アイリスオーヤマのスリム低温調理器 LTC-02をレビュー!使い方や注意点を詳しく解説
更新日2024/11/26
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ここ数年で話題になっている低温調理器ですが、どんな風に使うかご存知でしょうか?
名前は知っているけどどんなものかは知らないという方も多いのではないでしょうか。
筆者は実際に機械を手にするまで全く知りませんでした。
今回はアイリスオーヤマの低温調理器 LTC-02を実際に使って調理をしながら使い方や注意点のご紹介をしていきます!
もくじ
低温調理器ってなあに?
よく耳にする低温調理器とは水を一定温度に保つ調理器具のことをさします。
焼く、蒸す、煮る、に次ぐ “第4の調理法”とも言われる低温調理を簡単にかなえてくれます。
低温調理は高い熱伝導率を持つ水の力で加熱する仕組み。
フランス生まれの調理方法で、欧米では一般家庭にも広く浸透しているようです。
アイリスオーヤマのスリム低温調理器 LTC-02とは
各メーカーから出ている低温調理器ですが、アイリスオーヤマ製のLTC-02とはどんな特徴があるのかご紹介します。
スリムだけどしっかり固定!
容器に深さがなくても、おうちの鍋(10cm~)で使えるコンパクトな形。
滑りにくいギザギザクリップ搭載で容器のふちをがしっとつかみます。
※使えるお鍋のサイズは深さ10㎝以上・内径20㎝以上・容量20ℓ以下のもの。
その他条件は取扱説明書 に記載あり
ほったらかし調理が可能
設定時間は1分~99時間59分まで。
温度設定は25~95℃に保つことができます。
手間をちょこっと加えればメニューの幅が広がります。
防水機能を搭載
水に濡れても安心して利用可能。
豊富なカラバリ
ホワイト・カシスレッド・カカオブラウンの3色展開。
好きな色の調理器具でテンションも上がります。
自宅のインテリアにも馴染むかもしれません。
アイリスオーヤマの低温調理器LTC-02の仕様
アイリスオーヤマの低温調理器LTC-02のスペックをご紹介します。
項目 | 詳細 |
---|---|
電源 | AC100V(50/60Hz共用) |
定格消費電力 | 800W |
設定可能温度 | 25~95℃(0.5℃単位) |
設定可能時間 | 1分~99時間59分(1分単位) |
最大使用可能水量 | 12L |
電源コードの長さ | 約1.5m |
商品サイズ(mm) | 幅50 × 奥行100 × 高さ334 |
重量(g) | 900 |
主要素材 | ABS+PC、ステンレス |
サイズ感
アイリスオーヤマ 低温調理器LTC-02の本体はこんなにコンパクト!扱いやすいサイズ感です。
電源コードは一体型になっています。(取り外しは不可)
同梱品
本体と説明書のみ!シンプルでらくちんです。
アイリスオーヤマ低温調理器 LTC-02の使い方
まずは、アイリスオーヤマ低温調理器 LTC-02の使い方を確認していきます。
1. 電源ONにして温度と時間を設定
電源コードをコンセントに差し、電源ボタンを長押しすると電源ON。
「+」「-」ボタンで温度と時間を設定します。
2. 鍋に水を入れる
鍋に低温調理器を取り付け、水を入れます。
お水の量はここの線を目安に、水位がMAXとMINの間にくるようにします。
3.電源ボタンで加熱開始
電源ボタンを押すと予熱が始まります。
設定温度までに温まったらお知らせ音が鳴るので、耐熱袋に入れ空気を抜いた食材を投入します。
お知らせ音が鳴った時点で自動的にタイマーがスタートします。(途中で時間追加・変更も可能)
4. タイマーが終了したら完成!
設定時間が経過するとお知らせ音が鳴るので、食材・料理の状態を確認して問題なければ電源をOFFして完成!
(※容器から引き抜くときはお湯が垂れるので注意しながら引き抜く)
複雑な操作は必要ないので抵抗もなく触れました!
お手入れ方法
取り外しできるのはこの箇所のみ。布で優しく拭き取りをします。濡れたままの放置は避けましょう。
※低温調理における最大の注意点
低温調理では、高温での殺菌ができないため食中毒に注意が必要です。
食材の種類や大きさや厚みにより温度や時間が変わってきます。
公式の注意事項をよく確認の上で調理しましょう。
低温調理についての注意|アイリスオーヤマ
また、55℃以下で長時間放置されたものは口に入れず、調理から食べるまでに長時間空く場合には粗熱を取り冷蔵庫で保存するようにしましょう。
(※詳しくは商品取扱説明書を参照ください)
アイリスオーヤマ低温調理器を使ってカンタン料理してみた
公式レシピをもとにいろいろな料理に挑戦してみました!
1.鶏ハム
鶏むね肉を観音開きにして味付けし、ラップで巻き形を作りました。
プリプリしっとりおいしくできました。
2.鶏モモチャーシュー
味しみしみの柔らかチャーシューができました。
3.いかめし
やわらかいいかとご飯がとろけました。
炊いたご飯から作るのでお米の硬さは調整いただくとよいかもしれません。
4.ローストビーフ
断面をカットした瞬間、「おおお~」と盛り上がりました。
ソースとの相性も抜群でとてもおいしくできました。(※ソースは公式レシピに記載があります。)
5.サーモンのコンフィ
生食用を調理してしまうことに抵抗がありましたがとんでもない!よりおいしく食べられた気がします。
サーモンの柵は大変柔らかいので取り扱いには注意が必要です。
6.プリン(成功ver.)
