リコーの防水カメラ「RICOH WG-7」レビュー!アウトドアからビジネスまで幅広く活躍する高画質カメラ
更新日2022/10/13
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2021年7月に発売されたリコーの防水カメラ「RICOH WG-7」。
RICOH WG-7は、20mの本格防水・防塵・耐衝撃2.1m・耐寒-10℃とタフ性能の高さが特徴。さらに、オンラインミーティングなどで役立つWEBカメラ機能も搭載し、アウトドアからビジネスまで幅広いシーンで活躍するカメラとなっています。
今回は、そんな「RICOH WG-7」を実際に使用しながら、特徴や魅力、気になるデメリットまで詳しく解説します。
もくじ
リコーの防水カメラ「RICOH WG-7」
「RICOH WG-7」は、リコーの防水カメラWGシリーズの2021年7月発売の高機能モデル。
タフ性能にWEBカメラ機能が追加され、ビジネスでも活躍するカメラとなっています。
さっそくWG-7を使用しながらその特徴を確認してみましょう。
「RICOH WG-7」同梱品
- 本体、バッテリー
- ACアダプター、電源プラグ
- USBケーブル
- ストラップ
- マクロスタンド
1. アウトドア・現場で活躍するタフなボディ
RICOH WG-7の特徴は、どんな過酷な環境にも耐えられるタフなボディです。
本体外装にはアルミパネルを採用し、堅牢性の高いボディに。少し大きめで重さもありますが、がっしりと頑丈な印象を受けます。
防水性能は、水深20m(連続2時間)で、防塵機能も搭載。海・川・山などあらゆるアウトドアシーンで活躍します。
バッテリー・SDカード・ケーブル差し込み口など接合部はすべて底面一か所に集約。
つまみを押して横にスライドするとかんたんにロック解除されますが、この接合部にホコリや砂などが挟み込まれると、水没の原因になってしまうので注意しましょう。
衝撃や落下にも強く、2.1mの耐衝撃と100kgfの耐荷重設計。-10℃の耐寒性能も備えており、一年中通して活躍する防水カメラです。
壊れやすいカメラやスマホをアウトドアや現場で使うのは心配ですが、WG-7なら安心して色々な場所に連れていけますね。
2. 静止画・動画どちらも高画質
ノイズを抑えた高画質撮影ができることもRICOH WG-7の特徴です。
有効画素数2000万画素で、細部まで繊細でクリアな仕上がり。高感度な裏面照射型CMOSイメージセンサーと高性能画像処理エンジンを搭載していて、ノイズを抑えた高画質の写真が撮影できます。
さらに、4K/30pの高画質動画撮影にも対応。臨場感あふれる美しい動画で記録を残すことができます。
3. 多彩な機能や撮影モードで用途が広がる
WG-7にはアウトドアやビジネスなど、撮影環境や目的によって役に立つ便利な機能も多数搭載。幅広いシーンで活躍する万能デジカメとなっています。
光量アップしたリングライト
WG-7には、レンズの周りに6つのLEDライトが付いています。このリングライトはRICOH WGシリーズ共通の特徴で、暗所やマクロ撮影に役立ちます。
WG-7のライトの明るさはスタンダードモデルのWG-70と比較して最大10倍の光量。調光や点灯箇所の選択も可能で、被写体に合わせてライトアップができます。
高性能GPS・電子コンパス内蔵
WG-7には高性能なGPSと電子コンパスも搭載。撮影した写真に位置情報を記録することができます。
撮影後に画像を地図と連携させたり、移動したルートをパソコン上で表示したりと、登山やハイキング、キャンプなどでの楽しみが広がります。
WEBカメラ機能でビジネス用途にも
WG-7は、PCと接続してWEBカメラとしても使うことができます。
UVCモードに切り替えて付属のUSBケーブルをつなぐだけでかんたんに接続。最近増えているオンラインミーティング時も、高画質で映像を共有することができます。
また、公共建設工事などの電子納品に適した「CALSモード」も搭載されていて、工事・建設の現場にもおすすめです。
デジタル顕微鏡モード
昆虫や植物など、目に見えないミクロの世界を撮影することができる「デジタル顕微鏡モード」。
小さな被写体に1㎝の距離まで近づいて、リングライトで明るく照らすことでより速いシャッタースピードでブレずに撮影できます。
マーメードモード
水中撮影におすすめの撮影モードが「マーメードモード」と「マーメードムービーモード」。
