ダイビングやシュノーケリングでの水中撮影はもちろん、プールやビーチでの撮影、あるいはキャンプなどでも安心して利用できる防水カメラ。
普段はスマホで写真撮影している方も、万が一のことを考えると専用の防水カメラを持っていった方が安心ですよね。
ですが現在たくさんのメーカーが防水カメラを発売しており、どのように選べばいいかわからないことと思います。
そこで今回の記事では、レジャーのお供にぴったりな防水カメラの選び方のポイントと最新のおすすめ機種についてご紹介します。
[はじめに] 防水カメラ以外の選択肢について
防水カメラは、安くても数万円する高価な製品です。
購入してから後悔することのないよう、最初に「本当に防水カメラを用意する必要があるのか?」という点について確認しておきましょう。
目的によっては、防水カメラをわざわざ用意しなくても数千円で必要な機能が揃ってしまう場合もありますし、別の種類のカメラが良い場合もあるのです。
まずはそんな防水カメラ以外の選択肢についてご紹介します。
スマートフォン用 防水ケース
最近のスマホカメラは非常に高性能・高画質化してきています。さらに、スマホ本体にも防水性能があるものも多く発売されています。
普段スマホで撮影している方にとっては、水中でもスマホ撮影できるのが理想的ですよね。
とはいえ、いくら防水性能のあるスマホといっても、そのまま水中に持ち込むのは不安です。
そんなときに役立つのがビニール製のスマホ用防水ケース。数百円~数千円と非常に安く入手できます。
ただし、スマホ用防水ケースは簡易的なものが多く、ビーチやプールサイドでのちょっとした撮影などにはいいのですが、水中での本格的な撮影には向いていません。
万が一のケースへの浸水や紛失を考えると、完全に水に浸けて使用するのはかなりのハイリスクです。
多少水がかかる程度の環境や、あまりお金をかけたくない方、スマホ水没のリスクを気にしない方は、こういった選択肢を考えてみても良いかもしれません。
デジカメ・一眼カメラ用 防水ハウジング
防水ハウジングとは、防水機能をもったハードカバーのことです。
本体に防水機能がないカメラでも、専用ハウジングに入れることで水中に持ち込むことができるようになります。
もしすでに高性能なコンパクトデジカメや一眼カメラをお持ちであれば、それを活用できるこの選択肢を考えてみても良いかもしれません。
高画質・高性能で、水中でもキレイな写真撮影が可能になります。
ただし、この防水ハウジングは高価なものが多く、製品ごとに専用のハウジングとなっていて使いまわしができないというデメリットもあります。
アクションカメラ(GoProなど)
GoProを代表とするアクションカメラも、水中での撮影が可能です。
アクションカメラは非常に小型なカメラで、撮影者の体に取り付けてアクティビティを臨場感いっぱいに残すことができます。アクションカメラの多くが本体防水機能つきですが、ハウジングケースに入れることでさらに深い水中での使用が可能になります。
ただ防水カメラと異なる点として、アクションカメラは静止画というよりも動画撮影することを主目的として作られており、基本的にズーム等の機能もありません。いわゆるデジカメとは操作感も少し異なるので、注意が必要です。
なお、アクションカメラと防水カメラの詳しい違いについては、以下の記事でご紹介しています。
GoProと防水カメラの違いを説明します | Rentioまとめ
360度カメラ(RICOH THETAなど)
RICOH THETAなどの360度カメラも、本体防水ではありませんが専用の防水ハウジングケースを使うことで水中での使用が可能です。
360度カメラを使った水中撮影は、決められた画角のみ撮影できるカメラと違い、全方向を見渡せるため、まるで自分が泳いでいるような雰囲気を感じられる新感覚の映像です。
まだ新しいジャンルのカメラで珍しい写真が撮れるので、SNSなどでも注目を集めることができるでしょう。
「360度撮影」と聞いてもなかなかイメージしづらいと思いますが、こちらのような写真が撮影できます。(※画像を触ってぐるりと動かすことができます)
小笠原父島にてTHETA Vで撮影。お魚天国! – Spherical Image – RICOH THETA
小笠原父島にてTHETA Vでマンタを撮影 – Spherical Image – RICOH THETA
防水カメラを選ぶメリット
それでは、スマホ用の防水ケースやコンデジ用の防水ハウジングなどの選択肢がある中で、防水コンパクトデジタルカメラを使うメリットとは何なのでしょうか。
