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リコーGRシリーズ開発者が語る特別インタビュー。「GRは入口は広く、奥が深いカメラなのです」

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リコーGRシリーズ開発者が語る特別インタビュー。「GRは入口は広く、奥が深いカメラなのです」

デジタル一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラ、防水カメラ、360度カメラなど様々なジャンルに渡ってカメラ製品の開発を行う「リコー」とその販売を担う「リコーイメージング」。

これまでRentio PRESSにおいてもリコーが開発する製品の商品レビューなどを行ってきましたが、今回リコーにおける大人気製品「RICOH GR III」の開発秘話や製品開発にかけた想い、リコーが開発するカメラの魅力を商品企画部の荒井孝さんと広報の川内拓さんにお話を伺いました。

メーカーが考える人気GRシリーズの方向性や将来性、2019年に100周年を迎えたPENTAXブランドについてもお話を伺っています。

リコーのカメラ事業についての紹介

リコー カメララインナップ

注目のコンデジGR IIIについてお伺いする前に、まずはリコーのカメラ事業全体についてご紹介します。

リコーイメージングは、リコーがHOYAのペンタックスカメラ事業を吸収合併して設立された会社で、「RICOH」「PENTAX」2つのブランドでカメラ・レンズなどの光学機器を販売しています。

リコーの歴史は1936年創業の理研感光紙株式会社から始まりました。当初カメラは代理店販売のみを行っており、開発を始めたのは戦後になります。

日本で初めてベルトコンベア方式でカメラを製造し、それまで家を買うのと同じくらい高価だったカメラを破格の値段で販売したことで、誰しもが楽しめる趣味としてカメラを広めるきっかけを作りました。

一方のペンタックスは、前身である旭光学工業が1919年に創業し、2019年には100周年を迎えました。

1952年に日本初の35mm一眼レフカメラを開発して以来、シェア4割という驚異的な人気を誇ったアサヒペンタックスSPや世界初のオートフォーカス一眼レフカメラなど数々の注目商品を開発し、現在も一眼レフのパイオニアとして最前線を走り続けています。

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リコーカメラのラインナップ

リコーのコンシューマー向けカメラは、4つのブランドが展開されています。各カメラブランドは、それぞれが独自の路線で特徴を際立たせたラインナップになっています。

一眼レフブランド「PENTAX」

40年以上続くKマウント中判カメラが強みで、長年PENTAXを愛用する根強いファンを獲得しています。100周年のアニバーサリーイヤーとなる2019年には全国でファンイベントを開催し、開発中のAPS-Cフラッグシップモデルをお披露目しました。

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防水カメラブランド「RICOH WG」

海でも山でもどんな場所でも使えるように、本格防水・耐衝撃・防塵・耐寒といったタフ性能を備えたカメラです。WGシリーズはリングライトとマクロ撮影が特徴的で、スマホ全盛の今なお需要が途絶えず人気を集めています。

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360度カメラブランド「RICOH THETA」

2つのレンズで360度全方向を撮影できる新しいジャンルのカメラです。撮る側の意思が明確に写真に表れる従来のカメラと違って、見る側がどこに主題を置くか決められるので、まったく違った楽しみ方をできるのがTHETAの特徴となります。

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ハイエンドコンパクトカメラブランド「RICOH GR」

GRシリーズ初代であるGR1は1996年に発売されたフィルムカメラ。その後デジタル化、さらにAPS-Cサイズセンサー搭載と変化を遂げ最新のGR IIIへと20年以上も愛され続けているロングセラーシリーズです。

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人気コンデジシリーズ「GR」について

RICOH カメラメーカー 特別インタビュー

─ コンデジシリーズ「GR」の開発コンセプトについてお聞かせください

荒井 : 20数年前に発売されたフィルムカメラ時代の初代GRから一貫して画質と即写性、携帯性の3つをずっと追求しています。そのコンセプトは一切変わっていません。

最新モデル「GR III」では、そのコンセプトを基に現代的なカメラへと仕立てるために手ブレ補正機構や、タッチ操作を可能とする液晶画面など、今のカメラにおいて必要だと思われる機能を搭載しています。

一方で搭載した機能もあれば、GR IIからGR IIIへとモデルチェンジする際に、取り外した機能も存在します。具体的には「オート撮影モード」や「内蔵フラッシュ」などです。

GRを実際に使用されているユーザーさんは写真趣味度が高く、必ずしも多機能であることを強く求められているわけではありませんでしたので、それらの機能はあえて削減し、よりスナップシューティングに最適なカメラへと仕上げる方向性へと舵を切ることにしました。

