GoPro HERO7 Silver実写レビュー!HERO7 Blackとの比較やおすすめポイントを徹底解説
更新日2023/01/27
GoProカテゴリの人気記事
2018年9月20日に発表されたGoPro HERO7。今回3つのモデルが発売となりましたが、最上位、中位、廉価版に分かれています。
目玉の新機能が搭載されているのは最上位モデルであるGoPro HERO7 Blackですが、それ以外の2つのモデルの位置関係は、正直なところ分かりにくいところがあります。
今回はGoPro HERO7 Silverに特化して、あえて中位モデルを選ぶメリットについてご紹介していきます。
GoProの基本をこちらの記事でチェック
[入門保存版]初心者が知りたいGoPro(ゴープロ)のすべて。撮影できるシーンや使い方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
GoProの使い方を完全ガイド!初心者が知りたい撮影方法や設定方法を徹底解説[保存版] – RentioPress
もくじ
3つのモデルに分かれるGoPro HERO7
先ほどの通り、GoPro HERO7は3つのモデルが存在します。それぞれ名前と価格が異なっています。
下記が今回発売となったGoPro HERO7のシリーズラインナップとなります。
- GoPro HERO 7 Black (税込53,460円)
- GoPro HERO 7 Silver (税込41,580円)
- GoPro HERO 7 White (税込31,860円)
3つのモデルの違いについてはこちらの記事をご覧下さい。
最新GoPro HERO7を徹底解説!3つのモデルの違いやHERO6との違いを比較検証 | RentioPress
GoPro HERO7 Silverは中位モデルに位置
3つのモデルが存在するGoPro HERO7ですが、今回ご紹介するSilverは、最上位と廉価版の中間に位置するモデルです。
価格も見ても上位モデルであるHERO7 Blackと廉価モデルであるHERO7 Whiteとそれぞれ上下1万円程度の価格差があります。
最上位まではいらないけど、廉価版よりは良い性能を求める場合にほど良いクラスとなります。
外観ではフロントディスプレイが存在しない
外観上では最新HERO7 Blackを含めて歴代のHEROシリーズから大きく変わることはありません。
しかしコスト削減の影響もあり、ボディ前面に位置するフロントディスプレイが削減されています。
これまで通り、撮影に関する情報や写し出された映像を確認する通常のディスプレイは背面に存在するため、撮影面で大きな影響があるとは言えないでしょう。
気軽に4K撮影が可能
では実際にどの程度、他の2モデルと差があるのか、気になるところだと思います。
GoPro HERO7 Silverでは、最上位モデルHERO7 Blackの4K60pから少し劣る4K30pの動画撮影を可能としています。最廉価であるHERO7 Whiteでは最大動画画質がFullHDである1080p60なので、ちょうど中間の性能を保有していることが分かります。
HyperSmoothやスーパーフォト機能、TimeWarpは使えない
最上位モデルであるGoPro HERO7 Blackで新機能として搭載されたHyperSmoothとスーパーフォト機能などは、今回ご紹介しているHERO7 Silverでは使用することができません。
HERO7 Silverには従来モデルであるHERO6 Blackに似た手ブレ補正機構が搭載されており、手ブレ補正としての性能は効果が弱くなります。
HERO7 Blackでの新機能であり、手ブレ補正性能が大きく関係するTimeWarp機能も使用することはできません。
また、静止画での撮影で効果的であった、スーパーフォト機能もHERO7 Silverでは搭載されず、今まで通りの静止画撮影となります。画素数も1000万画素へと低下しているので、静止画撮影であまり従来機から進化が見られることはないと言えるでしょう。
性能を落とした分、安めの価格設定
目玉であるHyperSmoothやスーパーフォトなどの新機能が使えないことやフロントディスプレイがなくなるなど、Blackより劣った印象のあるSilverですが、その分価格で調整されています。
発売時の販売価格は41,580円(税込)となっており、最上位モデルであるHERO7 Blackよりも1万2千円ほど安値となっていることが分かります。
新機能を考慮して1万円程度の価格差は、お得であるのかは人それぞれの感覚になると思いますが、GoProらしさを気軽に体感するのには適したモデルとなっています。
GoPro HERO7 Silverを使って撮影
ここからは実際にGoPro HERO7 Silverを使用した作例をご紹介していきます。
おそらくHyperSmoothがない場合、手ブレ補正の効果が最も気になるところだと思われるため、その辺りを中心に作例とともにご紹介していきます。
HERO7 Silverの動画撮影能力
GoPro HERO7 Blackを発売日に実写レビュー!新機能を実際に使って最新GoProを徹底解説 | RentioPress
こちらのGoPro HERO7 Blackのレビュー記事では、圧倒的な手ブレ補正を実現するHyperSmoothのご紹介をしてきましたが、HyperSmoothではない、通常の手ブレ補正の効果は一体どのくらいであるものなのか気になると思います。
HERO7 Blackでは、自転車で手ブレを抑えた撮影で圧倒的な印象が残りましたが、歩きや段差を上り下りする際の手ブレ補正もとてもSilverはBlackに敵わない結果となりました。
これでも従来同様の手ブレ補正機能を搭載しているため、抑えられている方ですが、GoPro HERO7 Blackの手ブレ補正、特に細かい部分は非常にキレイに補正されていることが分かります。
通常の静止画撮影
撮影するだけで自動的に鮮やかな仕上がりを実現するスーパーフォト機能もHERO7 Silverでは搭載されていません。
このようにスーパーフォト機能を搭載しているHERO7 Blackと比較して、明瞭度に差があるように感じます。
タイムラプス機能の差
GoPro HERO7 Blackでは新機能としてタイプラプス撮影を応用したTimeWarp機能が追加されましたが、中位モデルであるHERO7 Silverにはこの機能が搭載されていません。
タイムラプス撮影という概念自体は同じ両機能ですが、いったいどのくらいの差があるのか検証していこうと思います。
こちらがHERO7 BlackのTimeWarp機能を使用した作例になります。新搭載である手ブレ補正HyperSmoothによる効果で、動きながらのタイムラプス撮影を得意としています。
HERO7 Silverでは、HyperSmoothを搭載していないこともあり、TimeWarp機能を使用することはできません。
こちらの動画では無理やりタイムラプス撮影モードで動きながら撮影しましたが、とても滑らかな映像を実現しているとは言えず、仕上がりのクオリティの差は歴然です。
GoPro HERO6 Blackと比較すると?
