Google Pixel Budsを実機レビュー!装着感とハンズフリーのGoogleアシスタント連携が魅力
更新日2024/11/26
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「Google Pixel Buds」は音楽再生や音声通話に使えるのはもちろん、Googleアシスタントと質の高い連携に特長を持つ完全ワイヤレスイヤホンです。
iPhoneにAirPodsがあるように、「Google Pixel Buds」はPixelスマホの純正イヤホンと言っても良いでしょう。
この記事では「Google Pixel Buds」の実機レビューから製品の特長や使用感、注意点などをまとめました。
Googleサービスを良く利用する方の必須アイテムとなるかもしれません。
もくじ
Pixel Buds – Bluetooth 対応のワイヤレス イヤフォン – Google ストア
Google Pixel Budsの特長
「Google Pixel Buds」の魅力はハンズフリーでGoogleサービスを活用できるイヤホンです。
ハード/ソフトともに余計な機能を極力削ぎ落としたシンプルさが魅力かもしれません。
閉塞感の少ないカナル型の完全ワイヤレスイヤホン
「Google Pixel Buds」はカナル型の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。左右に受信機がありますので、片側のイヤホンだけでも利用することができます。
カナル型といえばAirPodsのようなインナーイヤー型と比べて閉塞感を感じるかもしれませんが、「Google Pixel Buds」は側面に小さなポケットがあり、それによって圧迫感を軽減しつつ周囲の音が聞こえやすい設計になっていることも特長です。
Googleアシスタントとのスムーズな連携
「Google Pixel Buds」を付けておけば、ハンズフリーでGoogleアシスタントを起動できるのも特長です。スマホのロック画面解除不要で使えるため非常に便利です。
例えばGoogleアシスタントに対応したスマートロックがあれば、スムーズなハンズフリー解錠もできるでしょう。
- 「OK,Google」と話しかける:事前に「Voice Match」をオンにして話しかける方法
- どちらか一方のイヤホンを長押しする:「OK,Google」は不要で、直接知りたいこと(「ラーメン食べたい」「行き方教えて」「明日の天気は」 etc.)と話しかける方法
コンパクトで洗練されたデザイン
写真はインターイヤー型の「Apple AirPods」とカナル型の「HUAWEI FreeBuds Pro」と並べて比較したものです。
「Google Pixel Buds」のイヤホン形状は耳に装着してもあまり目立たないくらいコンパクトで、かつシンプルなデザインに設計されていることが分かります。
充電ケースも表面にマット加工が施されているためチープさがなく、機能面もデザイン性も「Apple AirPods」と「HUAWEI FreeBuds Pro」のいいとこ取りをしたようなイヤホンのように思いました。
イヤホン | サイズ (幅×奥行き×高さ) |
重さ |
---|---|---|
Pixel Buds | イヤホン:約20.5mm×18.2mm×19.5mm 充電ケース:約47mm×25mm×63mm |
イヤホン:約5.3g/個 充電ケース:約56.1g |
FreeBuds Pro | イヤホン:約29.6mm×21.7mm×26mm 充電ケース:約51.3mm×24.6mm×70mm |
イヤホン:約6.1g/個 充電ケース:約60g |
AirPods | イヤホン:約16.5mmx18.0mmx40.5mm 充電ケース:約44.3mmx21.3mmx53.5mm |
イヤホン:約4g/個 充電ケース:約38g |
製品スペック一覧表
「Google Pixel Buds」の製品スペックを一覧表にまとめました。
項目 | スペック |
---|---|
ノイズキャンセリング | なし ※周囲の騒音レベルに合わせて自動調節する「アダプティブ サウンド」が搭載 |
マイク | あり(通話や音声アシスタントが可能) |
通話補助機能 | 骨伝導センサー |
連続使用時間 | ・音楽再生 イヤホン単体:5時間 +充電ケース:24時間 ・音声通話 イヤホン単体:2.5時間 +充電ケース:12時間 |
充電時間 | 公式情報なし (参考) 充電ケースにイヤホンを10分間充電すると最長2時間の音楽再生が可能 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
ドライバー | 12mm ダイナミックスピーカードライバ |
