ビジネスにおいて映像投写を必要とする場面は多いと思います。
そして出張先などで打合せを行う場合、これまでのプロジェクターでは大きさなど持ち運びの問題が常に隣り合わせであったと言えるでしょう。
大きさ・重さの悩みを解決すべく、近年では小型化を意識した「モバイルプロジェクター」というのが一般的に認知されるようになってきました。
今回は小型で持ち運びのできるモバイルプロジェクターとして人気シリーズVivitek QUMIから最新モデル「Q8」の魅力を徹底レビューしていきます。
質で優れたモバイルプロジェクターなら「QUMIシリーズ」
持ち運びできるほど小型・軽量を特徴としているモバイルプロジェクター。
ビジネスシーンやちょっとした映像投影まで、これまで準備や持ち出しに難のあったプロジェクターの概念を大きく変える新たなジャンルでもあります。
既に数多くのメーカーがモバイルプロジェクターの開発をしていますが、その中でもVivitek QUMIシリーズは、近年販売されているモバイルプロジェクターでも「質」に自信を持った製品を展開しています。
モバイルプロジェクターにおける「質」とは何か。その辺りも含めて今回は最新モデルVivitek QUMI Q8の性能を徹底レビューしていきます。
モバイルプロジェクター「Vivitek QUMI」全モデル比較。携帯性に優れたビジネスシーンにおすすめモデルを紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
最新のモバイルプロジェクター「Vivitek QUMI Q8」
今回ご紹介していくモバイルプロジェクター「Vivitek QUMI Q8」は、2019年4月12日に発売された最新モデルです。
従来モデルとしてQUMI Q8Jというモデルが存在しましたが、その後継機として、プロジェクターにおいて重要な性能を中心に改良されたモデルとなります。
同シリーズにおいて存在するQUMI Q38と比較すると内蔵バッテリーの非搭載などの違いもありますが、小型化を意識したモバイルプロジェクターとして明るさや解像度、台形補正機能にこだわった高性能モデルです。
外観レビュー
モバイルプロジェクターとしてどれだけの大きさ・軽さであるかというのは気になるところです。
ここから大きさや形状について実際の写真を基に解説していきます。
片手で持つことができるコンパクトさ
モバイルプロジェクターである以上、持ち運びにおける携帯性というのは重要視されるところです。
そして持ち運びに関して重さだけでなく、鞄や手で持つ際に重要となる本体の形も気にする必要があります。
QUMI Q8では、長方形で薄い本体をデザインとして採用しているため、片手で掴んで持ち運ぶことが可能です。
そして付属のケースに入れても厚さが薄いため、鞄などに入れて持ち運びでも面積を取ることなく収納することが可能です。
重さは約600g
収納面で優れているQUMI Q8ですが、持ち運びの負担となる重さも軽量化により優れた携帯性に貢献しています。
QUMI Q8は、重さ621gを実現し、手に持った場合でも負担になることはありません。
モバイルプロジェクター全体としては、軽い分類に入るわけではありませんが、700g以下のモバイルプロジェクターとしては圧倒的な高性能モデルとなります。
性能面については、後ほど性能レビューでじっくりご紹介していきます。
置き場所にも困らない長方形タイプ
長方形のデザインは、収納だけでなく、置き場所にも困りません。
モバイルプロジェクターは、常設して使うというよりも使いたいときだけ持ち出すことが多くなると思います。その際、使用しない場面はどこかに保管することとなると思いますが、長方形で細長く、薄いデザイン性であることから小さい棚などの置き場所にも困りません。
単純に持ち運びで利便性の高いモバイルプロジェクターであることだけでなく、身近な存在であることを感じさせてくれるプロジェクターなのです。
シンプルでスタイリッシュなデザイン
外観デザインでは、黒を基調としたシンプルなデザインとなっています。
シンプルながらかっこよさも感じさせるスタイリッシュなデザインは、ビジネスシーンにおいても使いやすさが際立ちます。
また、本体に配置されているボタン類も数は少なく、視覚的にわかりやすいため、簡単な操作性にも繋がっています。
Q8の性能を徹底レビュー
モバイルプロジェクターとして携帯性に優れていることをご紹介してきましたが、ここからはプロジェクターとしての実用性についてご紹介していきます。
携帯性に優れていても、持ち出した際に実用的に使用することができなければプロジェクターとしては意味がないと言えるでしょう。QUMI Q8はモバイルプロジェクターとして最高クラスの性能を実現しているのも特徴の1つです。
モバイルプロジェクターとして最高クラス1000ルーメンを実現
プロジェクターでまず注目したい性能として「明るさ」があります。
プロジェクターは暗い場所での投写では違いがあまりでない環境ですが、環境によっては暗くできない場合なども出てくると思います。
周囲が明るい環境である場合でもプロジェクターにおける明るさ性能で優れていれば、環境に関係なく明るく鮮明に写すことができます。