─ ⼀貫して35ミリ判換算28mmへのこだわりを見せているように感じますが、これはシリーズにおける決まりなのでしょうか

RICOH GR III in Tokyo

RICOH GR III in Tokyo

荒井 : 厳密にお話しするとフィルムカメラ時代のGRシリーズでは焦点距離21mmのGR 21や、ユニット交換式カメラであるGXRでは50mm相当のカメラも開発していましたので、28mmでなければGRレンズではないということは決してないと考えています。

ただ、今のところGRシリーズにおいてデジタル化されてからは、全てのモデルで35ミリ判換算28mm相当の焦点距離を採用しています。

28mm画角というのは、フレーミングに気を使わないと余計なものが入り込んでいたり、被写体に近づいて撮影しないと小さくなりすぎてしまうなど、画面の四隅まで見て構図を考えることができる冷静さや、フットワークの軽さが求められる焦点距離かと思います。

はじめての方にはとっつきにくいかもしれませんが、構図を決める奥深さを体感するには最適な焦点距離だと考えています。

また、GRシリーズのコンセプトムービーにて「ディレクターの眼」と紹介しています。

背景の処理や光の廻り方など含めて、場面全体を俯瞰視している映画監督のような目線での撮影を楽しむ面白さを実現しているのが35ミリ判換算28mmだと考えており、こちらの焦点距離を採用しています。

ただ、28mmでなければいけないという定義がある訳ではありません。

─ どちらかというとGRシリーズは、カメラ初心者というよりも今までカメラを長く使ってきた人向けなのでしょうか

荒井 : ワイドアングルを採用していることでかつてはそのようなお話はよく頂きましたが、最近のスマートフォンのカメラが広角レンズよりになってきているせいか、そのようなお話を頂く機会も減ったように感じています。

しかし、望遠撮影と比較して、広角での撮影は写り込む情報量が多いことから「撮影の技量」に違いが出やすいです。そういった意味でもGRシリーズは「考えて撮りたい人」により適したカメラだと考えています。

最新モデル「GR III」について

RICOH GR III

─ 最新モデル「GR III」の開発にかけた想いをお聞かせください

荒井 : これまでGR DIGITALからGR IIまでのモデルに関しては、大体約2年間隔で新モデルを発売していました。しかし、今回に関しては前のモデルから4年空いています。

だからこそユーザーの皆さんにはガッカリさせないような製品開発を心がけました。

先ほどもご紹介した通り、GRシリーズでは、高画質、即写性、携帯性を重視しています。

その中でも携帯性に関しては、APS-Cセンサーを搭載したGRを開発した際に少し大きくなったボディをGR DIGITAL時代のサイズに戻したかったという強い想いがありました。

RICOH GR III 開発

株式会社リコー Smart Vision事業本部 カメラ事業部 商品企画部 荒井 孝さん

─ よく一眼のサブカメラとして使われる方もいらっしゃるみたいですね

荒井 : もちろんそのような方もいらっしゃいます。しかし、中にはその内GRしか使わなくなってしまったという方も(笑)

撮影目的で出かける時は一眼カメラに大三元レンズ(広角、標準、望遠の大口径レンズ)を装備してという人も、会社帰りに軽くスナップ撮影の目的でGRを常時鞄に入れておくこともできます。

─ ボディの小型化はユーザー側からの要望も多かったのですか?

RICOH GR III コンパクト

荒井 : ボディサイズをGR DIGITALシリーズ時代の大きさに戻したいというのは、どちらかというと私たち側の強い想いでした。

GR DIGITALからGRに遷移した際には、APS-Cセンサーを搭載してこのサイズであれば十分という声も大きかったように感じています。

しかし、我々としては携帯性は妥協したくなかった。小型化は、今回のGR IIIにおける一つの注力ポイントとして開発に取り組みました。

─ そして更に手ブレ補正も入れてしまったと(笑)

荒井 : はい(笑) 開発におけるそれぞれで妥協できないポイントが沢山ありました。手ブレ補正機構に関しては、PENTAXの一眼レフにおいて長年技術研究や開発が行われてきた部分で、その辺りのノウハウを良い形でRICOHブランドのカメラにも搭載することができました。

GR IIIの開発にかけた想いということでもう一点は、今はコンパクトカメラの存在意義自体が問われている時代だと思います。

ただ、このような環境において小型ながら10万円もするようなカメラを出すからには、GR IIIを持って外を歩いた時でしか撮ることのできない世界があるということを再認識して頂ければという想いがあります。

