プロジェクターの投影方式の違いを徹底解説!DLP方式と液晶方式のプロジェクターを比較し検証

Rentio編集部
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更新日2019/12/20

プロジェクターの投影方式の違いを徹底解説!DLP方式と液晶方式のプロジェクターを比較し検証

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みなさんはプロジェクターを選ぶとき、どんなことを基準に選びますか?
分かりやすい基準は、解像度や明るさ(ルーメン)の値や価格を比較することですよね。

しかし、実はプロジェクターには投影方式(パネルタイプ)の違いがあるのです。

液晶方式・DLP方式・LCOS方式という3つの投影方式には、簡単に優劣をつけることができません。つまりそれぞれの方式にメリットやデメリットがあるということ。

そこで、今回はプロジェクターの投影方式の違いによるメリットやデメリットを徹底解説したいと思います。

そしてEPSONの液晶方式プロジェクターとTAXANのDLP方式プロジェクターを実際に使用し比較します。

 

プロジェクターの投影方式(パネルタイプ)は大きく分けて3種類!

Presenter

現在、コンシューマー向けに出回っているプロジェクターの投影方式には3つのタイプがあります。

その中でも一番よく知られている投影方式が液晶方式(3LCD方式)
日本ではEPSONなどの多くの家電メーカーがこの液晶方式をコンシューマー向けプロジェクターに採用しています。

そして2つ目がDLP方式のプロジェクター
実はコンシューマー向け以外の映画館などで使われる業務用などを含めると、プロジェクター業界全体では液晶方式よりもDLP方式の方が多く利用されています。

また、最近ではハイエンドユーザー向けのLCOS方式のプロジェクターも登場しました。
ホームシアターなど高画質が求められる場面で使われるプロジェクターですが、高価格なのであまり多くは普及していません。

それではここからは、投影方式によって何が違うのか具体的に紹介していこうと思います。

液晶方式(3LCD方式)のメリット・デメリット

Film Projector Lens

液晶方式プロジェクターは、プロジェクターから発する光を赤・緑・青の三原色に分解してから投写する方法で、カラーの表現が得意なプロジェクターです。

液晶方式のメリットは、現在多くのコンシューマー向け液晶方式プロジェクターが存在していて、商品選択の幅が広い点。
価格が手頃なベーシックモデルから、業務用の高級モデルまで様々なプロジェクタ-でこの液晶方式が採用されています。

液晶方式はドットの格子が目立つ、あまりコントラストを高くできない、黒が締まらないなどデメリットもありますが、近年の液晶方式のプロジェクターは非常に高解像なものも多くあるのが特徴です。

DLP方式のメリット・デメリット

DLP方式では、鏡を使って光を反射させて投影します。

メリットとしては、液晶方式よりもコントラストが高く、ドットの格子が目立たない、経年劣化もしないという点。
また、構造が比較的シンプルで部品も少ないため、小型・軽量化しやすいこともメリットです。持ち運びに便利なモバイルプロジェクタ-ではほとんどがこのDLP方式を採用しています。

これだけ聞くと液晶方式よりも数段優れているような気もしますが、DLP方式にはいくつかのデメリットもあります。

DLP方式のプロジェクターは投影の際にDMD素子と呼ばれるシリコンデバイスを用いるのですが、コンシューマー用と業務用ではこのDMDの数が違います。コンシューマー用には1つ、業務用はRGBそれぞれに対して3つ。

この構造の違いによって、業務用のDLP方式のプロジェクターでは問題ないのですが、コンシューマー用プロジェクターでは人によっては「レインボーノイズ」と呼ばれる残像が見えることがあります。これがコンシューマー向けDLP方式のプロジェクターの大きなデメリットです。

しかし、人によっては「レインボーノイズ」よりも液晶方式のドットの格子の方が気になるという人もいるなど、賛否両論意見が分かれるところでもあります。

LCOS方式のメリット・デメリット

LCOS方式は液晶方式の発展系と言えます。

LCOS方式のプロジェクターは解像度もコントラストも高く非常に高性能です。

その反面、構造が複雑なため本体のサイズが大きくなってしまうのがデメリット。
また、LCOS方式のプロジェクターは価格が高く、どちらかというとハイエンドユーザー向けのプロジェクターが多いようです。

このように、プロジェクターには投影方式の違いによってそれぞれメリットやデメリットがあることが分かってもらえたと思います。

DLP方式と液晶方式のプロジェクターを実際に使って比較

それではここからは、プロジェクターの投影方式で増えつつあるDLP方式のプロジェクターと、スタンダードな液晶方式のプロジェクターを比較してみたいと思います。

今回使用したプロジェクターは、こちらの2機種です。

  • TAXAN KG-PS303WX
  • EPSON EB-S04

DLP方式のプロジェクター「TAXAN KG-PS303WX」

TAXAN データプロジェクター 3000lm 短焦点 WXGAリアル表示 1.9kg DLP方式 KG-PS303WX

TAXANは、加賀電子が2007年に発足した日本のプロジェクターブランドです。

DLP方式のプロジェクターを売りに、高性能で小型なプロジェクターを多く製造してます
そのラインナップは、どちらかというとビジネスユーザー向けの実用的なプロジェクターが多い印象です。

TAXANのプロジェクターの中で一番人気があるのが、「KG-PS303WX」

「KG-PS303WX」はWXGA対応のスタンダードタイプのプロジェクターで価格も抑えめ
ホームシアターでフルHDで映像を楽しみたい人には少しスペックが足らないですが、ビジネスシーンなどPCの画面を投影するには十分な性能をもっています。

