SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporary実写レビュー。抜群の携帯性と描写力を両立させた超広角レンズ
更新日2024/11/13
交換レンズカテゴリの人気記事
様々なマウントで様々なジャンルのレンズが展開されているミラーレス一眼。
特にSONY(ソニー)のEマウントでは、昔からサードパーティーレンズメーカーによるレンズ開発が積極的に行われています。
今回ご紹介していくのは、サードパーティーレンズメーカーとして人気を集めるSIGMA(シグマ)が開発した、APS-C用の超広角ズームレンズであるSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryです。
これまでも様々な広角レンズが誕生してきましたが、SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryでは一体どんなコンセプトを特徴しているのか、実際に撮影した作例とともにご紹介していきます。
もくじ
ミラーレス用に数多くのレンズを展開するSIGMA(シグマ)
近年のミラーレス一眼市場では、サードパーティーレンズメーカーによる参入も際立っています。
今回ご紹介していくSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは、サードパーティーレンズメーカーとして長きに渡ってユーザーに愛されてきたSIGMA(シグマ)が開発するレンズです。
シグマでは近年ミラーレス一眼用のレンズ開発を積極的に進めており、SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryにおいてもミラーレス一眼のSONY Eマウント、Lマウント、FUJIFILM Xマウントに対応しています。
SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporary以外にもズームレンズ、単焦点レンズ、広角、望遠など多岐のジャンルに渡って様々なミラーレス一眼用のレンズを開発する注目のメーカーとなります。
SIGMA(シグマ)のおすすめレンズ14選。安さと画質から選ぶ人気カメラレンズをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
コンパクトなAPS-C用超広角ズームレンズ
今回ご紹介していくSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは、APS-Cセンサーを搭載するSONY Eマウント、Lマウント、FUJIFILM Xマウントに対応する超広角ズームレンズです。
各社でAPS-Cセンサー搭載モデルは、小型軽量化が意識されていますが、それに伴ってレンズの方もコンパクトさが求められる様になっています。
SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは、まさに求められるコンパクトさを実現した携帯性に優れた超広角ズームレンズをコンセプトに開発されたレンズで、常に持ち歩ける1本としておすすめしたいモデルとなります。
SIGMA(シグマ)のおすすめレンズ14選。安さと画質から選ぶ人気カメラレンズをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
初心者でもすぐ分かる「広角レンズ」の使い方。すぐ実践できて写真が上達する撮影テクニック – Rentio PRESS[レンティオプレス]
SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryと組み合わせるカメラボディを探すなら
[2024最新] SONY(ソニー)のミラーレス一眼カメラを完全解説。全16機種の比較や特徴、おすすめモデルを紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
SONY α6400実写レビュー。上級機に匹敵するAF性能や新機能を実際に使って徹底解剖 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
SONY α6700実写レビュー。フルサイズ機の技術力が存分に活かされた待望のAPS-C新モデルの登場 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
外観レビュー
コンパクトさを特徴としているSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryですが、実際にどれほどのコンパクトさを実現しているのか、実機写真とともにご紹介していきます。
今回は、ソニーのAPS-Cミラーレス一眼における最新モデル「SONY α6700」との組み合わせで外観面やデザイン面について解説していきます。
超小型・軽量のサイズ感
SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryにおける最大の特徴は、超広角の画角を叶えながら小型・軽量のコンパクトさを実現していることです。
発売時点では、AF対応、APS-Cミラーレスカメラ用、F2.8通しのズームレンズにおいて世界最小、最軽量※を実現しており、コンパクトさが優先されることの多いAPS-C用のレンズの中でも特に際立った携帯性を実現しています。
今回の撮影においては、SONYのAPS-Cシリーズとして最新のα6700との組み合わせで使用しましたが、ボディ自体がコンパクトであるα6700と組み合わせてもレンズの小ささが際立つほど、見た目から小さく、重さも負担にならない、撮影のモチベーションに良い影響を与えてくれる1本へと仕上がっています。
※(2023年10月現在 シグマ社調べ)
Eマウントではα6000シリーズに最適な存在
今回のレビューでは、SONY α6700との組み合わせで作例撮影や解説を行っているとご紹介しましたが、まさにSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは、ソニーが展開するAPS-Cセンサー搭載のα6000シリーズに最適なレンズとなります。
今回のα6700以外にもα6600やα6400などのモデルとの組み合わせにおいても活用することのできるレンズで、EマウントにおけるAPS-C用広角ズームレンズの有力な選択肢としておすすめになります。
