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製品の発売ラッシュが止まらない「ミラーレス一眼」関連のモデル。
各カメラメーカーが競い合う様にしてカメラボディやレンズの開発を行っていることで、一眼レフ時代でも見られなかった激戦が繰り広げられています。
その中でもデジタルカメラシェアのトップを走り続けるキヤノンは、ミラーレス一眼においても注目の存在です。
キヤノンでは、ミラーレス一眼において「RFマウント」を主力ラインナップとして展開しており、今回ご紹介していく「RF14-35mm F4L IS USM」も、RFマウントに属するレンズです。
既に様々なレンズが、存在するRFマウントですが、広角レンズであるRF14-35mm F4L IS USMがどのような特徴を有して、ラインナップにおいてどのようか立ち位置であるのか、実際に撮影した作例とともにご紹介していきます。
もくじ
選択肢が広がり続けるRFマウント
2018年の誕生以来、キヤノンの主力ラインナップとなった「RFマウント」。
対応するレンズの数も増加する一方で、RFマウントユーザーにとってもEFマウント時代と遜色ないレベルでレンズを豊富なラインナップから選べるようになりました。
RFマウントで展開されるレンズは、基本的にはEFマウント時代のレンズ仕様を採用しながら、焦点距離域を広げたり、手ブレ補正機構を搭載するなど様々な改善が凝らされています。
中にはEFマウント時代に存在することのなかったレンズコンセプトを有するモデルも誕生しており、キヤノンが次世代RFマウントでの挑戦力を感じられるところです。
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小型・軽量の広角Lレンズ
今回ご紹介していくのは、広角ズームレンズとなる「RF14-35mm F4L IS USM」。
既にRFマウントでは、様々な広角ズームレンズが展開されていますが、こちらのRF14-35mm F4L IS USMは、キヤノンが展開する高級Lレンズに属し、ズーム全域でF4通しを採用したモデルになります。
RFマウントには他にもLレンズかつズーム全域でF2.8開放を採用したモデル、非レンズとして低価格で広角レンズを体感することのできるモデルが存在しますが、こちらのRF14-35mm F4L IS USMは、中間に位置するレンズと言えるでしょう。
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外観レビュー
ここからはRF14-35mm F4L IS USMの実機を使用してレビューを展開していきます。
まずは、大きさや重さ、デザイン性などの外観面についてご紹介していきます。
Lレンズがとしては驚異的なコンパクトさ
これまでもLレンズの広角レンズにおいて「F4通し」であることだけで携帯性の改善に貢献しているモデルが大半でしたが、それを配慮してもRF14-35mm F4L IS USMの携帯性は優れた印象を受けました。
とてもLレンズとは思えないほどのコンパクトさで、重さも約540gと手に持った際にも「軽い」という印象を第一に受けるほどです。
これまで広角かつLレンズというのは、携帯性の面で課題となる印象が強かったですが、RF14-35mm F4L IS USMでは、その印象を払拭し、Lレンズだけどコンパクトで軽さが際立つレンズへと仕上がっています。
コンパクトながらもLレンズの共通のデザイン
コンパクトなサイズ感を実現したRF14-35mm F4L IS USMですが、Lレンズに属するレンズとして、伝統的なLレンズのデザインが採用されています。
Lレンズが描写力に長けているレンズであることは間違いありませんが、Lレンズが人気を集める理由としてブランド力が感じられるデザイン性があります。
望遠系のレンズにおいては、通常黒を基調としたデザインですが、Lレンズに関しては白を基調としており、RF14-35mm F4L IS USMを含むそれ以外のレンズについても黒を基調としながらも、レンズ口径付近に描かれた赤のラインが象徴的です。
シンプルなデザイン性ではありますが、ひと目見てLレンズだとわかるデザイン性は、フォトグラファーのモチベーションを上げてくれる存在としてもおすすめです。
性能レビュー
キヤノンが誇る高級Lレンズとして開発されたRF14-35mm F4L IS USMですが、続いてレンズの本質に迫る性能面についてご紹介していきます。
北海道で撮影した作例を中心に、RF14-35mm F4L IS USMの実力を検証していきます。
