アイリスオーヤマの低温調理器 スロークッカー LTC-01を使ってレビュー!簡単操 作で本格料理が食卓に
更新日2023/12/22
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電化製品だけではなく多種多様な商品を取り扱っている「アイリスオーヤマ」。そのアイリスオーヤマから家庭で手軽に低温調理を楽しめる「低温調理器スロークッカー」が発売されています。フランス料理では古くから親しまれている低温調理ですが、本商品を使って家庭で簡単に再現することができます。
低温調理で作った料理はムラなく均一に火が入るので、しっとりした食感に仕上がり、肉や野菜の旨味をそのまま閉じ込められるのが魅力です。
今回は実際に「低温調理器スロークッカー」を使って、「どんな料理ができるのか?」「本当にしっとりとした仕上がりになるのか?」について調べました。メリット・デメリットについても解説していますので購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
アイリスオーヤマの低温調理器 スロークッカー LTC-01とは
家庭で本格的なレストランのようなプロの味わえると話題の「アイリスオーヤマ低温調理器スロークッカー」。肉料理などしっとり柔らかさを残して旨味や栄養素も逃したくない、という人におすすめです。
鍋にお湯を入れて器具をセットし、予熱開始。食材と調味料をジッパー袋に入れ、お湯が設定温度に達したら鍋に入れるだけのシンプルな調理器具です。
おすすめの低温調理器にも取り上げられている製品で、シンプルで低価格な初心者向けの低温調理器です。
アイリスオーヤマの低温調理器 スロークッカー LTC-01の使い方
「スロークッカー LTC-01」に同梱されてくるのは取扱説明書とレシピブックのみ。届いて電源を入れればすぐに使えるので、面倒なセットアップは必要ありません。
実際の調理開始からお手入れまでの流れをまとめてみました。全部で7ステップで片付けまで終えられます。
- コンセントに接続
- 本体を鍋にセットする
- 電源を入れて温度とタイマーをセットする
- 食材の準備
- 調理開始
- 完成
- お手入れ
コンセントに接続
まずは「スロークッカー LTC-01」の電源プラグをコンセントに接続します。アース線がついているので気をつけましょう。
この時点では本体電源は入れず、先に調理の準備をはじめます。
体を鍋にセットする
「スロークッカー LTC-01」を使うには、深さ20cm以上の鍋が必要です。筆者宅には高さ20cm以上の鍋がなかったので、一番深さのある高さ15cmの圧力鍋を使用しましたがこれでもギリギリでした。
鍋にセットした時に、本体に表示されているMIN~MAXの間までお湯を入れる必要があるため、最低でも15cm以上の高さがあるお鍋が望ましいです。
お湯を張ったら本体付属のクリップで鍋に固定してください。試しに深さ10cmの鍋で試してみたところ、クリップの高さに鍋が届かず固定することができませんでした。
クリップで固定することも考えると、やはり15cm以上深い鍋が必要になることが分かりました。
電源を入れて温度とタイマーをセットする
お湯を張った鍋に「スロークッカー LTC-01」を固定したら、電源を入れて温度とタイマーをセットします。
電源を押すと温度とタイマーの数字が点滅するので、レシピに合わせて温度から時計回りにタイマーををセットしていくように設定します。
パネル部分は斜めになっているため、見下ろした角度でも見やすく操作しやすいです。
- 温度設定:設定キーを1度押すと温度表示が点滅するので左右にある+-のキーで調整
- 分(時間)設定:設定キーを2度押すとタイマーの「分」表示が点滅するので+-のキーで調整
- 時(時間)設定:設定キーを3度押すとタイマーの「時」表示が点滅するので+-のキーで調整
食材の準備
ローストビーフを調理する場合で説明すると、常温に戻したお肉をと調味料をジッパー袋に入れ、真空状態(できるだけ空気を抜く)にします。
最後にチャックの口は1cmほど開けて鍋に入れると水圧で空気が抜けるため、より密閉した状態にすることができます。
調理開始
鍋に入れた「スロークッカー LTC-01」は、設定温度に達すると「ピー」と3回音が鳴りますので、そのタイミングで食材を入れた袋を鍋に沈めます。
音が鳴ったタイミングでタイマーのカウントダウンが自動開始となるので、間髪入れずに準備した食材を投入してくださいね。
ここまで終えれば調理完了となり、残りはほったらかしでOKです!
