シロカのホームベーカリーSB-1D151 レビュー!健康メニューも作れる小型&高コスパな一台
更新日2022/10/27
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高コスパ家電で有名なsiroca(シロカ)から2020年9月に発売された最新のホームベーカリーが「おうちベーカリー SB-1D151」です。
シロカの「おうちベーカリー SB-1D151」は、健康志向のヘルシーメニューを多数搭載・置きやすいコンパクト1斤サイズ・約1万円のお手頃価格という3つの特長をもつホームベーカリー。
初めてのホームベーカリーで気軽に使いたい方から、ホームベーカリーを使いこなして色々な料理を作りたい上級者さんまで、幅広くおすすめできる1台です。
今回は、「おうちベーカリー SB-1D151」を実際に使ってレビューしました。気になる使い勝手や稼働音についても詳しく解説します。ホームベーカリー購入前の参考にしてみてください。
もくじ
シロカ「おうちベーカリーSB-1D151」の特長
シンプルかつリーズナブルなキッチン家電を多く取り扱う国内家電メーカーシロカの最新ホームベーカリー「おうちベーカリーSB-1D151」。
ボタン一つで自動で多彩なパンを焼けて、予約タイマーや三段階の焼き色調節までできる簡単操作のホームベーカリーです。
さらにSB-1D151で特徴的なのは、「糖質オフパン」や「米糀甘酒」といった健康志向の自動メニュー。コンパクトな1斤タイプで場所を取らずに置けて、価格が約1万1000円とリーズナブルなのも嬉しいポイントですね。
健康志向メニューを含む20種類の自動メニュー
おうちベーカリーSB-1D151の最大の特徴が、健康志向のヘルシーメニュー。
基本の食パンだけでなく「糖質オフパン」や「全粒粉パン」といったヘルシーパン、発酵のプロ・マルコメ監修の「さらさら甘酒」「つぶつぶ甘酒」などの健康を意識した本格発酵メニューを搭載しています。
自動メニューはこちらの20種類。細かい設定を考えなくても、ボタン一つで簡単に作ることができます。
コンパクトな1斤タイプ
ホームベーカリーは場所を取るイメージがあると思いますが、「おうちベーカリーSB-1D151」は1斤サイズのコンパクトボディ。
本体サイズは幅23.2×高さ25.3×奥行29.5cmで、重量は約3.6kg。
5合炊き炊飯器に近い大きさなので、狭いキッチンでもスペースを取らずに設置できます。
リーズナブルな価格
「おうちベーカリーSB-1D151」でなんといっても嬉しいのが、10,980円という価格の安さ。
「本当に使いこなせるか不安…」「すぐに飽きちゃうかも」と感じている初心者さんでも気軽に試せます。
低価格なホームベーカリーですが品質や機能は十分。国内メーカー製というのも安心ですね。
シロカおうちベーカリー 外観レビュー
今回は、シロカ「おうちベーカリーSB-1D151」をレンタルして体験してみました。
さっそく中身を開けて使ってみましょう。
おうちベーカリーSB-1D151には、こちらの付属品が同梱されています。
- ホームベーカリー本体
- パンケース
- パン羽根
- 計量カップ
- 計量スプーン
- 羽根取り棒
- ヨーグルト専用容器
- オリジナルレシピ
- 取扱説明書
付属品以外に自分で用意しておくものとして、材料を計量するためのデジタルはかりや、パンを取り出すためのミトン、焼いたパンの粗熱をとるための網などが必要になります。
ホームベーカリー本体
おうちベーカリーSB-1D151本体は、スリムでスタイリッシュなデザインです。
5合炊き炊飯器と並べてみても、ほぼ同じくらいのスペースで置くことができます。
操作パネルは6つのボタンと液晶のみとシンプル。説明書なしでも直感的に操作できました。
内部には、中央にパンケースの取り付け部と、その周りを囲むようにヒーターがあります。
パンを焼いたあとは内部は非常に高温になるので、火傷しないよう注意しましょう。
パンケース
本体に取り付けるパンケースの内部には、こびりつきにくい表面加工がしてあります。
真ん中の羽根取り付け軸にパン羽根を取り付けてから、材料を入れて使います。
パンケースは少し斜めに入れて、時計回りに回転させてしっかり取り付けます。
おうちベーカリー SB-1D151 で実際に作った料理
ここからは、おうちベーカリーSB-1D151を使って実際に調理していきます。
基本の食パンからアレンジメニューまで試して、使い勝手や出来上がりの味を検証しましょう。
基本の食パン
まずは基本の食パンを作ってみます。
説明書の通りに材料を入れたら、本体にセット。フタをして「メニュー1(食パン)・焼き色ふつう」に設定し、スイッチオン!