3000ルーメンの明るさと小型・軽量なボディが特徴で、わずか1.24mの投影距離で80インチほどの大画面投影ができる短焦点レンズも搭載しています。

液晶方式のプロジェクター「EPSON EB-S04」

国内の液晶方式のプロジェクターではEPSONが人気です。
EPSONというと一般的にはプリンターなどが有名ですが、実はプロジェクターでも非常に有名なのです。

EPSONのプロジェクターの特徴は、種類が非常に豊富な点でしょう。
EPSONにはエントリーモデルからビジネスモデル、4K動画対応のハイエンドプロジェクターまで幅広いタイプのプロジェクターがあります。

EPSONで人気の「EB-S04」は、軽く、明るく、使いやすいベーシックモデルのプロジェクター。
明るさは3000ルーメンで、価格も手頃なビジネスに最適なプロジェクターです。

会議で大活躍!プロジェクターEB-S04を調べてみた – Rentio PRESS[レンティオプレス]

DLP方式「TAXAN KG-PS303WX」と液晶方式「EPSON EB-S04」使用レポート

今回は、TAXANの「KG-PS303WX」とEPSONの人気機種「EB-S04」を使用した場面を、少しではありますが撮影してきました。

液晶方式が違うことから、利用シーンに合わせてそれぞれの強みを生かして使うことをおすすめします。

それでは、両機の外観から撮影シーンまでを見比べてみましょう!

TAXAN「KG-PS303WX」の外観

TAXANの「KG-PS303WX」は片手でラクラク持ち運べてしまうほどコンパクト

正面から見てみると、カメラ部分がチャーミングで、まるで小動物かのような錯覚を覚えさせます。

横と後ろ部分を見てみましょう。コンパクトなのにもかかわらず、作りがしっかりとしているのを見て取れますね。

EPSON「EB-S04」の外観

次は、EPSONの「EB-S04」です。

「KG-PS303WX」よりもツルッとした感じですね。

持ってみると、明らかに「KG-PS303WX」の方が軽かったです。
「EB-S04」は男性が片手で持つぶんにはそれほど重く感じないかもしれませんが、女性が片手で運ぶのは少し辛そうです。

「EB-S04」は持ち運んで使うというよりも、会議室やホームシアターなど、移動を必要としない場所での使用をおすすめします。

「KG-PS303WX」と「EB-S04」を見比べてみた

2つの製品を並べてみました。

大きな違いはありません。「KG-PS303WX」の方が厚いぶん「EB-S04」よりも少し小さい、というところでしょうか。

「KG-PS303WX」と「EB-S04」の画質を比較

では、どんな画質なのか見比べてみます。

こちらがTAXANの「KG-PS303WX」で投写したものになります。

そしてこちらが、EPSONの「EB-S04」で投写したもの。

両機にそれほどの違いはありません。
カメラで撮影しているために伝わりにくいかもしれませんが、私が肉眼で見た限りでは両機の差はごくわずか。

液晶方式の「EPSON EB-S04」の方がやや画質が綺麗かもしれません。EPSONのプロジェクターは色に深みがあるように感じます。

ただ、DLP方式の「KG-PS303WX」の画質とは微々たる差でしかない、というのが感想です。

プロジェクターの投影方式は使用目的に合わせて選ぶことが重要!

That's how you know the projector is warming up

ここまでプロジェクターの投影方式の違いや、DLP方式と液晶方式のプロジェクターを使って比較してきました。
投影方式が違うことで製品のコンセプトまで変わってくることが分かっていただけたかと思います。

つまりプロジェクター選びでは、使用目的を明確にして、それにあった機種を選ぶことが大事だということ。

もし使用目的が違ってくると、オーバースペックで無駄に重くなってしまったり、コンパクトだけど解像度が低く使い物にならないなど、いろいろな問題が出てきてしまいます。

DLP方式プロジェクターはビジネスシーンでの利用におすすめ!

DLP方式を採用しているTAXANのプロジェクターの利点はコンパクトであることと、経年劣化が少ない点。

つまりDLP方式のプロジェクターというのは、持ち運びが多かったり、明るい部屋で利用したりする可能性があるビジネスシーンでの使用に最適なのです。

TAXANのプロジェクターをホームシアター用で利用することを想定すると、狭い部屋で大画面で投影したい人には最適ですが、高画質を求める人にとってはあまり向いていないでしょう。

個人差がありますが、DMDがひとつのDLP方式のプロジェクターは「レインボーノイズ」が見える可能性もあるので、ホームシアター用として使う場合はレンタルなどで一度試してみることをおすすめします。

液晶方式プロジェクターは高画質動画撮影におすすめ!

逆に高画質なプロジェクターが多くラインナップされているEPSONの液晶プロジェクターはホームシアターなどでの利用に最適と言えるでしょう。

ホームシアターでの利用であればプロジェクターを持ち運ぶ必要もありませんので、サイズが多少大きくなっても問題ありません。

しかし、せっかく高画質なプロジェクターを手に入れても、大画面で投影する投影距離が確保できなければ宝の持ち腐れです。
高画質なプロジェクターの利用を検討している人も、メーカーへ投影距離を確認したり、一度レンタルなどで試してみるのをおすすめします!

プロジェクター選びにはまずはレンタルがおすすめ!

近年ではコスパの高いDLP方式のプロジェクターが注目されていますが、まだまだコンシューマー向けのプロジェクターとしては液晶方式も捨て難い存在です。

どちらにしてもプロジェクターにはレンズの投影距離や、本体の大きさなど使ってみないとわからない点が多くあるので、購入の前に一度レンタルなどで試してみることがおすすめですよ!

家電レンタルサービスのRentioではプロジェクターを使用する期間だけレンタルすることができます。

まずは試してみたい製品、短期間だけあれば良い製品などは是非レンタルすることも検討してみてくださいね。

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