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「aui AD-2100X」実機レビュー!書画カメラ搭載プロジェクターの決定版

mari fukuen
mari fukuen

更新日2024/11/14

「aui AD-2100X」実機レビュー!書画カメラ搭載プロジェクターの決定版

ビジネスシーンで使用されることの多いプロジェクター
会議でプレゼン資料を投影したり、授業で文献や資料を見せたりと、大人数の前で発表する場面で活躍します。

とくに書画カメラ搭載のプロジェクターは、紙の資料や書籍、立体物などをそのまま大画面に映し出すことができるカメラ機能付きの便利なプロジェクターです。

そんな書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の機能や使い勝手を、実機を使いながらレビューしていきます。

映したいものを載せるだけ「書画カメラ搭載プロジェクター」

映したいものを載せるだけ「書画カメラ搭載プロジェクター」

書画カメラ搭載プロジェクター」をよく知らない方も多いのではないでしょうか?

書画カメラとは、画面に映したい対象物をカメラで撮影して映像信号に変換する装置です。

書画カメラで一般的なのはこちらのようなアーム形状で、映したいものを上から撮影するタイプとなります。

この書画カメラはあくまでカメラなので、単体では映像を投影できません。スクリーンに写すためには別途プロジェクターが必要になります。

そこで、書画カメラとプロジェクターを一体化したものが書画カメラ搭載プロジェクターとなります。

見た目は家庭用のプリンターのようですが、ガラス面に映したい対象物を載せるだけで撮影~投影までできる一台二役のハイブリッドなプロジェクターです。

auiの書画カメラ搭載プロジェクター「AD-2100X」

auiの書画カメラ搭載プロジェクター「AD-2100X」

書画カメラ一体型のプロジェクターは種類が非常に少なく、現在唯一開発・製造しているメーカーが「aui」です。

かつては「日本アビオニクス」がこのタイプのプロジェクターを製造していましたが、2012年にプロジェクター事業から撤退。根強い人気の書画カメラ搭載プロジェクターを製造するのはauiのみとなりました。

2種類の書画カメラ搭載プロジェクター

auiが販売している書画カメラ搭載プロジェクターは、こちらの2種類。

AD-2100X

AD-2100Xは、一般的な投影距離で高輝度が特徴のスタンダードなプロジェクター

AD-1100XS

AD-1100XSは、明るさでは劣るものの超短焦点が特徴のプロジェクターです。

AD-2100XとAD-1100XSの違い

AD-2100XとAD-1100XSの主な違いは、投影距離明るさの2つ。

投影距離の違い

AD-2100Xは一般的な長焦点ズームレンズ60インチのスクリーンに映すには最短1.7mの距離が必要になります。広めの会議室や大教室などでの使用におすすめのスタンダードモデルです。

一方、AS-1100XSは超短焦点の固定焦点レンズ。わずか70cmの距離から60インチのスクリーンに投影ができます。狭い会議室や教卓からの使用におすすめの超短焦点モデルです。

スクリーンサイズ別の投影距離については、こちらの表でご確認ください。

AD-2100X AS-1100XS
40インチ 1.15~1.87 m 0.49 m
60インチ 1.73~2.8 m 0.75 m
80インチ 2.3~3.7 m 0.96 m
100インチ 2.9~4.7 m 1.2 m
200インチ 5.8~9.4 m 2.5 m

明るさの違い

プロジェクターで映像を投影する際の光の明るさは「ルーメン」という数値で表されます。

AD-2100Xのほうが3100ルーメンと高輝度。日中の明るい時間帯や照明が付いたお部屋でも使うことができます。

一方、AS-1100XSは2800ルーメンと若干明るさが落ちます。部屋の照明を暗くしての使用や小さめのスクリーンへの投影がメインでしたら、問題なく使用できると思います。

