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[2024最新] おすすめ広角レンズ19選。写真撮影の幅を大きく広げる広角レンズの選び方を徹底解説

Atsushi Yoshioka
Atsushi Yoshioka

更新日2024/07/17

[2024最新] おすすめ広角レンズ19選。写真撮影の幅を大きく広げる広角レンズの選び方を徹底解説

一眼カメラに欠かせないカメラレンズの存在。

カメラレンズの種類は非常に豊富で、焦点距離の違い開放絞り値の違い光学性能の違いなど、撮影者側の求める表現性から自由に選ぶことができます。

今回はそんな数多く存在するカメラレンズの中でも、広い範囲を写すことを得意とし、初心者向けのレンズキットでは表現することのできない領域を叶える「広角レンズ」に注目して、おすすめモデルやおすすめシーンをご紹介していきます。

この記事の執筆者:Atsushi Yoshioka

この記事の執筆者:Atsushi Yoshioka

「レンティオ」のフォトグラファー兼トラベルアドバイザー。各カメラ製品系レビューや持ち前の旅行テクニックを伝授する記事を展開

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ミラーレス一眼 レンタル

広い範囲を写したいときに活躍する広角レンズ

広角レンズ おすすめ

目の前に広がる景色を広く写したい時、広角レンズは写真撮影において大きく活躍するレンズです。

初心者向け一眼カメラのレンズキットに付属されているレンズに広角レンズが搭載されることはなく、広角の画角を求めるのであれば、広角を追加で導入する必要があります。

望遠レンズと比較して、標準域と広角域で焦点距離の数値に大きな差がありませんが、広角側においてはわずか1mmの差で画角に大きな違いが出てきます。

そして標準レンズでは表現することのできない画角を叶えてくれるため、写真において何か変化を加えたいときに効果的なレンズになります。

広角レンズの使い方についてはこちらで詳しくご紹介

初心者でもすぐ分かる「広角レンズ」の使い方。すぐ実践できて写真が上達する撮影テクニック – Rentio PRESS[レンティオプレス]

広角レンズを使用するおすすめシーン

広範囲を写すことができる広角レンズは、画角における情報量が多くなるため、構図が難しいレンズとしても知られています。

ここからは、広角レンズを使用する上で効果的に使用することができるおすすめの撮影シーンをご紹介していきます。

美しい景色が広がる風景写真

TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD Shooting in Tokyo

Canon EOS R, TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD, 1/800sec, F10, ISO200, 17mm, 昭和記念公園

個人的に広角レンズを最も使用するシーンとして風景写真の撮影です。

一面に広がる自然はもちろん、広々とした画角であることから、ビルが建ち並ぶ大都会においても広角レンズを効果的に使用することができるシーンとしておすすめです。

風景写真を撮影する際は、画角の隅まで解像(クッキリ写すため)していることが求められるため、絞りはF10~F16など、絞り込むことを意識した撮影設定にすると良いでしょう。

風景写真におすすめカメラはこちらでご紹介

風景写真におすすめのカメラ6選。高画質を実現する高性能一眼カメラをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

室内を写したい時

Tokina opera 16-28mm F2.8 FF Shooting in Tokyo

Canon EOS RP, Tokina opera 16-28mm F2.8 FF, 1/25sec, F11, ISO1600, 16mm, 東京駅KITTE

部屋の中や、イベント会場など、室内の撮影においても広角レンズが活躍するシーンと言えます。

そして広角レンズを使用することで、室内を広く見せることができるのも特徴的です。

ライブ会場における会場の雰囲気を写すことや、不動産における物件の撮影においても大きく活躍するシーンです。

大きい被写体に近づいて撮影したい時

Canon EF16-35mm F2.8L III USM Shooting in Arizona

Canon EOS 6D Mark II, EF16-35mm f/2.8L III USM, 1/500sec, F13, ISO200, 16mm, ピマ航空宇宙博物館

撮影をする上で、大きい被写体に対して近づいて撮影したい、もしくは距離を取ることができないシーンも出てきます。

そのような場面で広角レンズを使用することで、標準レンズでは写すことのできなかった部分まで広く写すことができるため、被写体に近づきながら全体を写すことができる迫力のある写真を撮影することができます。