最も大きなメリットとして、やはり水中撮影時の画質が一番に挙げられるかと思います。
防水カメラは、スマホカメラと比べて大きなセンサー、明るいレンズを搭載しています。また、水中モードなどを使えば水中の青色を上手に補正してくれます。光量の足りない水中で、きれいな写真を撮影するためにつくられたカメラなのです。
また、本体のみでも水中に持ち込めるので、大掛かりな防水ハウジングケースを使わずに荷物を減らして手軽に水中撮影ができることも防水カメラのメリットです。
防水だけでなく防塵、耐寒、耐衝撃性能なども備えており、水中での撮影だけでなく、ビーチやプールサイド、山やバーベキューなど、あらゆる場面での撮影が可能です。ちょっと汚れても気軽に水洗いできるのも魅力の一つです。
水中~地上でも活躍し多少乱雑に使っても大丈夫な防水カメラは、安心して水辺での撮影を楽しみたい方にぴったりです。
防水カメラの選び方で重要となるポイント
それでは、ここからは防水カメラ選びでチェックするべきポイントを挙げていきたいと思います。
こちらで紹介する選び方のポイントは使用目的によっては不要なこともあるので、ご自身の目的に合わせて必要な機能を選ぶようにしてくださいね。
防水性能
まず防水カメラで一番に注目すべき性能が、防水性能です。
カメラごとに使える水深の上限が決まっており、最大水深を超えるとカメラ内部に水が侵入して故障の原因となります。必ず自分の使う最大水深よりも高い防水性能をもつカメラを選びましょう。
防水カメラには防水保護等級という工業規格で定められた防水性能の指標があり、仕様を見ると水深何メートルまでOKかという数字が目安として紹介されています。
使用シーンごとの防水性能の目安は、こちらを参考にしてみてください。
- プールや海水浴、シュノーケリングなど…~10m程度
- 体験ダイビング…~12m以上
- 初級ライセンスでのファンダイビング…~18m以上
- 中級ライセンスでのファンダイビング…~30m以上
F値
F値というのは、レンズの絞りにまつわる数値です。
F値は写りの明るさにつながっていて、数字が小さいほど明るい写真を撮影可能です。
F値の小さいレンズを「明るいレンズ」、F値の大きなレンズを「暗いレンズ」などと呼ぶこともあります。明るいレンズだと、暗い場所でもノイズや手ブレの少ない写真を撮ることができます。
水中撮影の場合、特に水深が深い場合は周囲が暗いことが多いので、F値が小さい(明るく撮影できる)カメラのほうがキレイな写真を撮影できることになります。
ズーム性能
デジカメのズームには、光学ズームとデジタルズームの二種類が存在します。
コンピューターが画像処理で拡大するデジタルズームに対して、光学ズームは望遠鏡のようにレンズで物理的に拡大します。
一般的にデジタルカメラは光学ズームとデジタルズーム両方を組み合わせて使うことが多くなっています。
この2つのうちより重要視したいのは光学ズーム倍率で、光学ズーム倍率の高いカメラのほうが高倍率の際により鮮明な写真を撮影することができます。
手ブレ補正
キレイな写真の撮影に欠かせないのが手ブレ補正機能です。特にズームの時や暗い場所での撮影の際に生じやすい手ブレを低減してくれる効果があります。
手ブレ補正機能には大きく2つの方式があり、電子式と光学式の2つに分類できます。
電子式はコンピュータによる画像処理で映像内のブレを修正するのに対して、光学式はレンズやセンサーが動いて光の状態でブレを軽減させます。
一般的に光学手ブレ補正のほうが電子式よりも効果が高く、キレイな写真を残すことが可能です。
Wi-Fi機能
Wi-Fi機能を搭載した防水カメラだと、Wi-Fiを介してスマホに直接写真を転送したり、遠隔でシャッターを切ったりできるようになります。
写真を撮影してその場でSNS等にアップロードできるので、とても便利ですね。
ただし、スマホとの連携には専用のアプリが必要になる場合がほとんどですのでご注意ください。
Wi-Fi機能が搭載されていない場合は写真を直接スマートフォンに取り込むことはできません。SDカード経由で一度パソコンに取り込んで、そこから転送するような形となります。
GPS
カメラにGPS機能が搭載されていると、撮影した写真に位置情報を付与することができます。
GPSで計測した位置情報が画像と一緒に記録され、後でパソコンなどに取り込んだときにどこで撮影した写真かわかって便利です。
ただし、この位置情報を見るには、対応する写真ビューアーが必要となります。
2020年最新版 防水デジタルカメラのおすすめ10機種
それではここからは最新の防水カメラのおすすめ機種をご紹介します!
