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プロジェクターの明るさ「ルーメン」を解説!必要な明るさの目安とは?

ハロニー
ハロニー

更新日2024/01/22

プロジェクターの明るさ「ルーメン」を解説!必要な明るさの目安とは?

プロジェクター選びで重要なポイントとなるのが、明るさ「ルーメン」です。

プロジェクターの明るさ選びでは、投影するときの使用環境や投影したいスクリーンの大きさによって、最適な「ルーメン」の数値が決まります

もし明るさ選びを間違うと、日中明るい会議室で使えない・大画面投影時に白っぽく映って見づらいなど、使い勝手が悪く後悔するかもしれません。

購入前にプロジェクターの明るさをしっかりチェックして、プロジェクターを思う存分に活用しましょう。

 

プロジェクターの明るさの単位「ルーメン」

プロジェクターの明るさの単位「ルーメン」

プロジェクターの明るさはルーメン数で表記され、近年では「ANSIルーメン」や「ISOルーメン」、また「CVIAルーメン」と呼ばれる表記も増えてきています。

このルーメンの数値が高ければ高いほど、プロジェクターから発する光は明るくなります。

プロジェクターの明るさは100ルーメン程度のものから数千ルーメンのものまで様々です。
ビジネス用では3,000ルーメン以上の比較的明るいものが多く、家庭用やモバイル用では100~2000ルーメン程度の暗めのプロジェクターが多くなっています。

一般的にルーメンの数値は高いほどプロジェクター本体の価格も高くなる傾向にあるので、ご自身の使用用途や環境に合わせて必要な明るさを選ぶことが重要です。

ルーメンの違いについて
近年ではプロジェクターの明るさについて様々な表現方法があり、今現在で使用されているプロジェクターの明るさを表す数値は主に、ルーメン、ANSIルーメン、ISOルーメン、そしてCVIAルーメンがあります。
それぞれの違いは以下となっています。
  • ルーメン
    一般的によく聞くルーメンという単位は、メーカーの公表値であり明確に統一された基準ではありません。
    そのため、ルーメンの値が同じでもA社よりもB社の方が明るいということがあります。
    格安のプロジェクターでルーメンとしか記載がないものは、実際の記載よりも明るさが異なる可能性があります。
  • ANSIルーメン
    ANSIルーメンは、アメリカ国家規格協会(The American National Standards Institute)が定めた規格です。
    投写するスクリーンや壁などの面を縦横3区画の9分割に分け、9面全ての中心部の明るさを計測し、平均照度で算出しています。
    投影面の明るさになりますので、実際に目で見ている明るさになります。
  • ISOルーメン
    ISOルーメンは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)が定めた規格です。
    ANSIルーメンは1990年に規定されましたが、その後ISOルーメンに引き継がれました。
    そのためANSIルーメンと同じ投影面での測定に加えて、クリア基準が厳格化されています。
  • CVIAルーメン
    CVIAルーメン(China Video Industry Association)は、中国で2023年春に新たに定められた規格になります。
    測定方法はANSIルーメンと同じ9分割に分けられた投影面の中央値から算出しますが、それに加え、出荷時に表示値の80%を下回ってはならないなどANSIルーメンよりもクリア基準が厳格化されています。

プロジェクターの明るさはどのくらい必要?

プロジェクターの明るさはどのくらい必要?

それでは、プロジェクターの明るさは、どのくらいの数値のものを選べばいいのでしょうか?

最適なルーメンは、プロジェクターをどんな環境で使用したいか?どのくらいの大きさで投影したいか?などによって決まります。

必要な明るさは使用環境に左右される

プロジェクターは、光によって映像をスクリーンに投影する機械です。そのため、部屋自体が明るい状態では見づらくなってしまいます

プロジェクターを使う際に照明を落としたりカーテンを閉めたりして、部屋を暗くできる場合にはプロジェクターの明るさはそれほど必要ありません。

ですが、窓が大きい部屋で日中に使ったり、照明が全体管理で消せなかったりと、明るい環境で使用したい場合には、プロジェクター自体が明るいものがおすすめです。

スクリーンが大きいほど明るさが必要

プロジェクターの明るさ選びでは、スクリーンの大きさも重要です。

小さなスクリーンでは十分な明るさのプロジェクターでも、大きなスクリーンに映そうとすると暗く感じてしまうことがあります。これは、映す面積が広くなって光が分散されてしまうためです。

大きなスクリーンで投影したい場合には、より明るいプロジェクターを用意する必要があるということですね。

メーカー推奨の明るさの目安

メーカー推奨の明るさの目安

プロジェクターの明るさの数値「ルーメン」は、具体的にどのくらいが必要なのでしょうか?