広角レンズを使う上での注意点

メリットの多い広角レンズですが、使用上で注意する必要のある点も存在します。

ここからは広角レンズを使用する上で、気を付けたいポイントをまとめていきます。

平行が分かりにくくなるので傾きに注意

広角レンズ 傾き

写真撮影を行う上で大切なポイントが、地平線と平行に撮影することです。

広角レンズは、多くの被写体が画角内に入ることや、レンズによる湾曲の影響もあり、カメラが気づかないうちに傾いてしまうことがあります。

写真における水平は非常に重要であるため、画角においてしっかり水平を確認してから撮影するようにしましょう。

広範囲まで鮮明に写したいときは絞り値に注意

カメラ 絞り 解説

おすすめシーンのうちの風景写真の解説でもご紹介しましたが、広範囲を写し、四隅までクッキリとした描写を求めるのであればカメラ設定における絞り値に注意する必要があります。

おすすめはF10~16周辺で、標準レンズを使った撮影よりも数段階絞った設定で撮影を行うことがおすすめです。

絞ることでシャッタースピードが低下するため、暗い撮影環境などでは手ブレにも注意する必要があります。

初心者でもすぐ分かる「絞り」の基本。一眼らしいボケを表現するなら必須の撮影設定項目 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

写すことのできる範囲が広いので構図に注意

Tokina opera 16-28mm F2.8 FF Shooting in Hawaii

Canon EOS R, Tokina opera 16-28mm F2.8 FF, 1/400sec, F11, ISO200, 16mm, ハワイ・ホノルル

広角レンズを使用する場合、広範囲を写すことができることから、写真の構図に気を付ける必要があります。

画角に内において写る被写体それぞれのバランスを考える必要がありますが、試行錯誤しながら良い構図を見つけることで、構図の勉強になります。

広角レンズは構図が難しいですが、それだけ写真の上達を実感できる状態が作られるということでもあります。

初心者におすすめ広角レンズ6選

Canon RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM

キヤノンの一眼カメラはすっかりミラーレスがラインナップの中心となりましたが、お使いのカメラがフルサイズ機ではなく、APS-Cセンサー搭載モデルであれば、はじめての広角レンズにおすすめなのがこちらのRF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMです。

35mm換算で16mmから29mmをカバーした超広角域をAPS-Cセンサー搭載モデルでも叶えてくれる存在で、広角レンズとして表現の幅を大きく広げてくれる存在です。

また、負担にならない超小型・軽量設計であることから、他のレンズとの組み合わせを持ち運ぶときも携帯性に優れていることからおすすめです。

  • レンズ構成:10群12枚
  • 最小絞り:F32
  • フィルターサイズ:49mm
  • 最短撮影距離:0.14m(AF時)、0.086m(MF時)
  • 絞り羽根枚数:7枚
  • 最大径×全長:φ69mm×44.9mm
  • 重さ:150g
  • 手ブレ補正効果:〇
  • 価格帯:約49,500円~55,000円

Canon RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM

先ほどのRF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMは、APS-Cセンサー搭載モデル用でしたが、お手持ちのカメラがフルサイズ機初めての広角レンズを検討しているのであればRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMがおすすめの1台となります。

超広角の画角を叶える15mmから30mmの画角を実現し、非Lレンズながらも四隅までこだわりを感じられる描写力も特徴的です。

また、フルサイズ対応の超広角レンズとしては珍しく小型軽量を叶えており、これだけでの携帯性を叶えながら手ブレ補正機構まで実装した1本になっています。

  • レンズ構成:11群13枚
  • 最小絞り:F32(30mm時)
  • フィルターサイズ:67mm
  • 最短撮影距離:0.28m(AF時)、0.128m(MF時)
  • 絞り羽根枚数:7枚
  • 最大径×全長:φ76.6mm×88.4mm
  • 重さ:390g
  • 手ブレ補正効果:〇
  • 価格帯:約73,000円~85,800円

Canon RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMを使った作例

Canon RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM実写レビュー

Canon RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM実写レビュー。リーズナブルなフルサイズ対応純正広角レンズとして新たな選択肢 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