接続方式 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | AAC, SBC |
防水性能 | IPX4 |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
イヤホン:約20.5mm×18.2mm×19.5mm 充電ケース:約47mm×25mm×63mm |
重さ | イヤホン:約5.3g/個 充電ケース:約56.1g |
カラーバリエーション | Clearly White(ホワイト) Almost Black(ブラック) Quite Mint(ミントフグリーン) |
公式税込価格 | 20,800円 |
Google Pixel Budsの実機レビュー
「Google Pixel Buds」の充電ケースは手に馴染みやすい卵型の形状をしており、質感もツルツルしすぎていないためポケットやかばんから取り出しやすいです。
蓋の形状も斜めに設計されているため、ほんの少しの力で開きやすいような工夫もされています。
ペアリングや充電中に光るLEDライトも本体内部に埋め込まれており、本体表面を統一感のあるデザインにしているのも好印象でした。
本体裏下にあるボタンでデバイスとのペアリングやリセット作業を行います。
イヤホン側面にあるポケットが空気孔となり、それが密閉感や遮音感を軽減してくれます。
後述もしますが、カナル型の密閉感が苦手な筆者でも「Google Pixel Buds」なら長時間の装着でも違和感なく使用できたのは、空気孔のおかげなのかもしれません。
イヤーチップはサードパーティ製品でも付け替え可能です。
「Google Pixel Buds」は「IPX4」の防滴性能を有しています。「IPX4」とは水の飛まつに対して保護する性能なので、汗やちょっとした雨なら問題なく使えます。水の中に落としたり強い雨の日の利用は故障する原因となりますので胃を付けましょう。ちなみに防塵性能はありませんので、砂浜や風の強い日の利用はおすすめしません。
セット内容
「Google Pixel Buds」に同梱されているセット内容は以下のとおりです。
付属のイヤーチップが合わない方はサードパーティ製の付け替えも可能ですが、サイズが大きいと充電ケースに入らないこともあるようなので気をつけてください。
- 充電ケース
- イヤホン
- イヤーチップ(S,M,L)
- USB-A to USB-Cケーブル
- 説明書
ワイヤレス充電にも対応
付属のUSB-A to USB-Cケーブルでも充電可能ですが、「Google Pixel Buds」はワイヤレス充電にも対応しています。
筆者個人は充電時間の短い有線充電を多用しますが、Qi規格対応のワイヤレス充電器があれば使用環境に応じて使い分けできるのは利点となります。
Pixel Budsアプリについて
Androidスマホで使用する場合は、Google Playから専用アプリ「Google Pixel Buds」をインストールしてください。
アプリ内ではGoogleアシスタントの設定、アダプティブサウンドや装着検知のオン/オフの切り替えが可能になります。
Pixelスマホ(Pixel 5 / Pixel 4a)なら予めインストール済みなので、「Google Pixel Buds」を連携するだけですぐ設定画面が開くようになっています。
iPhoneはアプリインストールできない
2021年2月現在、「Google Pixel Buds」のアプリはiOSのApp Storeでインストールすることはできません。Google Playでのみの取り扱いになります。
Bluetooth接続で使用することはできますが、Googleアシスタント連携やアダプティブサウンドの設定はできません。
iPhoneユーザーがあえて「Google Pixel Buds」を使用する理由はないと言えるでしょう。
Google Pixel Budsの視聴レビュー
実際に「Google Pixel Buds」を数日間使ってみた感想を紹介したいと思います。
クラシック、ポップス、ヒップホップ、Sonyのお試し用ハイレゾ音源などを聴き比べたり、長時間の装着感やテレワークでのマイク機能などを試してみました。
音質はズンズンとした低音域からミュージックベルにような高音域までバランスよく聴こるタイプのイヤホンだと思います。
装着感は上々
「Google Pixel Buds」は数千人の耳の形をスキャンして快適な装着感を実現したとあるとおり、筆者個人の耳には非常にフィットした製品でした。何よりもイヤホン側面の空気孔のおかげで、カナル型特有の密閉感が和らいでいるので長時間の利用も苦になりませんでした。
上部の固定用アーチ、シリコン製のイヤーチップ、本体の3点支持構造で走っている最中もずれ落ちることなく使えるのも安心です。