使用環境ごとのルーメンの目安は、各メーカーごとに推奨している値が異なります。代表的なメーカーの推奨するルーメンの目安がこちらです。

EPSON

明るさの目安 スクリーンサイズ
3200lm~ 60~80型 明るい部屋でもくっきり鮮やかに投写できる明るさです。
3600lm~ 80~100型 外光が差し込んだり、明るい部屋でも、投写画面がはっきり見える明るさで、より広めの会議室にも対応できます。
4200lm~ 100型~ 外光が差し込む場所や大きい会場でも、映像をくっきり明るく、大画面で映し出せる明るさです。

(参照:EPSON公式HP

CANON

明るさの目安 設置環境 収容人数
~3,000lm程度 小会議室 ~20人
3,000~5,000lm 中会議室 20~50人
5,000~7,000lm 大会議室 50~100人
6,000lm以上 ホール・講堂 100人以上

(参照:CANON公式HP

RICOH

明るさの目安 設置環境
2,000~3,000lm 数名の小会議室
3,001~4,500lm 30名程度までの中会議室
4,501~7,000lm 役員会議室などの大会議室
7,001lm以上 ホールや講堂

(参照:RICOH公式HP

NEC

明るさの目安 設置環境
3,000~4,000lm 小会議室
4,000~5,000lm 教室・中会議室
5,000~7,000lm 大会議室
7,000~10,000lm 講堂・ホール
10,000lm~ 大ホール

(参照:NEC公式HP

明るい場所でも使用可能な高輝度のプロジェクター3選

ここまででプロジェクターを購入する上で、なぜ明るさが必要なのか、どのくらいの明るさが必要なのかお分かりいただけたかと思います。

でも実際、どのプロジェクターを購入したら良いかわからないという方のために、高輝度でおすすめのプロジェクターを厳選して紹介したいと思います。

高輝度でおすすめの家庭用ホームプロジェクター

XGIMI HORIZON Pro

HORIZON Pro」は、2200 ANSIルーメンと日中の明るい部屋でも視聴可能なほどの高輝度のホームプロジェクターです。

3840×2160の4K画質で業界最高レベルの画質と、Harman/KardonのHi-Fiサウンドを搭載しています。

10bitの色深度、110%のDCI-P3の色域に対応しているため、色彩豊かな映像を再現することが可能です。

最大10,000ニトのHDR10にも対応しているため、明暗さのあるシーンでもリアルに再現してくれます。

モデル名 XGIMI HORIZON Pro
パネル画素数 (解像度)  4K(3840×2160)
アスペクト比 16:9
明るさ 2200 ANSIルーメン
コントラスト比 非公表
投写サイズ 30インチ〜300インチ
台形補正 自動台形補正(水平/垂直)
接続方法 DC×1
HDMI 2.0×2
USB 2.0×2
LANx1
ヘッドホン端子×1
光デジタル端子×1
OS Android TV 10.0
内蔵スピーカー 8W×2(Harman Kardon)
3D対応
サイズ(mm) 218.4×136.2×208.4
重さ 約2.9kg

XGIMIのプロジェクターHalo+&HORIZON Proをレビュー!XGIMIで選ぶ用途別おすすめのプロジェクター2選 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Nebula Cosmos Laser 4K

