シロカ「おりょうりケトル ちょいなべ」使用レビュー!一台二役で気軽に使える便利なヤツ
更新日2023/08/15
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電気ケトルと鍋が合体したちょっと珍しいキッチン家電が、siroca(シロカ)の「おりょうりケトル ちょいなべ」。
通常の電気ケトルのようにお湯を沸かしたり、少人数用の卓上鍋として使ったり、レトルトカレーを温めたり、スープや袋ラーメンを作ったり…とにかく色々な用途で気軽に使える便利なヤツなんです!
TVやインターネットの口コミでじわじわ話題を集めているこの「ちょいなべ」を、実際に使って詳しくレビューしました。
お手入れは簡単?ニオイうつりは大丈夫?など気になるところについても検証します。
もくじ
ケトルと鍋の一台二役「シロカ おりょうりケトル ちょいなべ」
シンプルでリーズナブルな家電を多数発売している国内メーカーsiroca(シロカ)。
シロカが開発した画期的な調理家電が「おりょうりケトル ちょいなべ」です。
電気ケトルの湯沸かし機能と卓上電気鍋の調理機能を併せ持つ、まさに一石二鳥な家電なんです。
温度調節できて色々な料理に使える
シロカのちょいなべは、レバー操作で40・60・80・100℃の4段階で温度調節が可能。
通常の100℃での煮込み料理以外にも、80℃で温泉卵、60℃で熱燗、40℃でチョコレートフォンデュなど、作る料理に合わせて最適な温度で調理ができます。
コーヒー、紅茶、煎茶など淹れる飲み物の種類に合わせてお湯の温度を変えたり、好みの温度で白湯を作ったりするのにも便利ですね。
丸ごと洗えて衛生的
ちょいなべは、お手入れもかんたん。鍋の底面に電源がないので、調理した鍋を丸洗いできるんです。
ポット自体を丸洗いできない普通の電気ケトルと比べても、手間なく衛生的に使い続けられます。
コンパクトな1Lサイズ
卓上や棚に出しっぱなしで置いておけるコンパクトでシンプルな本体デザインも特長です。
調理容量1Lはファミリーだとやや小さめですが、1~2人暮らしのお家にはぴったりのサイズ感。
サッと手に取って水を入れに行ったり、テーブルに移動させて調理したりと、毎日でも使いやすいデザインになっています。
実際にシロカのちょいなべを使ってみた
シロカの「おりょうりケトル ちょいなべ」を2週間レンタルして使うことができたので、さっそく実際に料理を作ってみたいと思います。
まずはお湯を沸かしてコーヒーを淹れる
まずはシンプルに100℃のお湯を沸かしてコーヒーを淹れてみました。
大きめのマグカップだったので400ml程度の水を沸かしましたが、だいたい5~6分くらいで沸騰しました。
注ぎ口から出るお湯の量も調整しやすく、ケトルとしては十分満足できる使い勝手でした。
ひとり昼食用の鍋焼きうどんもパパッと完成
続いては、冷凍うどんと具材と調味料を入れるだけのかんたん鍋焼きうどんを作ってみます。
材料をすべて鍋に入れたら、100℃に設定。ふきこぼれの恐れがあるので、料理の際はふたは開けっぱなしにしておきます。
鶏肉に十分火が通ったら完成!
なるべく手間をかけたくない一人分のお昼ごはんも、テーブルの上で放っておくだけでパパっと出来上がりました。
スープもサッと作れて器に盛るのも楽
夕食にもう一品足したい…という時にも、ちょいなべがあればスープやお味噌汁をサッと作れます。
水と調味料を入れて沸騰させたら、具材を入れて出来上がりです。
注ぎ口がついていてスープを直接器に注げるので、汁物作りにぴったりだと思いました。
袋ラーメンも火を使わずにできる
飲み会帰りや一人の夜食に強い味方となってくれるのが、インスタントラーメン。
ちょいなべなら、お湯を沸かしてラーメンを作って食べるところまで、卓上でほぼ手間なくできちゃいます。
出来たてのアツアツラーメンをちょいなべから直接食べるのも良いですね。(火傷には十分ご注意を!)
弱火で煮込むアヒージョも食卓でかんたんに調理
温度を低めに設定すれば、テーブル上でアヒージョもできました。
オリーブオイルとニンニク、鷹の爪、具材を入れて、60~80℃に設定してくつくつと煮込むだけでかんたん。見栄えもいいのでパーティーにもおすすめです。
ちょいなべでは油を使って100℃を超える高温での揚げ物などはできないのですが、90~100℃の低温で煮込むアヒージョ程度なら十分使うことができそうです。
キムチ鍋は最後までアツアツ
冬の定番といえば、キムチ鍋。
スープに具材を投入するだけでかんたんに夕食のメイン料理が出来上がります。
カセットコンロをわざわざ出さなくても、ちょいなべなら最後までアツアツで食べられて、〆の雑炊までテーブルで作れちゃいました。
「シロカ ちょいなべ」を使った感想と気になる注意点
今回「おりょうりケトル ちょいなべ」をレンタルで使ってみたのですが、即購入しそうになるくらい便利な調理家電でした。
人によっては気になるかもしれない部分もいくつかありましたが、個人的にはデメリットというほどではなく1~2人暮らしのお家には間違いなくおすすめできる一台だと思いました。
そんなちょいなべを実際に使ってわかった使用感や感想について、良い点悪い点両方を詳しくお伝えします。
○ 気軽さがちょうどいい
「ちょいなべ」という名の通り、なんにでも気軽に使えて毎日頻繁に活躍してくれました。
コードをつないで温度設定するだけという操作のシンプルさも良いですね。必要最小限の機能に絞り込まれているがゆえに、自分次第でいくらでも使い方の幅が広がります。
料理を作って余ったぶんは、フタをロックしてそのまま冷蔵庫に。食べるときは鍋をまた台に乗せて温めることができます。洗い物が少なく済むのも嬉しいですね。
疲れていて火を使う料理はちょっと面倒くさい…そんなときもちょいなべに材料を放り込むだけなら不思議とできてしまうので、お家に一台備えておくと安心です。
○ 1~2人暮らしにぴったりのサイズ感
夫婦2人暮らしの我が家。容量1Lは小さいのでは…というイメージを持っていましたが、実際に使ってみるとちょこっと使いにぴったりの本当に絶妙なサイズでした!
