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2019年4月に発売されたリコーの防水カメラ「RICOH WG-6」。
防水20m・防塵・耐衝撃・耐寒など、アウトドアで活躍するタフな特徴をもつカメラです。静止画・動画ともに高画質で、強力リングライトやGPSなど便利な機能も新搭載。
今回は、そんな「RICOH WG-6」を実際に触りながら、特徴や魅力、気になるデメリットまで詳しく解説します。
もくじ
リコーの防水カメラ「RICOH WG-6」とは
「RICOH WG-6」は、リコーの防水カメラWGシリーズの高機能モデル。
従来モデルのWG-50、WG-60からは、デザイン・機能ともにかなり進化した印象です。
シュノーケリングや海水浴などの夏のレジャーから、天候の変わりやすい登山やキャンプ、スキーやスノーボードなどの冬のアクティビティまで、幅広いアウトドアシーンで活躍する防水コンパクトデジタルカメラです。
「RICOH WG-6」外観レビュー
さっそくWG-6を開封して触ってみます。
マットな素材感のボディは少し大きめ。重さもそれなりにあり、頑丈な印象を受けます。
とはいえ、片手での操作は十分しやすくなっています。ボタンは若干硬めですが、押しにくさを感じることはそこまでないでしょう。
バッテリー・SDカード・ケーブル差し込み口はすべて底面一か所に集約。ロック解除はつまみを押して横にスライドするだけで、直感的にできる仕組みになっています。
「RICOH WG-6」同梱品
WG-6に同封されているものがこちらです。
- 本体
- バッテリー
- ACアダプター
- 電源プラグ
- USBケーブル
- ストラップ
- マクロスタンド
それでは、続いてWG-6の特徴について解説します。
「RICOH WG-6」の特徴
従来モデルから見た目も機能も進化した「RICOH WG-6」の4つの特徴がこちら。
- アウトドアで活躍するタフなボディ
- 静止画・動画どちらも高画質
- パワーアップしたリングライト
- 便利な撮影モードや機能も搭載
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. アウトドアで活躍するタフなボディ
RICOH WG-6の特徴は、どんな過酷な環境でも連れていける頑丈なボディです。
カメラ本体の防水性能は、水深20m(連続2時間)まで。シュノーケリングや海水浴、川遊びなどで活躍します。
防塵機能も搭載していますが、水中での使用後は必ず真水で浸け洗いをしてください。接合部にホコリや砂、塩などが挟み込まれると、水没の原因になってしまいます。
衝撃や落下にも強く、2.1mの耐衝撃と100kgfの耐荷重設計。-10℃の耐寒性能も備えており、夏場のみならず冬のスキーやスノーボードでも大活躍です。
壊れやすいカメラやスマホは、アウトドアで使うのは少し心配ですが、WG-6なら安心して色々な場所に連れていけますね。
2. 静止画・動画どちらも高画質
ただ頑丈なだけでなく、高画質撮影ができることもRICOH WG-6の特徴です。
有効画素数2000万画素と裏面照射型CMOSイメージセンサー、高性能画像処理エンジンによって、ノイズを抑えた繊細な静止画撮影ができます。
また、WG-6は4K/30pの高画質動画撮影にも対応。見たままの美しさを動画として残すことができます。
3. パワーアップしたリングライト
WG-6には、レンズの周りに6つのLEDライトが搭載されています。
このリングライトは、他社の防水カメラにはないRICOH WGシリーズならではの特徴でもあります。
WG-6のライトの明るさは従来モデルと比較して最大10倍。調光や点灯箇所の選択も可能で、表現の幅が広がります。
4. 便利な撮影モードや機能も搭載
水中や登山など、撮影シーンごとに役に立つ便利な機能も搭載しています。
マーメードモード
水中では赤い色が失われて青っぽい写真になりがち。そんな青かぶりを補正してくれるのが、「マーメードモード」です。動画撮影時には「マーメードムービーモード」を使います。
また、マーメードモード撮影時のみ、フラッシュOFF/ON連続2枚撮り機能が使えます。一度シャッターを押すだけで、フラッシュ有り無しの2枚を同時に撮影でき、魚の撮影などに役立ちます。
デジタル顕微鏡モード
昆虫や植物など、小さなものの撮影や観察に役立つのが「デジタル顕微鏡モード」。
被写体に1㎝の距離まで近づいて、リングライトで明るく照らすことでより速いシャッタースピードでブレずに撮影できます。