ニコンで展開されているミラーレス一眼Zマウントにおける広角レンズでNIKKOR Z 17-28mm f/2.8は、低価格で入門用としてもおすすめの1本です。

17mmから28mmと画角の幅は少々狭いものの、ズーム全域で開放F2.8を実現していることで明るさに優れたレンズでもあります。

開放F2.8の明るさによってボケ表現にも優れており、最短0.19mまで寄ることのできる近接撮影性能も魅力の1つです。

  • レンズ構成:11群13枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:67mm
  • 最短撮影距離:0.19m(17mm時)、0.26m(28mm時)
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:75mm×101mm
  • 重さ:450g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約135,700円~148,500円

Nikon AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR

ニコンのAF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRAPS-Cセンサー搭載モデル(DXフォーマット)専用レンズとして販売されています。

ニコンの場合、APS-Cセンサー搭載モデルでもキヤノンの倍率とは異なり、1.5倍の35mm焦点距離換算となるため、約15mmから30mmの画角となります。

こちらもキヤノンのEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM同様に低価格を実現しているため、はじめての超広角レンズとしてもおすすめです。

  • レンズ構成:11群14枚
  • 最小絞り:F22-29
  • フィルターサイズ:72mm
  • 最短撮影距離:0.22m
  • 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:約77mm×73mm
  • 重さ:約230g
  • 手ブレ補正効果:3.5段分
  • 価格帯:約30,000円~40,000円

TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD

こちらの「TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」は、ミラーレス一眼ソニーEマウント用の広角レンズです。

APS-Cセンサー用のレンズとして、α6000シリーズでの使用に特におすすめのレンズでAPS-C用Eマウントの広角レンズとして初のF2.8通しを叶えたモデルでもあります。

幅広い画角と画面四隅までしっかり解像する性能はもちろん、F2.8の明るさは星空撮影など、暗い撮影環境でも活躍する能力として活躍します。

α6000シリーズのユーザーにとってTAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXDは、待望の存在とも言えるレンズで、広角レンズの最有力候補としておすすめです。

  • レンズ構成:10群12枚
  • 最小絞り:F16
  • フィルターサイズ:φ67mm
  • 最短撮影距離:0.15m
  • 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:φ73mm×86.2mm
  • 重さ:335g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約72,000円~80,000円

TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXDを使った作例

TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD実写レビュー

TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD実写レビュー。α6000シリーズで特におすすめのF2.8通し超広角レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]

SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporary

近年のシグマ製品は、対応するレンズマウントも増え、こちらのSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryでは、SONY EマウントLマウントFUJIFILM Xマウントの3つに対応しています。

非常にコンパクトなサイズ感を叶えながら、35mm換算で15mmから27mmという超広角域をもカバーするレンズになっています。

ズーム全域で安定した解像力が感じられるだけでなく、ズーム全域で開放F2.8の明るさも特徴的で、最短撮影距離11.6cmまで寄ることのできる近接撮影性能も特筆すべき点の1つとなります。

  • レンズ構成:10群13枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:φ67mm
  • 最短撮影距離:11.6-19.1cm
  • 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:φ72.2mm×64mm
  • 重さ:255g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約83,800円~94,000円

SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryを使った作例

SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporary実写レビュー

SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporary実写レビュー。抜群の携帯性と描写力を両立させた超広角レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]

中級者におすすめ広角レンズ8選

Canon RF14-35mm F4L IS USM

キヤノンでは、高級レンズラインナップとして「Lレンズ」を展開していますが、そのLレンズにおいても近年では小型・軽量のレンズが誕生しています。

こちらのRF14-35mm F4L IS USMは、まさに超広角域を有しながらもコンパクトなサイズ感も魅力の1本です。

広角レンズにおいても大三元レンズや小三元レンズが展開されていますが、こちらのRF14-35mm F4L IS USMは、F4遠しのレンズとして小三元レンズの役割を果たし、大三元レンズよりも暗いレンズながらも携帯性の面で圧倒的に優位な存在となります。

その上でLレンズらしい描写力は健在で、RFマウントにおいて質の高さと携帯性を両立させたおすすめの1本になります。

  • レンズ構成:12群16枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:77mm
  • 最短撮影距離:0.2m
  • 絞り羽根枚数:9枚
  • 最大径×全長:φ84.1mm×99.8mm
  • 重さ:540g
  • 手ブレ補正効果:〇
  • 価格帯:約205,800円~236,500円

Canon RF14-35mm F4L IS USMを使った作例

Canon RF14-35mm F4L IS USM実写レビュー

Canon RF14-35mm F4L IS USM実写レビュー。広角における新たな選択肢となる小型軽量Lレンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