最後に全機種の比較一覧表も掲載していますので、性能で選びたい方は参考にしてみてください。
1. オリンパス Tough TG-6
最初に紹介するのは、防水カメラで大きなシェアを持つオリンパス製の防水カメラの最新モデル「Tough TG-6」です。
Tough TG-6は、今回紹介する防水カメラの中でもとくに多機能・高画質で、本格派ダイバーも満足できる防水・防塵・耐衝撃のタフカメラです。
防水性能は水深15mでシュノーケリングや体験ダイビングならハウジングなしでも使用可能。ライセンス所有のダイバーであれば別売の防水ハウジング使用で45mまで潜水可能です。
5つの水中シーンモードや3つの水中ホワイトバランスで、より水中で使いやすい仕様に進化。マクロ撮影もさらに強化され、小さな被写体をより印象的に写し出すことができます。
RAW撮影・4K動画撮影・GPSやWi-Fi等の機能もすべて搭載しているため、水中以外でもアウトドア全般で活躍できるカメラとなっています。
なお、撮影性能が他の防水カメラと比べて優れている反面、価格は高価で重量も約253グラムと重め。ちょっと高価でも、とにかくキレイな写真を撮影したい!という方にオススメの防水カメラです。
- 防水性能 : 15m(防水ハウジング装着時45m)
- 有効画素数 : 1200万
- F値 : F2.0-F4.9
- 焦点距離 : 25-100mm (35mm換算)
- 光学ズーム : 4倍
- 手ブレ補正 : 光学式/電子式
- Wi-Fi : ◯
- GPS : ◯
- 重量 : 253g
[速報]オリンパスの新防水カメラ「Tough TG-6」を解説!より水中向きなタフカメラに進化 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
2. オリンパス Tough TG-5
続いて、TG-6の前モデルであるオリンパス「Tough TG-5」です。
TG-6同様、多機能・高画質な機種で、十分な防水・防塵・耐衝撃にトップクラスの描画力を持つカメラとなっています。
防水機能は水深15mまで。F値2.0の明るいレンズを搭載していて、暗い場所や動きのある被写体の撮影でもキレイに写すことが可能です。
さらにRAW撮影ができるのも大きな特長の1つです。また4K画質の動画撮影や最大で480fpsのハイスピード動画まで撮影できます。またWi-FiやGPS等の機能も搭載しているため水中以外でもアウトドア全般で活躍できるカメラとなっています。
TG-6よりも水中での使い勝手の部分が多少劣るもののほとんど同程度の機能をもち、型落ちで価格も多少落ちており今こそ狙い目のモデルです。
- 防水性能 : 15m(防水ハウジング装着時45m)
- 有効画素数 : 1200万
- F値 : F2.0-F4.9
- 焦点距離 : 25-100mm (35mm換算)
- 光学ズーム : 4倍
- 手ブレ補正 : 光学式/電子式
- Wi-Fi : ◯
- GPS : ◯
- 重量 : 250g
オリンパスTough TG-6とTG-5の違いを比較!新旧で水中&マクロ機能が進化した防水カメラ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
3. ニコン COOLPIX W300
ニコンもオリンパスと並び防水カメラで大きなシェアを持つメーカーです。
COOLPIX W300は、本体のみでも水深30mまで対応しています。防水ハウジングを装着しない状態での防水性能は、防水カメラの中でもトップクラスです。
性能としては、WiFi、GPSなど普段使いに必要な機能と性能を高いレベルでまとめたバランスの良い仕上がりとなっています。4Kの高画質動画が撮影できるのもポイントですね。
なお、SnapBridgeというBluetooth経由でスマホと常時接続し、カメラで撮影した写真を自動でスマホへ転送する機能も搭載しています。他メーカーにはない特徴的な機能です。
使い勝手の良い機能、安定した性能と程よいコスパが特長で、まさに「無難な選択肢」と言えそうですね。買って失敗しにくい防水カメラなのではないでしょうか。
- 防水性能 : 30m
- 画素数 : 1605万
- F値 : F2.8-F4.9