そしてプロジェクターの明るさは「ルーメン」と呼ばれる数値で表されますが、この数値が高いほど、プロジェクターの明るさとして優れているという性能になります。
今回ご紹介しているQUMI Q8は、700g以下のモバイルプロジェクターとしては最高クラスである1000ルーメンの明るさを実現し、あらゆる環境下で実用できる優秀なモバイルプロジェクターです。
FullHDの解像度
プロジェクターの性能でも明るさと並んで重要なのが「解像度」となります。
解像度が低い場合、映し出された文字が小さい場合や細かい描写がある場合は、それらを繊細に映し出すことができないため、潰れてしまうような形となります。
一方で解像度が高い場合は、より細部まで映し出すことが可能となるため、情報量の多い映像を投写する場合でも対応します。
クラス最高級のFullHD1080Pの解像度を実現
QUMI Q8は、モバイルプロジェクターとして非常に優れたFullHD 1080pの解像度を実現しています。
他メーカーにおける同クラスのモバイルプロジェクターでは、1280×800程度の解像度が一般的であるため、FullHDの解像度は貴重な存在と言えるでしょう。
わずか10秒のクイック起動
電源オンからわずか10秒程で起動するので、わずらわしいタイムラグや煩雑な設定作業をカット出来るため、即時プレゼンテーションが可能であることも魅力です。
Wi-Fi内蔵でワイヤレス接続
HDMIの有線接続はもちろんのこと、無線LAN・モバイルルータ・スマホからのテザリングなどでPC・MAC・iPhone・iPad・Android他各デバイスとのワイヤレスで接続できるので、会議やプレゼン等のビジネスユースから映画やハイエンドゲームを大画面で映し出す等のホームユースまで、アイディア次第で使い方は無限に広がります。
融通の利く投影距離の範囲
QUMI Q8では、映し出すことができるサイズを幅広く調整することが可能で、40インチから120インチまで、プロジェクターとスクリーンの距離を動かすことで調整が可能です。
投写距離に関しても132.8cm~398.5cmと幅広く調整することができるため、あらゆる環境下で使いやすいプロジェクターとなります。
スクリーンサイズ(16:9) | 投映距離(cm) | オフセット-A(cm) |
---|---|---|
40インチ(886×498mm) | 132.8 | 2.5 |
50インチ(1107×623mm) | 166.1 | 2.8 |
60インチ(1328×747mm) | 199.1 | 3.8 |
70インチ(1550×872mm) | 232.4 | 4.3 |
80インチ(1771×996mm) | 265.7 | 5.1 |
90インチ(1992×1121mm) | 298.7 | 5.6 |
100インチ(2214×1245mm) | 332.0 | 6.4 |
110インチ(2435×1370mm) | 365.3 | 6.9 |
120インチ(2657×1494mm) | 398.5 | 7.4 |
横方向の台形補正は珍しい
プロジェクターを使用する場面によって、必ずしも一直線でベストの場所に設置できるとは限りません。
そのような場合、投写された映像の歪みを調整する「台形補正機能」が存在しますが、QUMI Q8では縦方向、横方向の両方に対応します。
縦方向の手動での台形補正は、既にモバイルプロジェクターとして一般的になってきましたが、QUMI Q8は縦方向に傾斜投影した画像を自動的に補正する機能がついているので煩わしい調整が不要です。
横方向の台形補正は手動となりますが、モバイルプロジェクターとしては珍しく、QUMI Q8だからこその機能となります。
このタテヨコ台形補正機能により、プロジェクターをスクリーンに対して真正面に設置できない場面でも、画面を乱すことなく使用することができます。
アイデア次第で広がるQUMI Q8の使い道
モバイルプロジェクターとしてビジネスシーンで活躍することは間違いありませんが、QUMI Q8は使い方によって活躍するシーンの幅が広がります。
シーリングライト部分を利用した活用術
例えば、自宅の天井のシーリングライト部分にレールを設置し、そのレールに吊るす形で自宅の壁紙の様々なコンテンツを投映することも活用方法の一つです。
プロジェクターは今やビジネスシーンだけでなく、エンターテインメント機器として注目されている存在なのです。
写真のようにシーリングライトにレールを取り付けるなど、設置のための作業は初期の段階で発生しますが、一度設置してしまうことであとは置いたままを維持することができます。
また、レールには複数のフィクサーを取り付けることが可能であるため、QUMI Q8以外にシーリングライトや他の機器も並べて設置することができます。
ライバル製品と比較して分かるQUMI Q8の実力
ここからはQUMI Q8が、他のメーカーのモバイルプロジェクターと比較してどれほど優れているのかというのは気になるところだと思います。
Vivitek QUMIシリーズの対抗馬としてLGエレクトロニクスやASUS、OPTOMAなどの製品が挙げられます。
基本性能から大きく差を付けている
