シロカの電気圧力鍋SP-4D151 使用レビュー!使い方やデメリット、他機種との違いまで徹底 解説
更新日2022/12/21
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「ほったらかしで料理ができる」と最近話題の調理家電といえば電気圧力鍋。
子育て世帯やファミリー、共働き、一人暮らしまで、忙しい中でもパパっと美味しいご飯を作りたいユーザーに人気を集めています。
電気圧力鍋の中でも、コスパの高さで人気なのがsiroca(シロカ)の電気圧力鍋です。
機能や構造は比較的シンプルですが、そのぶん価格が抑えられているので、はじめての電気圧力鍋にもおすすめです。
今回は、そんなシロカの電気圧力鍋を実際に使って詳しくレビューしていきます。機種ごとの違いや実際に使って感じたデメリットについても解説していますので、購入検討の参考にしてみてください。
もくじ
siroca(シロカ)の電気圧力鍋 SP-4D151
siroca(シロカ)は、様々なキッチン家電や生活家電を製造する国内メーカーです。シンプルかつリーズナブルな商品を多く発売していることで、最近注目されています。
シロカの電気圧力鍋は、コンパクトなボディながら、圧力調理・無水調理・蒸し・炊飯・スロー調理など様々な調理方法に対応。機能は必要十分でリーズナブルな電気圧力鍋です。
SP-4D151は、シロカの電気圧力鍋シリーズの中でも大容量4L&高機能モデルです。
ボタン一つでほったらかし&時短の圧力調理
シロカの電気圧力鍋は、マイコン式なのでボタン一つで簡単に圧力調理ができます。
通常の圧力鍋だと「加熱→加圧→減圧」の3段階で火加減の調整が必要なのですが、シロカの電気圧力鍋ではすべて自動で火加減を調整してくれるので、材料を入れたらほったらかしでOK。時間のかかる本格的な煮込み料理も、時短で美味しく仕上げてくれます。
いくつかの代表的な料理はプリセットメニューで登録済み。1秒~60分まで時間を設定してマニュアル調理もできるので、好みのやわらかさに仕上げることができます。
1台6役で幅広い調理方法に対応
シロカの電気圧力鍋は、圧力調理以外にも、無水調理・蒸し調理・炊飯・スロー調理・温め直しに対応しています。
無水調理では水を使わず食材の水分だけで濃厚な味わいに。また、スロー調理では約85℃で沸騰させずにじっくりと加熱することができます。
作りたい料理や味によって、色々な調理方法が使える便利な調理家電です。
大容量4Lなのにコンパクト
シロカの電気圧力鍋 SP-4D151は、2~6人分に最適な容量4L。容量が大きめなので、ファミリーや作り置き派にもおすすめです。
容量4Lの割には、本体デザインはすっきりとしていてコンパクト。5号炊き炊飯器とほとんど同じ大きさなので、幅を取らずに置いておけます。
なお、よりコンパクトさを求める方には、1~2人用の2Lタイプもあります。
SP-4D151と他機種との違いを比較
シロカの電気圧力鍋は、SP-4D151以外にも4種類が販売中。
SP-4D151と他機種との主な違いをこちらの表にまとめました。
SP-4D151 | SP-4D131 | SP-D131 | SP-D121 | SP-A111 | |
---|---|---|---|---|---|
容量 | 4L | 4L | 2L | 2L | 2L |
プリセットメニュー | 10 | 8 | 8 | 5 | × |
最高圧力 | 90kPa | 90kPa | 70kPa | 70kPa | 70kPa |
マニュアル圧力時間 | 1秒~60分 | 1秒~60分 | 1秒~60分 | 1秒~60分 | 1分~60分 |
スロー調理 | ○ | × | ○ | × | × |
温め直し | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
Amazon税込価格 | 21,780円 | 15,432円 | 13,800円 | 10,978円 | 9,380円 |