最上位モデルであるGoPro HERO7 Blackとの違いはご紹介した通りでお分かり頂けたと思います。
ここからは数値上ではあまり差がないように見え、従来モデルであるGoPro HERO6 Blackとの違いをご紹介していきます。
記録画質としてはHERO6 Blackの方が上
記録画質のみで注目してみるとGoPro HERO7 Silverは4K30、GoPro HERO6 BlackではHERO7 Blackと同じ4K60を実現しています。
さらに旧型ではあるものの、GP1チップを搭載している影響から映像・画像処理能力に違いがあります。
少しだけHERO7 Silverの方が小さい
外形寸法を見てみると幅と高さはHERO7 SilverとHERO6 Blackで同じですが、奥行きで4~5mm程度HERO7 Silverの方が小型化を実現しています。
重さに関してもHERO6 Blackでは114gでしたが、20g程度軽減させた94.4gをHERO7 Silverでは実現しています。
わずかな差ではありますが、HERO7 Silverの方が携帯性に優れていると言えます。
※GoPro HERO7 SilverではGoPro純正の防水ハウジング「Super Suit」を使用することができません。装着することはできますが、撮影時ケラレ(四隅が暗くなる現象)が発生します。
操作性の違い
HERO7 SilverもHERO6 Blackも同じように背面ディスプレイが存在しますが、HERO7シリーズで操作に関するデザインが大きく変わり、より視覚的でわかりやすい操作性を実現しています。
頻繁に使われるような機能は設定画面に移行する前にワンタップでON/OFFの切換が可能なようになっています。
GoPro HERO7シリーズ+HERO6 Black性能比較表
製品名 | HERO7 Black | HERO7 Silver | HERO7 White | HERO6 Black |
---|---|---|---|---|
発売時期 | 2018年9月 | 2018年9月 | 2018年9月 | 2017年9月 |
価格 | 53,460円 | 41,580円 | 31,860円 | 49,700円 |
動画画質 | 4K60 | 4K30 | 1080p60 | 4K60 |
写真画質 | 12MP | 10MP | 10MP | 12MP |
防水 | 10メートル | 10メートル | 10メートル | 10メートル |
スーパーフォト | ○ | – | – | – |
手ブレ補正 | HyperSmooth | ◯ | ◯ | ◯ |
TimeWarpビデオ | ◯ | – | – | – |
ライブストリーミング | ◯ | – | – | – |
セルフタイマー | ◯ | ◯ | ◯ | – |
音声起動 | ◯ | – | – | – |
音声コントロール | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
WIFI + BLUETOOTH | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
風音低減機能 | 3-mic プロセッシング | 2-mic プロセッシング | 2-mic プロセッシング | 2-mic プロセッシング |
音声コントロール | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
タッチ ディスプレイ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
フロントディスプレイ | ◯ | – | – | ◯ |
GPS | ◯ | ◯ | – | ◯ |
ポート | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C、マイクロHDMI |
大きさ | 62.3 W x 44.9 H x 33 D (mm) | 62.3 W x 44.9 H x 28.3 D (mm) | 62.3 W x 44.9 H x 28.3 D (mm) | 62.3 W × 44.9 H × 33 D (mm) |
携帯性に優れた気軽に4K動画撮影を実現する新モデル
最新機能を数多く搭載した最上位モデルGoPro HERO7 Blackばかり注目されており、こちらのHERO7 Silverはあまり注目されていない印象ですが、在庫品や中古品でHERO6 Blackを購入することを考えている方に一度見て頂きたいモデルです。
ほとんど変わることのない性能を保有しながら、小型軽量を実現し、値段も安くなっています。
撮影上で驚くべき機能を体感することはありませんが、GoProらしい安定した仕上がりと操作性で選択肢の一つとしておすすめできるモデルです。
GoPro HERO7他モデルの実写レビュー
GoPro HERO7 Black
GoPro HERO7 Blackを発売日に実写レビュー!新機能を実際に使って最新GoProを徹底解説 | RentioPress
GoPro HERO7 White
GoPro HERO7 White実写レビュー!最も安いGoProを上位モデルと比較して徹底解説 | RentioPress
GoProはレンタルできる
今回ご紹介してきたGoProですが、レンタルできることはご存知ですか?
家電レンタル「レンティオ」では、GoPro HEROシリーズを最短3泊4日からレンタルすることが可能です。
少し試したくなった時や、旅行先などで使いたい場合も気軽に使うことのできる便利なサービスです。
ぜひこの機会にRentioでアクションカメラGoProをレンタルして、楽しい撮影ライフを満喫してください。