BRUNO コンパクト低温調理器 BOE099をレビュー!プロ並みの火入れができるってホント?!
公開日2023/07/14
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50~70℃のお湯で食材にじっくり熱を加えることで、タンパク質の変性をできるだけ抑え、しっとりやわらかい食感に仕上げるという「低温調理」。
適切な温度と時間の管理が要となる調理法ですが、それをすべてお任せでやってくれるのが「低温調理器」です。
今回ご紹介するのは、かわいくてリーズナブルなデザイン家電で知られるBRUNOのコンパクト低温調理器BOE099。
「低温調理器って何?」という人も、
「低温調理器、気になってた!」という人も、
是非チェックしてみてください!
もくじ
BRUNO コンパクト低温調理器 BOE099の特徴
まずはBRUNOコンパクト低温調理器の特徴を見ていきましょう。
扱いやすいコンパクトサイズ
大きさは長さ280×幅50×奥行90mmと、類似商品と比べてコンパクトなサイズ感。
大きいと使う鍋も深さが必要になったり、収納場所を選んだりしますが、BRUNOの低温調理器はクリップ部分を外せばラップケースくらいの大きさです。
スライド式クリップで小さい鍋にも対応
低温調理器はスティック型のものが一般的で、取り付ける鍋は寸胴の深型のものが多いです。
BRUNOコンパクト低温調理器はクリップがスライドして下部まで移動するので、深さ10cm以上、内径16cm以上あれば小さめの鍋にも固定できます。
たっぷり作りたいとき、ちょっとだけ作りたいとき、どちらにも使えて便利です。
タッチパネルで簡単操作
操作パネルはLEDで見やすく、タッチ式。
温度は5~95℃まで1℃単位で、時間は1分~99時間59分まで1分単位で設定できます。
仕様まとめ
消費電力 | 1000W |
---|---|
設定可能温度 | 5℃~95℃(1℃単位) |
設定可能加熱時間 | 1分~99時間59分(1分単位) |
最大湯煎容量 | 15L(深さ10cm以上、内径16cm以上) |
コード長 | 1.5m |
サイズ | W50×H280×D90(mm) |
重量 | 約990 g |
BRUNO コンパクト低温調理器 BOE099の基本的な使い方
使い方の流れを簡単にまとめます。
低温調理器は基本的に温度と時間を設定したら、あとはほったらかしでOK。
ただし、食中毒のリスクもあるので、調理する食材の大きさなどからきちんと適切な温度と時間を割り出し、設定することが重要です。
下準備
肉に下味をつけ、耐熱性のビニール袋に入れて密閉します。
余分な空気が入ると加熱ムラが出てしまうので、できるだけ真空に近い状態にします。
この時、肉を常温に戻したりはせずに、冷蔵庫から出してすぐに調理します。
鍋に水を入れて低温調理器をセット
低温調理器の最低水位以上の水を入れ、電源をオン。
温度、時間の順に設定します。
温度と時間は肉の種類や厚さによって変わります。
ローストビーフの場合、ミディアムの仕上がりなら中心温度は65℃が目安。
肉の厚さが円柱状で5㎝程度の場合、加熱時間は2時間※なので、「65℃ 2時間」でセットします。
タップして設定したい数値になったらSETボタンを押し、再度電源ボタンを押すと加熱がスタートし、水が対流し始めます。
※付属の「加熱時間の目安」の表より
設定温度に到達したら食材を入れる
ピーっという音がしたら準備完了。
ビニール袋に入れた食材を投入し、あとは基本的にほったらかしでOKですが、注意点が2つ。
1.調理中はお湯が蒸発して最低水位を下回らないように注意
加熱途中で水位が下がりすぎた場合、調理器はエラーで停止します。
そのまま放っておくと温度が低下し雑菌が繁殖しやすくなるので、加熱時間が長いときは特に注意が必要です。
2.加熱中は食材が浮いてこないように
ビニール袋の空気が抜ききれず、浮いてきてしまうときは、お皿などをのせて沈めます。
袋が浮いたままだと正しく加熱できない恐れがあり、食中毒の危険性が増してしまうのでNGです。
