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「プロジェクターをご自宅やオフィスに導入したいけど設置場所に悩んでいる…」という方は多いのではないでしょうか?
床や机の上に置いておくのも邪魔ですし、毎回出し入れして調整するのも面倒ですよね。常設しても邪魔にならず最適な距離から投影できる場所となると、なかなか見つからないのが現実かと思います。
そんなプロジェクター設置場所難民に最適なのが、プロジェクターを天吊りする方法です。
「プロジェクターの天吊り」と聞くと、天井に穴を開けたり工事が必要だったりと大変なイメージがありますよね。ですが、今回ご紹介する方法は、DIYに自信のない方でも賃貸住宅にお住まいの方でも大丈夫です。
穴開けも工事も不要で、誰でも簡単にできるプロジェクター天吊り方法を写真付きで解説します。
もくじ
天井穴開け無しでプロジェクターを天吊りする方法
プロジェクターの天吊りと聞いて最初に思い浮かぶのが、こちらの画像のように天吊金具を使って直接天井にビスを打ち込んで取り付ける方法ではないでしょうか?
この方法はある程度DIYの知識や工具も必要ですし費用もかかるので、素人が手を出すには少しハードルが高そうに感じますよね。失敗した時のリスクも気になります。
そんな不安を解消するのが、今回ご紹介する照明用のダクトレールとモバイルプロジェクターを使った簡単天吊り方法です。
用意するもの
ダクトレールとモバイルプロジェクターを使った天吊りで必要なものが、こちらです。
ダクトレール

ダクトレールとは、照明器具を取り付けるためのレール状の部品のことです。カフェ風のオシャレな間接照明なども付けられるので、一般家庭でも人気が高まっています。
レールの内側には電流が通っていて、どの位置にでも照明器具が付けられることが特徴です。
元々ダクトレールがあるお家ならそのまま使えますが、ダクトレールが無いお家のほうが多いでしょう。
そんな方には、シーリングライトに後付けできるダクトレールがおすすめです。横幅が1m程度はあるので、ある程度自由度高く設置場所を選ぶことができます。
ダクトレールフィクサー
ダクトレールフィクサーは、一方がダクトレールに取り付けられるようになっていて、もう一方が自由雲台になっている接続部品です。
モバイルプロジェクターの三脚穴に取り付けて、ダクトレールに吊るすために使います。
ダクトレール用コンセント
その名の通り、ダクトレールに取り付けることで給電ができるようになる部品です。
モバイルプロジェクターの電源プラグを挿すために使います。
モバイルプロジェクター
投影するためのモバイルプロジェクターも必要です。
底面に三脚穴がついていて、ダクトレール・ダクトレールフィクサーの耐荷重以内の重量のものを選びましょう。
再生端末・接続ケーブル
プロジェクターで動画や資料を投影するためには、再生端末が必要になります。
無線接続できない場合は、パソコンやスマホなどの再生端末とプロジェクターをつなぐ接続ケーブルも用意しましょう。
今回は、小型のスティックをHDMI端子に差し込むだけで動画や音楽が楽しめるAmazon Fire TV Stickを使用しました。
おおまかな手順
実際に天吊りを実施する前に、天吊り方法の概要を簡単にご説明します。
- 天井のダクトレールに、ダクトレールフィクサーとコンセントを取り付け
- モバイルプロジェクターをダクトレールフィクサーに取り付け、電源プラグを差し込む
- 再生端末を接続したら、上下反転・台形補正などで画面を調整して投影
…以上です!
文字にするとたったの3ステップで非常に簡単そうですが、実際にやってみるとどうなのでしょうか?
ダクトレールとモバイルプロジェクターで実際に天吊りしてみた
今回は、Rentio編集部オフィス内でプロジェクターの天吊りを実施してみました。
すでにダクトレールが設置済みなので、用意したものはたったこれだけ。
ドライバーなどの工具すらありませんが、果たして上手くいくのでしょうか…?
早速プロジェクターの天吊り作業開始です!
1. ダクトレールフィクサーとコンセントを取り付け
まずは、ダクトレールフィクサーとコンセントを、ダクトレールに取り付けます。
ダクトレールフィクサーは、スライド式のストッパーボタンを下げながら取り付けます。
ストッパーボタンを下げた状態で、
ダクトレールの溝にはめこみ…
90度回転させることでしっかりと固定できます。
コンセントの取り付け方法も同様です。
ストッパーボタンを下げながら90度回転させて取り付けます。
無事に2つの部品をダクトレールに取り付けることができました。
2. モバイルプロジェクターを取り付け
続いて、モバイルプロジェクターをダクトレールフィクサーに取り付けます。
底面の三脚穴にダクトレールフィクサーの自由雲台を接続します。
取り付け時は、モバイルプロジェクター本体を回すと落下のリスクが高まるので、ダクトレールフィクサーの自由雲台の方を回転させて取り付けてくださいね。
モバイルプロジェクターの電源コードを、コンセントにつなぎます。
これでプロジェクターの準備が整いました。
3. 再生端末の接続・画面調整
続いて再生端末を接続します。今回はこちらのAmazon Fire TV Stickを使用。
スティックをHDMI端子に接続し、スティックの給電にはプロジェクターのUSB端子を使います。
適度にコード類をまとめて設置完了。
横から見るとこんな感じです。
最後に、プロジェクターの説明書に従って上下反転・台形補正の画面調整をして終了です。
ついに投影できる状態になりました!