完成
「スロークッカー LTC-01」からピーと6回音が鳴ると、調理終了の合図です。
やけどしないようにトングなどで袋を取り出してください。すぐに食べない場合は、粗熱を取って冷蔵庫で冷やします。
お手入れ
使い終わった「スロークッカー LTC-01」は、ステンレスカバーのねじを外して中のヒーターなどを拭きましょう。カバーは水洗い可能です。
少し面倒に感じるかもしれませんが、お湯に付けているだけなので汚れが少なく、むしろメンテナンスしやすい調理器具だと思います。
アイリスオーヤマの低温調理器 スロークッカー LTC-01を使って調理したメニュー
「スロークッカー LTC-01」に付属したレシピブックも活用して、低温調理レシピを計3品作りました。
実際の使用感も記載しているので、どんなものが作れるのかイメージを膨らませながら参考にしていただければ幸いです。
定番のローストビーフ
低温調理レシピの定番といえば「ローストビーフ」。
「スロークッカー LTC-01」は温度を57度、タイマーを1時間半に設定します。付属のレシピブックに載っていた牛肉よりも少ない量で調理したので調理時間を変更しました。
仕上がりは……、キャッチコピー通り、レストランのようなプロの味に仕上がりました!
中はうっすらピンクで本当に柔らかく、肉の味がしっかり中に閉じ込められていました。子供にも食べさせたところ、普段は硬くてあまり箸が進まないローストビーフですが、子供でも噛み切れる柔らかさだったのであっという間に完食していました。
以前炊飯器の保温機能を使ってローストビーフを作ったことがあるのですが、お湯の温度も適当、タイマー機能もないため、火が通り過ぎてしまい失敗した経験があります。「スロークッカー LTC-01」ならお湯の温度が最後まで一定に保たれてタイマー機能があるので失敗しません。
鶏ハム
ローストビーフ同様に、低温調理レシピの定番の一つである「鶏ハム」。
「スロークッカー LTC-01」は温度を67度、タイマーを1時間半に設定します。1度単位で温度調整できるのもスロークッカーの魅力ですね。
パサパサな食感になりやすい鶏むね肉ですが、「鶏ハム」はどの部分を切っても均一に火が通っていて、しっとりとした仕上がりでした。
そのまま食べてもおいしいですが、サラダに使ったりサンドイッチの具にしたりできるので多めに作ってストックしておくと便利です。
鍋の容量に余裕があれば一気にたくさん作ることも可能です。タンパク質が取れてカロリーは控えめなのでトレーニング中の人にもおすすめです。
かぼちゃの煮物
低温調理には肉料理が多いので、野菜のおかずに挑戦したくなり、かぼちゃの煮物も作ってみました。
かぼちゃを適当な大きさに切り、出汁、醤油、砂糖と一緒にジッパー袋に入れます。
「スロークッカー LTC-01」は温度を93度、タイマーを25分に設定して調理しました。
結果は大成功!かぼちゃがほくほくで、味もよく染みていました。なにより、お箸でつついたり、転がしたりしないので荷崩れせずにきれいな煮物に仕上がりました。
アイリスオーヤマの低温調理器 スロークッカー LTC-01を使ったメリット
「スロークッカー LTC-01」を使ってみてメリットに感じたのは次の4点です。
- コンロを使わないで済む
- 洗い物が出ない
- とにかくおいしい
- 収納しやすいコンパクトさ
コンロを使わないで済む
まず「スロークッカー LTC-01」があればコンロを使わなくとも1品調理で来るため、他の料理も並行して作りやすいのが利点に感じました。「スロークッカー LTC-01」自体大きな調理器具でもないので、キッチンの場所を取らないのも嬉しいポイントです。
洗い物が出ない
低温調理はジッパー袋の中で料理が完結するため、洗い物がほとんど出ません。