性能レビュー
ここからはSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN ContemporaryとSONY α6700の組み合わせで撮影した作例を基に、性能面についてご紹介していきます。
35mm換算15mmから27mmまでカバー
SONY EマウントにおけるAPS-Cセンサーでは、レンズに表記された焦点距離×1.5となり、SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryにおいては35mm換算(1.5倍の数値)で15mmから27mmをカバーする画角となります。
15mmの画角は、広角らしい非常に広々とした画角を叶え、キットレンズでは実現できない表現性を1つの特徴としています。
広角の画角は、キットレンズからのステップアップにも最適なレンズとしておすすめで、風景写真やスナップ、星景写真に活用しやすいジャンルとなります。
好みの撮影ジャンルにもよりますが、旅先や日常使用のレンズをお探しの方にとってはご自身の撮影の幅を広げてくれる存在になるでしょう。
各撮影ジャンルの撮影ガイドはこちら
初心者でもすぐ分かる「風景写真」の撮り方。機材選びから撮影地、天気の見極め方まで基礎を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
初心者でもすぐ分かる「星空」の撮り方。簡単に実践できる撮影方法と必要な機材をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
期待を上回る描写力
コンパクトさを叶えたレンズで懸念されるのは、画質等の性能低下ですが、SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryにおいては期待を上回る描写力を叶えていると感じました。
広角レンズにおいては、特に画角の四隅の解像力が低下しやすくなる傾向にあり、中心部以外の解像力に関しては高級レンズ以外で期待できないのが一般的ですが、SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryにおいては高級レンズとは言えないものの、ズーム全域において安定感のある解像力を実現しています。
サイズ感や価格帯を考えるとここまでの性能は驚いたポイントで、期待を上回る描写力であり、是非掲載しているFlickrの作例を等倍表示して見て頂ければと思います。
近接撮影にも使える1本
広角レンズというだけで表現性に長けたレンズになりますが、SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは、近接撮影性能に優れたレンズでもあります。
ワイド端においては、最短撮影距離11.6cm、最大撮影倍率1:4を実現し、被写体までの距離を気にすることなく近づけることで作品への表現の幅が大きく広がるといえます。
これはスナップ撮影において特に活用できる性能で、今回の作例撮影においても何気なく道端に咲くお花や木々に近づいて撮影することで、F2.8の明るさを合わせてボケ味豊かな表現力も魅力のレンズです。
SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryフォトギャラリー
今回の作例撮影で使用したカメラボディは「SONY α6700」
SONY α6700実写レビュー。フルサイズ機の技術力が存分に活かされた待望のAPS-C新モデルの登場 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
製品仕様表
モデル名 | SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporary |
---|---|
焦点距離 | 10-18mm(35mm換算15-27mm) |
明るさ | F2.8 |
レンズ構成 | 10群13枚 |
絞り羽根 | 7枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 11.6cm(ワイド端)/19.1cm(テレ端) |
最大撮影倍率 | 1:4(ワイド端)/1:6.9(テレ端) |
最小絞り | F22 |
手ぶれ補正効果 | – |
フィルター径 | φ67mm |
最大径 | φ72.2mm(SONY Eマウント) |
長さ | 64.0mm(SONY Eマウント) |
質量 | 255g(SONY Eマウント) |
いつでも持ち運べて期待以上の表現力を実現した1本
今回ご紹介してきたSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryですが、使用する前から携帯性については大きな魅力を感じていましたが、描写力についても想像以上の出来だと感じました。
コンパクトなサイズ感ながらも犠牲になることのなかったズーム全域における美しい解像力は、等倍表示しても納得できるクオリティを叶えており、日常的に高いクオリティの写真撮影を行うことができます。
また、ズーム全域で開放F2.8の明るさを叶えていることや、近接撮影性能に優れていることで、単に広角レンズとして画角の魅力だけでなく、被写体に近づくことによる構図の変化や、ボケ味を活かした撮影も行うことのできる表現力に長けた1本なのです。
気になるカメラやレンズはレンタルできる
今回ご紹介してきたSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは、お試しでレンタルすることができます。
この他にも気になるカメラやレンズは、購入前にお試しでレンタルしてみることがおすすめです。
Rentioでは、豊富なラインナップから自由に選ぶことができ、最短3泊4日から気軽にレンタルすることができるサービスを展開しています。
長期間使いたいユーザーの方には最低3ヵ月からレンタルすることができる月額制のサービスも展開していることから、使い方の幅に広さも特徴的です。
是非この機会にRentioで気になるカメラやレンズをレンタルしてみて、失敗しない機材選びに役立ててみてはいかがでしょうか。
[レンタル] シグマ 10-18mm F2.8 DC DN 超広角ズームレンズ (SONY Eマウント用)のお試し・サブスク – Rentio[レンティオ]