ニコンでは、高級ラインナップに「Sライン」というブランドを展開させています。

他のメーカー同様に高級ラインナップでも携帯性が意識された製品が誕生しており、こちらのNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sが、Sラインに属しながらも小型・軽量が意識された超広角レンズです。

F4通しの小三元レンズとして展開されており、EDレンズ4枚非球面レンズ4枚を採用した贅沢でこだわりのある設計を採用したことで優れた描写力を叶えます。

まさに描写力と携帯性を両立させている1本として、明るさを強く求めない方におすすめの存在です。

  • レンズ構成:12群14枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:82mm
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:89mm×85mm
  • 重さ:485g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約155,000円~184,800円

SONY FE 12-24mm F4 G

ソニーの純正レンズでは、こちらのFE 12-24mm F4 Gが、広角レンズにおける定番です。

純正レンズで超広角レンズとなると、必然的に価格が上昇する傾向にありますが、こちらのレンズはフルサイズ対応かつ超広角域を実現しながら、実売20万円を下回る価格で販売されています。

現状、一眼レフタイプのマウントと比較して、サードパーティー製レンズが少ないソニーEマウントのため、広角レンズを選ぶのであれば、必然的にこちらのモデルが選択肢になるでしょう。

  • レンズ構成:13群17枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:取り付け不可
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 絞り羽根枚数:7枚
  • 最大径×全長:87mm×117.4mm
  • 重さ:約565g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約175,000円~220,000円

SONY FE PZ 16-35mm F4 G

先ほどのFE 12-24mm F4 Gよりも小型・軽量を求めるのであればFE PZ 16-35mm F4 Gがおすすめの存在になります。

画角に関しては16mmから35mmとFE 12-24mm F4 Gよりは、広角側で不利となりますが、その分コンパクトなサイズ感が魅力的です。

画角に関しても16mmというは十分に広角らしさを感じられる焦点距離であることから、実用的に広角レンズとして使用することにも問題はありません。

また、FE PZ 16-35mm F4 Gは、動画撮影にも対応する機能も備えており、フォーカス駆動では高速かつ静穏性に優れたXDリニアモーター2基が搭載されており、パワーズームを採用していることでレンズ本体にズームレバーが搭載されています。

  • レンズ構成:12群13枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:72mm
  • 最短撮影距離:0.28m(W)-0.24m(T)
  • 絞り羽根枚数:7枚
  • 最大径×全長:80.5mm×88.1mm
  • 重さ:353g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約149,800円~179,300円

SONY FE PZ 16-35mm F4 Gを使った作例

SONY FE PZ 16-35mm F4 G実写レビュー

SONY FE PZ 16-35mm F4 G (SELP1635G)実写レビュー。携帯性と描写力を両立させ動画撮影にもおすすめの1本 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN Contemporary

サードパーティーレンズメーカーにおいても、ミラーレス一眼の各マウントに対応するレンズ開発を進めており、シグマもSONY Eマウント用、Lマウント用のレンズを中心に展開を進めています。

こちらのSIGMA 16-28mm F2.8 DG DN Contemporaryも、SONY EマウントおよびLマウントに対応する超広角ズームレンズで、コンパクトさが強く意識されたレンズです。

ミラーレス一眼のボディとの相性が考えられたコンパクトな設計は、普段の持ち運びでも負担にならない携帯性を実現しており、常に持ち歩きたくなる1本としておすすめです。

これだけのコンパクトさを実現しながら、優れた描写力も特徴としており、ズーム全域開放F2.8の明るさも有していることは、フルサイズ対応の広角ズームレンズとして非常に貴重な存在で、Eマウント、Lマウントユーザー必見のモデルと言えるでしょう。

  • レンズ構成:11群16枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:φ72mm
  • 最短撮影距離:0.25m
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:φ77.2mm×102.6mm※SONY Eマウント用の数値
  • 重さ:450g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約110,000円~126,500円

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM

先ほどご紹介した12-24mm F4 DG HSMよりも焦点距離が狭められていますが、更に明るいレンズとして開発されたのがSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSMです。

2mmの焦点距離の差は画角に大きな違いが生じますが、その分1段階明るさが確保されたため、広角側の幅広さを優先するか、レンズとしての明るさを優先するかで12-24mm F4 DG HSMとの選択の差が出てくるでしょう。