GRに限らずコンパクトカメラ全体を再び盛り上げることができればいいなと考えております。

RICOH カメラメーカー 特別インタビュー

リコーイメージング株式会社 マーケティングコミュニケーション部 広報宣伝グループ グループリーダー 川内 拓さん

川内 : おそらくGRを持ってシャッターを押すときと、スマホを持ってシャッターを押すときは、撮る側の方の感覚も違うと思います。今でこそ気軽に撮影してSNSなどに投稿することが主流になっていますが、やはりカメラを構えて撮影するという行為が、被写体に対して気持ちが入るというのをぜひ体感してほしいと考えています。

いきなり一眼レフのような大きなカメラを持つには抵抗があるけど本格的な撮影をしたいという方にはGRシリーズは最適なカメラなのではないかと考えています。

そして、GRの良いところは、コンセプトにもあったように即写性に優れているところも一つあります。例えば街中を歩いていて何かシャッターチャンスを見つけたとき、GRでは電源を押して撮影するまでに1秒もかからないのです。

更に、GRではピントを合わせる距離も指定(1m,1.5m,2.5m)して固定することができ、AFを動作させることなく、自分が撮りたいと思った気持ちと同時にシャッターを押すことができるほどのレスポンスを実現しました。それこそストリートスナップなどでは、GRの携帯性や即写性を最大限に発揮して、街中で気づかれることなくシャッターチャンスをものにすることができます。

また、グリップがあることでノーファインダー撮影をされる方もいます。この握り方なら大体この辺りが写るだろうというのを経験とともに身体が覚えてくるのです。

─ GR IIIが発売になって、具体的にどのような性能がユーザーから反響がありましたか?

荒井 : やはり画質の良さというのはユーザーからも好評なポイントです。一眼レフより良いという声をよく聞きますが、メカニズム的には一眼レフよりも良い画質になる構造を採用しています。

GR III専用のレンズに合わせて調整されたイメージセンサーを搭載していることから一眼レフのように色々な交換レンズを取り換えて撮影するよりも、しっかりチューンされた専用レンズの方が相性の面を見ても描写面で優れた能力を発揮します。

また、起動の速さというのもユーザーからの反響の多い性能で、その辺りはカタログスペックだけで判断することが難しい性能で、実際に使って初めて知る性能でもあることから発売後の反響が大きかったように感じています。

タッチ操作についても「結構使えるよね」という話もよく聞きます。「GRにおいてタッチパネルってどうなの?」という声もありました。私自身も開発が始まる前まではどこまでGRの操作性に寄与するか少し不安を感じていた人の一人だったのですが、今では撮影を行う上で欠かせない機能の一つだと感じています。

また、具体的な仕様や性能への反響に加えて、「こんなシーンはGRでなければ撮れなかった」という反響が一番多いように感じています。それは私たちメーカー側としても嬉しい限りです。

─ GR IIIを使用していると、モノトーンの種類も非常に多いように感じました

RICOH GR III in Tokyo

RICOH GR III in Tokyo

荒井 : 写真共有サイトなどを見てもGRを使うユーザーの方々のモノトーン撮影率が非常に高いこともあり、今回よりモノトーン撮影の選択肢を増やしました。

従来の「モノトーン」「ハイトーン白黒」に加えて「ソフトモノトーン」および「ハードモノトーン」を追加しました。

─ GR IIIはバッテリーの持ちがいまいちという口コミもありますが、その辺りについての考えをお伺いできますでしょうか

荒井 : カメラにもPCと同じように内部にプロセッサーが存在しますが、GR IIIでは高性能なものを搭載しています。その分、GR IIよりバッテリー消費量も増えています。

一方、GR IIIでは一般的なUSB Type-C端子を採用したことで、モバイルバッテリーなどを使用した充電がより実用的になっています。

RICOH カメラメーカー 特別インタビュー

─ 逆にまだ反響は少ないけど、メーカー側としていちおしの機能があれば教えてください

荒井 : オートフォーカスをキャンセルして置きピンで撮影することができる、スナップ機能はGRならではのおすすめ機能です。

また、イメージコントロールは、初心者から上級者まで幅広くおすすめします。先ほどご紹介したモノトーンなどの画像仕上げをカメラだけで実現できます。

GRシリーズの今後について

RICOH GR 今後

─ 今後もGRシリーズにける製品開発を続け、GR IVやGR Vへと続いていくのでしょうか?