2人分のコーヒーやスープ、ちょうど食べきれるくらいの一食分のおかず、1人で食べるときの一品料理など、幅広く活躍してくれました。
キッチンカウンターに常時出しておけるくらいコンパクトで、シンプルなデザインで安っぽくないマットな素材感も良いですね。
○ お手入れが楽!フッ素コートで汚れが落ちやすい
料理は片づけまでが重要。
どんなに便利な家電でも、毎回のお手入れが面倒くさいと使わなくなってしまいますよね。
ちょいなべで個人的にポイントが高かったのが、お手入れのしやすさ。
丸洗いできることは当然として、表面がフッ素コーティングされていて汚れがスルンと落ちるのは高評価です。
欲を言えば、食洗機対応にしてもらえるとさらに良かったのですが…。残念ながら食洗機は使えませんが、手洗いでも十分洗いやすいので良しとします。
○ ニオイは意外と残らない
ちょいなべを使う前に一番気になっていたポイントが、「ニオイうつり問題」。料理を作ったあとの鍋でお湯を沸かしてニオイは残らないのか?とても心配でした。
実際にキムチ鍋やアヒージョなどニオイの強い料理で使って検証してみましたが、お手入れ後のニオイは意外にも気になりませんでした。
ものすごくニオイに敏感な方だと気になったり、長期間使っているうちにニオイがつきやすくなったりする可能性はありますが、今回比較的新しいものを使っているぶんにはほとんどニオイは感じませんでした。
○ 温度調節が便利
ちょいなべのセールスポイントの一つでもある40・60・80・100℃の4段階の温度調節機能。
私は100℃で調理をした後、食事中は80℃に下げて保温する使い方を多用していました。
もちろん40~80℃の低温のみを使った調理も可能です。シロカのHPには、温泉卵やチョコフォンデュなど低温モードを使ったレシピも多数掲載されているので、参考にしてみてください。
△ ローストビーフ・サラダチキンなど本格的な低温調理は難しい
ちょいなべでは40~80℃の低温調理が可能ですが、ローストビーフやサラダチキンなど生肉を使った本格的な低温調理はちょっと難しいかもしれません。
というのも、ちょいなべでは設定した温度からの誤差が出てしまうため、食中毒リスクを下げるためにシビアな温度管理が求められる生肉の低温調理には不向き。
さらに、保温できる時間も1時間までなので、厚めの生肉を調理するには加熱時間が足りなくなる可能性があるのです。
本格的な生肉の低温調理については、あまり期待しないほうがいいと思います。
※なお、低温調理の注意点についてはこちらのページに詳しく記載しています。
[最新] 低温調理器おすすめ11機種を一覧表で比較!安さと性能で選ぶ高コスパな一台の選び方
× 沸騰までの時間は思ったより早くない
沸騰までの時間については遅いというほどではないのですが、思ったよりは早くない印象でした。
実際に蓋をした状態で400mlの水を20℃から沸騰させてみたところ、5分42秒ほどかかりました。
湯沸かし専用の電気ケトルだと沸騰時間がもっと早いものもあるので、調理用途で使うことが無いなら専用品を選ぶほうがいいかもしれません。
× 洗ったあと溝に水がたまりやすい
汚れが落ちやすくお手入れもかんたんなちょいなべですが、鍋や蓋に溝が多く乾燥させづらいのは若干マイナスポイントに感じました。
鍋を洗ったあと立てかけておいても、裏面の溝に水がたまってしまい自然乾燥させることはできませんでした。
本体ヒーター部分を濡らすと故障の原因になってしまうため、毎回使う前に水をふき取る必要があるのは少し面倒でした。
× 熱くなるので直接口をつけて食器代わりにはできない
ちょいなべは、あくまで鍋です。調理後の鍋は熱くなるので触らないよう注意しましょう。
ちょいなべで調理したあとそのまま器として食事ができれば洗い物が一つで済んで最高なのに…と思っていましたが、それは難しそうです。
シロカのちょいなべで、毎日の自炊をちょっと楽に
電気ケトルとして、かんたん調理用の鍋として、毎日活躍してくれる「シロカ おりょうりケトル ちょいなべ」。自炊をちょっと楽にしてくれる便利な調理家電です。
電気ケトルの購入を考えている方は、用途が広がるちょいなべをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。一度使えばその万能さの虜になってしまうはずですよ。
ちょいなべの購入を迷っている方におすすめなのが、家電のレンタルサービスで試してみる方法です。
ネットで家電をレンタルできるRentio(レンティオ)では、ちょいなべをレンタル可能。
新品をレンタルして気に入ればそのまま買い取りできるプランもあるので、ぜひ一度気軽に試してみてください。
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