Nebula Cosmos Laser 4Kは、Nebula史上初のレーザープロジェクターになります。

2200 ANSIルーメンの圧倒的な明るさを誇り、HDR10にも対応しているので、日中でも高精細な映像を楽しむことができます。

Dolbyオーディオに対応した10Wの高出力スピーカー2基に加え、5Wのツイーターを2基搭載しているため、立体感の音響でコンテンツ視聴ができます。

それでいて、コンパクトなので手軽に持ち運ぶことができます。

モデル名 Nebula Cosmos Laser 4K
パネル画素数 (解像度)  4K(3840×2160)
アスペクト比 16:9
明るさ 2,200ANSIルーメン
コントラスト比 1500000:1
投写サイズ 60インチ〜150インチ
台形補正 自動台形補正(水平/垂直)
接続方法 HDMI:HDMI2.0 (最大4K入力)
USB-A:USBフラッシュドライブ用
OS  Android TV 10.0
内蔵スピーカー Dolby Digital Plus
10W x 2 (20W) ツイーター5W x2 (10W)
3D対応
サイズ(mm) 約263 x 220※ x 165mm

Anker「Nebula Cosmos Laser 4K ホームプロジェクター」使用レビュー!レーザーで、Nebula史上最高の映像体験を – Rentio PRESS[レンティオプレス]

EPSON dreamio

PSON dreamio」は、4,000lmの高輝度を実現しています。

超単焦点プロジェクターなので、わずか50cmで80インチの大画面で投影することが可能です。

スクリーンや壁に近づけて投影することができますので置き場所にも困らず、テレビの代わりにするなど、従来のプロジェクターとは異なった使用方法も可能です。

4K画質にも対応しているので、高画質の映像を楽しむこともできます。

モデル名 EPSON dreamio
パネル画素数 (解像度)  4K(3840×2160)
アスペクト比 16:9
明るさ 4,000ルーメン
コントラスト比 2,500,000:1
投写サイズ 48インチ〜130インチ
台形補正
接続方法 HDMI×3
RS-232C
USBタイプB(mini-B)
RJ-45
ステレオミニジャック(ヘッドフォン)
OS Android TV
内蔵スピーカー 10W×2
3D対応
サイズ(mm) 458mm×375mm×210mm
重さ 9.3kg
Amazon税込価格(2022/7時点) ¥329,780

[2022最新] おすすめのホームプロジェクター11選!コスパ・高画質・短焦点などを選び方、目的別に紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

高輝度でおすすめのビジネスプロジェクター

EPSON EB-FH52

EB-FH521」は、ビジネスプロジェクターの中でも高輝度な部類で、4,000lmの明るさを実現しています。

16,000:1のコンストラスト比で、部屋が明るいままでも映像をくっきりと表現することが可能です。

専用のアプリを使用することでスマートフォンの映像をリアルタイムで投影することができるので、紙資料などデータがないものでも瞬時に大画面で共有することができます。

必要十分な機能が揃っているにも関わらず安価で購入することができるので、高コスパなビジネスプロジェクターと言えます。

モデル名 EPSON EB-FH52
パネル画素数 (解像度) Full HD(1920×1080)
アスペクト比 16:9
明るさ 4,000ルーメン
コントラスト比 16,000:1
投写サイズ 40インチ〜300インチ
台形補正 縦の自動補正、横の手動補正
接続方法 ミニD-Sub15pin
RCA
HDMI
RCA R/L
USB端子タイプB
USB端子タイプA
OS
内蔵スピーカー 16W
3D対応
サイズ(mm) 309×282×90
重さ 約3.1kg

プロジェクターレンタルで明るさのお試しもおすすめ

プロジェクターレンタルで明るさのお試しもおすすめ

今回はプロジェクターの明るさ「ルーメン」について調査しました。
ですが、同じ3000ルーメンでも、メーカーによって小会議室~中会議室と推奨している使用環境が幅広いので迷ってしまいますね。

やはり実際の環境で使用してみて、明るさを確認してから購入するのが理想的です。

レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、プロジェクターを短期間お試しレンタルすることができます。実際に設置・投影してみて、明るさや映りに問題がなければそのまま買い取りも可能です。

高価なプロジェクターは購入前にお試しすれば、安心して購入できます。プロジェクターレンタルのプランや料金の詳細はこちらからご覧ください。

[レンタル] プロジェクター 一覧 – Rentio[レンティオ]

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