荒井 : 今回のGR IIIに関して企画開発に相当な力を入れてきたので、しばらく新製品について発売することはないと考えています。そのような点では、すぐ旧製品になるような心配もないので、安心してGR IIIをこれからでも楽しんでいただけると幸いです。

また、GR IIIではファームウェアアップデートによる性能の向上も行っているので、今後もファームウェアによる進化も期待して頂ければと思います。

GRシリーズ自体は今後も開発していくことは間違いありません。ただ、どのようなモデルになるのかは今のところ不明で、名前を含めてじっくり計画していきたいと考えています。

─ 意識しているライバル的存在などはいますか?

荒井 : 過去のGRシリーズを超えることができなければ新製品を開発する意味はないと考えているので、過去のGRシリーズが最大のライバルと意識した製品開発を行っています。

他社製品に関しても研究はしているものの、このメーカーの製品がこの性能を搭載したからGRにも搭載しようという考えはなく、スナップカメラとして本当に必要かどうかを判断基準に開発を行っています。

─ 今後新たにGRシリーズを使ってほしいユーザーに向けて一言お願いします

荒井 : これまで色々と難しいお話もしてきましたが、シャッターを押せば綺麗に写るカメラですので、気軽な気持ちで使って頂ければ幸いです。

はじめてカメラを使う方にも優しく、カメラの趣味に没頭されている方、誰しもが楽しく使って頂くことができるカメラだと考えています。

入口は広く、奥は深いカメラとしてぜひ長く愛用して頂ければ幸いです。中には同じモデルを3台目という方もいらっしゃるほど、GRは長く愛用するカメラとしてもおすすめできます。

⼀眼レフカメラ「PENTAX」を含めて愛されるリコー製品

RICOH カメラ 歴史

─ コンデジのGRシリーズと一眼レフのPENTAXシリーズでは、どのような棲み分けとなっているのでしょうか?

川内 : GRとPENTAXはそれぞれに歴史があって、それぞれ長年のファンがついているブランドです。PENTAXのコンパクト版がGRでもなければ、GRのレンズ交換できる版がPENTAXでもないのです。私たちの都合で2つをリンクさせる必要はないし、それぞれの「ブランドらしさ」を大切にしていきたいと考えています。

GRとPENTAXはどちらも、写真を一生の趣味や自分を表現する手段として使いたい人に、写真の楽しみ方を提供できるカメラになっています。ただし、GRとPENTAXでは写真の楽しみ方のアプローチが異なっています。

PENTAXでは一眼レフの光学ファインダーを通して、肉眼と同じリアルな映像を見ながらシャッターを切って写真を撮る楽しみがあります。スマホやミラーレスのように変換されたモニター上の画像を見るのではなく、画像処理しない状態を見て、そこからどうやって味付けしようか自分で一生懸命考えながら撮れるのは一眼レフの楽しさです。自分が納得いく写真や自分にしか撮れない写真をじっくり撮りたい方には、一眼レフは非常にいい道具だと思います。

一方で、GRは機能面や使い方にあえて制限をして尖らせることで、写真の奥深さを感じていただけるカメラです。この制限は「できなくてやっている」というよりも「わかっていてやっている」部分が大きいので、そこを理解して頂ける方が熱狂的なファンになってくださっています。

─ たしかにGRは熱狂的なファンが多い印象がありますね

川内 : 実はGRとPENTAXのユーザーさんには共通点があって、ものすごく「熱い」ということです(笑) 本当にストイックにこだわって写真を楽しまれている方が多いと思います。

これからカメラを始める方も、ぜひしっかりとこだわって自分に合った道具を選んで欲しいと思います。カメラを購入する際、つい人気のものや無難なものを選びがちになってしまいます。みんなと同じ物を持っていれば安心するんですよね。

GRやPENTAXって少しとっつきにくい感じがするかもしれませんが、ぜひ食わず嫌いではなく一度使ってみてほしいと思います。そこにはすごいクラフトマンシップというか、作り手のこだわりが見え隠れするので、それを良いと感じて頂ける方にはきっと満足してもらえるはずです。

リコーのものづくりへの情熱はまさに「職人」

RICOH カメラ 開発

─ 今後のリコーのカメラ開発の方向性について教えてください

川内 : 我々としては、まず自分たちが得意な分野で、期待して頂いているファンの皆様に納得してもらえるものを作ることが大前提だと思っています。

やはり今までつくりあげてきたPENTAXらしさであったり、GRらしさを曲げずに大切にしていきたいです。そこを商売的な考えで曲げると絶対に良い結果にはならないはずなので、出すからにはファンの方に「らしいカメラですね」とか「どうしても我慢できずに買っちゃいました」と言って頂けるような商品を開発していきたいです。