アダプティブサウンドとバスブースト
「Google Pixel Buds」は側面に空気孔があるのでノイズキャンセリング機能はありませんが、代わりに「アダプティブ サウンド」と呼ばれる機能が遮音性を補完しています。
「アダプティブ サウンド」をオンにしておくと、周囲の騒音に応じて自動的に音量調整を行ってくれます。
大通りに出ても音楽が打ち消されるようなことはなく、かつ常に一定の外音が耳に聴こえてきますので、外でも比較的安全に使えます。
外では安全面を考慮してインナーイヤー型のAirPodsをよく利用していたのですが、装着感の良さも含めれば「Google Pixel Buds」に軍配が上がりました。
なお、EQ(イコライザー)機能にある「バスブースト」はかなり低音が強調されてしまうため、ヒップホップをよく聞く筆者でもあまり使うことはありませんでした。
シンプルな操作性
「Google Pixel Buds」は左右どちらにも同じタッチ操作が割り当てられており、非常にシンプルで分かりやすい操作性が特長です。
「装着検知」で「共有の検出」にチェックを入れると左右個別にイヤホンのボリュームを変えられるので、会話するときでも使いやすいです。
ただしちょっと触れただけでも反応してしまうため、センサー感度はもう少し下げてくれたほうが使い勝手が改善されるように思います。
- 前方にスワイプ:音量を上げる
- 後方にスワイプ:音量を下げる
- シングルタップ:再生/停止/着信の応答
- ダブルタップ:次の曲/通話の終了/着信拒否
- トリプルタップ:前の曲/リピート/通話の終了/着信拒否
- 長押し:Googleアシスタントに話しかける/通知内容の確認
マイクの性能
「Google Pixel Buds」のマイク(デュアルビームフォーミングマイクロフォン)は周囲のノイズを取り除きクリアな音声を届けられる特長があるようなので、実際にLINE通話やZoom会議に「Google Pixel Buds」を使ってみました。
若干ハウリングするという反応もありましたが、総じてパソコンのマイクと比べてクリアであるということでした。
通信環境や通話環境によって左右されますので必ずクリアになるとは言い切れませんが、実用性としては問題ないと思います。
リアルタイム翻訳機能
「Google Pixel Buds」のリアルタイム翻訳機能は、イヤホンが直接翻訳するわけではありませんが、近い将来そのような翻訳機能にアップデートされるのではないかとワクワク感を覚えさせる機能でした。
上の写真では「日本で一番勢いのあるベンチャー企業はレンティオです。」と日本語で喋ったものを自動翻訳してくれたものですが、「Lentio is the most dynamic venture company in Japan.」と固有名詞の”Lentio(正しくはRentio)”を除き意図が伝わる英文に変換されています。
相手の伝えたい内容の翻訳は「Google翻訳」のマイクボタンを押してインプットすれば、翻訳された言語でイヤホンに音声が流れてくる仕組みです。流れる音声スピードを調整できればより実用的になると思います。
フィット感で選びたいAndroid用の完全ワイヤレスイヤホン
「Google Pixel Buds」はインナーイヤー型よりもフィット感があり、カナル型よりも開放的に聴けるイヤホンとしてフィット感重視でAndroid用の完全ワイヤレスイヤホンを探している人におすすめの製品です。
ハード・ソフトウェア両面からみても完成度が高いとはまだ言えませんが、Googleのイヤホンというだけで今後に期待してしまいます。
Androidスマホの決定版と言うにはもう一歩というところですが、Androidスマホで使用する完全ワイヤレスイヤホンを考えている方なら、一度は有力候補の1つとして検討するのが良いかもしれません。
Pixel Buds – Bluetooth 対応のワイヤレス イヤフォン – Google ストア
ワイヤレスイヤホンはお試しレンタルがおすすめ
実際の付け心地や音質を知ってから検討したい方にはワイヤレスイヤホンのレンタルをおすすめします。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、7泊8日からヘッドホンやイヤホンのレンタルを提供しており、借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできます。
多数のメーカーおよび製品を取り扱っておりますので、まずはレンタルで試してみてから購入判断をしてはいかがでしょうか。
[レンタル] ヘッドホン・イヤホン 買う前にお試し – Rentio[レンティオ]
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