最広角側14mmの画角
RF14-35mm F4L IS USMは、現在キヤノンのRFマウントで展開されている広角ズームレンズの中でも最も広角域をカバーしたレンズとなります。
このレンズで採用されている「14mm」と「15mm」の差にはなりますが、広角レンズにおける「1mm」の差は非常に大きく、更にで画角の広まった「14mm」を体感できるのは、今回ご紹介しているRF14-35mm F4L IS USMのみとなります。
私自身、15mm始まりのレンズも使用しましたが、14mmの方がより広角を写すことができるということを直感的にも感じられました。
特に高い建造物や室内での撮影は、より広範囲を写すことができることで、超広角らしい非現実感を更に表現することができます。
Lレンズとして見惚れる描写力
キヤノンが展開するレンズの中でも、ブランド分けが行われており、高級レンズはLuxuryの頭文字を取った「Lレンズ」というシリーズを展開しています。
今回ご紹介するRF14-35mm F4L IS USMも、「Lレンズ」に属するレンズで、描写面で力を発揮することは間違いありません。
順光、逆光、夜間、明暗差のある環境、高ISO感度時など、様々なシーンで撮影を試しましたが、シャープネスが効いた精細な解像力を画面全体で感じることができ、クオリティの高い作品撮影を行うことができます。
近年、キヤノンから展開されるRFマウントのレンズでは、非LレンズでもLレンズに劣らない様な描写力を叶えたレンズが数多く誕生していますが、やはりフレア・ゴーストなどのコーティング面や、歪曲などは、Lレンズだからこそのクオリティが感じられるところです。
RF14-35mm F4L IS USMフォトギャラリー
今回の作例撮影で使用したカメラボディは「Canon EOS R6」
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製品仕様表
| モデル名 | Canon RF14-35mm F4L IS USM |
|---|---|
| 焦点距離 | 14-35mm |
| 明るさ | F4 |
| レンズ構成 | 12群16枚 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 最短撮影距離 | 0.2m |
| 最大撮影倍率 | 0.38倍 |
| 最小絞り | F22 |
| 手ぶれ補正効果 | 最大5.5段分(協調時7.0段分) |
| フィルター径 | 77mm |
| 最大径 | 約φ84.1mm |
| 長さ | 99.8mm |
| 質量 | 約540g |
広い画角とブランド力を感じるLレンズ
今回ご紹介してきたRF14-35mm F4L IS USMは、RFマウントにおいて最広角域をカバーするレンズで、画角で他のレンズより優れていることが特徴的です。
広い画角を有しながらもキヤノンが誇る高級「Lレンズ」に属するレンズであることから、ズーム全域で優れた解像力を叶えていることや、フレア・ゴーストを抑えた室の高いコーティング性能がポイントです。
明るさは「F4」通しと、「F2.8」通しレンズと比較すると暗いレンズとなりますが、価格やサイズ感が抑えられえいることもRF14-35mm F4L IS USMの良いポイントの一つで、他の広角Lレンズと被ることのない棲み分けがしっかりと行われている印象です。
Canon RF14-35mm F4L IS USMのレンタルはこちら
今回ご紹介してきたCanon RF14-35mm F4L IS USMをはじめ、気になるカメラやレンズは、購入検討段階でレンタルされることがおすすめです。
記事では作例を用いてレンズの特徴などをご紹介してきましたが、表現の道具である以上、最終的に自分に合ったレンズであるかどうかは、実際に使ってみないと分からない部分が多いでしょう。
そんなときは、カメラのレンタルサービスを有効活用することが重要になってきます。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介してきたRF14-35mm F4L IS USMをはじめ、豊富なラインナップから気になるカメラやレンズを自由に選んでお得に最短3泊4日からレンタルすることができます。
是非この機会にRentioで気になるカメラ機材をレンタルして、機材が自分に合う存在であるかどうかを確かめることで、失敗しない機材選びに役立ててみてはいかがでしょうか。
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