315万画素の書画カメラ内蔵

書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の特徴 315万画素の書画カメラ内蔵

aui AD-2100Xの最大の特徴でもある書画カメラは、315万画素の高解像カメラ

本体上部のガラス面の下にカメラが入っていて、映したいものをガラス面に置くだけで、ピントを合わせる手間もなく鮮明な映像が投影できます。

立体物も投影可能

書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の特徴 立体物も投影可能

ガラス面に載せるものは、紙など平面のものだけでなく立体的なものにも対応しています。

ガラス面カバーを取り外して、分厚い書籍や植物などをスクリーンに映すことができます。

取り込んだ資料を内部メモリに保存

書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の特徴 取り込んだ資料を内部メモリに保存

書画カメラで取り込んだ資料は、約50枚分内部メモリに保存ができます

履歴から選択して再表示もできるので、繰り返し表示したい重要な資料は取り込んでおくと便利です。

なお、内部メモリは電源OFFで自動的に消去されますので、注意が必要です。

3100ルーメン高輝度投映

書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の特徴 3100ルーメン高輝度投映

AD-2100Xは3100ルーメンと明るいプロジェクター

一般的な業務用プロジェクターの明るさが2000~3000ルーメンなので、それよりも高輝度となっています。

利用環境やスクリーンの大きさにもよりますが、日中の明るい時間帯や照明が付いた会議室などでも問題なく使うことができるでしょう。

USBでPCレス投影可能

書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の特徴 USBでPCレス投影

AD-2100Xでは、書画カメラを使った投影以外にも、通常のプロジェクターのようにパソコンやDVD再生機器とケーブル接続し投影も可能。

さらに、事前にデータをUSBメモリに保存しておけば、パソコン無しでも映像の投影が可能です。

また、書画カメラで映した資料をUSBメモリに保存することもできます。AD-2100Xの内部メモリは毎回リセットされてしまうので、重要な資料はUSBに保存しておくといいでしょう。

長いランプ寿命

書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の特徴 長いランプ寿命

ランプはプロジェクターで最も重要な部品のひとつ。ランプが切れると映像の投影ができなくなり、プロジェクターとしての機能が停止してしまいます。

AD-2100Xのランプは、エコモードで最長5000時間・通常モードだと最長3500時間と長寿命

ランプ使用時間の目安も確認でき、交換時期が近づくとメッセージが出るようになっています。事前に交換用ランプを用意できるので安心ですね。

便利なプレゼンテーション機能

書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の特徴 便利なプレゼンテーション機能

AD-2100Xには、以下のようなプレゼンに役立つ機能が多数搭載されています。

  • 画面のズーム・スクロール
    書画カメラ時25倍、PC投影時4倍のズーム機能。拡大時のスクロールも可能。
  • 表示回転
    表示画面を0度,90度,180度,270度の任意の角度に回転。
  • 消画機能
    ランプを消灯せずに投影を一時的に中断し真っ白な画面を表示。
  • 静止画機能
    パソコンまたはビデオの映像を一時的に静止。
  • ポインタ機能
    画面上にポインタを表示。レーザーポインタが不要に。

書画カメラ搭載プロジェクター「aui AD-2100X」の特徴 リモコン操作

いずれの機能も、付属のリモコンで簡単に使用することができます。アイコンでわかりやすいので、プレゼン中に操作で戸惑うことはなさそうです。

「aui AD-2100X」製品仕様表

AD-2100X
明るさ 3100ルーメン
解像度 VGA~UXGA
画面サイズ 40〜200インチ
投影距離 1.15m 〜9.35m
書画カメラセンサー 315万画素カラーCMOS
サイズ(幅×奥行×高さ、突起物含む) 296×413×160mm
質量 6.1kg

書画カメラ搭載プロジェクターの更新におすすめの一台

映したいものを載せるだけ「書画カメラ搭載プロジェクター」

auiの「AD-2100X」は、明るく便利な書画カメラ搭載プロジェクターの決定版

書画カメラとプロジェクターの2台持ちをしている方や、古い書画カメラ搭載プロジェクターから新しいものへの買い替えを検討している方におすすめの一台です。

aui AD-2100Xは、使い方次第でプレゼンや授業の幅を大きく広げることができるプロジェクターです。

新しく業務用のプロジェクターを購入する予定の方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

プロジェクターはレンタルも可能

aui AD-2100Xはレンタルも可能

プロジェクターを一時的に使いたい方や購入前にお試ししてみたい方には、レンタルがおすすめです。

家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、様々なプロジェクターをレンタルできます。

レンタルできるプロジェクターの種類や価格については、こちらのページからご覧ください。

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