実際にYouTube動画を投影
プロジェクターの準備が整ったところで、YouTubeで動画を再生してみましょう。
今回は、ダクトレールの照明が消せなかったため周りが明るい状態での投影でしたが、問題なく動画を見ることができました。
リモコンでOFFできる照明を使用して遮光した状態での投影であれば、ホームシアターとしても十分活用できそうです。
天吊りに最適なモバイルプロジェクターの選び方
ダクトレールでのプロジェクター天吊りに挑戦したいと思っている方向けに、注意すべきモバイルプロジェクター選びのポイントをご紹介します。
一口にモバイルプロジェクターと言っても、天吊りに向いていないものや使用目的に合わないものもあるので、慎重に選んでくださいね。
重さ
まず最も大事なのが、プロジェクターの重さです。
ダクトレールやダクトレールフィクサーにはそれぞれ耐荷重が決まっており、それを超える重さのプロジェクターだと落下のリスクが高まります。
モバイルプロジェクターは比較的軽量なものが多いのですが、耐荷重が低めのダクトレールやダクトレールフィクサーもあります。
事前に耐荷重と重さをよく確認の上、プロジェクターを選ぶようにしましょう。
三脚穴
今回ご紹介した天吊り方法では、三脚穴は必要不可欠です。
三脚穴がついていないモバイルプロジェクターもありますので、事前に有無を確認してから購入しましょう。
上下画面反転・縦横台形補正
上下反転機能や縦方向の台形補正機能は、ほとんどのプロジェクターに搭載されているのですが、中には非搭載の機種もあるので要注意です。
また、追加で横方向の台形補正機能があると斜め位置からの投影もできるので自由度が高くなります。
明るさや画質
周囲が明るい環境でプロジェクターを投影することがあるなら、プロジェクターの明るさも重要になります。
明るさの数値が低いモバイルプロジェクターだと、完全に遮光できる環境でしか力を発揮できないこともあるので、気をつけて選ぶようにしてください。
また、ホームシアターのように動画を見ることがあるなら、解像度も気にしておきたいところです。
最近では動画コンテンツは高解像度なフルHDが主流になってきているので、プロジェクターの解像度もフルHDのものだと画質を劣化させずに投影できます。
接続方法
プロジェクターの使用目的によって、最適な接続方法も変わってきます。
プレゼン目的なら、ワイヤレスでPCやタブレットとの接続ができると便利です。
ただしプロジェクターの無線LAN機能では、利用環境によっては読み込み遅延の問題が出てくることがあります。静止画ならともかくレスポンス性が求められるアニメーションや動画には不向きです。
動画やゲームを楽しむ目的であれば、今回使ったAmazon Fire TV StickやワイヤレスHDMIなどを使って直接プロジェクターに有線で接続すれば、読み込み遅延も少なくなります。
また、プロジェクター自体にOSを搭載していて、単体でインターネット接続ができる機種もおすすめです。
今回使用した機種はVivitek QUMI Q8
今回使用したモバイルプロジェクターは、Vivitekの高性能モデル「QUMI Q8」です。
本体重量が621gと非常に軽いので、安心して天吊り可能。上下反転・縦方向台形補正に加えて、横方向の台形補正も可能なのでスクリーンに対して斜め位置でも設置OKです。
モバイルでは最高クラスの明るさ1000ルーメンに、1920×1080(FullHD)の高解像度。無線LAN接続は弱いのですが、有線であれば読み込みもスムーズに高画質の動画が楽しめるホームシアター向きのモバイルプロジェクターです。
Vivitek QUMI Q8の詳しいレビューはこちら
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プロジェクターを天吊りしてスマートに投影!
プロジェクターの天吊りは、ダクトレールとモバイルプロジェクターを使えば思ったよりも簡単です。
最初の設置さえクリアすれば、快適でスマートにプロジェクターを楽しむことができますよ。
これまで難しそうと諦めていた方も、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
モバイルプロジェクターの天吊りを気軽に試すなら、レンタルもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、モバイルプロジェクターVivitek QUMI Q8をレンタル可能。短期間お家で試してみて、気に入ればそのまま購入もOKです。
レンタルプランの詳細や価格はこちらからご覧ください。
[レンタル] Vivitek QUMI Q8 モバイルプロジェクター – Rentio[レンティオ]
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