- 焦点距離 : 24-120mm (35mm換算)
- 光学ズーム : 5倍
- 手ブレ補正 : 光学式/電子式
- Wi-Fi : ◯
- GPS : ◯
- 重量 : 231g
ニコンの新防水カメラ、COOLPIX W300の紹介&レビュー! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
4. ニコン COOLPIX W150
COOLPIX W150は、非常にリーズナブルな価格で手に入る防水カメラです。安価で軽量ですが、防水性能や撮影機能では他カメラに劣る部分が多々あります。
メーカーもお子様にもピッタリのカメラと謳っているだけあり、10m防水&1.8mの耐衝撃など丈夫なボディに加えて、子どもでも理解できる簡易な設定メニューなども搭載しています。
撮影機能は特に注目すべき点はありませんが、「SnapBridge」という、スマホと接続してカメラで撮影した写真を自動転送する機能も搭載。他のカメラを見ても、手動でスマホに移せる機能はありますが自動転送してくれる機能は珍しいですね。
- 防水性能 : 10m
- 画素数 : 1317万
- F値 : F3.3-F5.9
- 焦点距離 : 30-90mm (35mm換算)
- 光学ズーム : 3倍
- 手ブレ補正 : 電子式(動画のみ)
- Wi-Fi : ◯
- GPS : –
- 重量 : 177g
コスパ最強防水カメラ「Nikon COOLPIX W150」を解説!前W100との違いは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
5. 富士フィルム FinePix XP140
富士フィルムのFinePix XP140は、比較的安価で手軽に撮影できる初心者向けの防水カメラです。
25m防水・防塵・耐衝撃1.8m・耐寒-10℃のタフ性能で、防水カメラとしての活躍に留まることなく、厳しい環境下でのアクティビティにも対応するカメラです。
また、静止画・動画ともに高画質な撮影ができることが特徴。従来モデルXP130、XP120と比べると、防水性能や動画画質、オート撮影機能が進化しています。
海・山・川・プールなど、様々なアウトドアで気軽に撮影を楽しめる防水コンパクトデジタルカメラです。
- 防水性能 : 25m
- 画素数 : 1635万
- F値 : F3.9-F4.9
- 焦点距離 : 28-140mm (35mm換算)
- 光学ズーム : 5倍
- 手ブレ補正 : 光学式
- Wi-Fi : ◯
- GPS : –
- 重量 : 207.4g
25m防水カメラ「FUJIFILM FinePix XP140」を解説!体験ダイビングや海,山,プールにおすすめ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
6. Panasonic LUMIX DC-FT7
パナソニックでは久々に発売された防水カメラが「DC-FT7」です。
防水カメラの中でもトップクラスの本体防水性能31mと2040万という高画素数が特徴的。
過酷なシーンで撮影できるカメラとして耐衝撃2m、強力な防塵性能、-10℃までの耐低温など、タフネスカメラとしてオールシーズンで活躍できる仕様です。
夏のマリンスポーツなどではもちろん、冬のシーズンに雪山登山やアウトドアでも活躍するカメラです。
- 防水性能 : 31m
- 画素数 : 2040万
- F値 : F3.3-F10
- 焦点距離 : 28-128mm (35mm換算)
- 光学ズーム : 4.6倍
- 手ブレ補正 : 光学式
- Wi-Fi : ◯
- GPS : –
- 重量 : 319g
Panasonic待望の新作防水カメラ「LUMIX DC-FT7」レビュー!水中やアウトドアでの撮影におすすめ – RentioPress
7. リコー WG-6
「WG-6」はRICOH WGシリーズの上位モデルとして2019年に発売された防水カメラです。
防水性能が20mにUPし、高画質な静止画撮影と4K動画の撮影が可能。防水、防塵、耐寒、耐衝撃を備えたタフカメラで、季節を問わず様々なシーンで活躍します。