その上で色んなことにも挑戦したいと思っていて、企画としては常に様々なことを検討しています。今後のカメラ開発も「どこかで見たもの」ではなく、写真好きな人が写真好きな人のために、こだわりを持って尖っているものをつくっていきたいと考えています。

これからも、リコーでは職人気質というかクラフトマンシップというか…そういった思いのこもったカメラを出していく予定なので、ぜひご期待ください。

一歩が踏み出せない方もレンタルで一度使ってみてほしい

RICOH GR III レンタル

─ RentioではGR IIIを始めとするリコーカメラのレンタルも行っていますが、メーカーさんとしてはレンタルをどう感じているのでしょうか?

荒井 : GR IIIは10万円以上するカメラなので、購入となると思い切った決断になりますよね。

購入してから「やっぱり自分の求めていたカメラはこれじゃない!」となってしまうのは、ユーザーさんも不幸だし、我々にとっても良いことではありません。気に入って、傷だらけになるまで長く愛用してもらうのが理想ですので。そういった面で、レンタルというステップで気軽にちょっと試せるのはすごくいいシステムだと思います。

川内 : 特にGRの場合、過去のGR を持っているユーザーさんが使っている機種を気に入りすぎて、なかなか新しい機種への買い替えに踏み切れない問題というのがありまして…(笑)

「新しいGR出たけど、フラッシュも無いんでしょ?」と言われることもあるんですけど、我々に話をしているようで、じつは自分で自分を抑えるために買わない理由を一生懸命考えている感じがするんですよね。大抵そういう方は実際買い替えてしまうと「やっぱり買って良かった…」となるのですが、踏み切れずに悩んでいる人も多いはずです。

過去のGRを使っている人も一度GR IIIを借りて使ってみて、「なるほどそういうことか」と納得して購入して頂くと、悩み続ける無駄な時間を過ごさなくて済むのでいいのではないでしょうか。

─ GRを知らない方々だけでなく、歴代のGRシリーズを保有している方にもレンタルで実際に体感してほしいということですね

荒井 : GR IIIの起動の速さや手ブレ補正の効果、タッチパネルの便利さなどは、使って実際に体感しないとなかなかわからないものです。ぜひトライしてみてほしいです。一度使ったら戻れなくなると思います。

これからカメラを探している方にはもちろんですが、昔からのGRシリーズを持っている方にも、ぜひ使って頂きたいです。

川内 : 実際に試すことでフィーリングがわかるって、すごく大きなメリットだと思います。

ショールームやカメラ屋さんの店頭でも触れはしますが、画は持って帰れないので本当の良さはわかりづらいですよね。やっぱりちゃんと自分の撮影フィールドに持って行ってある程度使いこなして、良さを実感してから購入してもらったほうが、納得できると思います。

せっかく買う前に試せる機会が身近にあるのでぜひ使って頂いて、今まで一歩を踏み出せなかった人はこれをきっかけにぜひこちらの世界に来てもらえればと思います。

リコー特別インタビューを終えて

RICOH カメラメーカー 特別インタビュー

Rentio PRESSとして2回目となったメーカー特別インタビュー企画。

リコー製品は、私自身もこれまでTHETAシリーズやGRシリーズを中心に製品レビューの執筆を担当しましたが、今回語って頂いたように、ユーザーが欲しがる細かい部分まで考えられた製品が多い印象です。

そして今回のメインテーマであった「GR III」は、今ストリートスナップ界で大きな注目を浴びている存在として、読者の皆様にもより大きな魅力を感じて頂けるインタビュー内容になったのではないかと考えています。

Rentio PRESSでは、今後もリコーの新製品などの製品レビューを展開していく予定なので、ぜひ今回のインタビュー記事と合わせて、実際にカメラ製品の魅力を体感してください。

Rentioでリコーのカメラをレンタル

カメラの購入は勇気がいるものです。

今回のインタビューでもあったように、高いカメラを購入する前にお試しすることができるカメラレンタルは、カメラ選びにおいて大きなメリットとなります。

今までは少し気になっていてもじっくり試す機会がなかった新製品でも、カメラレンタルサービスを使用することで短期間ながら存分に気になるカメラを試すことができます。

Rentioでは、今回ご紹介してきたリコーのカメラ製品を豊富に取り扱っているため、ぜひ気軽にレンタルしてカメラの実力を体感してみてください。

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(※取材協力/株式会社リコー)

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