たったこれだけで本当にパンが焼けるなんて…とやや半信半疑な私。
自動で生地のこねが始まりました。本体天面の窓からこねる様子が見えるので、楽しくてずっと見守ってしまいます。
部屋中がパンの焼けるいい匂いで満たされて、だんだんと良い焼き色がついてきました。
約4時間後…待ちに待った完成です!
焼き上がった食パンがこちら。
全面に焼き色がしっかりついて、高さも約12㎝と理想的。
外はサクサク、中はふわふわに焼き上がりました。
ちょっとだけ味見…と思っていたのに、ついついおかわりしてしまうほどの美味しさでした。
米糀甘酒
続いて、お味噌のマルコメさんが監修したという米糀甘酒づくりに挑戦。
こちらの乾燥タイプの米糀を使います。私は人生で初めて米糀というものを買いました…!
米糀での甘酒づくりは消毒と温度管理が重要。まずは調理器具を熱湯消毒してからスタートです。
お湯の温度を測りながらお米と米糀を混ぜて、ホームベーカリーにセット。「メニュー18(さらさら甘酒)」で約6時間。2分後にブザーが鳴るので米粒落としをします。
調理過程で失敗して糀菌が死滅してしまうと甘酒がうまくできないそうなので、ドキドキです。
フタを開けると…無事成功!
さらさら甘酒モードですが、トロっとして粒感の残った甘酒になっていました。
温かいうちに一口飲むと、ホッとする味が広がります。
ヨーグルトとレモン汁を混ぜて氷を入れて飲むと、ラッシーのようなさわやかドリンクに。こちらは夏にぴったりです。
初心者にはハードルが高そうで敬遠していた発酵料理ですが、意外と手軽にできて世界が広がりました。
豆もち
ホームベーカリーで作れる「パン以外のメニュー」の代表といえば、おもちではないでしょうか。
今回は個人的に大好きな豆もちを作ってみます。
お餅の作り方はとっても簡単。といで水を切ったもち米と水をパンケースに入れてセットして「メニュー15(もちつき)」に設定するだけ。
豆もちの場合は、完成の10分前に炒った黒豆と塩を投入します。もちつきコースではブザーでのお知らせはしてくれないので、忘れずに時間を見ておく必要があります。
約1時間15分で完成した豆もちが、こちら!
やわらかすぎずかたすぎない最高のもちもち感にプラスして黒豆の食感と塩気がいいアクセントに。これは止まらない…!
全部食べたい衝動を抑えつつ、片栗粉をまぶしてラップで包んで冷蔵庫へ。危険な食べ物を錬成してしまいました。
パウンドケーキ
続いて、ケーキを作ってみます。
材料を入れたら「メニュー16(ケーキ)」に設定。15分後のブザーで粉落とし・30分後のブザーで具材を投入します。
約2時間13分でオリジナルの黒ごまくるみココアパウンドケーキが完成です!
とにかく家にある材料を放り込んでみたのですが、素朴な甘さでくせになる美味しさでした。
本格的なオーブンが無いお家でも、好きな材料を詰め込んだパウンドケーキが簡単に手作りできるので楽しいですね。
パスタ
おうちベーカリーではパスタ生地も作れちゃいます。
材料を入れたら「メニュー10(こねる)」で約20分。
丸めて少し冷蔵庫で休ませたら、4分割して伸ばして切ります。
パスタ生地をゆでたらお好みのソースと絡めて完成です。
美味しそう!!!