強力リングライト、顕微鏡モード、GPS機能など、アウトドアで役立つ各種機能を搭載。高機能なぶん比較的高価格帯の防水カメラです。
- 防水性能 : 20m
- 有効画素数 : 2000万
- F値 : F3.5-F5.5
- 焦点距離 : 28-140mm (35mm換算)
- 光学ズーム : 5倍
- 手ブレ補正 : 電子式
- Wi-Fi : –
- GPS : ◯
- 重量 : 246g
リコーの防水カメラ「RICOH WG-6」レビュー!海・山・川で活躍する高画質カメラ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
8. リコー WG-50
WG-50は、2017年に発売されたリコーの防水カメラです。ゴツゴツしたちょっといかつい外観が特徴的ですね。
防水性能は14mですが、防塵・耐寒・耐衝撃を備えており、200gを切る軽量ボディが魅力的な防水カメラです。
リコーWGシリーズの特徴でもあるリングライトとデジタル顕微鏡モードも備えています。
Wi-Fi機能がついていないのはデメリットですが、無線LAN機能付きSDカードを使えばスマホへの画像転送は可能です。
比較的リーズナブルな価格で手に入る割には高性能でコスパの良い防水カメラです。
- 防水性能 : 14m
- 有効画素数 : 1600万
- F値 : F3.5-F5.5
- 焦点距離 : 28-140mm (35mm換算)
- 光学ズーム : 5倍
- 手ブレ補正 : 電子式
- Wi-Fi : –
- GPS : –
- 重量 : 193g
リコーの防水カメラRICOH WG6,WG60,WG50の違いを比較!機能・価格で優れているのは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
9. GoPro HERO8 Black
アクションカメラであるGoPro HERO8 Blackは、これまでご紹介してきた他の防水カメラとは少しコンセプトの違うカメラとなります。非常にコンパクトなことが第一印象として挙げられるでしょう。
基本的には静止画撮影よりも動画撮影を得意としており、最高4K60fpsの高画質動画を撮影することができます。
そして防水性能も水深10mまで対応しており、専用ケースに入れれば水深60mまでの水中撮影を可能とします。
ズーム機能はあるものの、デジタルズームで画像は荒れやすいのでほぼ使えないと思った方が良いでしょう。しかしGoProは超広角レンズを採用しているため、他の防水カメラでは撮ることのできない、幅広い範囲の撮影を得意とします。
- 防水性能 : 10m (防水ハウジングケース装着時60m)
- 有効画素数 : 1200万
- F値 : –
- 焦点距離 : –
- 光学ズーム : –
- 手ブレ補正 : 電子式
- Wi-Fi : ◯
- GPS : ◯
- 重量 : 126g
GoProで水中撮影!実際のダイビングでわかった注意点と必要なマウント – Rentio PRESS[レンティオプレス]
10. リコー THETA V
リコーが販売する360度カメラであるTHETA Vも水中撮影におすすめなカメラです。
残念ながらカメラ本体に防水性能は搭載されていませんが、別売の防水ハウジングケースを使用することで30mの防水性能を実現します。
360度カメラはカメラの周り全方向を一度に記録するこれまでのカメラとは違った感覚です。
非常にコンパクトで使い勝手の良いカメラであるため、防水ハウジングケースを使用した水中での撮影も非常におすすめです。
- 防水性能 : – (防水ハウジング装着時30m)
- 有効画素数 : 1200万
- F値 : F2.0
- 焦点距離 : –
- 光学ズーム : –
- 手ブレ補正 : 〇
- Wi-Fi : 〇
- GPS : –
- 重量 : 121g
RICOH THETA V&防水ケースで水中撮影!ダイビングの実体験から注意点と使い方のコツを解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
おすすめ防水カメラの比較一覧表
今回ご紹介した製品のスペックを一覧表にしてみました。機種選びの際に是非ご活用ください!
