロンでもG2シリーズなど、純正レンズに迫るほどの高い描写力を保有したレンズが目立っている印象です。
TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDでは、フルサイズ対応の広角レンズでよく見られた大型化の問題を解決しながら、求められる解像力や描写性を実現したレンズなのです。
高いコントラストを維持したまま柔らかな描写性
個人的にTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDの絵作りには少々特徴があるように感じました。
レンズによって描写が異なる部分としてコントラストの差がありますが、TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDでは、風景写真などにおいて鮮明なイメージを生み出す高いコントラストを実現しています。
しかしながら、高いコントラストを実現しながら描写の印象としては「柔らかさ」も兼ね備えた仕上がりになっていると感じます。
これはシャドウ部における階調表現に特徴があり、まるで最初からHDRのような仕上がりになります。
青・緑の表現に優れた発色
レンズによって色表現の部分でも大きな差が出るところです。
風景写真において発色というのは非常に重要な性能になりますが、TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDでは、青空や自然を写す際に写り込む面積の多い「青」と「緑」の発色に優れていると感じました。
特に今回の撮影地となった昭和記念公園では、緑あふれる空間に青々とした空が広がっていたため、この2色における発色の良さを特に感じる瞬間でした。
逆光によるフレア・ゴーストを抑えるコーティング技術
広角レンズにおいて写すことのできる範囲が広がったことで画角内の情報量は多くなります。
その際、レンズにおいてフレアやゴーストの発生などで悪影響を及ぼすことのある太陽光や夜間における照明なども画角に入ることが多くなります。
TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDでは、反射防止効果の高いBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティングが採用されていることで、画角内に太陽光や強い光源が入った場合でもフレア・ゴーストなどの反射によって生じる効果を防ぐことができます。
TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDで写す夏の始まり
広角レンズで街歩きをもっと身近に
これまでも様々な広角レンズをご紹介してきましたが、TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDはやはりクラス最小・最軽量のサイズ感が際立ちます。
携帯性はもちろんこのレンズの大きなメリットであることは間違いありませんが、普段からスナップ撮影においては使いたくなるような表現性もTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDの大きな魅力だと感じました。
特に今回の作例のような青や緑の彩度が重要となる場面においてTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDは、独特ながら非常に印象の良い描写を行ってくれます。
近年製品増加の目立つフルサイズ対応の広角レンズの中でも携帯性と独特な色味を好まれる方にはおすすめのレンズです。
TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDはレンタルでも
今回ご紹介してきたTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDですが、気軽にレンタルすることはご存知でしょうか。
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDをはじめとする一眼カメラ用のレンズを豊富なラインナップから選んでレンタルすることができます。
購入前に短期間だけ試すことができるレンタルサービスはレンズ選びにおいて大変おすすめです。
ぜひこの機会にRentioを利用して気になるカメラレンズをレンタルして、お試ししてみてくださいね。
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