QUMI Q8は、同クラスのモバイルプロジェクターの中でも基本性能から圧倒的な差を付けています。
先ほどの性能面でもたっぷりご紹介してきましたが、明るさで1000ルーメンを実現しているのはQUMI Q8とLGエレクトロニクスのMinibeam UST PF1000UGのみと言えるでしょう。
解像度においても両者でFullHD 1080pを実現しており、この2モデルが突出しているといえます。Minibeam UST PF1000UGは強力なライバルと言えますが、どちらもクラス中では圧倒的高性能モバイルプロジェクターといえます。
価格面でも優れている
先ほどのMinibeam UST PF1000UGも同等の性能を保有しているとご紹介しましたが、QUMI Q8は、Minibeam UST PF1000UGと同様に高い性能を実現しながら低価格を実現しているところも大きなメリットです。
実際にMinibeam UST PF1000UGは参考価格が13万円台前半であることに対して、QUMI Q8では11万円台前半と2万円以上も差がついていることが分かります。
表で比較
モデル名 | Vivitek QUMI Q8 | LG Minibeam UST PF1000UG | ASUS P3B | OPTOMA ML750STS1 |
---|---|---|---|---|
発売時期 | 2019年4月12日 | 2016年5月27日 | 2015年11月20日 | 2016年8月30日 |
参考価格 | 11万円台前半 | 13万円台前半 | 10万円程度 | 8万円程度 |
投写方式 | DLPタイプ | – | DLPタイプ | |
光源 | LED光源 | |||
明るさ | 1000ルーメン | 1000ルーメン | 800ルーメン | 700ルーメン |
アスペクト比 | 16:9 | 16:10 | ||
解像度 | 1920×1080(FullHD) | 1920×1080(FullHD) | 1280×800 | 1280×800 |
投写距離 | 132.8~398.5cm | 10~38cm | 43~344cm | 86~172cm |
ワイヤレス通信 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
入出力端子 | HDMI | |||
サイズ | 190×114×43(mm) | 131.4×128.8×309(mm) | 153.5×43×131.2(mm) | 113×58×122(mm) |
重さ | 621g | 1900g | 750g | 450g |
コストパフォーマンスを考えても最良モデル
これまでVivitek QUMI Q8をレビューしてきましたが、基本性能、拡張性、携帯性、価格面の全て優れたモバイルプロジェクターであることがお分かりいただけましたでしょうか。
近年では格安で購入することができる中国メーカーのモバイルプロジェクターが急増してきましたが、安さだけがメリットであって、プロジェクターとしての本質は追求できていないモデルが大半です。
それらと比較するとQUMI Q8は、価格こそ高いものの、プロジェクターとして満足できる性能、持ち運びに苦労することない携帯性、ビジネスシーンでも実用的に使用できる信頼性のすべてにおいておすすめできるモバイルプロジェクターです。
通販などで安さへの誘惑に負けてしまうそうなあなたにも少し止まって考え直してほしい。そんな製品こそVivitek QUMI Q8なのです。
Vivitek QUMI Q8製品仕様表
モデル名 | Vivitek QUMI Q8 |
---|---|
明るさ | 1000ルーメン |
ネイティブ解像度 | FullHD1080p(1920×1080) |
光源寿命と光源タイプ | 30,000時間/LED |
画像サイズ | 40インチ~120インチ |
投写距離 | 132.8cm~398.5cm |
アスペクト比 | 16:9(ネイティブ) |
キーストーン | 垂直±30°/ 水平±10° |
ワイヤレス | Wi-Fi機能内蔵 |
サイズ | 190 x 114 x 43mm |
重さ | 約621g(ACアダプターを除く) |
モバイルプロジェクターはレンタルもできる
今回ご紹介してきたQUMI Q8は、まずはレンタルで実力をお試しすることも可能です。
家電レンタル「Rentio」では、今回ご紹介してきたVivitek QUMI Q8をはじめ、代表的なモバイルプロジェクターを様々なラインナップから選んで気軽にレンタルすることができます。
プロジェクター購入の検討としてはもちろん、一回限りで必要になった場面でも使用することができるおすすめのサービスです。
ぜひRentioでモバイルプロジェクターVivitek QUMI Q8をレンタルして、完成度の高い実力を体感してみてください。
[レンタル] Vivitek QUMI Q8 モバイルプロジェクター – Rentio[レンティオ]
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(※提供/加賀マイクロソリューション株式会社)