高性能GPS・電子コンパス内蔵
WG-6では新しく高性能なGPSとコンパスの機能を搭載。撮影した写真に位置情報を記録できます。
撮影後に画像を地図と連携させたり、移動したルートをパソコン上で表示したりすることも可能。
登山やハイキング、キャンプなどでの楽しみが広がりますね。
「RICOH WG-6」の気になるデメリット
RICOH WG-6の機能を調べてみると、気になるデメリットも見つかりました。
WG-6が向かない用途もありますので、しっかりデメリットを理解して選ぶようにしましょう。
防水20m&ハウジングなしだとダイビングには弱い
WG-6の防水性能は20m。ライセンス所有のダイバーにとっては、少し弱いかもしれません。
初級のCカードで潜れる18mまでは対応していますが、海外リゾートなどではあまり水深を気にせず20m前後まで潜ることもあるので、ギリギリの防水性能では少し心配です。
また、30mまで潜れる中級ダイバーにステップアップする場合、WG-6は使えません。
20m以上の水深で使うための防水ハウジングも用意がないので、メイン用途がダイビングの場合は不向きかもしれません。
ダイビングで本格的に使いたいなら、30m以上の防水性能をもつカメラを用意することをおすすめします。
F値3.5-5.5のレンズはやや暗いかも
WG-6に搭載されているレンズのF値は、f/3.5-5.5となっています。
これは、一般的には暗めのレンズと言われています。
日中明るい場所での撮影ではとくに気にならないかと思いますが、薄暗い水中や暗い場所での撮影は少し苦手かもしれません。
Wi-Fiでのスマホ連携ができない
WG-6には、本体とスマートフォンを直接連携する機能はありません。
Wi-Fi内蔵のSDカードを用意すればスマホへの転送は可能ですが、本体との連携ができたほうが便利ですよね。
Wi-FiやBluetoothなどで画像を転送する機能は、現在では多くのデジタルカメラに搭載されているので、この点はデメリットといえるでしょう。
「RICOH WG-6」仕様一覧
製品名 | RICOH WG-6 |
---|---|
発売日 | 2019年4月19日発売 |
防水 | 20m(連続2時間) |
耐衝撃 | 2.1m |
防塵・防滴・耐寒 | ○ |
有効画素数 | 約2000万画素 |
撮影素子 | 1/2.3型CMOS |
高感度(ISO感度) | ISO 125-6400 |
焦点距離(35ミリ判換算) | 約28-140mm |
F値 | f/3.5-5.5 |
光学ズーム | 5倍 |
デジタルズーム | 約8.1倍 |
撮影距離 | 標準:0.5m~∞(ズーム全域) マクロ:0.1~0.6m(ズーム全域) 1cmマクロ:0.01~0.3m(ズーム域の中間部) |
連写撮影 | 約10枚/秒 5M(4:3) 36枚まで |
シャッタースピード | 1/4000-1/4秒 |
撮影モード | オートピクチャー、プログラム、HDR、手持ち夜景、動画、ハイスピードカメラ、デジタル顕微鏡、風景、花、ポートレート、マーメード、マーメードムービー、インターバル撮影、インターバル動画、サーフ&スノー、キッズ、ペット、スポーツ、夜景、花火、高感度、CALS、グリーン、被写界深度合成 |
液晶モニター | 3.0インチ 約104万ドット |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード FlashAirカード |
内蔵メモリ | 27MB |
動画画質 | 4K、フルHD、HD |
GPS | ○ |
スマートフォン連携 | – |
幅 x 高さ x 奥行(突起部含まず) | 118.2 x 65.5 x 33.1 mm |
質量(重さ) | 約246g(電池、SDカード含む) |
公式販売価格(税込) | 51,300円 |
Amazon販売価格(税込) | 43,000円 |
まとめ
海・山・川で活躍する防水カメラ「RICOH WG-6」。
夏も冬もどんな場所でも連れていけるWG-6は、アウトドア派の強い味方になりそうですね。
たまの旅行やお出かけの時だけ防水カメラを使いたい方や、購入前に使い勝手を試してみたい方は、使う期間だけ防水カメラをレンタルする方法もあります。
カメラレンタルのRentio(レンティオ)では、WG-6をはじめ各種防水カメラがレンタルできますので、こちらから商品や価格を詳しくチェックしてみてください。
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