画質としては12-24mm F4 DG HSM同様に、シグマが誇る高品位Artシリーズに属することから、非常に質の高い解像感のある仕上がりを体感することができます。

  • レンズ構成:11群17枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:取り付け不可
  • 最短撮影距離:0.26m
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:φ96.4mm×135.1mm
  • 重さ:約1,150g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約141,000円~156,000円

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSMを使った作例

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM実写レビュー

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM実写レビュー。最高級の広角レンズを目指して実現した美しい描写と発色 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

タムロンでも、ミラーレス一眼に対応するレンズの開発が積極的に進められています。

こちらのTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDは、先ほどご紹介してきたSIGMA 16-28mm F2.8 DG DN Contemporaryとよく比較されるモデルで、高性能ながらもコンパクトなサイズ感を実現した広角ズームレンズです。

SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN Contemporaryよりも1mm広角側で劣る形となりますが、TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDでは、近接撮影の面で優れており、最短撮影距離は0.19mを実現し、シグマレンズを上回る性能を叶えています。

スナップ撮影など、よりボケを楽しむ撮影においては近接撮影の性能がアドバンテージとなるため、自分の撮影スタイルに合わせたレンズ選択が重要となってくると言えるでしょう。

  • レンズ構成:11群13枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:Φ67mm
  • 最短撮影距離:0.19m(WIDE)-0.26m(TELE)
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:φ73mm×99mm
  • 重さ:420g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約92,000円~107,000円

TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2

シグマに並んで高品位サードパーティー製レンズメーカーとして人気を集めるタムロン

数あるラインナップの中でもTAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2は、同社が展開する広角レンズの中でも最高クラスの性能を誇るモデルです。

フルサイズ機に対応しながら最広角15mmを実現し、開放絞り値はズーム全域でF2.8が採用された超広角と明るさを実現したレンズです。

画面の隅まで繊細な描写を叶えた高画質と、広角レンズながら4.5段分の手ブレ補正を搭載した「タムロン史上最高」にふさわしい広角レンズです。

  • レンズ構成:13群18枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:取り付け不可
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:φ98.4mm×145mm
  • 重さ:約1,110g
  • 手ブレ補正効果:4.5段分
  • 価格帯:約140,000円~150,000円

TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2を使った作例

TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2実写レビュー

TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2実写レビュー。タムロン史上最高の広角レンズを徹底検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

上級者におすすめ広角レンズ5選

Canon RF15-35mm F2.8L IS USM

現在キヤノンのラインナップの中心的存在となっているのがRFマウントです。

これまで一眼レフEFマウントで展開されてきたレンズラインナップをカバーする形で続々と新製品の開発が進められていますが、EFマウント時代よりも進化した技術力も反映されています。

広角レンズの中でもこちらのRF15-35mm F2.8L IS USMですが、次にご紹介するEFマウント用EF16-35mm F2.8L III USMの後継機的な存在となりますが、焦点距離域を見て分かる通り、広角側が1mm広がっています。

広角レンズにおける「1mm」の画角の違いは非常に大きく、更に広角側に広がった画角が特徴的となっています。

もちろん最新レンズとしての描写力も優れており、高い解像力が魅力の1本です。

  • レンズ構成:12群16枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:82mm
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:φ88.5mm×126.8mm
  • 重さ:約840g
  • 手ブレ補正効果:最大5.0段分
  • 価格帯:約300,000円~335,000円

Canon RF15-35mm F2.8L IS USMを使った作例

Canon RF15-35mm F2.8L IS USM実写レビュー

Canon RF15-35mm F2.8 L IS USM実写レビュー。焦点距離が広がり手ブレ補正機構を搭載した初の広角RFレンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Canon EF16-35mm F2.8L III USM

先程ご紹介したEF16-35mm F4L IS USMよりも開放絞り値が明るく「F2.8」を実現した広角レンズです。

F2.8通しモデルの方が歴史としては長く、既に3世代目のモデルとなります。

キヤノンの広角Lレンズとしては定番の存在であり、旧世代モデルから数多くのフォトグラファーが愛用してきた伝統の広角レンズです。

F4通しのモデルでは、手ブレ補正機構が搭載されていましたが、こちらのF2.8通しモデルでは、手ブレ補正機構は搭載されていないため、注意は必要です。

  • レンズ構成:11群16枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:82mm
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 絞り羽根枚数:9枚
  • 最大径×全長:φ88.5mm×127.5mm
  • 重さ:約790g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約220,000円~260,000円