ホワイトバランスの最適化で、青かぶりを補正して自然な発色の写真が撮影できます。
また、マーメードモード撮影時にはフラッシュOFF/ON連続2枚撮り機能が使えます。一度シャッターを押すだけで、フラッシュOFF/ONの2枚を連続撮影でき、魚の撮影などに役立ちます。
「WG-7」と「WG-6」の違い
2021年発売の「WG-7」と2019年発売の前モデル「WG-6」。2機種の違いは、WEBカメラ機能の有無のみとなっています。
型落ちの「WG-6」は市場価格が落ちてきているので、WEBカメラ機能が不要な方は価格を比較して安いほうを選ぶのもおすすめです。
RICOH WG-7,WG-6 仕様比較表
(※2021/8/17時点の価格)
「RICOH WG-7」で実際に撮影
RICOH WG-7を山歩きに持っていって実際に撮影してみました。
今回水中撮影はできませんでしたが、アウトドアで使用した際のイメージを感じてもらえればと思います。
本体がやや重いのが気になっていましたが、ポケットに入れておいてもそれほど負担にはならず、気づいたときにサッと取り出して撮影できる手軽さが良かったです。
やはり撮影性能では一眼カメラなどには敵いませんが、気軽に持ち運べて多少乱雑にも扱えるのは、アウトドアにぴったりのカメラだと感じました。
「RICOH WG-7」の気になるデメリット
今回RICOH WG-7を実際に使ってみて、気になるデメリットも見つかりました。
用途によってはWG-7が向かない場合もありますので、しっかりデメリットを理解して選ぶようにしましょう。
Wi-FiやBluetoothでのスマホ連携ができない
WG-7には、本体とスマートフォンを無線で連携する機能はありません。
別売のWi-Fi内蔵SDカードを用意すればスマホへの転送は可能ですが、通常のSDカードを使う場合は付属のUSBケーブルを使って一度パソコンに取り込んでからスマホに転送する手間がかかります。
Wi-FiやBluetoothなどでのスマホ連携は、最近のデジカメの多くに搭載されている機能なので、この点はデメリットといえるでしょう。
防水20mだとダイビングには弱い
WG-7の防水性能は20m。海水浴やシュノーケリング、雨天の使用程度なら十分な性能ですが、本格的にダイビングで使用したい場合は少し弱いかもしれません。
初級ライセンスで潜れる18mギリギリの防水性能ですし、30mまで潜れる中級ライセンスにステップアップする場合使えなくなってしまいます。
防水ハウジングも用意がないので、メイン用途がダイビングの場合は30m以上の防水性能をもつカメラを用意することをおすすめします。
ダイビングに最適な水中カメラの選び方と予算別おすすめ6選!防水カメラ,GoPro,360度カメラ,どれを選ぶ? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
F値3.5-5.5のレンズはやや暗いかも
WG-7に搭載されているレンズのF値は、f/3.5-5.5で、暗めのレンズと一般的に言われています。
日中明るい場所での撮影や、ライトアップした状態での撮影がメインならそれほど気にならないかと思いますが、薄暗い水中や夜間の撮影は少し苦手かもしれません。
アウトドア~ビジネスまで便利に使える「RICOH WG-7」
海・山・川などのアウトドアに、工事・建設現場やビジネスでも活躍する防水カメラ「RICOH WG-7」。
どんなタフな環境にも耐えられるWG-7は気軽にいろいろな場所に連れていきやすい相棒のような存在になりそうですね。
これから防水カメラを探している方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
防水カメラはレンタルも便利
たまの旅行やお出かけの時だけ防水カメラを使いたい方や、購入前に使い勝手を試してみたい方は、防水カメラをレンタルする方法もおすすめです。
カメラレンタルのRentio(レンティオ)では、WG-7をはじめ防水カメラ各種がレンタルできます。
レンタルできる商品や価格については、こちらを詳しくチェックしてみてください。
[レンタル] RICOH 防水コンパクトデジタルカメラ WG-7 – Rentio[レンティオ]
[レンタル] 防水カメラ 一覧 – Rentio[レンティオ]
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