メーカー | 商品名 | 発売年度 | 防水性能 | 画素数 | F値 | 焦点距離 | 光学ズーム | 手ブレ補正 | WiFi | GPS | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリンパス | Tough TG-6 | 2019 | 15m(ハウジング装着時45m) | 1200万 | F2.0-F4.9 | 25-100mm | 4倍 | 光学/電子 | ◯ | ◯ | 253g |
オリンパス | Tough TG-5 | 2017 | 15m(ハウジング装着時45m) | 1200万 | F2.0-F4.9 | 25-100mm | 4倍 | 光学/電子 | ◯ | ◯ | 250g |
ニコン | COOLPIX W300 | 2017 | 30m | 1605万 | F2.8-F4.9 | 24-120mm | 5倍 | 光学/電子 | ◯ | ◯ | 231g |
ニコン | COOLPIX W150 | 2019 | 10m | 1317万 | F3.3-F5.9 | 30-90mm | 3倍 | 電子式 | ◯ | × | 177g |
富士フィルム | FinePix XP140 | 2019 | 25m | 1635万 | F3.9-F4.9 | 28-140mm | 5倍 | 光学式 | ◯ | × | 207.4g |
パナソニック | LUMIX DC-FT7 | 2018 | 31m | 2040万 | F3.3-F10 | 28-128mm | 4.6倍 | 光学式 | ◯ | × | 319g |
リコー | WG-6 | 2019 | 20m | 2000万 | F3.5-F5.5 | 28-140mm | 5倍 | 電子式 | × | ◯ | 246g |
リコー | WG-50 | 2017 | 14m | 1600万 | F3.5-F5.5 | 28-140mm | 5倍 | 電子式 | × | × | 193g |
GoPro | HERO8 Black | 2019 | 10m(ハウジング装着時60m) | 1200万 | – | – | – | 電子式 | ◯ | ◯ | 126g |
リコー | THETA V | 2017 | -(ハウジング装着時30m) | 1200万 | F2.0 | – | × | 〇 | 〇 | × | 121g |
※焦点距離は35mm換算、画素数は有効画素数
防水カメラを使う上での注意点
重要なことなので、防水カメラを使う上での注意点もご説明しておきたいと思います。
防水カメラは水中で使えるカメラではありますが、カメラ内部は一般的なカメラと同じ精密機器が詰まっています。内部への水の侵入をゴム製のパッキンで食い止めているにすぎません。そのため、正しくパッキンを固定しておかないと内部に水が侵入し壊れてしまいます。
浸水の原因はいくつかあるので、使用前によく注意しましょう。
全てのロックを締めていない場合
カメラによってはロックやドアが複数ある場合があります。水中で使う場合には必ず全てのロックをしっかり閉じましょう。
ロックがゆるんでいると、内部に水が侵入して故障の原因となります。
パッキン部に砂粒等が詰まっている場合
1ミリ以下の細かい砂粒でも浸水の原因となります。
また一気に大量の水が侵入しなくても、少しの水分でも内部の腐食の原因となりますので、使い終わったらしっかりと汚れを洗い流すようにしましょう。
パッキンが消耗している場合
パッキンは1年ほどで要交換となります。
古いと浸水の原因となるので、心配な方はメーカーにパッキン交換の依頼をするのがよいかもしれません。
防水カメラは思っている以上に浸水しやすい
今回ご紹介した防水カメラはどれも十分な防水性能を備えていますが、それはあくまでロックが完全な状態でかかっている場合の話です。
少しでも隙間があれば内部に水が入り込んでしまいますし、精密機器のため浸水すれば当然壊れてしまいます。
浸水のリスクを減らすためにも、専用の防水ハウジングがある場合には装着して利用するのが一番です。壊れては困る場合や深く潜る場合にはハウジングを一緒に用意することもおすすめです。
ただしハウジングを装着すると大きく重くなってしまうため、海水浴やシュノーケリングなど程度であれば本体のみでの使用が理想ですよね。
本体をそのまま水中に持ち込む場合には、すべてのロックがかかっているか、パッキン部に砂粒等が詰まっていないか、お手入れはしっかりしてあるかを確認することが長く使う秘訣です。
防水カメラはどれも決して安くない製品ですし、正しく使って長持ちさせたいですね。
まとめ
以上、最新のおすすめ防水カメラをご紹介しました。
防水カメラと言うと、夏しか使わないイメージもありますがそんなことはありません。登山やウインタースポーツはもちろん、普段使いでも活躍する製品ばかりです。
スマホでは撮影できないシビアな環境での撮影もできるので、普段からカバンに忍ばせておくのも1つの手だと思います。
たくさんの種類がある防水カメラは、選ぶのも一苦労ですね。まずは水深をチェックして、その後予算、画質、Wi-Fiなどから機種を絞るのがスムーズな選び方と言えそうです。
それぞれの特長をしっかり理解したうえで、自分にぴったりの1台を選んでくださいね。
なお、旅行の時だけ数日間防水カメラを使いたい方や、購入前に一度使って試してみたい方には、防水カメラのレンタルもおすすめです。
カメラレンタルのRentioでは、防水カメラを数日間から気軽にレンタルできます。
往復送料無料で、故障や水没の際の補償もついていますので、安心して利用できます。
今回ご紹介した防水カメラもレンタルできますので、こちらからチェックしてみてくださいね。
[レンタル] 防水カメラ 使う期間だけ借りるなら – Rentio[レンティオ]
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