(※2020/6/26時点の価格です)
まずは容量を決めて、それ以外のプリセットメニュー数やスロー調理機能の有無については、価格とのバランスで選ぶと良さそうです。
シロカの電気圧力鍋 SP-4D151 開封&外観レビュー
今回はシロカの電気圧力鍋の中でも大容量モデルの「SP-4D151」を2週間実際に使用してみました。
さっそく開封して、本体の外観を見ていきましょう。
本体正面
まずは本体を正面から見た様子です。
白一色の本体中央に、液晶ディスプレイとボタンが配置されています。
幅がスッキリしているので本体サイズはそこまで大きく感じません。
機能がシンプルなので、ボタンの数も少なく直感的に操作できます。
本体背面
こちらは本体背面。
上部のふたとの境目にある黒い丸ボタンがふたのロックピン、下部にある黒い四角が電源コードの差し込み口です。
ふたは、背面のロックピンを引っ張りながら回して開けます。
ここに電源コードを挿すと自動で電源ONになります。
本体天面
本体天面には、赤い圧力表示ピンと、圧力切替弁がついています。
圧力表示ピンは通常だと左のように下がった状態ですが、加圧中は右のように上がった状態になります。
圧力切替弁は、通常のあたためでは左のように「排気」の位置に、加圧調理時には右のように「密封」の位置に合わせて使用します。
ふたの開け方
ふたを開ける際は、まずは背面の黒いロックピンを引っ張って、ロックを解除します。
取っ手を持って、ふたを時計回りにまわすと開きます。
本体内部
内鍋はこびりつきにくいコーティングがされています。
炊飯器の内鍋に似ていますが、シロカ圧力鍋の内鍋は非常に軽い素材でできています。
付属品
本体・電源コード・計量カップ・蒸し台・予備の内ふた用パッキンが付属しています。
実際に使いながら電気圧力鍋の使い方を解説
今回シロカの電気圧力鍋を使って、豚のかたまり肉を圧力調理してみました。
実際の調理の手順に沿って使い方を解説していきます。
ふたを組み立てる
まず始めに、ふたを組み立てます。
内ふたの周りにパッキンを取り付け、内ふたつまみを2つの丸い穴に取り付けます。
この内ふたやパッキンを付け忘れたまま使用すると、故障の原因になるので気を付けましょう。
外ふたの2本の軸に内ふたつまみを合わせて、押し付けて合体させます。
内ふたには表裏があって間違えやすいのですが、表裏間違えて取り付けると、ふたがうまく閉まらないので要注意です。凸側がこちらを向くように取り付けましょう。
内ふたは下を向けた時に落ちなければ、少しゆるい状態でOKです。
材料を内鍋に入れ本体にセット
豚のかたまり肉・長ネギ・生姜と調味料を内鍋に入れて、本体にセットします。
今回は、アルミホイルで落し蓋をしました。
ふたを閉めて圧力切替弁を密封にする
カチッと鳴るまでふたを回してしっかりと閉め、ロックされていることを確認します。
圧力切替弁を「密封」の位置にセットします。
なお、圧力切替弁からは蒸気が出てくるので、火傷防止のため調理が始まったら減圧が終わるまで絶対に触らないようにしましょう。
調理前は赤い圧力表示ピンは下がった状態になっています。
ボタン操作で調理開始
「圧力調理」ボタンを押し、「メニュー/タイマー」上下で加圧時間を1秒~最大1時間まで設定。右下のスタートボタンを押したら、調理開始です!
なおプリセットメニューを作る場合は、「メニュー/タイマー」ボタン上下で選択→スタートボタンで調理開始になります。
「加熱→加圧→減圧」が終わるまで待つ
調理中は「加熱→加圧→減圧」の3段階で調理が進みます。加圧開始までに約3~20分かかり、加圧中はこのように圧力表示ピンが上がります。
加圧調理が終わったらブザーが鳴りますが、この時タイミングではまだふたを開けてはいけません。減圧が完了して、圧力表示ピンが下がるまで約5~50分待ちます。
圧力表示ピンが下がったらふたを開ける
圧力表示ピンが下がったことを確認して、ふたを開けます。
ふたはまるごと水洗いできるので、部品をすべて取り外して毎回洗剤で洗います。
盛り付けて完成!