…に見えるかもしれませんが、じつはこれ失敗作です(笑)
1枚目のクリームパスタは太すぎてほぼすいとん状態。2枚目のミートソースパスタは逆に生地が薄すぎてペラッペラ。
ホームベーカリーがやってくれるのは生地づくりまでなので、そのあとの工程は料理人の腕次第。憧れのもちもち生パスタへの道のりはなかなか険しいことがわかりました。
ナン
続いて、インターネットでレシピを調べたアレンジメニュー「ナン」を作ってみます。
強力粉・ヨーグルト・はちみつなどの材料を入れたら、「メニュー14(ピザ生地)」で約1時間半。
完成した生地を伸ばして、お好みで中にチーズを仕込みます。
フライパンで両面焼き色がつくまで中火で焼いて完成です。
カレーと一緒に食べると完全にインド料理屋…!ナンだけで食べてもほんのり甘くておいしい!
お店だと量が多すぎてなかなか手が出せないチーズナンも、自分で作ればちょうどいい量が食べられます。
付属のレシピ集にない料理でもインターネットで調べれば色々なアレンジレシピが見つかるので、さらにおうちベーカリーの世界が広がりそうですね。
使って実感したシロカおうちベーカリーの魅力
「おうちベーカリーSB-1D151」を実際に使ってみて、初心者でも簡単に使えるシンプルな作りの割に手作りパンや発酵など作れるメニューが豊富なので、長く楽しめるキッチン家電だと感じました。
そんな「おうちベーカリーSB-1D151」について、自宅で毎日使って実感した魅力をご紹介します。
放っておくだけで焼きたてパンができる感動
パン作り初心者の私にとって、細かい設定なしでとにかく材料を放り込んだらパンが焼ける手軽さは非常に大きな魅力でした。
こねたり発酵させたり焼いたりと工程の多いパン作りが、すべて機械任せでOKというのはうれしいですよね。材料を変えるだけで、色々な味や具材のパンにも気軽に挑戦できます。
そして、焼き立てのふわふわパンはやっぱり美味しい!朝から焼き立てパンを食べられるなんて、最高の贅沢ですね。
原材料が自分で選べるので安心
さらに、ホームベーカリーで焼くパンの魅力といえば、自分で原材料を選べるところだと思います。
市販の食パンに入っているような保存料などの添加物は入っていませんし、アレルギーがある方はアレルゲンとなる食材を除くこともできます。
家で焼いたパンは美味しいだけでなく安心感も抜群なので、原材料にこだわりたい方やお子様のいるご家庭にもおすすめです。
パン以外のレシピも豊富
パンだけではなく、うどんやパスタ、お餅、ケーキなど、作れるメニューの種類が多いのも魅力的でした。
自動メニューは20種類と少なめですが付属のオリジナルレシピブックには103ものメニューが載っているので、「今日はどれを作ろうかな♪」と毎日メニュー選びでわくわくしていました。
メニューによっては途中で具材を入れたり生地を切ったりという手順はありますが、基本的には材料を入れて放置でいいのでとても手軽。
イチオシの米糀を使ったメニューは少し時間と手間がかかるのですが、一度作れば数日分くらいの量ができて、“ていねいな暮らし”を感じられるので、たまに作るのはいいなと感じました。
使い方がシンプルで簡単
「おうちベーカリーSB-1D151」は色々な機能が付いていないぶん、使い方がわかりやすく簡単です。
実際に使っていても、ボタン操作で悩むことはほとんどありませんでした。
強いていえば、途中で具材を入れるタイミングで鳴るブザー音と粉落としの際に鳴るブザー音の見分けがつかず、何を表しているのかがわからないことがあったくらいでしょうか。
難しい設定も無いので、機械が苦手な方でも十分に使いこなせると思います。
お手入れが簡単なので毎日でも使える
「おうちベーカリーSB-1D151」は操作もですが、お手入れも非常に簡単でした。
毎回洗うのは、パンケースとパン羽根のみ。両方ともこびりつきにくい表面加工がされているので、使用後しばらくお湯につけておけばスルンと汚れが落ちました。
せっかく買ったホームベーカリーもお手入れが面倒だとだんだん使うのが億劫になってしまうので、お手入れが楽なのはポイントが高いですね。
購入前に知っておきたいシロカおうちベーカリーの注意点