「スロークッカー LTC-01」も汚れにくいため、主婦に片付けの手間があまりかからないのはかなり助かります。
とにかくおいしい
何よりも、とにかく美味しい、これに尽きます。煮たり、焼いたりするのとはまた違う、低温調理だからこそのおいしさが味わえます。これはスロークッカーを使わないと出会わない味でした。
温度と時間の管理で調理に失敗しにくいため、常に安定の美味しい料理を食卓に出せるのもメリットに感じます。
収納しやすいコンパクトさ
他の調理器具と比べると非常にコンパクトなので、調理スペースもしくは収納スペースに困らないのも魅力です。スペース比で調理できることを考えれば、非常に効率的に思います。
アイリスオーヤマの低温調理器 スロークッカー LTC-01を使って分かったデメリット
一方で、少し不便に感じた点もありました。
キッチンにコンセントがないと使えない
コードの長さが約1mと短めなので、キッチンにコンセントがないと使いにくいです。筆者宅にはキッチンカウンターのところにコンセントがあるので問題ありませんが、コンセントの位置が離れている家庭の場合は、延長コードを使用する必要があり、少し不便に感じるかもしれません。
「スロークッカー LTC-01」は消費電力も1000Wと高いため、高い電力に耐えられる延長コードを用意しましょう。例えば以下の製品は1500W以下まで対応した延長コードですので、出力W数(ワット数)に気をつけてください。
使える鍋が限られている
「スロークッカー LTC-01」の取扱説明書には”深さ20cm以上、内径20cm以上、容量15L以下の鍋・容器を用意してください”と記載があります。
前述しましたが、筆者宅には深さ20cm以上の鍋がなく、15cm程度の深さの鍋を利用しました。この条件を満たす鍋が自宅にないと、新たに鍋を買い足さなければなりません。
「スロークッカー LTC-01」を購入する前に必ず確認してください。
意外と重い
コンパクトなサイズながら、「スロークッカー LTC-01」は約1.4kgとそこそこ重いです。
持ちながら調理する訳ではないのでそこまで大きなデメリットには感じませんが、取り扱いには十分気をつけましょう。
みりんや料理酒を使う場合はひと手間かかります
みりんや料理酒を使った調理をする場合は、煮切ったものを使わなければいけません。
低温調理だとアルコールが飛びませんので、子供も食べる料理を作る場合は、一度鍋でアルコールを飛ばしたみりんや料理酒を用意するようにしてください。
アイリスオーヤマの低温調理器 スロークッカー LTC-01は手軽に本格的な料理が楽しめる
簡単にレストランのような本格的な料理が楽しめるアイリスオーヤマの低温調理器 スロークッカー LTC-01。
低温調理でしっかり旨味を閉じ込めるので特に肉料理におすすめです。
お子様が小さくてなかなか外食に行けない方や、お料理が苦手な方、低温調理で様々なメニューに挑戦してみたい方にぜひ使っていただきたい商品です。
低温調理器はレンタルで試せる
気になるキッチン家電を購入してみたもののあまり使う機会がなかった、という経験はありませんか?
そんな時はレンタルしてみるというのも一つの手です。購入する前に一度ご家庭で使ってみて、使い勝手や収納スペースの確認をすることができます。
家電レンタルサービスのレンティオでは、様々な低温調理器や電気調理器のお試しレンタルを提供しています。
気に入った商品はそのまま購入できますので、まずは自宅で試してから検討してみてください。
[レンタル] IH調理器・電気調理器・低温調理器 一覧 – Rentio[レンティオ]
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