完成した豚の煮込みがこちら!
お皿に盛り付けて完成です。
豚肉は箸で切れるほどしっかりやわらかく味が入っていて、美味しい…!普通の鍋で調理すると1時間以上はかかりそうな仕上がりです。
材料を入れて放置するだけでここまで本格的な料理ができるなんて、最新家電の力に感謝です。
シロカ電気圧力鍋のデメリットや注意点
実際にシロカの電気圧力鍋を使ってみると、はじめての圧力鍋だったこともあって「イメージと違う」と感じる部分や気になる部分もありました。
人によっては大きなデメリットに感じてしまうかもしれないので、購入してから後悔しないようにこちらのポイントは事前に確認しておきましょう。
加熱・減圧に意外と時間がかかる
これは通常の圧力鍋でも共通することなのですが、圧力調理には「加熱→加圧→減圧」の3段階の調理工程があります。
「加圧15分」と聞くとものすごく時短なイメージがありますが、じつは加熱時間や減圧時間を足すと意外と時間がかかります。
今回は加圧時間15分で設定しましたが、加熱に約10分・減圧に約20分必要でした。(※加熱・減圧の時間は、材料や調理内容によって異なります)
材料を切ってセットする工程まで合わせると、全部でだいたい50分くらい。思ったよりも時間がかかるなという印象でした。
たしかに時間のかかる煮込み料理は電気圧力鍋のほうが楽で時短になるのですが、そこまで煮込まない料理などは普通の鍋で作った方が早い気がするので、メニューによってうまく使い分けるのが良さそうです。
途中で味の調整ができない
こちらも圧力鍋に共通した特徴なのですが、圧力調理中はふたを開けられないので途中で味の調整ができません。
さらに、シロカの場合は煮詰め機能がなく、約85℃のスロー調理か約90℃のあたためなおしを使う必要があります。味が薄すぎた場合などに、後から煮詰めるのはなかなか大変そうです。
電気圧力鍋は、基本的に内部の水分が蒸発しづらい構造になっているので、最初から水分少なめ・味濃いめで作るのがおすすめ。まずは公式レシピ通りに作ってみて、徐々に自分好みの味付けに調整していくのも良さそうです。
洗い物が多い&食洗機NG
シロカの電気圧力鍋は、ふたを取り外してまるごと洗えて衛生的ということが特徴。その反面、大きなふたを毎回洗うのが面倒に感じることもあります。
内鍋・外ふた・内ふた・パッキン・内ふたつまみ×2・圧力切替弁と、すべて取り外すと洗い物がかなり多くなってしまいます。
また、説明書には部品はすべて食洗機NGと記載があるので、手洗いが苦手な方には少し負担になってしまうかもしれません。
毎回のお手入れを怠るとニオイ移りや故障の原因になってしまうので、少し面倒でもお手入れの手間は惜しまないほうが良いでしょう。
パッキンにニオイがつきやすい
どんなに丁寧にお手入れをしていても、使っているうちにどうしてもパッキンにニオイがついてしまいます。
調理後はすぐに取り外してパッキンを洗うようにして、ニオイが気になるときは重曹とお酢を溶かしたお湯で煮沸してお手入れすると良いそうです。
また、予備パッキンが1つ付属しているので、ニオイ移りが気になる料理のときは予備パッキンに取り替える方もいるようです。
あえてゆるい設計になっている部品もある
シロカの電気圧力鍋は、圧力が高くなったときに密着し圧力が下がったときにゆるくなるように、あえてグラグラ動く設計になっている部品もあります。
カチッと音がしてハマるような感覚がないため、「本当にこれで大丈夫かな…?」と不安になってしまいます。
使っているうちに慣れてくるのですが、とくに内ふたと圧力切替弁はゆるめの設計になっていることは覚えておくといいでしょう。
炊飯以外の予約調理ができない
シロカの電気圧力鍋では、炊飯のみ開始時間のタイマー予約が可能。最大12時間後まで設定でき、調理後も12時間自動保温してくれます。