実際使ってみるとかなり便利だったシロカ「おうちベーカリーSB-1D151」ですが、人によってはデメリットに感じてしまいそうな部分も見つかりました。
とくにホームベーカリー初心者の方はしっかり確認しておきたい「おうちベーカリーSB-1D151」の注意点について、ご紹介します。
こねの振動音はそれなりに大きい
ほぼすべてのメニューでおこなわれる工程が「こね」。
この「こね」工程ではパン羽根を回転させて生地を混ぜ合わせるため、振動による音がどうしても出てしまいます。
振動音はホームベーカリーを置く場所にも左右されますが、我が家の使用環境ではだいたい50dB前後の音がしました。
うちの場合はキッチンと寝室が離れているので朝パンが焼けるように予約設定してもさほど気になりませんでしたが、ワンルームのお家などでは明け方に稼働音で目が覚めてしまうことも。音が伝わりやすい集合住宅などでも、夜のタイマー設定は避けたほうがいいかもしれません。
振動音が気になる方は、振動が伝わりにくい安定した場所に置く・防振マットなどを敷くなどするといいそうです。
パンが焼けるまでに意外と時間がかかる
ホームベーカリー初心者だったこともあり、最初に基本の食パンを焼いたときは「意外と時間かかるんだ!」と衝撃を受けました。
1~2時間程ですぐに焼けて味見ができるものと想像していましたが、基本の食パンにかかる時間は約4時間。…完全に見立てが甘かったです。
朝に焼けるように夜タイマー設定する方はそこまで気にならないと思いますが、なるべく早くパンを焼きたいという方は約2時間半でできる「早焼きパン」がおすすめです。
パンケースの外側は水濡れNG
パンケースの底面には、ホームベーカリー本体に取り付けるための駆動部分があります。
駆動部分は非常に重要な部品で、濡れたままにすると錆びて動きが悪くなってしまうので洗ってはいけません。
パンケースが丸洗いできないのは少し不便ですが、長く活躍してもらうためにも大事にしてあげましょう。
自動投入機能はついていない
高機能なホームベーカリーの中に搭載されていることの多い自動投入機能。イーストや具材を最適な時間に自動投入してくれる便利な機能ですが、「おうちベーカリーSB-1D151」には搭載されていません。
具材投入のタイミングはブザーでお知らせしてくれますが、自分で忘れずに具材を入れる必要があります。そこまで手間ではないのですが、入れ忘れが心配でソワソワしてしまうことはありました。
どうしても手動で入れるのが面倒くさい!という方は、自動投入機能つきのホームベーカリーのほうがいいかもしれませんね。
シロカ「おうちベーカリーSB-1D151」で毎日美味しい生活を
今回「おうちベーカリーSB-1D151」のある生活を体験してみて、憧れの“ていねいな暮らし”に一歩近づけた気がしました。
朝ちょっと早起きしてゆっくり焼き立てパンとコーヒーを楽しむ、少し手をかけて普段作らない料理を作ってみる、いつもよりも原材料にこだわってみる…ホームベーカリーがあることでそういった食事の楽しさを再発見することができます。
毎日の食事をちょっとグレードアップしたい方は、ぜひシロカの「おうちベーカリーSB-1D151」を導入してみてはいかがでしょうか?
購入前のお試しレンタルもおすすめ
便利なホームベーカリーですが、それなりに大きい家電なので購入して合わなかったら困ってしまいますよね。
容量や音、使い勝手などが気になって迷っている方は、ホームベーカリーをレンタルして購入前に試してみるのもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、シロカの「おうちベーカリーSB-1D151」をお試しで短期間レンタル可能。3カ月~の月額レンタルでじっくり試すこともできます。
気に入ったらそのまま購入もできるので、ホームベーカリーの購入を迷っている方はぜひこちらからお試しください。
[レンタル] siroca おうちベーカリー ホームベーカリー SB-1D151 [1.0斤] – Rentio[レンティオ]
[レンタル] ホームベーカリー 一覧 – Rentio[レンティオ]
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