※大きな容器を使ったので公式のレシピから温度時間を調整しています。(公式78℃45分)
器のサイズや厚み、数量により温度と時間の調整が必要そうでした。また高さ調整が難関でした。
7.生チョコテリーヌ
仕事終わりにでもササっと作れちゃう簡単レシピ。お湯が型に入り込まないよう注意が必要です。
8.失敗例~ポトフ編
実は一番最初に作ろうと思い、手を付けたのがポトフでした。
なんとなくの分量をいれてしまい…
さらにチャック付きの袋ではなく耐熱の袋で空気を抜かずにぽちゃんしてしまったところ…
水があふれそうになり、火の通り具合はまちまち…
どうにもならず、結局ポトフはいつも通り鍋で作りました。
袋に入れるときはしっかりと空気を抜いて、一度にたくさん作ろうとせず少なめの量から始めてみるのがよさそうですね。
9.失敗例~プリン編
悲しい失敗談パート2です。
分量は全く変えずココット皿の代わりにシリコン型を使ってみたら…
なぜか全く固まらない!
…と思ったらアルミホイルをかぶせ忘れていた……!
なんという凡ミスでしょうか。気を取り直してアルミホイルをかぶせ30分ほどおいても…状態は変わりません。
強行手段として温度を10度ほど上げ、さらに2時間ほど追加加熱してようやくプリンらしく固まってくれました。
でもアルミホイルの工程をちょっと楽してしまったせいで表面がぼこぼこ…
味はおいしくできましたが、時間も手間もかかったプリンになってしまいました。
横着してアルミホイルをしっかりと固定しなかったため熱が逃げてしまったのかうまく保温されず…全く固まらなかったようです。
材料に低脂肪乳を使ったことも原因の一つかもしれません。
自分のものにするには時間がかかりました。しかしこれも料理やお菓子作りの醍醐味としておきます。笑
アイリスオーヤマのスリム低温調理器LTC-02を使ってみた感想
この調理器具を手にするまでは食材を入れた鍋に器具を直接突っ込むと思っていた筆者ですが、使い方をマスターし様々なレシピに挑戦していくうちにどんどん楽しくなり、低温調理器の魅力を知ることができました。
火を使っていないからキッチンでなくてもOKで、電源・容器・水があれば作れることもとても新鮮でした。
ハードルが高いと思っていたローストビーフも、自宅でしかもほんのちょっとの工程で作れるんだと感激しました。
また、お肉は低温ならではの優しい味とふわふわ食感。デザートはじっくり火を通すことで焦げ付くこともなく滑らかな食感を楽しめたと思います。
コツさえつかめば救世主になること間違いなしです!
最後に、実際に使って感じたメリット・デメリットと使う際に注意すべきポイントについてご紹介しますので、参考にしてみてください。
使ってみて感じたメリット・デメリット
○ サステナブル
上級者は同時調理や、時差調理をこなすようです。
レシピごとに袋を分けるためビニール袋は数枚消費されますが、水は一度溜めた分でOK・鍋は汚れないので洗剤不要となるととってもエコですね。
○ 火の通り方が均一
フライパンなどでは火の通り具合にムラができてしまうものですが、お湯の力で360度の方面から熱が加えられるのでムラなく温められます。
○ レシピは無限大
サイトやSNSなどで検索をかけると、低温調理器を使ったレシピがたくさん投稿されています。ぜひ参考にしつつ自分に合った温度や時間を調整しましょう。
△ 好み
袋調理(パッククッキング)に抵抗がある方は向かないと感じました。
△ 幅を広げるには研究が必要
公式レシピ通りに作ることができれば安心の温度設定ですが、自分で考えたレシピや量を増やして調理する場合には、時間・温度の調整が必須。
慣れるまではこまめな確認が必要となりそうです。
使うときのポイントと注意点
袋の確認
袋の耐熱温度は必ず確認してください。
チャックが付いていればなんでもOKというわけありません。ものによっては冷凍専用だったりするので裏面などに記載の耐熱温度を見てから使用しましょう。
できる限り袋の中の空気は抜きます。どうしても浮いてしまうときはトングなどで止めます。
袋の口をしっかり閉める/ 穴の確認
チャック付き推奨ですが、温度の関係でチャック付きでない袋を使う際には口が開かないように注意が必要です。
また、とげがある具材や爪楊枝を使う際には、空気を抜くとき破けないよう要注意です。
容器について
小さめの鍋でもOKと記載はあるものの、電源コードとの位置関係などによってはバランスを保つのがちょっと難しいです。
保温性のある安定した大きめの鍋が理想だと感じました。
アイリスオーヤマ低温調理器はお試しできます
低温調理器を使ってみたい方、いつもと違ったレシピに挑戦してみたい方は、ぜひアイリスオーヤマの低温調理器をレンタルしてみてはいかがでしょうか。
買わずに気軽に試せて、生活スタイルに合った場合そのまま購入もできます。
[レンタル] アイリスオーヤマ スリム低温調理器 LTC-02のお試し・サブスク – Rentio[レンティオ]
低温調理器のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
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