炊飯以外の調理方法では予約ができないので、朝セットしておいて夜帰宅したらご飯ができている…といった使い方は難しそうです。
どうしても予約調理のような使い方がしたい場合は、スロー調理を使えば最大12時間85℃加熱→6時間自動保温できるので、似たような使い方も可能です。
使ってわかったシロカ電気圧力鍋の魅力
シロカの電気圧力鍋には気になる点もあるものの、その便利さやコスパの良さはデメリットを上回るほど魅力的です。
実際に使って感じたシロカ電気圧力鍋の魅力がこちらです。
火を使わずほったらかしで完成は嬉しい
電気圧力鍋は、普通の圧力鍋と違って火加減の調整が不要。調理中はずっとほったらかしにしておくことができます。
火の心配がいらないので、調理中にお風呂に入ったり買い物に出かけたりすることもできます。目が離せない小さなお子さんがいるご家庭にも便利ですね。
普段なかなか作れない時間がかかるかたまり肉や煮込み料理も、電気圧力鍋があれば簡単&時短。
作れる料理のレパートリーが広がると、毎日のお料理が少し楽しくなりますよね。
蒸気がほとんど出ないので静かで怖くない
圧力鍋を使ってみたいと思っている方の中には、加熱や減圧の際に大きな音でシューシュー蒸気を噴き出すのが怖いというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
シロカの電気圧力鍋は加熱中も減圧中もほとんど蒸気が出ないので、圧力鍋に苦手意識をもつ初心者さんでも安心です。
もちろん電気圧力鍋も調理中に圧力をかけるという構造自体は同じなので、安全に使うためには使用方法を守ることが重要です。
慣れれば使い方も簡単
最初はふたの開閉や使い方が難しそうに見えた電気圧力鍋ですが、慣れてしまえばさほど手間には感じませんでした。
慣れるまでは使い方を間違えないように説明書を見ながら慎重に使っていましたが、2~3回使えばとくに手順に迷うことはありませんでした。
シンプルな構造で簡単・安全に圧力調理ができるので、機械が苦手な方も使いやすいと思います。
容量の割に本体がコンパクト
シロカの電気圧力鍋は、容量の割にサイズがコンパクトなので置き場所にも困りません。見た目もシンプルで、キッチンになじむデザインです。
我が家では食器棚のスライドテーブルに置いて使っていましたが、小型なので色々な場所に置くことができそうです。
火気・可燃物・水の近くを避けて蒸気がこもらない場所で電源コードが届く範囲ならどこでも設置できるので、カウンターキッチンの上などにそのまま置いておいても良いですね。
価格の安さは最高に魅力的
4Lの大容量で2万円前後というコスパの良さは、シロカ電気圧力鍋の最大の魅力といっても過言ではないでしょう。
気軽に圧力調理を試せるので、初めての一台にも最適です。
高級モデルと機能を比較すると見劣りする部分はありますが、この価格を考えれば十分すぎるほどだと思いました。
高コスパな「siroca(シロカ) SP-4D151」は電気圧力鍋デビューにおすすめ
シロカの電気圧力鍋にはデメリットもあるものの、その便利さやコスパの良さは魅力的。気軽に圧力調理を試せるので、電気圧力鍋デビューにおすすめの一台です。
メリット・デメリット両面に納得した上で、購入を検討してみてくださいね。
使い方やデメリットが気になって購入を迷っている…という方は、家電レンタルで試してみるのもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、シロカの電気圧力鍋など生活家電各種をレンタルしてお家でお試しできます。レンタルした商品は気に入ったらそのまま買い取ることも可能です。
電気圧力鍋以外にも、ロボット掃除機や食器洗い乾燥機などの時短家電もレンタルできますので、気になる家電を一度体験してみてはいかがでしょうか。
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