しっかりと冷ます
調理が終わったら袋ごと取り出し、すぐに食べないときは冷水に入れてしっかりと冷まして冷蔵庫に入れて保存します。
雑菌が繁殖する5~55℃の温度帯をできるだけ早く通過させるのが目的です。
BRUNO コンパクト低温調理器 BOE099を使ってみた
低温調理の良さが特に生きるのは、脂身が少なくて、火を入れると固くなってパサつきやすい肉です。
鶏胸肉、豚ヒレ肉、赤身の牛肉など、火入れが難しい肉がどれくらいおいしく調理できるのか、試してみました。
赤身ステーキ
市販の低温調理のレシピ本を頼りに、赤身の牛ステーキを低温調理してみました。
厚さは2.5cmくらい、仕上がりはミディアムレアの場合、65℃で30分とあったのでその通りにセット。
低温調理器は調理に数時間かかるものが多いですが、ステーキはそれほど時間はかからないので、気軽に低温調理器を活用できそうです。
30分後はこんな感じです。
ほとんど縮んでおらず、触れると柔らかいです。
これに塩コショウをし、表面だけサッとフライパンで焼けば完璧な火入れのステーキの完成です♪
美しいロゼ色の断面。
食べてみると絶妙な柔らかさ。
しっとりとしていて、脂は少ないのにジューシーで肉のうまみがしっかり感じられます。
ステーキを自宅でおいしく焼くのはけっこう難しいですが、低温調理なら毎回ベストな焼き具合が再現できそうです。
鶏胸肉
鶏胸肉は重量の1パーセントの塩で下味をつけておきます。
設定は60℃で2時間。
2時間後の仕上がりはこんな感じ。
均一にムラなく火が通っていて、どこを食べてもしっとり柔らかい!
今回、下味はシンプルに塩だけでしたが、しょうがや長ネギを加えて中華風にしたり、ハーブ塩で洋風に、スパイス類でエスニックにと、バリエーションはいろいろ楽しめそう。
味が違っても調理はまとめて同時にできるので、いろんな味で作っておいてもいいかもしれません。
豚ヒレ肉
肉や料理の種類を問わず、下味をつけて低温調理をしておくとその後の展開が楽です。
豚ヒレ肉もパサつきがちな部位ですが、60℃ 2時間の低温調理でこの通り。
これにパン粉をつけて表面だけサッと揚げてひと口ヒレカツに展開。
肉はすでに火が入っているので衣だけ揚がればよく、時短にもなります。
油も生の肉を揚げるより汚れにくい感じがしました。
お弁当のおかずにも。
BRUNO コンパクト低温調理器 BOE099 総評
低温調理で作れる料理はまだまだありますが、一通りBRUNOの低温調理器を試してみての感想をまとめます。
肉料理の仕上がりが一気にレベルアップ!
肉の柔らかさ、しっとりさは別次元でした。
これは普段の「焼く」「煮る」といった調理法では再現できない仕上がりです。
調理に時間がかかるのがネックですが、まとめて火入れまでしておけばあとの展開は短時間で済むので、慣れると便利そうです。
また、鶏胸肉や豚もも肉など、比較的安価な部位をおいしく食べられるのも経済的。
脂質を抑えてタンパク質をしっかり摂取したい人にもおすすめです。
お手入れがラク
低温調理器を使うときは、お湯しか使わないので鍋も調理器も汚れません。
洗い物がほとんどなく、調理した肉はそのまま袋ごと保存できるのも衛生的で◎
おしゃれなくすみカラー
BRUNOらしい、かわいいパステルカラーが他社商品とは一線を画しています。
色はグレージュとライトグリーンの2色から選べるのも嬉しいですね。
△取扱説明書を読んだだけではうまく使いこなせない
初めて低温調理をする人にとっては、商品に付属している資料だけでは使いこなすのが難しいかもしれません。
取扱説明書は商品に同梱されておらず、WEBサイトで確認する必要がありますが、商品ページには取説のリンクがなく、ちょっと探しにくかったです。
また、取説にも最低限の説明しかないので、初めて低温調理をやってみるという人は詳しく書かれたレシピ本などを1冊読んでみてからでも良いかもしれません。
BRUNO コンパクト低温調理器 BOE099はお試しレンタルができる
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