Canon EF16-35mm F2.8L III USMを使った作例

Canon EF16-35mm F2.8L III USM実写レビュー

Canon EF16-35mm F2.8L III USM実写レビュー。EFレンズの王道にして最高峰の広角レンズを徹底検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nikon NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

執筆時点でNikon Zマウントにおける最高クラスの広角レンズとなるのがこちらのNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sとなります。

大三元レンズとしてズーム全域で開放F2.8の明るさを叶えていながら、抜群の解像力と携帯性を両立させた1本になります。

コーティング性能にも力を入れており、ナノクリスタルコートとアルネオコートの2つを併用することで強い光源が直接入る様な逆光耐性にも優れています。

まさにニコンの最高峰にふさわしい1本として、Zマウントで究極の描写力を求める方におすすめのレンズになります。

  • レンズ構成:11群16枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:112mm
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:約88.5mm×124.5mm
  • 重さ:約650g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約297,000円~348,700円

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

ニコンの純正レンズでは、こちらのAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDがおすすめです。

焦点距離広角側14mmを実現しており、フルサイズ機を使用することで超広角の画角を実現します。

更にこちらのレンズでは、ズーム全域に開放絞り値F2.8という明るさが採用されました。

夜間などできるだけ絞り値を上げたくない場面においても、広角の明るいレンズとして活躍すること間違いなしです。

  • レンズ構成:11群14枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:取り付け不可
  • 最短撮影距離:0.3m
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:約98mm×131.5mm
  • 重さ:約970g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約230,000円~270,000円

SONY FE 16-35mm F2.8 GM

ソニーでは、最高級のレンズラインナップとして「GMシリーズ」を展開しています。

こちらのSONY FE 16-35mm F2.8 GMは、ソニーが誇る最高級の広角レンズとして開発され、隅々まで圧倒的な解像力を誇る描写性が特徴です。

16mmから28mmと焦点距離域は狭いものの、その分、ズーム全域で優れた解像力と開放F2.8の明るさを誇る優秀な広角レンズです。

価格こそ先ほどのFE 12-24mm F4 Gよりも大幅に高価ですが、価格以上の写りを実現してくれるおすすめレンズです。

  • レンズ構成:13群16枚
  • 最小絞り:F22
  • フィルターサイズ:82mm
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 絞り羽根枚数:11枚
  • 最大径×全長:88.5mm×121.6mm
  • 重さ:約680g
  • 手ブレ補正効果:-
  • 価格帯:約240,000円~300,000円

SONY FE 16-35mm F2.8 GMを使った作例

SONY FE 16-35mm F2.8 GM実写レビュー

SONY FE 16-35mm F2.8 GM実写レビュー。隅々まで崩れることない圧倒的な解像力が魅力的な最高級広角レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]

キットレンズでは表現できない新たな領域

広角レンズ おすすめ

今回ご紹介してきた広角レンズは、一眼カメラを始める際に大半の方が選ぶであろうレンズキットでは表現することのできない領域です。

何か自分の写真に変化を加えたいとき、広角レンズを選ぶことは何よりも自分の作品の幅を広げる近道になると思います。

広くを写すことができることで難しさがあることは間違いありませんが、それ以上に写真における表現の幅が広がることや、人々を魅了する力があるなどのメリットは計り知れません。

ぜひ、一眼カメラを使った撮影のステップアップとして広角レンズでの撮影を楽しまれてください。 ミラーレス一眼 レンタル

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気になるカメラレンズはRentioでレンタル

今回ご紹介してきた広角レンズをはじめ、気になるカメラレンズは、購入前にレンタルしてお試しされることがおすすめです。

写真における好みは人それぞれです。性能の良し悪し以前に好みに合っているかどうかを確かめるには購入前にお試しすることで解決するでしょう。

Rentio(レンティオ)では、注目度の高いカメラレンズはもちろん、豊富なラインナップの中から自由に選んでレンタルすることが可能です。

ぜひこの機会にRentioで気になるレンズをレンタルして、損することのないカメラ機材選びを行ってくださいね。

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